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2016 年 10月 31 日 – パタンナーズライフ

ドレスシャツ研究③

30度近くから一気に10度近くに。

砂漠かというくらいの寒暖差・・・

ちょっとやられぎみです・・・ :roll:

 

新規の方も入学されて少し慣れてきたところ・・・というところでのこの寒暖差・・・

風邪をひかれている方も多いので、皆さんお気を付け下さいね :-|

 

さて・・・高校での文化祭も大詰め・・・。

コルセットなど、中に着用するものを作っている子がいますし、大作の子も・・・

みんな時間と労力を注いだので是非とも悔いの残らないようにして欲しいところです。

やり遂げたというのは今後「あの時頑張った」と自信になると思います。

 

 

 

合間にちょこちょこと進めていることですが、変わり種ドレスシャツを型抜いております。

研究なので、出来る限り忠実に再現・・・なのですが、古着ということもありかなり伸びています・・・悪戦苦闘 :cry: ・・・新品を買おうものなら、おそらく7万くらいはしそうなのでとてもとても・・・

 

で、そういえば、やり方載せていませんでしたね。特に特別なことはしていないのですが、一応。

 

私はシルクピンで形をとっていきます。

 

 

ダーツのある後ろを。

立体になっている箇所はまず・・・

 

 

後ろ中心側を平面でとれるところまで書き、

 

 

ダーツを書きます。

 

 

その後、ダーツの線に合わせて脇側を映します。

 

 

こんな感じです。

 

 

アームホールなどはかなり伸びていて、ここで必要なことが「地の目を見る」です。地の目を縦横直角に戻してどれくらい伸びているか確認します。

今新規で入学されてちょうどシーチングを地直ししてもらっていますが、かなり厳密にしています。

地直しができるようになると、こういったところでも役に立ってきます。

 

 

伸びている場所は、ラインを確認しながら寸法と照らし合わせ、予想もある程度入れながら引いていきます。(こういった不安要素はトワルを組んだり、縫ってみてから確認します。)

 

 

 

 

今回見てみたいのはここですね。後ろの襟ぐりが異常に伸びています。

これは着用して伸びたものというよりはわざとである可能性が高いです。

理由は「衿が芯でガチガチで伸びようがない」からです。

組んでみてどういう効果があるか確認しようと思います。

 

肩の縫い目も微妙にしわがよっています。

これはわざとなのかが判断に難しいところ・・・

 

 

一回シーチングで組んでみますが、せっかくなので手縫いを入れたり、入れなかったりと違いを出して見て検証してみようかと。・・・時間かかりますが、当時の作り手がどんなことを考えてこういったものになったかを考えるのは楽しいです!!

 

ではまた文化祭を挟みつつ進めていきまーす :lol:

 

 

 

 

 

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