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K:リフォーム続き③

こんにちは K です。

 

…春がやってきてますね…花粉とともに。

 

さてさて、縫製の手順などをちょくちょく挟んだので、UPし損ねていたリフォームの続きを上げようかと思います。

 

①まずはトップス部分の縫製

全体的な寸法を削り、絵型のようにフィットさせた形にします。

ヨークの部分と前タテはそのままにし、バストダーツをとって少しドロップ気味の袖にします、カフス側は気持ちギャザーを入れます。

ポケットはこの時縫い付けておきます、(生地が足りなかったので地の目をヨコにとりました)

 

薄くて透ける生地なので縫い代は袋縫いで縫おうと思います。

袖口のスリットをつけてから本体に袖を縫い付け、脇下~袖口まで一気に縫います。

 

その後薄手の芯を貼ったカフスを縫い付け、ボタン等つけます。

 

襟の形もスタンドにしてはでかいし、折線が少し劣化していたので、その部分を折り込んで形を整えます。

 

これでトップスは完成です。

 

②スカートを縫い付ける。


スカートはそのもので完成しているのですが、タックスカートでしたので解くとすごく大きな輪になってしまいました。

それを見頃の寸法に合わせながら再度たたみなおします。

 

 

見頃に一度縫い付けてから、折り返してさらにステッチでとめるような縫い方をするので、床上がりなどがズレてしまわないようにこまめにボディに着せつけてチェックします。

見頃に地縫いで止めつけてロックミシンをかけます。

 

これでだいたい完成ですが、リメイクものにしては無難です多少オリジナリティが欲しいものです。

 

③別布ベルトをつける。

別に購入していたスカートをベルトの飾りにしますので、スカートをバイアスでカットしてテープ状に繋げます。

②で解体して再度芯を貼ってつなぎ合わせたヨークベルトの周りを、このテープで包みベルトを完成させます。

ボディに着せつけながらバランスを見てベルトつけ位置を決める。

このときそのまま付けるとストンとしたシルエットになってしまうので少し身頃にギャザーをいれ、腰周りで段差をつけるようにします。

ベルトの寸法不足分はそのままデザインに反映させます。

(デザインのつもりで乱雑気味なハンドステッチなどもいれてみます…)

ベルト本体は上からミシンでたたきます。

 

④完成

丈的には158cmの人が着てフルレングスになるくらいです。絵型くらいですね。

少しエキゾチックな雰囲気のシャツワンピースが完成しました。

裏地等はつけておりません、夏向きの素材ですね。

上のシャツなどは多少作図で調節しましたが、細かい部分などはボディに着せつけながら微調整しました。立体と実物での作業がほとんどでしたね。

 

 

 

 

 

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遅れましたがリフォームします。

こんにちは k です。

錦繍の時節となり、皆様ご健勝にご活躍のことと拝察いたします。

…て、まだ紅葉も色付く気配すらありませんね…(笑)

朝晩はまあまあ冷え込むようになりましたが、まだ夏の名残がありますね。

 

さて、私事ではございますが、色々やっておりましたことがようやくひと段落つきまして、多少余裕が出来そうです。

本当はスリーピーススーツ仕立てたいところなんですが、それはまた後日にして寝かせてた企画を先に進めようかと思います。

 

リフォームします!

 

他の講師の方々は幾つか作られてたのですが、私自身はその時別の企画してて携われなかったのですが素材はちょこっと手配してました。

そんなに値段がはるものではない安い古着ですが、今回使用しようと思う素材はこれです。

で、作るものはありきたりですがワンピースにしようかと思います。

今回の課題は「①既存の縫製を生かす」ことと、「②ダメージ部分をどう処理するか?」

という二点に注目しようかと思います。

 

①既存の縫製について、まず自分はシャツのヨーク付近の縫製はデザインとして生かし、尚且つスカートのビーズ刺繍の部分とかも生かせないかなと考えてます。

リフォームの楽しみの一つとして、

既存のものを利用しそれを新しくカッコ良く作り直す。

というものがあると私は考えてます、

センスが問われる課題ですが、世界にひとつだけのものを作れる喜びというものがありますよね。

(…まあ、センスについてはあまり期待せず見守って下さい。笑)

一応イメージのデザイン画はこちらです。

 

作業工程の組み立て方もそれに合わせるので、作図→トワル→縫製といった決まったスタイルではなく、用尺や既存の縫製、シルエットに合わせて縫いながら変更したりする部分もあると思います。

 

次に②ダメージ部分の処理ですが、

今回の素材は正直物があまりよくないです、生地のダメージが結構ひどいです。

特に上着ですが、織り生地の糸の部分が切れてしまっています。

こ、こいつぁひどい…

後ろ身頃が全体的にこんなだしなぁ、どうしようかなぁ…と考えておりました。

そこでふとヒラメキ!

ひっくり返せばいいやんか!と、

後ろ側の生地はダメージ少ない上、表情がほとんど変わらないのでこのまま使いましょう。

メンズシャツなので前たての打ち合わせの部分なども逆になってちょうどいい!

 

といった事を考えながら、おおまかに進む方向を決めてさっそくほどいていきましょう。

では、長くなりましたので続きは次回で!

 

 

 

 

 

 

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