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2015 年 1月 24 日 – パタンナーズライフ

デザイナーごっこ④

すいません続きます 8-O
なかなかこういうこと書いてる人も少ないかなと思うので、ちょっとの間続けてみようかと思います。
そういや知人に頼んで、古着を借りてやるのも面白いなと企画しております :roll:  。


前回はブッシュパンツで今回は・・・

旧東ドイツのワークブルゾンです。が、年代は正直分かりません。
50年前と書いてあるところもありましたが、なんとも。
この辺りの歴史的背景も時間があれば進めていこうかと思います。

すいません随分着てたのでボロボロですが・・・




前肩で猫背なのでかなり後ろが引きあがってますねえ :cry:
後ろの襟の抜けが少ないので、けっこう珍しいです。(既製服は大体抜けます :cry:
前の袖のしわが多いですね。ちょっと振りが足りてないです。
袖丈短い :cry:
ウエストだけで絞りが強いのでバランスが悪いですね。

まあ現在良しとされている感じからは程遠いのですが、あまり雰囲気は壊さずに、修正したいと思います・・・。


ディティールです。


ステッチが違うのは一回解いて縫い方の確認をしたせいです ;-)
紙ボタン :roll: フードは見たことがありません 8-O




袖口は前回と同じです :roll:
時代が同じくらいなのでしょうか?確かにホールを開けなくてラクなのですが・・・けっこう外れやすいですね。袖裏の生地が前回と同じ生地です。この年代のものに多く出回っていたんでしょうかね?確かに、強度と軽さはいいかと思います。肌触りは悪いですが・・・ :-|


前端は比翼です。随分簡素な作りで縫製のしやすさを考えているみたいです。
この辺りは目的が「量産」「でも比翼にして機能性を持たせたい」というデザインの取捨選択の結果かなと思います。

比翼布の上端はロックで薄くしているようです。



ポケットは微妙に傾斜を変えて物の出し入れをしやすくしたようです。
そのせいでポケット角の縫い代が少し飛び出しています。
なんとか抑えようと、ポケット下端が微妙にカーブしています。



肩は謎のテープ。これがなんなのか分かりませんでしたが、旧東ドイツのものには見られるそうです。無線のコードでも通したんですかね? :roll:


襟ですが変わっています。2つ折り1枚仕立てです。
某ブランドのポロシャツがこの使用を採用していましたが、襟先が長すぎて、風が吹く度に「バタバタ」して非常に鬱陶しいです :-|  

身頃のカドは三つ折のダブルステッチです。
そう言えば巾がやや狭かったですね。コバ+5mm巾でした。
コバは生地の厚みが変わると、1.5~2mmになります。(ぎりぎりだとすくわない生地もあるので)
ブルゾンで5mm巾だと少しシャツっぽい雰囲気になりますね。


さあでは型抜きをして、修正、縫製って感じでやっていきます !!

お楽しみに!

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