パターンメイキング技術検定

ル・オペラでは、「パターンメーキング技術検定試験」合格のための試験対策として、授業での質問コーナーや模擬試験の実施、補習授業などを行っています。ここでは、その試験詳細と、ル・オペラの合格者実績を紹介します。

パターンメーキング技術検定試験とは

「パターンメーキング技術検定試験」とは、日本ファッション教育振興協会が行う試験で、ファッション教育機関に学ぶ学生が、卒業後、アパレル・リテール企業等のパターン技術者として十分な活躍ができるように、またデザイナーとして就職する際にも習得しておくべき重要な技術として、身に付けてもらう目的で実施するものです。1990年頃より実施されていてアパレル業界での認知度も高まっています、皆さんも1〜2級を目標にがんばってください。
1級
アパレル企業で、量産を前提としたパターンメーキング実務を5〜6年程度積んだレベル。
2級
ファッション(服飾)専門学校などで3年間、ファッション知識、工業用パターンメーキングやグレーディングに関する専門的な教育を履修した程度。
3級
ファッション(服飾)専門学校などで1〜2年間、ファッション知識、工業用パターンメーキングやグレーディングに関する専門的な教育を履修した程度。

令和4年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 未発表(4名) 未発表(4名) 未発表(100%)
2級 未発表(3名) 未発表(2名) 未発表(67%)
3級 未発表(4名) 未発表(3名) 未発表(75%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

*今回のパターン検定も総受験者数、全体の合格率の正式な発表はありませんでした。


オペラからの受験者は東京と大阪を合わせて以下の通りです。
1級4名受験(4名合格、合格率100%)
2級3名受験(2名合格、合格率67%)
3級4名受験(3名合格、合格率75%)
1級に関しては4名中4名の合格で非常に良い結果だと思います。2級と3級に関してはそれぞれ1名ずつの不合格が出ていますが今までの傾向だと2級は平均よりも良い結果で、3級は平均的な結果になったと思います。

2級と3級に関してはファッション教育振興協会のホームページに前年度の問題と模範解答が記載されています。今年度に関しても試験の終了後には模範解答と注意点の解説が掲載される様になりました。前年度の技術解説をしっかり理解する事で十分な試験対策に成る感じです。1級に関しては試験要項のみで模範解答などの解説は見当たりません。その代わりに試験対策講座の案内が表示されています。

1級の課題は東京がダブルフロントレギュラー丈のテーラージャケットが出題され、ボディーはミス10が使用されました。大阪ではシングルフロント、レギュラー丈のテーラードジャケットが出題されボディーは9ARが使用されました。今回は指示寸法として袖丈と着丈が指定されました。また試験が終わった後の試験結果と共に全体の傾向や注意点の解説をしたプリントが同封されていましたが転載や配布は禁止との事でした。

2級の東京受験用のボディーはキプリス9ARでした、大阪ではミス10が使用されました。試験の課題は例題として出されていたデザインの片方がそのまま出題されていました。2級の実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。学科試験の中にも作図の問題やグレーディングなどの専門知識が必要になるので対策が必要です。オペラでは対策として学科と実技に関しても指定されたボディーを使って模擬試験を実施、しっかりと対策をしました。

3級では1日で学科と実技、両方の試験が行われる様になっています。学科は作図の問題が少なくなっているので。ガイドブックを勉強していれば十分に合格出来る内容だと思います。実技に関しては東京受験用のボディーはキプリス9AR、大阪ではミス10のボディーが使用され、例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。

令和3年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 未発表(2名) 未発表(0名) 未発表(0%)
2級 未発表(3名) 未発表(3名) 未発表(100%)
3級 未発表(9名) 未発表(7名) 未発表(78%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

去年と同様に1級の受験者数、合格者数の発表はありませんでした。ル*オペラからは東京、大阪それぞれ1名の参加で合計2名の方が受験されています。課題は東京がシングルフロントショート丈のテーラージャケットが出題され、ボディーはミス10が使用されました。大阪ではダブルフロント、ショート丈のテーラードジャケットが出題されボディーは9ARが使用されました。
*オペラからの受験生は2名で合格者はいませんでした。

2級の受験者数、合格者数も発表が有りませんでした。東京の受験用のボディーはキプリス9ARでした、大阪ではミス10が使用されました。試験の課題は例題として出されていたデザインの片方がそのまま出題されていました。2級の実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。今年もオペラでは対策として学科と実技に関しても指定されたボディーを使って模擬試験を実施ししっかりと対策が出来良い結果を残せました。今回はコロナウイルスの影響も少なく余裕を持ったスペースで試験が実施されています。
*オペラからの受験生は3名で3名合格100%の合格率になりました。

3級の受験者数、合格者数も発表が有りませんでした。3級では1日で学科と実技、両方の試験が行われる様になっています。学科は作図の問題が少なくなっているので。ガイドブックを勉強していれば十分に合格出来る内容だと思います。実技に関しては大阪では9ARのボディーが使用され、問題は例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。
*今回オペラでは9名の受験で7名の合格でした。

今年から全ての受験者数と合格率が伏せられて協会に問い合わせても解答が頂けませんでした、公式な試験の最低限の条件として公表すべき情報で隠す必要が感じられません。本年度もコロナ渦の中での開催になり日程の変更や会場での感染予防のための特別な注意が必要で受験生にとっては過酷な試験になったと思います。当校としましては受講生からの希望が有れば引き続き試験対策として学科、実技ともに模擬試験やパターンの個別指導を行って行きたいと思います。
*検定の普及や透明性の確保のためにも全ての級で受験者数や合格率などの情報開示が必要だと思います。

令和2年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 未発表(1名) 未発表(0名) 未発表(0%)
2級 1021名(3名) 599名(1名) 59%(33%)
3級 1125名(3名) 918名(1名) 82%(33%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

去年と同様に1級の受験者数、合格者数の発表はありませんでした。東京アトリエからは東京会場で1名受験されています。課題はダブルフロントのテーラージャケットが出題され、ボディーはミス10が使用されました。今回大阪アトリエからの受験は有りませんでした。
*オペラからの受験生は1名で合格者はいませんでした。

2級では受験者数が110名ほど増加しています、去年に続けて増加の傾向です。今回はコロナの影響で学科の受験日が変更になり実技試験との同時開催になりました。東京の受験用のボディーはキプリス9ARでした、大阪ではミス10が使用されました。試験の課題は例題として出されていたデザインの片方がそのまま出題されていました。合格率は去年よりも若干上がっています。2級の実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。オペラでの対策として学科に関してオリジナルの模擬問題を作りましたが時間が取れず配布するだけでした、実技に関しても指定されたボディーを使って模擬試験を実施しているのですが費やす時間が少なかったように思います。今回はコロナウイルスの影響で実技試験と筆記試験が同日に行われた事もあり対策の時間が少なく万全ではありませんでした。
*オペラからの受験生は3名で1名合格33%の合格率になりました。

3級では受験生が250名の減少となりました。去年からの継続で、1日で学科と実技、両方の試験が行われる様になっています。学科の問題は去年と同じ感じですが作図の問題が無くなっているので。ガイドブックを勉強していれば十分に合格出来る内容だと思います。実技に関しても例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。3級の結果として去年より合格率若干低く82%になりました。今回オペラでは3名の受験で1名の合格でした。セミナーを受講して間もなく課題も進んでいない状態での受験なので力及ばずでした。オペラとしては試験対策として学科、実技ともに模擬試験やパターンの個別指導を行っています。
*オペラからの受験生は3名で1名合格33%の合格率になりました。

本年度はコロナ渦の中での開催になり日程の変更や会場での感染予防のための特別な注意が必要で受験生にとっては過酷な試験になったと思います。ル*オペラのセミナーでもこの1年間は換気や消毒に気を使いながらの授業でした、個別の試験対策が遅れ十分な時間を取れなかたために合格に繋がらなかったことが悔やまれます。どの級に関しても簡単な試験ではないのでしっかりとした対策が必要だと強く感じました。受講生は実技に関してはみなさん合格していたので、次年度は特に学科試験の対策に力をいれて行きたいと思います。
*検定の普及や透明性の確保のためにも1級の受験者数や合格率などの情報開示が必要だと思います。

令和1年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 未発表(4名) 未発表(3名) 未発表(75%)
2級 910名(2名) 519名(2名) 57%(100%)
3級 1382名(8名) 1202名(7名) 87%(88%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

去年と同様に1級の受験者数、合格者数の発表が無く、協会に問い合わせても教えて頂けませんでした。受験者数は大阪の受験生からの話を聞くと去年と同じくらいいた様に思います。オペラから東京会場での受験者は居ませんでした。大阪会場ではダブルフロントのテーラーカラージャケットが出題されました。使用されたボディーは去年と同様でキプリス9ARが使用されました。
*オペラからの受験生4名で75%の合格率になりました。

2級では受験者が30名増加しています。東京の受験用のボディー9ARでは去年と同様の物でした、大阪での受験者がいないので大阪で使用されたボディーはわかりません。試験の課題はは例題として出されていたデザインの片方ががそのまま出題されていました。合格率は去年よりも若干上がっています。2級の実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。オペラでの対策として学科に関してオリジナルの模擬問題を作り予備の試験を実施しました、実技に関しても指定されたボディーを使って模擬試験を実施しているので受験生は少ないですが素晴らしい合格率でした。
*オペラからの受験生は2名で100%の合格率になりました。

3級では受験生が177名の増加となりました。今年から試験の日程が大幅に変更になったので専門学校からの受験生が増え、その分が増加したのだと思います。試験の形態も大幅な変更になり、1日で学科と実技、両方の試験が行われる様になりました。学科の問題は去年と同じ感じですが作図の問題が無くなっているので。ガイドブックを勉強していれば十分に合格出来る内容だと思います。実技に関しても例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。3級の結果としては筆記試験での作図問題が無くなった事で、合格率が高くなり87%になったのだと思います。今回オペラでは8名の受験で1名の不合格が有りましたが、セミナーを受講して間もなく課題も進んでいない状態での受験なので本来で有れば受験出来ない状態で、その方のみ及ばなかった感じです。オペラとしては試験対策として学科、実技ともに模擬試験やパターンの個別指導を行っています。
*オペラからの受験生は88%の合格率になりました。

本年度より試験の日程と内容が大幅に変更されているので戸惑わない様に注意が必要でした。来年度からは消費税や郵送費の値上がりに伴い検定費用も改正され値上がりが決定しています。様々な改定が有りますが今後も沢山の受験生が求める有効な資格試験として発展して欲しいと思います。
近年は3D.CADの価格が下がり、カタログ作成やトワールの代わりに利用される機会が増えて来ました。アトリエにも3Dの設備が入り色々と使ってみましたが、がまだまだ操作に手間がかかり素材感が出ていないので、実際のサンプルの代わりには及ばない状態です。さらにはパターンの修正などはパタンナー個々の技術による修正になるので結局は個人の技量により商品のクオリティーが決まります。そのためにも今後もパターンの学習は必要でさらに高度な技術の習得が望まれます。

平成30年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 未発表(4名) 未発表(2名) 未発表(50%)
2級 880名(3名) 487名(2名) 55.3%(66.7%)
3級 1205名(6名) 860名(6名) 71.3%(100%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級の受験者数、合格者数の発表が有りませんでした。協会に問い合わせても教えて頂けませんでした。受験生からの話を聞くと去年よりも受験者数は増えていた様に思います。東京ではダブルフロントのテーラーカラージャケット、大阪ではシングルフロントのテーラーカラージャケットがそれぞれ出題されました。使用するボディーは東京と大阪ともに去年と同じ物を使用していましたが、今年から採点の基準が変わり試験後翌日の個別解説が廃止されました。2,3級と同じく細部にわたり審査の基準が明確に決まっていた様で、1級では高度な技術を要求されますが仕組みとしては同じ条件に統一された様です。今まではどちらかと言うと担当する先生の感覚的な基準でトワールの完成度重視で偏っていた様に感じていましたがそれが改善の方向に進んだ様です。
*オペラからの受験生は50%の合格率になりました。

2級では受験者が90名増加しています。それが影響してはいるのかはわかりませんが大阪での受験用のボディーが直前で去年の物とは変わり10misと言う物が使われました。大阪ではアパレルメーカーでも使っている企業が少ないボディーなので、対応する時間が不足したのか合格率が61%から55%と下降しています。これは数字だけを覚えて再現する様なパターンの引き方ではボディーの変化が有った時の対応に無理が出てくるからだと思います。オペラでは原型が変わってもそれに対応してパターンを作れるのでボディーが変わってもほとんど影響は出ていません。実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。オペラでの対策として学科に関してオリジナルの模擬問題を作り予備の試験を実施しました、実技に関しても指定された新しいボディーを使って模擬試験を実施しているので受験生は少ないですがそれなりの合格率でした。
*オペラからの受験生は66%の合格率になりました。

3級では130名の減少となりました。前回の試験は59名増えていましたが今回は大幅に減少しています。
学科のレベルも去年と同じ感じのレベルでガイドブックを勉強していれば十分に合格出来るレベルでした。実技に関しても例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。今回オペラでは受験生全員が合格できました。学科、実技ともに模擬試験やパターンでの個別指導が良い結果につながったのだと思います。
*オペラからの受験生は100%の合格率になりました。

来年の試験からは受験方法に大幅な変更が予定されているようで、詳しくは2019年の受験案内で発表になるそうです。今後も沢山の受験生が求める有効な資格試験として発展して欲しいと思います。
アパレルを取り巻く情勢が大きな変化を見せています。ネット販売の規模が年々大きくなり一般のアパレルでは太刀打ちできない状況になっています。価格が下がり沢山売れる事は良いのですが弊害として個々の企業の同質化が起こり新しい魅力のある企画が無くなってきています。それを受けて個人のブランドや個人で販売をする人のマーケットの広がりが急速に進んでいて、その方面を応援する企業や求人が増えています。また巷ではAIの導入により様々な仕事が奪われるとの報道をよく耳にしますが縫製に関してはAIが進んでも入れ替わる事は当面なく、逆に待遇面に関しては改善の方向に進んでいる様です。(今後昇給が見込まれる業種に縫製業が1位でランクインしていました)

平成29年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 115名(7名) 66名(7名) 57.4%(100%)
2級 811名(3名) 496名(3名) 61.1%(100%)
3級 1340名(3名) 1022名(2名) 76.2%(66.6%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級の受験者数は前年より12名増えています。試験では若干ショート丈のJKで東京ではシングル、大阪ではダブルの打合せの基本的な3面体のシルエットが出題されています。着丈と袖丈や各ディテールのバランスが求められます。またトワールでの細かい部分の高い仕上がりも求められます。今回も審査基準がかわる傾向が続いていて、合格率も今までで最高の57.4%となっています。なお表には有りませんが東京と大阪で会場別の合格率の差が12%出ていました。
これは今まで東京、大阪で使用するボディーが同一の物でしたが、今回から大阪のみが直前に変更になり、その影響が大きいと推測されます。オペラの生徒は7名受験し7名全員が合格しました。パターン作成からトワールの組み方迄を入念に準備し十分な練習を繰り返した結果だと思います。

2級の受験者は前年より48名減少しています。学科の問題のレベルが高くやはりガイドブックの内容をより広範囲で理解し、アパレルの話題の学習も必要です。実技に関しては受験案内と同じ問題が出題されています。毎年コンスタントな合格率で審査に関しても安定していると思います。実技試験は時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。オペラでの対策として学科に関してオリジナルの新しい模擬問題を作り予備の試験を実施しました、実技に関しても毎回模擬試験を実施しているので高い合格率100%になりました。

3級の受験者は前年より59名増えています。学科のレベルも入門編としては良いレベルでガイドブックを勉強していれば十分に合格出来るレベルでした。実技に関しても例題がそのまま出題されており2つの例題を練習していれば合格できる範囲でした。今回オペラでは例年よりも3級の受験者が少なく合格率も66.6%と平均よりも低い結果で残念でした。

全体の受験者数としては横ばいが続いています。若者が減り就職に関しても売り手市場に成っていますがアパレルに関しても人手不足が表れているようで弊社にも求人の依頼が増えました。優秀な若者がアパレル業界を目指すような魅力のある業界に成ってほしいと思います。今回は1級の合格率が大幅に増えてようやく2,3級の検定のレベルと並んだ感じがします。直前でのボディー変更の問題が有りましたが良い方向に進んでいく事を願います。

平成28年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 103名(4名) 45名(3名) 43.6%(75%)
2級 859名(5名) 520名(5名) 60.5%(100%)
3級 1281名(5名) 982名(4名) 76.6%(80%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級の受験者は前年より11名減少しています。出題傾向はベーシックなものになり基本的なシルエットと丈のバランスが求められるようです。トワールでの表現が重要で衿や細かい部分の高い仕上がりが求められます。今回から審査基準が変わったのか合格率が43.6%と今までで最も高くなりました。オペラの生徒は4名受験し3名が合格しました。パターン作成からトワールの組み方迄を入念に準備し十分な練習を繰り返したので良い結果75%を残せました。

2級の受験者は前年より25名減少しています。学科の問題のレベルが高くやはりガイドブックの内容をより広範囲で理解し、アパレルの話題の学習も必要です。実技に関しては受験案内と同じ問題が出題されています。時間的にタイトなので繰り返し練習して時間内に完成させるスピードが重要視されます。オペラでの対策として学科に関してオリジナルの新しい模擬問題を作り予備の試験を実施しました、実技に関しても毎回模擬試験を実施しているので高い合格率100%になりました。

3級の受験者は前年より142名減少しています。学科のレベルも入門編としては良いレベルでガイドブックを勉強していれば十分に合格出来るレベルでした。実技に関しては出題が例年よりも展開の操作が少し複雑な感じでしたがじっくり例題を練習していれば合格できる範囲でした。オペラでは体調不良により実技試験を繰り越しされた方をのぞいて80%とよい結果を出せました。

やはり少子化の影響からか、受験者数が減少しています。若者のファッション離れが顕著に成っています。アパレル業界全体としての魅力作りが急務になっています。
残念な事に一部の事前講習で実技問題のデザイン画がリークされていました。事前講習というスタンスからはヒントとしての内容を逸脱していて非常に残念な事だと思います。

平成27年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 114名(5名) 36名(2名) 31.5%(40%)
2級 884名(15名) 543名(13名) 61.4%(87%)
3級 1423名(11名) 1044名(9名) 73.4%(82%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級の受験者が倍増しています。また出題傾向もベーシックなデザインになりその分シルエットや丈のバランスが重要になっています。2級、3級の実技問題は共に受験要綱の課題デザインがそのまま出題されました。2級に関しては特に事前のしっかりした試験対策が必要で作業時間の短縮とトワールの完成度が求められる感じです。
学科に関しては、2級の問題が検定のガイドブックの問題とかなり違う傾向になっていました、ガイドブックだけの知識ではなく日常的にアパレルの事を意識して情報を集める必要が感じられます。3級の学科に関してはガイドブックの内容で十分合格レベルに達する内容でした。

オペラの生徒の1級合格率は40%と優秀でした。全体では受験者数は増えましたが去年よりも合格率は下がっています。(31.5%)課題をこなすスピードと、美しいシルエットの両方に基準を置いてしっかりと練習する事が重要になると思います。

2級全体の合格率は例年の感じと同じですが、オペラ生徒の合格率は87%とかなり良い成績になりました。オペラで独自に実施している試験対策の補習や模擬テストの問題にまじめに取り組んだ結果で特に大阪の実技受験生は100%の合格率でした。

3級のオペラの合格率も良い感じで82%でした、初心者の方が多かったのですがみなさんよく練習していました。3級全体の合格率は去年より10%程度上がっています。
良い経験になりますので、皆さんもぜひチャレンジして下さい、しっかりフォロー致します。

今年の受験者数は2級が4名増加、3級で200名減少していて全体としては158名減少しています。2級、3級の合格率は例年の数字に戻っています。1級の受験者は114名と大きく増えていますが見本となるテキストが限定されていたりしてまだまだ選考の基準や審査の方法に偏りが含まれる要素が改革されていない状況がつづいています。

平成26年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 76名(2名) 28名(2名) 36.8%(100%)
2級 880名(7名) 560名(4名) 61.1%(57%)
3級 1623名(7名) 1044名(5名) 63.2%(71%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

前回と同様に1級の出題傾向でデザインやディテールに特徴が見られる様になりました。
今回はデザイン画がわかりやすく、トワールの完成度が高かったので全体の合格率が高くなっていると思います。又合格率は東京が30%、大阪が40%となりましたが、今年は東京の後に大阪の試験が有ったので重複して受験した人が大阪の合格率を上げているのだと推測されます。

オペラの生徒の1級合格率は100%でした。今回は様々なデザインバリエーションを手早くこなすスピードと、美しいシルエットの両方に基準を置いて例年よりも時間をかけて練習してきた成果が出たのだと思います。

2級の合格率はすこし残念な結果になりました。オペラで独自に実施している試験対策の補習や模擬テストの問題にまじめに取り組んでいましたが練習に取れる時間が少なかったのが原因だと思います。2級全体の合格率は去年より3%程度下がっています。

3級の合格率は良い感じで、初心者の方が多かったのですがみなさんよく練習していました。3級全体の合格率は10%程度下がっています。
良い経験になりますので、皆さんもぜひチャレンジして下さい、しっかりフォロー致します。

今年の受験者数は去年よりも微増ですが、受験生のレベルが下がったのか問題が難しかったのか合格率の大きな変化が見られました。1級に関してはまだまだ選考の基準や審査の方法に偏りが含まれる要素が改革されていない状況がつづいています。

平成25年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 81名(8名) 22名(0名) 20%(0%)
2級 862名(9名) 552名(7名) 64%(78%)
3級 1527名(6名) 1129名(5名) 73.9%(83.3%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

今回から1級の出題傾向がかわりデザインやディテールに特徴が見られる様になりました。
出題されるデザイン画のバランスと実際のパターンバランスとの歪が大きくその解釈の違いと、東京と大阪の出題が大きく違ったので、パターンを作図するために必要なパターン力にかなりのばらつきが見られました。(その結果1級の合格率は東京が0%、大阪が40%となりました)
ある意味公正に審査した結果だと思いますが、デザインの難易度に加えて採点する個人のデザイン的な好みが入りやすいので、審査する人を複数にしてそれぞれが公平な基準を持って審査する必要が有ると思います。

今回オペラの生徒の1級合格率は0%で残念な結果になりました。やはり審査の基準がデザイン寄りになった事が大きく影響していると思います。(今まではシルエットの完成度が重要でした)次回はこの経験を踏まえて様々なデザインにもスピーディーに対応できるようなパターンの指導をしていきたいと思います。

2級の合格率では良い結果が出ました。生徒がオペラで独自に実施している試験対策の補習や模擬テストの問題にまじめに取り組んだ成果が良く出ていると思います。全体の合格率も去年より10%程度上がっています

3級の合格率も非常に良い成績でした。去年3級で合格できなかった生徒は今年は2級を受験しているので、今年も初心者の方が多かったのですがみなさんよく練習していました。
良い経験になりますので、皆さんもぜひチャレンジして下さい、しっかりフォロー致します。

引き続き受験者数が減少傾向です。約400名が減っています、少子化の影響が顕著に表れています。

平成24年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 95名(8名) 31名(6名) 32.6%(75%)
2級 1063名(9名) 554名(8名) 52.1%(89%)
3級 1713名(8名) 1126名(5名) 65.7%(63%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

今回から1級の試験時間が短縮されました、また肩パット、シーチングも試験会場で支給されることになりました。そのためにより応用力が求められる試験になったと思います。
但し、採点する人の好みが入りやすいので、審査する人が公平な基準を持って臨む必要が有ると思います。

今回1級の合格率は75%で非常に良かったと思います。合格者の2割をオペラの生徒が占めるまでになっています。

2級の合格率でも非常に良い結果が出ましたが、試験対策の補習や模擬テストの問題が試験にマッチしていました。特に今回は学科試験の作図で初めてラグランの課題がでました、あらかじめ予習していない人には、難しかったと思います。

3級の合格率は例年よりも若干落ちていますが、パターンを習い出して半年の方も果敢に挑戦した結果で、その方たちは、来年に期待したいと思います。

良い経験になりますので、皆さんもぜひチャレンジして下さい、しっかりフォロー致します。

去年に引き続き受験者数が減少傾向です。約200名が減っています、少子化の影響でしょうか?

平成23年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 87名(6名) 28名(4名) 32.2%(67%)
2級 1162名(9名) 639名(7名) 55.0%(78%)
3級 1848名(13名) 1191名(8名) 64.6%(61%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

今回は、初心者の方にもチャレンジする気持ちで受験してもらいましたので3級の合格率が少し低くなりましたが。1級、2級に関しては優秀な結果を残しました。
又試験当日は台風で受験日が伸びたり、会場が停電になったり、いろいろとアクシデントが有りました。受験者数は2、3級合わせて300人減っています。

1級は、一般の合格率に比べて、合格率が高く(倍以上)生徒の努力がうかがえます。
今回からベーシックなデザインから少しアレンジした課題が出るようになりました。

2級は、病欠の為に1名が学科のみの受験になり、それを覗くと88%になります、
特別セミナーなどでフォローした効果がうかがえます。

3級は、時間が足りなくて最後までトワールが完成しなかった人がいたようです。
パターンが出来てもまだスピードが伴っていない様で、もう少し時間を意識した練習が必要です。

平成22年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 82名(5名) 26名(3名) 31.7%(60%)
2級 1309名(10名) 742名(9名) 56.7%(90%)
3級 1992名(12名) 1225名(9名) 61.5%(75%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級2級3級すべてにおいて、高い合格率になりました。 今年も、さまざまな検定用の補習や模擬試験を実施できたのが良かったと思います。 3級に関しては、全国的に受験者の減少が見られます。少子化の影響でしょうか?

平成21年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 大阪のみ51名(2名) 11名(1名) 21.6%(50%)
2級 1363名(14名) 840名(11名) 59.6%(78%)
3級 2429名(9名) 1694名(6名) 68.1%(66%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

1級2級共に、高い合格率になりました。 今年は速い目にさまざまな検定用の補習や模擬試験を実施できたのが良かったと思います。 3級に関しては、受験の時期が早すぎた方が見うけられたので、しっかりとオペラの技術を身に付けた上での受験を指導して行きたいと思います。

平成20年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 89名(6名) 16名(2名) 18%(33%)
2級 1463名(6名) 776名(3名) 51%(50%)
3級 2899名(12名) 1755名(8名) 60%(67%)

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

本来なら2級の試験を受ける人も、1級の受験に挑戦した結果、2級の合格者が減りました。 3級は週1回の授業での受験を考えると、よく頑張っていると思います。 今回1級の試験が東京で2回実施されました。どうやら1回目の試験での合格基準が適切でなかったのが 原因の様ですが合格基準の適正化をお願いしたいところです。

平成19年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 46名(2名) 8名(0名) 17%(0%)
2級 1456名(12名) 677名(4名) 45%(33%)
3級 3094名(15名) 1967名(11名) 62%(73%)

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考察・感想

今回オペラでは実技の試験時間が足りなかった人が多く、3級以外での合格率が低く又 1級の合格者もいませんでした。週1回~2回という限られたオペラでの学習時間の中でいかに 効率的な学習をするか!!重要なテーマだと痛感しました。 学科の合格率は高かったので、次回は実技の補習セミナーを増やしリベンジしたいと思います。

平成18年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 36名(3名) 9名(2名) 25%(66%)
2級 1425名(9名) 927名(6名) 63.1%(67%)
3級 3052名(9名) 2219名(9名) 71.1%(100%)

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考察・感想

今回オペラからの3級受験生は、合格率100%でした! 1級合格者のうち1名は初心者から3年で難関の試験に合格しています。

平成17年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 32名(3名) 4名(2名) 12.5%(66%)
2級 1499名(11名) 966名(8名) 62%(83%)
3級 3332名(12名) 2256名(10名) 66%(72%)

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考察・感想

今回オペラからの受験生は2級3級共に実技試験の合格率は100%でした!

平成16年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 23名(5名) 3名(1名) 13%(20%)
2級 1499名(2名) 922名(1名) 60.6%(50%)
3級 3671名(11名) 2190名(6名) 58.6%(54%)

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考察・感想

2級3級ともに昨年と同じ位の受験者で、ほぼ同じ合格率でした。 学科問題に関しても、去年の出題傾向と同じ感じでした。 実技テストの出題方法や審査基準も統一されてきています。

平成15年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 26名(2名) 6名(1名) 23%(50%)
2級 1304名(2名) 825名(2名) 59.2%(100%)
3級 3756名(4名) 2299名(4名) 59.8%(100%)

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平成14年度パターンメーキング技術検定試験

受験者 合格者 合格率
1級 25名(2名) 2名(2名) 8%(100%)
2級 1558名 411名 26.4%
3級 3834名 1794名 46.8%

※()内がル・オペラの生徒です

考察・感想

大阪で初めて1級の検定が行われました。1級に合格した2名はル・オペラの生徒です!