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パターン技術検定試験3級①

こんにちは K です。

前回の2級の内容に引き続き3級の内容で更新していきます。

 

3級のデザインはこちらです。

公式絵型

公式からデザイン画にしました。

勉強をする上で押さえておくポイントとしては、

●基本シルエットは変更が少ないので、シルエットの出し方を覚える。

●公式発表の2型はどちらもひけるようにする。(組み合わせて出るケースが多い)

●シルエットを形成する上での寸法等は覚えておく、もしくは決める。(着丈、袖山、袖幅、肩幅、等)

●とにかく数をこなしてスピードを付ける。(自分でタイムテーブルを決めてそれを基準に動く)

ですかね、以下の写真はこちらで組んだものになります。

組んでみて思うことは、

まず寸法はだいたい肩幅38cm、B94cmくらいですかね、着丈は50~55cmの間くらいではないでしょうか?

袖口の仕様は今回ダブルの仕様にしました。

 

襟のディテールに関しては公式の絵型のように襟の返り線を人体に隙間なく沿わせるのは、

製品としておかしい形状だと思いますので、やはり指一本通る隙間は必要でしょう。

脇線の形状は直線?と思いきやほんの気持ちウエストを削り裾でフレア出してます。

直線にするとカマ底から裾にかけて内側に入ったようなラインになってしまいます。

袖山のイセ分量はいつも授業で入れてる配分くらいです。

 

あとは袖口形状は直線にしております。

直線にすると縫い目で抉れるような角ができるのでは…とお思いかもしれませんが、

逆にこうすることによって、横から袖口を見たとき内側の縫い目が見えないので見た目が綺麗です。

 

皆さんのご参考になれば幸いです。

 

 

 

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パターン技術検定2級①

こんにちは!
またパターン検定の試験が近づいてきました。

毎年お話していますが、時間に注意!!
もちろん試験の時間自体が短いのも注意ですが、勉強時間も短いですよ!
早めに取り掛かりましょう!

今回のデザインはコチラ





横 





身頃に関しては、バスト94前後ってところでしょうか。
たくさん引いて自分の形をつくりこめば、特に問題ないかなと思います。
身頃のバストダーツ、肩ダーツでのイセ配分、ウエストの絞る配分、切替の位置は完全に覚えてしまったほうがいいでしょう。
ただあまり修正している時間がないので、迷うようでは正直厳しいです。

衿はたたみすぎても、開きすぎてもダメ!
衿の返りが綺麗にロールしません。
ここも自分なりの寸法や、形状を覚えてしまったほうがいいでしょう。


・・・今回はギャザー袖です!!
時間配分大丈夫かな?と思います。
4面体の形状は比較的楽だとは思いますが、ギャザー袖は修正しにくいので、1発で決めてしまわないといけません。

特に袖山、袖幅を自分なりに寸法を出し、形状を覚えておかないと失敗しますから、とことん引いて慣れましょう!(おそらくパターン展開している時間はありません)
カーブの形状、袖山の高さはコチラのパターンを参考にしてください。

私の袖山のギャザー倍率は1.45倍だったので参考までに・・・袖幅は32cm前後ってとこでしょうか。


では皆さん、合否が分かる前に勉強しておくことをお勧めします!


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パターンメーキング検定1級 ②

PM検定1級の続きです。

今回はパターンをざっくりと説明したいと思います。

来年受験される方や興味のある方は参考にしてくださいね。(毎年傾向は違いますが・・・。)

 

詳しいお話はぜひともオペラに入学して聞いてください!詳しく説明しますよ!

ではでは・・・

身頃から

ボディは「ドレスフォーム」の10号です。

バストは93cm程度でかなりウエストで絞っています。

丈がかなり短いので、ウエストの位置のバランスがとりずらかったです。

 

肩のいせ込む分量が多いので、トワルをいせ込むのに少し時間はかかると思います。

アイロンワークにかなり時間がかかるので、練習しましょう!

 

 

次は衿と前身頃です。

バストダーツは可能な限りとります。

正直着用できないでしょって思いますcatface

衿はあまり衿腰は高くしすぎずに3cmまででしょう。

 

 

袖です。

前にほとんど振っていないので、いつも引いている感覚とはかなり違います。

こればかり引いていたので、その後、多少の後遺症(?)が残りました despair

 

ほんとにかなりのやりこみが必要です。

この形に慣れるのも正直どうかと思いますが、スピードは確実に上がりますので、オペラの生徒さんはぜひチャレンジして見てください!

 

 

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パターンメイキング検定1級 ①

パターンメーキング検定2級の試験も終わりましたが、受験された方はどうだったでしょうか?

3級はもうすぐですので追い込みがんばって下さい!

時間がタイトな中で、どこまで作りこむ事ができるか。皆さんは作りこむ事ができたでしょうか?

 

2級で自信がついたら次は1級です!

大阪では10月1日に試験です。

1級はかなりの作りこみが必要ですし、スピードが求められます。

 

私は今回の試験を受験し、合格しましたのでその様子をお伝えしようと思います。

 

スペンサージャケットが出ました!デザインもので、かなり苦労しました・・・

 

全体の注意点としては・・・

・細かい時間設定をしておく。完成していなければ審査対象外です。

・衿などデザイン性の高い部分に時間をさけるように、スピードを上げる。

・自分の力量で修正が可能か判断する。(結構重要です!)

 

 

7時間ありますが、結構足りない気がすると思います。

 

参考までに私は下の時間配分で作業しました。

特にパターンでは衿に、トワルでは後身頃のくせ取りに、自分の力量を考えて、少し時間をとる設定にしました。

 

大体昼休憩までに、身頃と衿を組み終えておけば修正を1時間する事ができるので、変わったデザインが出ても対応できます。

ちなみに袖は1回で決めます。オペラの引き方だと1回でいけるでしょう。

 

パターン

身頃 60分

衿  30分

袖  30分

 

トワル組

身頃 衿 60分

袖 40分

 

修正

身頃 衿 60分 (ダーツ量 裾のラインのみ微調整)

袖  0分

 

工業用パターン 2時間 (かなり余裕を見て)

仕様書 20分 (ここは必要最低限しか記入しませんでした)

 

 

これくらいの時間配分でもぎりぎりといったところです。

今回はデザイン物が出たので、実際の試験では作りこむ作業よりも、全体のバランスをとる事を優先しました。(くせ取りなどにあまり時間をかけず、デザインバランスがまとまるように)

 

袖は正直これでいいのかなという感じです。

合格された方の意見だと、袖はほとんど前に振らない形状にしなければいけません。

(写真の袖よりもう少し後ろ振りのほうがいいかもしれません)

おかしくない!?という感じです。

 

くせ取りは少し時間をかけます。

特に後ろ身頃で時間をかけてつくります。10~20ヶ所はくせ取りするのでどうしても時間がかかりますから、かなりの練習量が必要です。

肩のイセ込む量が多いので、はじめは少し時間がかかります。練習あるのみです。

今回のデザインはかなり丈が短いので、ヒップまわりの形を作る必要はありませんでしたが、もう少し丈の長いデザインだと更に時間がかかります。

 

工業用パターンはとにかくスピードを重視しました。完成していないと、いくら綺麗に作りこんでいても審査対象外になるので、可能なかぎり早く仕上げます。

 

 

 

次回はパターンの説明をしたいと思います!

 

お楽しみに!

 

 

 

 

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2011年 パターンメイキング検定

ブログが新しくなっての一回目は

2011年 パターンメイキング検定 です!

 

今回の2、3級、どちらも何度高めなので、受験される皆さんは気を引き締めてがんばってください!

オペラでは毎年パターン検定のサンプルトワルを組んでいますから、ぜひとも参考に!

 

ではまずは3級から

 

3級①

前                    横

 

3級②

前                    横

参考になったでしょうか?

今回は3級②が難度やや高めです。

 

身頃にダーツがない状態で、バストの膨らみをつくらないといけませんので、バストダーツ分量を・・・

1 裾のフレアに逃がす。

2 衿ぐり、脇にイセとして逃がす。

という展開をしています。もしかしたら 2 は難しいので必要ないかもしれません。

 

かなりタイトなスケジュールなので、何度も練習しておいてください!

 

次回は2級をお伝えしますので、お楽しみに!

 

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