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ル・オペラ スクール紹介動画はコチラ ↓ http://www.youtube.com/watch?v=azziDUpZi9w

ピーコート①

寒い!と思っていたら、最近かなり暖かくなりました。変な天気で困りますね・・・

寒くなってきた年末頃からコートが欲しいなと思っていました。

 

よし!寒いし、コートは高いし、自分で引いたパターンで作った服を経年変化と共に、着心地を確認できるので、作ってみよう!

 

来年あたりから着ようかなと思い、すこしずつデザインを調べていました。

 

 

ピーコートって?

19世紀末からイギリス海軍が艦上用の軍服として着用していた他、猟師たちの間でも着用されていたそうです。

 

オランダ語でラシャのコートを意味する pij jekker が語源と言われている。英語では pea coat 、ドイツ語では Caba と呼ばれて、パイロットコートともいうそうです。

 

デザインや仕様は幅広の衿と、手を温めるために縦に切り込みを入れたマフ・ポケット、碇をあしらったボタンなどが特徴です。

 

艦橋や甲板などの厳しい気象条件で使用することから、風向により左右どちらでも上前を変えることが可能となっているそうです。片方のボタンが破損してももう片方で止められるという事もダブルになっている理由だそうです。

 

 

今のデザインは?

いやあ、ピーコートといっても色々ありますねえ・・・

 

ドレスっぽいタイプからカジュアルな雰囲気のものまで様々です。全体的にタイトで袖も細い、街着用のデザインのものが多かったように思います。

 

私は、カジュアルな雰囲気で、ロングのピーコートに挑戦。(巷ではドレスっぽいピーコートで丈が短いものが多いのですが、なぜか苦手で・・・)

 

ただ、かなり好みは入るし、実験してみたいことも入ると思いますが・・・

 

素材は主にメルトンがよく使われますが、最近は昔使用されていた重たいメルトンではなく、軽くて保温性のあるメルトンが使用されています。

 

今回使用するのは、密度があり、やや重いメルトンを使用して作ることにしました。

  

結構いい素材です。光沢がちょっと強めなので、少しだけドレスっぽい雰囲気になると思います。

 

てなわけでデザインを考えながら、すこしづつ使用やシルエットを変えていきます。

 

既製服のバランスを壊さず、ある程度自分の体型に合わせて作ってみます。

 

 

・・・自分のパターンは引きにくいですね・・・:oops:

 

ボタンバランス

に少し悩みました、特に毎回ダブルのボタン位置はバランスが取りにくいですね。

 

袖に関しては、ドレスっぽいタイプにするか迷いましたが、カジュアルな雰囲気にしたかったので、ボックス型のシルエットにしました。

  

フラップ幅、両玉縁のポケット位置、袖丈、身幅

は少し修正が必要でしたね・・・

あとは少し修正をかけて工業用パターンに入りたいと思います。

 

お楽しみに~

 

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生地と副資材選び~個人実践編~

こんにちはKです。

 

さて、本日はブラウス縫製について…とお書きする予定でしたが、先日生徒さんが

「どうやって生地を選んで手配しているのか?」

「何を基準に副資材を決めたらいいのかわからない。」

といった意見を聞きましたので、これを機会に実践形式で書いてみたいと思います。

私個人の独断と偏見で決めてるところもありますので,あくまで参考になれば…という程度に見てください。

 

まず生地手配について。

デザイン画を見て生地イメージを決めます。

 

今回は少しクラシックなイメージなので、少し落ち感があり、マットな光沢で少し薄手、あと一枚で着たいので透けない生地がいいかと思います。

 

イメージが固まったら早速日暮里で生地手配です。

この業界に関わっている方ならご存知かと思いますが、日暮里は小売OK生地問屋街で、なかなか良質の生地が安価で手に入ります。

  

いろいろ回って今回はTOMATOさんの激安生地を購入しました。

本館隣の館は100円の激安生地が所狭しとおいてあります、もちろん本館にもありますが、こちらのほうが数が多いです。

   

ただ、素材の組成がわからないので,化学繊維は使いたくないとか思われているようなら要注意です。

どうしても知りたいようであれば、生地に高温の熱を与えたときにでる臭いで,

化学か天然かの繊維の違いは分かるかと思います。

(厳密に調べたいなら…お金はかかりますがカケン等の機関に調べてもらうといいと思います。)

TOMATOはこういう生地が豊富ですね、でも良質ウールとかはちょっと少なめ、

個人的にウール系でオススメのお店は、向かいのNAGATO(二号店も)さんかアライさんがいいです。

特にNAGATOさんは時々ブランド生地を安価でおいてます。(一反だけとかですが)

  

さて、次に副資材ですね、今回は芯と釦、糸が必要です。

まず芯ですが、本来ならいくつかの芯を試し貼りしてから決めるのが一番いいのですが、

ここは一気に手配したいので…ここからは個人の経験の判断で、基準を定めて決めていきます。

※すべてが当てはまるわけではないのでご注意下さい。あくまで一例です。

まず、芯と生地を重ねて二枚一緒のときの厚みを確認、どんなに芯がやわらかくても、目が詰まっているものは貼ったとき厚みが出ます。

 

そうなると、今回は折目がつきにくいので、省きます。

あと芯の伸び方です、動くかどうか?今回は表生地も伸びないし、伸びるようなところに使わないので動かない芯を選びます。

そして、後ろの糊の付き方、糊は細かいドットや線状についてます。(おもにドット状のものが多いと思います。)

さっと触ってひっかかりが強いものはのりがたくさん付いていたり、ドット形状も大きいものが多いと思います。

のりが多いものは薄手生地の場合はみだしてきたりするので、生地との相性で選びましょう。あとはアイロン時間にもよります。

今回はやわらかくて一般的な芯、これも激安でしたのでこれにしました。

もっと詳しく芯地についてお知りになりたいようでしたら、生徒さんには芯地講習等を企画してますのでまた参加してみてください。

 

次は糸ですね、今回は普通生地用のシャッペスパン60番手を選びました。

糸の選び方ですが、色は生地に合わせるとして、太さは…

●30番手→ステッチ糸(飾りステッチ)

●60番手→普通生地(綿ローン、シーチング等)

●90番手→薄手生地(シフォン等、透ける系)

が良く使われる太さです、あとはよく「80番 シルク形状」といった糸がありますが、これは糸の形状がツルっとしていますので、

摩擦の強いウール生地などに適した糸になります。

 

最後に釦、これはもう雰囲気に合わせます。

 

今回は11.5mmの貝釦にしました、プラスチックだと安っぽいので…

但し!天然系の素材の釦はそれぞれ風合いが違うので、ちゃんと柄や発色具合を合せて購入することをオススメします。

手配した日暮里のお店、TOMATOの向かいにあります。店のおじさんがすごくいい人ですよ!

 

以上が今回の手配の内容でした、参考になればと思います。

 

 

 

 

 

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トレンド講習ジャケット編 縫製②

オペラの生徒の皆さん、特別講習でプレゼントしたジャケットは縫製されてるでしょうか?

 

前回は衿付けまでお伝えして、今回は一番の難関、袖付けについてです。

オペラの生徒さんは縫製の途中段階で持ってきて質問できるので、細かくお伝えできますからね!

         ↓

裏地と表地身頃を前端~衿~前端とぐるり縫製した、袖も片方を付けた状態です。

 

袖に関しては、慎重なセッティングが大事です。

慣れている方は一発で綺麗にできるでしょうが、慣れない方は、しつけで形を決めてしまってから、縫製したほうが効率がいいと思います。

また、素材によって、微調整が必要になるので、必ず着せつけて確認しながらの縫製は必要です。

絶対に「こんなものかな」と手を抜かないように!1ミリ以下の微妙な調整で全然表情が変わります

 

あとはアイロンワークが重要。

これは経験値がある程度必要になります。くせとりができなければ袖は付けられません。

地の目が読み取れると、生地にどのような歪みが生じているかが分かるようになるので、生地をどんな風に動かせばどんな立体になるかが分かるようになります。

だからこそ、習い始めの皆さんの一番の難関、地直しが重要なのです。

習い始めた方は頑張ってください!私はまる1日ずっとやっていたこともあります;-)

ゆき綿は共生地を使用しました。

これも袖ぐりの形状に合わせ、くせとりをしてから、袖がきれいに持ち上がるようにカットします。

 

  

 しつけをかける際に後ろ身頃に少しいせをいれながら、湾曲させてのしつけです。

カーブの形状のまま形を固定してしつけをかけ、正確に縫製するとその形になります。

しつけで形を作ってから、その形を固定するためのミシン、というイメージですね。

 

 

 

最後に前端の見返しがはねてしまっていたので、仕上げアイロン後にしつけ、星止めで形を固定します。

   

こうすると前端が綺麗にロールするので、仕上がりが全然違います。

 

 

完成です!!

完成したものを確認してからがパタンナーの仕事です。不具合を確認し、よりグレードを上げるため、どんな修正をかけるか考えます。パターン、生地、芯、縫製、アイロンワークなどのマッチングの確認です。

今回の反省点としては・・・

  

パターン上で袖口をもう少し捻りを入れる。

袖口のボタンの重みで袖が落ちていたので、少し袖の振りを抑える。

バスト寸法の設定をあと1センチ小さくするべき。気持ち大きかったかなと。

ウエストでやや伸びてしまって、シェイプさせる量が少なかった。ダーツ量をもう少し増やすべきでした。

 

など、細かい事をいえばいろいろありますが、実際に縫製することで見えてくる事は沢山あります。

パターンを引いて、立体にしただけでは不具合や生地の特性はいつまでも分からないままなので、パタンナーとしてはもっと修行あるのみです!

 

ではこの辺りで・・・皆さんも縫ってみましょうね

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ピヨ ~ボディについて①~

 今回はボディについてですhappy01note

 

 

以前、パタンナーズライフでもボディについて取り上げた事があるのですが、

今回我がスクールにニューフェイス(?)のボディがやって来たので、新たに取り上げてみたいと思います。

 

まずは、

ボディとはsign02

 

ボディには大きく分けて「商業施設等でディスプレイ用や陳列・演出用に使われるもの」と、「服作りに使用するもの」の2種類に分かれています。

 

演出用ボディ

 *DP等用は、着せ付ける衣服や帽子等の雑貨が見栄えする様に作られており、脚部も

        ボディの一部としてこだわって作られています。

 

 

「服作りに使用するもの」には工業用ボディと、ヌードボディがあり、

 

工業用ボディ=既製服を作る上で必要なゆとりが入っているボディです。

(ゆとり:・人間が呼吸や動作時に必要とする最小限の寸法     

     ・人が洋服を身にまとった時に、1番美しいバランスで着用できる形を表しています。)

 

ヌードボディ=人体のサイズに近い形状・寸法で作られており、ゆとりの入っていないボディです。

 

 工業用ボディ               ヌードボディ

              

 

 

 

次は、

スクールで使っているボディについて。

 

キイヤ

ニューキプリスA体型レギュラー

 

 

1981年に発表された初代キプリスから14年後、新たに発表された2代目がこのニューキプリスです。

あらゆる年齢・体型のバリエーションを網羅し、快適な着心地や、より美しいシルエットを追求する事を目的として開発されました。

プロのシェア率も高く、JIS規格の体型区分A体型のサイズにほぼ準拠し、ウエストのサイズは20代の数値を採用してあります。

 

 

本校で使用しているのは標準的な9ARです。

 

その他にも5AR~15ARまで、バスト3cm・ウエスト3cm・ヒップ2cmUPでサイズ展開されたボディが揃っています。

 そしてこの中に入っているゆとりはバスト5cm・ウエスト0cm・ヒップ3cmとなっています。

 

 

 

次にアミコのドレスフォームです。

 

 

 こちらは、Junior(ジュニア)・Miss(ミス)・Tallmiss(トールミス)・Missy(ミッシー)・Mrs.(ミセス)と、年代別で女性の身体の変化を捉えたボディが揃っていました。

しかし現在ではMiss(ミス)のみの生産となっています。

<このMiss(ミス)自体も一時は市場から消えており、昨年9月に再び3rd EDITIONとして、8号・10号のみ販売を再開される事となりました。>

 

このMiss10(3rd EDITION)が本校に新たに加わったボディです。

 

 

並べてみると微妙にシルエットが違うのが分かりますよねdiamonddiamond

 

 

これらのボディをもとに、最初に原型をとりパターンを引いていきますhairsalon

 

 

 

 

次回はこのボディが出来るまでの工程等を詳しく調べてUPしたいと思いますup

でわでわ、今回はこの辺でcherryshine

 

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ボータイ襟についての考察②

どうもKです。

今年も宜しくお願い致します。頑張って更新いたします。

 

さて、本日は前回の考察の結果を踏まえた上で、

生徒さんの期待に応えて実際に製品を作っていきたいと思います。

まずは、どういったデザインにするのか?を決めてデザイン画を起こします。

 

その次にどのくらいのサイズにするのか?を決めます。

今回は

着丈=58cm

バスト=98cm

肩幅=39cm

袖丈=59cm

の設定で作図していきます。ボディは9ARのものを使用いたします。

   

ストレートな見た目で若干フレアが入ってるようなシルエットにしようと思います。

バストダーツと肩ダーツを展開し、裾にフレアを少し入れました。 

ここで身頃でどのくらいフレアが入ったかトワルで確認いたしました。

肩でダーツの処理で出たフレア分が多かったので、展開で出したフレア分を削除。

 

身頃の大体のバランスがOKだったので、袖を作ります。

かま底等を調節し最近の流行っぽく少し細身にしました。

ではトワルに着せ付けて最終修正!

ボータイ衿はシーチングよりだいぶ柔らかな素材でつくる予定なので、

実際の布で完成させ、布の落ち感を見ました。

あとは微調整して製品に仕上げていきます。

次回は縫製の仕上げまでの内容で更新予定です。

 

 

 

 

 

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トレンド講習ジャケット編 縫製

 今回は前回のジャケットの縫製について、縫製の際の注意点をお話したいと思います!

 

パタンナーの卵でも少し説明しているので、そちらも見てくださいね!

http://blog.livedoor.jp/darger___217/

 

 

まずは裁断から!

 

目のつまった生地(フラノ)なので、かなり裁断はしやすかったです。

柄がある場合は目立つ部分をメインにあわせていきます。

もちろん裏地は滑るものを使ったので切りにくかったですが・・・

 

 裁断ができたら、芯を張ります。

 

部分的に貼るものは後でも構わないですが、全面的に貼るものは貼ってから裁断が、原則です。

芯を貼ると芯そのものも縮みますから、表地の仕上がり面積と変わってしまいますのでご注意を!

 

芯を貼ることが出来たら、次はクセとりです。

赤で囲んでいる部分が膨らんでいるのが分かりますでしょうか?もちろんいろんな場所で伸ばしたり、イセたりしてます。

 今回は後ろ肩で8ミリ程入れました。イセこみやすい生地ですので、さほど苦労はしませんでしたが、ウールでもイセこみ難いものもありますので、パターン作製段階で試しておくのがいいでしょう。

 今回は袖山にかなりのイセを入れているので、ちょっと挑戦です。

 

 

 

クセとりが出来れば後は縫うだけです。 各切り替えを縫い、表地と裏地を作製後、衿を地縫いします。

 

 

注意点としては、生地がかなり分厚いので、可能な限り、縫い代を薄くしました。芯はもちろん、縫い代部分は剥ぎ取り、いらない縫い代はカットしています。

 

更に薄く仕上げるために、縫い代のみを圧力をかけ潰しています。

 

 次回は表と裏を縫い合わせた見頃と袖付けです! お楽しみにー!

 

 

   

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トレンド講習ジャケット編

トレンド講習ジャケット編を先日行いました!

 

 

講師がジャケットパターン作成している様子を見学、質問する内容です!

 

皆さんの目の前でパターンを引くので、緊張しました・・・

 

縫製まで仕上げているので、トワルとの違いがはっきり分かります!

みなさんトワルとの違いに驚いていました。

やっぱり縫製後の製品は見慣れているし、実際に着ているから違いが分かるのですが、トワルだけだと「ほんとにこれでいいの?」と思う方が多いようです。

 

通常の授業中も縫製をして、仕上がりを知っている方は「ああ、そうそう!」と納得してくれる事が多いです。

「縫って見ること」

がいかに重要かが分かる講習になりました。

 

 

質問も多く、当初予定していたより、かなりディスカッションする形になりました!

 

 

間違った形状のトワルを用意して、違いを説明します。

みなさん間違えましょう。「?」と思うかもしれませんが、正しい形状と間違った形状を比較しないと、修正はできないはずです。

成功は失敗の基です。

ただし、理想の形を知らないと、何が正しくて、間違っているのか、判断できません。

 

 

         ↑

皆さんは間違いが分かりますか?

 

皆さんも理想のシルエットを調べ、その形に近づけるために頑張って下さい!

 

次回は講習でプレゼントしたパターンの縫製の説明をしていきます!お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

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トレンド講習スカート作成

こんにちわshine

 

今回は先日行ったトレンド講習のスカート作成をアップしていきますupwardright

 

まずは地直しと、生地に合った芯地選びからですeyehairsalon

    

 

 

それでは縫製に入りますgood

 

1、 前後スカート(表地)のダーツを縫う。

 

 

2、 パッチポケットを作り、前スカート(表地)にたたき付ける。

   

 

 <縫い始めと縫い終わりは裏側で結んでおくと、表のステッチがきれいな仕上がりになりますdiamond

 

3、 左右前スカート(表地)と奥布を縫い合わせ、中表に合わせてプリーツ明き止まりまで前中心を地縫いする。

   

 

4、 後スカート(表地)中心にロックミシンをかけ、地縫い後縫い代を割る。

 

5、 前後スカート(表地)脇にロックミシンをかけ、地縫い後縫い代を割る。

 

6、 ヨーク脇を地縫い後、縫い代を割り、見返しも同様にする。

 

 

7、 スカート(表地)とヨークを中表に合わせて地縫い後、ロックミシンをかけ、片倒しする。

 

 

8、 裏地後中心にキセを入れて地縫い後、ロックミシンをかけ、片倒しする。

 

 

9、 前後スカート(裏地)脇にキセを入れて地縫い後、ロックミシンをかけ、スリットと裾に三つ折りステッチをかける。

 

 

10、 スカート(裏地)と見返しを中表に合せて地縫い後、ロックミシンをかけ、片倒しする。

 

 

11、 裏スカートにファスナーを取り付ける。

 

 

12、 表裏スカートのウエストを中表に合わせて地縫いし、表スカートにファスナーを取り付ける。

 

 

13、 見返しに裏コバステッチをかける。

 

 

14、 表スカート裾にロックミシンをかけ、奥千鳥まつりをする。

 

 

15、 裾の両脇に糸ループを付け、ウエスト明き位置にスプリングホックを取り付ける。

 

 

完成ですsign03

 

講義を受けられた方はぜひ縫製までしてみて下さいflair

それ以外の方もスカート縫製する際はぜひ参考にしてみてくださいねwink

 

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ボータイ襟についての考察

どうも K です。

 

さて、今回は前回予告した通りに

 

ボーブラウスの襟(カラー)についての考察結果報告です。

 

ボーカラー:bow collar とは?

 

 ( bow)の意味が蝶結びのこと、衣服を留め合わすために最も古くから使われ、その歴史は古代エジプトから。

その形状になった衿(collar)のこと。

 

 

  まず、土台となる身頃の襟ぐり部分を用意

 

 

条件:前立ての位置はリボンを結ぶことを考慮して下げる。

 

    付け止まりも同じ理由でCFから距離をとったほうが良い。

 

    前のくりの形状は詰めすぎると首に当たって苦しいのでやや首から離れ気味。

 

 

 

 

今回は4パターンのトワルを組んでみて実験

 

使用素材:中肉シーチング(のりつき)

 

 

①台衿を作図して、ボー部分は直線(衿幅3cm)

 

 

 

 

 

 メリット:●首に上手く沿う。

 

         ●結んで無くてもある程度形が保たれるので、タイのようにもできる。

 

              (注:接着芯を貼る条件)

 

デメリット:●要尺がかかる。”わ”でとれないので表衿と裏襟の2Pが必要

 

      ●縫い代もつき厚みが出るので使う素材を選ぶ

 

 

 

 

(考察)以上のことから、かっちりしたイメージでローンなどといった生地が望ましい。

接着芯を貼ることが可能なのが利点ですかね、あまり高い襟は向かないと思います。

 

個人的に思うのは、低い襟の場合襟ぐり形状もすこし詰めてあげて、衿つけ止まりもCFに近づけないと、バランスがおかしく貧相に感じる。

 

 

 

②バイヤスの直線でとる。(衿幅5cm)

 

 

 

 

メリット:●①に比べ要尺がかからない。”わ”でとれる。

 

     ●ある程度首に沿ってくれる。

 

     ●ドレープが出しやすく、高い衿でもOK、

 

デメリット:●生地によっては結ぶ部分で伸びてくるかも。

 

(考察)今回の実験で最も扱いやすいパターンのとりかた。やわらかいイメージを作ることがき、市場で流行ってるクラシックで女性らしいラインを表現するのに、適していると思われる。だが、落ち感の強い布だとやわらかすぎて伸びてくることが懸念されます。

 

③直線の形状でCBで縦地の目を通す。(衿幅7cm)

 

 

 

 

メリット:●最も要尺がかからない。

 

     ●リボンの形がはっきりでる。

 

デメリット:●首にあまり沿ってくれない。

 

      ●かたい(ちょっと結びにくい)

 

(考察)横にたて地の目を通したときほどではありませんがかたいですね。②で伸びてきてしまう生地にはいいのではないでしょうか?

 

④直線の形状で横にたて地の目を通す。(衿幅5cm)

 

 

 

 

 

メリット・デメリットは③とほぼ同じ。

 

(考察)③よりかたい、蝶結びするとリボンが立ってくるくらい。絶対のびてほしくないならコレですかね。

 

 

 

☆まとめ☆

 

作りたいデザインや素材によって仕様を変更すると良いと思います。

 

最近の傾向として、柔らかく落ち感の強い生地が多く、デザインもクラシックなものが多いです。

 

さて、以上が今回のレポートになります。

ブラウスは暫く流行りそうなので、これを機会に作ってみてはいかがでしょう?

私も生徒さんから作ってみて欲しいと要請があったので、時間を見て製作予定です。

完成したらまたupしようかと思います。

ではまた。

 

 

 

 

 

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鞄②

前回に引き続き鞄です・・・

  

   ↑

このカバンです。早く使いたい!(このサイズすごい便利なんです!)

 

前回バラバラにしたパーツを調べてパターンを引いてみました。

 

単純な形状で直線ばかりですからCAD(パソコン)で作成しました。

 

以外にパーツ数が多いです!

  

パターンの特徴としては、土台の前パーツとポケットだけ台形になっていました。

どんな意図があるのでしょうか?おそらく口があまり広がり過ぎないようにだと思いますが、

縫製をしてみてどんな意味があるのか考えたいと思います。

 

素材は・・・

かなり厚めの帆布を使おうと思っています。裏地はポリエステル素材のもので、芯地は張ってみてから考えます。

糸も、30番くらいの太めのものを使おうと思っています。

 

角カンは使いまわします。

ファスナーはダメージが少なかったので使いまわします。

中クッション材は探してはみますが、手に入らないことも考慮してそのまま使うかもしれません。

 

さすがに紐(もち手)はぼろぼろですので、取替えようと思います。

紐はポリエステルの素材のものが多く、鞄の雰囲気にミスマッチになるので、綿素材のものを探したいと思います。

全体にパイピングしているテープもできれば綿素材のものを使って統一感を出したいところですね。

 

 

縫製はやってみないと分からないことも多いですからとりあえず、いらない厚手の生地でサンプルを縫製してみてから本番に臨みたいと思います。

 

 

次回は実際にサンプルを縫ってみたいと思いますのでお楽しみに~!

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