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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
スウェット衿ぐり➁
体験セミナーご予約受付中です
募集開始したばかりなのでまだ空席もございます。
先着順で定員を超えると立ち見になります。
参加ご希望の方はお早めにご連絡下さいませ。
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
予約制で東京校のみ開催です。直接東京校のアトリエにお電話お願い致します。
東京校 tel 03-5473-1519
新型ウィルスの拡大しないか心配ですね・・・
ひとまず対策としては、アルコールでの手の消毒、うがいなどを行なっていますが、警戒が必要そうです。また東京ではマスクの品切れとかあるんでしょうか・・あまり情報に振り回されないように注意したいと思います。
さて、前回の続きです。
やりたかった事が↓これです。
古着のディティールで見た事があってずっとやってみたいなと思っていて、「なぜこの仕様があるのか?」不思議だったものです。
理由は「伸ばして付ける量を減らす事が出来る」からかなと思っています。
もちろんデザインとしての仕様の意味もあるのでしょうが、作ってみて「浮きを引っ張る事が出来る」という使い方が出来るなと思いました。
例えば衿ぐりのカーブをどうしても丸くしたいなどの場合は伸ばす量がどうしても多くしないと落ち着かない(前回画像のように浮いてしまう)のでこのデザインだとよりフィットさせる事が出来ます。
デザイナーの領分?に入るかと思いますが、「なぜこの仕様があるのか?」と考えるのは凄く大事な事だと思います。
ちなみにパターンは↓のような状態です。
所謂ミリタリーのMA-1のようなリブが付いてるイメージですね。
衿先でダーツが取れるので「浮き」を押さえる事が出来るという仕組みです。
生地でどうしても浮いてしまう場合はお試しあれ
次はどうしても丸く仕上げたくて上の仕様のように特殊デザインはちょっと・・・という時の仕様です。
家庭用のミシンでは難しいかなと思っていたのですが、意外にいけそうなので試してみる事にしました
↓こういう仕様です。
身頃の裁ち端まで挟み込むタイプです。パイピングをイメージしてもらえればいいかなと思います。
ただ、伸びる量が少なくなるので「頭が入らない!」なんて事が無いように「少し大きめの衿ぐりにする」が条件になります。
通常既製品は2本針で裏がロックになってるタイプですが、そのミシンが無い場合は・・・
「伸縮縫い」は家庭用なら付いている縫い方かなと思います。
因みに肩線はあと縫いにしました。
メリットは縫製がしやすい事です。見た目はちょっと綺麗ではないですかね・・
アイロンで折り返したら「ジグザグミシン」で縫います。これも家庭用なら付いてる縫い方です。
裏側を落としやすいのと生地の厚みが結構もっていかれるのでリブの幅は生地によって変更した方がいいと思います。ちなみに1回目失敗して5mmくらい厚みで幅が減りました・・・
パターンは↓こちらです
中縫いをする前にアイロンで形を作っておくとより綺麗になります。
身頃の縫代が端まであるので伸びにくいのでオススメです。多少手間はかかりますが、試してみて下さい
ではまた!
スウェット衿ぐり①
体験セミナーご予約受付中です
毎回埋ってしまうほど人気ですので、ご連絡はお早目にお願い致します!
前回の様子はコチラ↓
http://www.leopera.com/md/?m=201908
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
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東京校 tel 03-5473-1519
さて・・
今年は東京にいると暖かく感じます
毎年このあたりの時期に雪が降ってもの凄く寒かった記憶がありますが、あまり寒くありません。ただ、お店の中が暑過ぎていつも汗をかいてしまうので、最近は「出かけた時脱いでも荷物にならないショート丈の服」「前がすぐに開けられて体温調節しやすい服」を着ています。
着ていくものをそんな風に気を使って見ると少し楽しかったりしますし、そこでちょっとした気遣いがある服を見ると「おお」と面白くなります
「気遣いのある服」はどうやって出来るかと言うと、やっぱり「いかに丁寧に考えてきっちりとした理論に基づいて細かく調整出来たか」かと思います。これはやはり何度も繰り返さないと身に付かないと思っています。
再度作ってみるという事は非常に大事だと思います。何度も同じ様に見える事も繰り返す事で発見する事が沢山ありますし、他の打開策が見つかったりします。
そうですw
また衿ぐりですw
すみません。前回作ったものが凄く気になっていて、もう少し突っ込んでやってみる事にしました。
以前作ったスウェットがこちら↓
前の衿ぐりが微妙に浮いているのが、気になっていました・・・
生地の固さやパターンの伸ばす分量など、いろんな要因がありますがこの時はもう少し伸ばした方が良かったかなと思います。
ただ、条件が異なると全くうまくいかない事があります。それを今回はもうちょっと分かり易い生地で試してみました(次回行うパーカの講習を受ける方にも説明したかったのでw)
①柔らかい生地(伸びて戻り易い)
生地にはある程度の厚みがあり、スウェットの中でも冬用に使用される暖かいタイプのものです。柔らかさが他と違う点です。
➁固い生地(あまり伸びない)
厚みがありどちらかと言うとかなり固い生地です。
伸びはほとんどなく動きにくい布帛に近い生地です。
➂薄く伸びるフライス
どちらかというとちょっと厚めのTシャツに使われるくらいのフライスです。
かなり伸び、戻る力もそこそこあるものです。
④厚く、固さもあり戻り易いフライス
固めのフライスで、目がかなり詰まっています。
厚みも➂よりあり、戻る力が非常に強い生地です。
以上の4種類で比べてみようと思います。
条件は前回と同じパターンでフライスの伸ばす量も同じにしています。
土台の生地①柔らかい生地のフライスを縫う前の状態です。
①柔らかい生地に➂薄いフライスを縫った状態です。
見事にダメですねw
衿が波打っているのが良く分かります。・・・たまに既製品でも「これほんとに?いいの?」っていうので見ますが・・・
①柔らかい生地に④固いフライスを縫った状態です。
ばっちりうまくいきました。特に前回前の衿ぐり側が若干浮いていましたが、それもなくぴったりフィットした状態です。
➁固い生地に④固いフライスを縫った状態です。
➁固い生地に➂薄いフライスを縫ってもうまくいかないのは分かっているので、④固いフライスを縫ってみました。
それでも衿ぐりが浮いて立ってしまっています・・・モックネックみたいな・・・
土台の生地が硬く、④固いフライスが全く動いていないので布帛に縫い付けただけのような状態になっています・・・
もちろん伸ばす量を多くすればある程度はフィットしてくるのでしょうが、縫い難くなるし、限界はあるかと思います。
しかもいろんなミシンを使える既製品ならまだしも、家庭用でとなるとかなり限定されてきます・・・・
じゃあどうしようか・・・と考えたのは次回w
お楽しみに!
インナーダウン➁
あけましておめでとうございます!
本年も生徒の皆さんに満足して頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します!
さて、2020年4月期~の申し込み日が決定致しました!
東京 3月1日15:00~随時受付(当日は17:00迄)お問い合わせ03-5473-1519
大阪 3月1日10:00~随時受付(当日は12:00迄)お問い合わせ06-6765-1550
各アトリエにて、直接申し込みをお伺いしますのでご希望の日時がございましたら、お早めにお越しください。
*申し込みの際には、入学金4万円が必要です。
*CADセミナー、ソーイングセミナー、スペシャルセミナーのみの受講には入学金不要です。
東京校のみ体験セミナー開催です!
3月1日(日)午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:00~15:00
お電話にて予約できますので参加ご希望の方は東京校までお問合わせ下さい!
さて年越してしまいましたが 、、完成です!
裾、袖口、衿グリ、前端に綿のテープでいいのがあったのでパイピングしました。
外周全てに捨てミシンをかけましたが、結構めくれやすくて難しかったです・・裏地端にテープとか貼ったほうが良かったかもしれません。
スリット角が裁ち切りの仕様で、やりたかった家庭用ミシンのジグザグ縫い細かいバージョン。
カンヌキっぽく見えて裁ち端も隠せました。結構おすすめです。
カドの部分はかなり難しくて、アイロンで丁寧にテープの形を曲げましたが、それでも少し反り返りました・・カーブ形状とテープをカーブさせる限界値が合っていなかったんですね・・・カーブを緩くするか、テープ自体をも少し曲がりやすいものにしても良かったかもしれません。
ドットボタンを使うと開け閉めの時最初固く、強度的に生地が裂けそうだったので前端のボタンはスナップにしました。表に手付けの糸が見える状態にしました。
もう1点違うところはアームにステッチを入れたことです。これで硬く仕上がり少し形も出て、縫代がアッチコッチに倒れる事もなくなりました。
裏の生地はド派手 なんとなくオレンジを使いたくなっただけですw
表の生地が元々ナイロンで伸びなかったですが、今回の生地は少し伸びるタイプだったので、少しだけ縫い目にキセをいれました。
出来上がり!
生地がやや硬いです。ほぼ同じくらいの見た目ですね。
横は身幅を出したので少し裾廻りに余裕が生まれました、中にスウェットを着ると丁度良いくらいです。(買ったものは中にスウェット着るときつくて・・・)
後ろもそこまで差はありませんが、余裕が出た分・・・↓
かなり腕が動かしやすくなりました。
後ろもそうですが、肘の部分がかなりラク
袖山の前後に差がなかったせいで腕がかなり突っ張ってしまうパターンになっていました。サイズが少し小さかったこともあるでしょうが、それでも少しくらいは後ろを足してもいいんじゃないかなと思えるパターンでした。一番修正したかった部分です。
点線が元パターンです。
身幅と後ろを縦にほんの少しだけ出して、後ろアームホール緩いラインにしました。各5mmくらいの修正です。
袖は身幅に合わせて袖巾だけ出し、後ろのカーブを緩いラインにしました。ここも5mmくらいの修正です。
身頃も袖も各5mmくらいの修正していませんが、劇的に腕が動かしやすくなっています。(もちろん身幅を出した影響もありますが)
パターンは本当に少しだけの修正で大きく変わります。
デザイン性を壊すことなく、修正することは難しいです。ただ、理論さえしっかり学んでいれば、自分の好きな形且つ運動量もあるというような難易度の高い事も出来るようになります。ちょっと気になるところを原因追究して、的確に修正。
パターンを引く楽しさの1つだと思います。
4月期から始める事を考えている方も、ちょっとだけ興味がある方も是非一度見学にいらして下さい!
今年も服作りを一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします
2019年 12月 中国広州 企業セミナー
みなさま、こんにちは。
本日はLE・OPERAの松村代表の中国企業セミナーのレポートをご紹介します!
場所は中国の広州。
緯度的には沖縄くらいで気温が高く、真冬なのにTシャツの参加者もいたそうです。笑
今回、研修する企業は2006年創業のカジュアル衣料では中国NO.1の会社で世界規模でショップ展開をしている「UR」という会社です。
メンズ・レディース両方合わせて4日間のセミナー開催でした。
使用するボディはヨーロッパの体型を研究して独自に開発された物だったそうで1体30~40万円もするそうです。
ボディには会社ロゴと1台ごとにシリアルナンバーもついていたみたいです(+_+)
かっこいいですね!!!
レディースボディの特徴は厚みがあり胸も大きくバストポイントが低めに設定されており、ヒップのサイズは大きく大臀部の厚みも大きくつくられていたみたいです。
メンズボディも胸の厚みが大きく大胸筋が大きく設定されていて、ヒップサイズは標準ですが幅が狭く後ろの大臀部の厚みが大きく作られ、その分幅が狭く見えています。
メンズ・レディス両ボディに共通して凸凹が大きくよりリアルな体型になっていたそうです!
セミナー1日目。
ボディのテープ貼りとストレート原型作製。
参加者はパタンナー35名、デザイナー5名。
まずはボディに基準となるバスト・ウエスト・ヒップの水平ラインを決めます。
その後はLE・OPERAの普段の授業と同じくラインを参考にしてストレートの身頃原型作製です。
ボディの胸の厚みが大きくバストのダーツがかなりあったみたいです。
なので、日本のボディで作ったジャケットを着せると胸の所で余ります。
O岩もそうですが余ってる箇所を見るとダーツを取りたくなってしまいます(^^)/
日本の紳士服の作図は昔のままのボディに合わせて研究されている物が多く、海外で販売すると胸や肩が当たって着難い服になってしまう恐れがあります。
午後からは身頃の原型からジャケットの身頃までを作製しトワールで確認します。
2日目は各自ボディに合わせて作った身頃の確認と袖の作製です。
トワールです。
ヒップ寸法はゆとりがありますが太腿が発達しているのでその部分が当たっています。
また袖の高さが足りていないので身頃との隙間が大きくなってしまっています。
修正としては前のヒップ寸法を半身で1センチ出し、袖山を5ミリ出せば問題ないレベルでした。今回は時間が限られていたので修正手順の説明をして、トワールの組み直しはできなかったそうです。
3日目はレディスのストレート原型作製とジャケットの作図です。
最初にボディを見せてもらった時から胸の立体感がリアルに表現されているので胸の上部にかなりくぼみがあり、上着の原型を取るには無理があったそうですが、講習前日に補正の方法を思いついて凸凹をうまくコントロールできたそうです!
これのおかげで原型も綺麗に取ることができ、ジャケット身頃の作製にも取り掛かれたみたいです。
急な発想で打開できたのはさすがLE・OPERAの代表だと思いました!
身頃とアームホールのパターン完成後、全体のバランスを見ると違和感を感じてサイズ確認をすると、ゆとり寸法を足していなかったというハプニングもあったそうです(+_+)
しかし、原因と補正方法を伝えて無事に身頃のトワールも完成できました(^^♪
午後からと4日目にかけては袖の作製と2枚袖の表情の出し方を研究した後、トワールを完成させ、ここからは何の問題もなかったようで綺麗なテーラードジャケットが出来あがっています!
メンズとレディースを並べた状態です。
最終日はラグランスリーブの仕組みと作製方法の説明をし、こちらも時間に限りがあったためトワール組みまではできませんでした。
ただ、参加された皆様の必死な様子がこの作業場に表れていますね(*_*)笑
参加した皆様、何かを掴んだようで満足してもらえたようです!!!
最後に完成したチーフのトワルと並べて撮影。
以下、LE・OPERA松村代表の感想です!
中国では以前も他のアパレルでオリジナルボディを使ってジャケットの講習を行いました。
中国ではボディの研究が進んでいて企業の努力が伺えます。
それに反して現在、日本のアパレルでは昔のままの同じボディを使い続けていて、今のユーザーの体型と乖離した商品が作られています。
世界を視野に入れて生産をしていくのであればその辺りの研究が特に必要だと感じました。
インナーダウン①
年末です・・毎年言いますが早いですね・・
年末年始ですが、28日~5日までお休みを頂きます。
生徒さんは間違えていらっしゃらないようご注意下さい
最近は寒さにも慣れてきたところにまた暖かいという良く分からない天気が続きます。
脱ぎ着しやすい服装がオススメ。・・・ということで、中にも着用できるインナーダウンを購入してみたのですが、腕が動かしにくい・・・袖に違和感を感じたのですが、研究にもいいかなと思い、そしてものすごく安かったので買ってみました
まあ腕は上げやすいんですが、
袖山がなんだか前後同じような・・
前に曲げようとすると、少し貼り感を感じます
パターンを調べてみたところ・・前後同じ袖の形 初めて見ました。
そりゃ後ろ足りないわ・・
修正して検証しようと思います。
袖の振りはそのままで、後ろ袖、後ろアームのラインを少し出して見ます。ついでに身幅も半身で+2c変更。また次回検証で元パターンと比較してみます。
素材はコットンライクな微起毛のキルティングにしました。さすがにダウンは出来なかったので・・
裏は派手なオレンジ ミリタリーの裏地っぽい感じにしました。
裏地は薄手のナイロン。薄くても強度は欲しいのでリップストップナイロンにしました。
ポケットは裏を控えて縫いましたが、少し見えるようにしました。着ているとオレンジ色がチラチラ見えます
薄手ナイロンですが、かなり薄いため普通の押さえで縫うと縫いズレが激しかったです
なので、リング押さえに変更しました。ある程度上の押さえが動いてくれるので、縫いズレは防止できます。
ちょっとしたテクニックですが、よくシフォンなどの薄手生地の場合最初の返し縫いでグチャってなります。
それを防ぐ為に返し縫いではなく生地そのものを回転させて縫い戻るとグチャっとなりません。薄手生地で試してみて下さい。
ささーっと縫って、表裏をくっつけた所まで出来ました
糸調子や最初の試し縫いなどセッティングに時間はかかりますが、縫い始めると早いです。
では次回完成で
部分縫い 控え無し比翼
寒暖差激しいですね・・毎日服装困ります・・電車も暑いし・・・
とりあえず最近は脱ぎやすいものを着て出勤するようにしていて、被り物は最近着ていないですね、、
「着脱がし易い」は大事だなと最近よく感じます。
という事で・・・強引ですが、「ボタンの開け閉めがし易い比翼」です。
なんてことない比翼ですが、普通「見返し(裏)はコの字に控えているもの」が多いです。比翼の仕様って生地が硬かったりするとすごくボタンかけにくいんですよね・・・
最近の服はほとんどコの字ですが、こちらの仕様は控えが無く、表裏の前端が揃っています。
昔(90~80年くらい)のものにはよく見かけます。
メリットは
ボタンを使う時、裏の比翼布がヒラヒラして持ちやすい
です。それだけ?と思うかもしれませんが、ほんとにかけやすくなります。
ボタンかけにくいのって結構ストレスなんですよね・・
では↓パターンです。
右は省略して左だけです。続きの比翼なので、生地は薄く仕上がります。
薄い場合は芯を貼ってもいいかなと思います。裾には前端までキセを入れています。
バーバリーのトレンチコートなどに見られる仕様です。ついでにやってみました。
まず比翼布をアイロンで折り、裏にホールをかけます。最初にホールをかけておいた方がやりやすいです。
次は裾下端を地縫いして、キセを入れてから前端を地縫いします。上端も地縫いして角は切り込みを入れておきましょう。
出来たらひっくり返します。
裾は角の縫代が分散しているので、厚みは軽減できすっきりしています。
比翼布同士に中止めステッチをかけます。「ポイントは端まで縫わない」です。
端まで縫わず生地も端まであるのでボタンをかける時布が持ちやすくなり、「アソビ」になってボタンに引っ掛けやすい。という仕組みです。コの字タイプはかけにくいんですよね・・・
続きです。前端にステッチです。
上下かけて、比翼部分は強引にめくってステッチをかけます。ここが最近無くなった理由かと思います。縫い難い・・
最後にL字に比翼布押さえのステッチです。
メリットは先ほどの「ボタンがかけやすい」
あとはコの字の角の縫い代がないので、「スッキリした前端」になります。これはシルエットに影響しそうですね。
デメリットは「返し縫いが見える」「縫い難い」です。
ほんとにちょっとしたことですが、こういった工夫に気遣いを感じた時、「良く出来てるなあ」と感じます。
着る人の事を考えた良い仕様だと思います
ではまた!
部分縫い モッズコートポケット②
こんにちは
本格的に寒くなってきたので、服装にご注意下さい。(毎回言ってますね 気温10度差は風邪ひきますよね・・・)
早速ツイードのコート着ていますが、結構派手なので目立ちますw
いつの間にか師走なので、大掃除になりすぎないよう今の時期からちょこちょこ掃除をしています。毎年1日でやると大変なので今ぐらいからやっておくと楽になるのでおすすめです
では前回の続きです。
フラップを地縫いして縫い代をカットします。
角は生地が重ならないように、カーブはシワにならないようにカットしました。カジュアルならそこまで気にしなくていいかもしれません。
ひっくり返して端にステッチをかけます。今回は途中で止めています。
ややこしい口布です。見返し端にロックをかけておいて、写真のように縫います。
わざわざこんな縫い方をしているのは、少しでも縫い代の厚みを軽減したいためです。
パターンが鋭角になると縫い代が集まってしまうため、微妙に角を落としていました。パターン的にはややこしいので、ちょっとしたテクニックだと思って貰ったらいいかなと思います。
生地が厚すぎる場合は、切り込みから下は中縫い無しの切りっぱなしでもいいと思います。
ひっくり返します。
写真撮るの忘れてしまったんですが この後口布上端にステッチをかけておきます。
できたらフラップ口布、裏には袋布をセットし、上下縫います。
出来たらYの字に土台布、袋布を一緒に切り込みを入れて一度ひっくり返します。口布端の縫代が飛び出ないように。
表からコの字に口布側にコバステッチをかけ、見返しおさえのステッチもかけます。
一度袋布を出して、向こう布と袋布を地縫いします。
もう一度戻して、外周ステッチをかけます。
今度は表から向こう布貫通でコの字のステッチをフラップ側にかけます。
最後口布端とフラップに止めステッチをかけて・・・
完成です。
口布の角の縫い方が少し変わっているだけですが、生地が薄く仕上がるための工夫は必要です。
メルトンなどの生地の場合はこういった細かい縫製のテクニックでかなりクオリティが変わりますので是非試してみてください。
このブログを見て縫ってもらえたらなと思って、今回写真が多くて長くなってしまいました。以前に作った部分縫いもまとめていこうと思いますので迷ったら参考にして下さい。
ではまた次回!
部分縫い モッズコートポケット①
雨が続きます。
昨日は息が白くなるくらい寒かったですが、月曜は暖かく10℃くらい違うようです
暖かいからといって油断しない様に気を付けます・・・
そういえば現役の学生さんがスカートの説明に非常に感動してくれました 学校では聞いた事ない知識なんかも交えて話したりするので、凄く喜んでくれました。こちらもなんだか嬉しくなります。お互いに楽しく出来るのは大事ですね
ではちょっと部分縫いを。いいのありましたw
所謂モッズコートのポケットです。
ただ、ほんのちょっとだけ仕様変更していました。本家はもう少し縫い難かったと思います。
↑こいつです。口布が長く折り返して使うやつですね。ドットボタンではなくバネホックタイプで開け閉めは本家より非常に楽です。
このあたりの角の処理の仕方が良かったです。縫い代が極端に薄くというわけではないですが、ちょっとだけ工夫されていて、面白い仕様です。
裏側は袋縫いされていて
パンツのバックポケットと同じようにめくっても縫い代が見えない綺麗仕上げです
早速パターンです↓
土台布
口布端がややナナメになっているのがモッズコートのポケット口の特徴ですね。
口布とフラップ
口布が続いていて複雑化していますが、そこまで難しくはありません。さすがに縫わないとちょっと分からないかな?表、裏と表記しているので良く確認してください。フラップ両サイドに口布貫通のステッチが入ります。
袋布・向う布
袋布はスレキです。生地がごつくなければどちらも表地でもいいかなと思います。角を丸くカットしているのは、縫代の厚み軽減とポケットの底にゴミが溜まらないようにかなと思います。
裁断です。
これに+土台布を用意しておいてください。
今回隠しでバネホック付くので、フラップ裏に力芯プラスで貼っておきます。
で、生地が薄いのでプラスでパッキンを余った革で作りました。薄手の生地の場合は入れておいた方が無難です。破けてしまうので。
裏フラップに先に付けておきます。パーツ間違えないでね
では次回縫製手順です。
お楽しみに!
ベンチコート➁
こんにちは。
かなり寒くなってきました 秋服が着る期間が極端に減っている気がします・・
1枚仕立てのコート着る期間いつ?w
10月期も始まり、少し落ち着いてきましたがそういっている内にもう年末近づいています。早くないですか?
では、前回の続きで、少し修正かけたベンチコートです。
生地が大幅に違うので、雰囲気は変わります。
少し仕様に工夫をしてみました。
ツイードのコートなのでこれからちょうどいいです 久々に季節感ありますw
パターンは後ろのネックまわりだけ少し修正してほとんどそのままいきました。
後ろのハネは抑えられています。(もう少し少なくても良かったかも )
後ろはドレープもう少しあっても良かったかもしれません。・・猫背だなあ・・
袖は裏がしっかりしているのでかっちり形が出ました。
前を開けるとこんな感じです。
裏は今まで使用してきた生地の余っているものをパッチワークのように使いました。(もったいなくてw)ついでに胸にポケットも足しています。
オリジナルは裾を表貫通で叩きつけていましたが、ツイード生地の柔らかさを生かしたかったので、ふらしています。
今回やってみて一番面白かったのが袖のパイピングです。
ツイードと裏地縫い代をパイピングで挟んで、それから身頃高でステッチ。生地が10枚くらい重なっていますwゴツゴツ音をたてながら縫いましたw
そのおかげでアーム周りが硬く仕上がりアームホールが丸く仕上がったので(柔らかいと下にダレます)脇のダレを防ぐことが出来ました。
ここまで硬い生地でやったことはなかったのですが、アームホールのステッチで全体のシルエットが変わるいい例になりました。
ポケット裏も余っていたテープを使いました。
ファスナーの下端は2cmほどふらしてファスナーをひっかけやすくしています。
裾と後ろ中心の縫代は割って、その上にニットテープをたたき付けています。これが一番薄く仕上がるかなと思います。
あとはツイードの生地と同じくらいの柔らかさなので、一緒に少し伸びてくれます。吊らなくて良いですが、製品だと丈が変わってダメでしょうねw
前見返しの端もやってみました。ここもある程度伸びてくれるので表地を吊り上げなくて良かったです。芯を貼ったり、固いパイピングだと吊りやすくなってしまうので。
最後にポケットを2重にして少し硬く仕上げました。口の位置にボタンでもつけようかと思いましたが、生地が硬くなれば、口は開きにくくなるなと思い、こちらを採用しました。
機能的にもハンドウォーマーと実際に携帯などを入れるしきりになって結構よかったです。
さてほとんど同じパターンでも生地や仕様を変更するだけでここまで形が変わるので、「同じパターンを生地変えで作る時は全て変更しなければ完成度の高い服は出来ない」と思います。
いろんな生地で試してみる事をオススメします。
それではまた!
ベンチコート①
雨が続きます。
以前作ったレインコートばかり着ていますが、通気性も良くなかなかの仕上がりです
自分で作ったものを着ていると少しだけテンションが上がります。
気軽に作れるものから難易度が高く、すごく技術が必要なものまで様々ですが、どれも出来た時の気分はなにものにも代えがたいものです。
私だけでなく、生徒さんの声も伝えていきたいので、またインタビューして「マイブランド」のほうで紹介したいと思います。
さてそんなわけで、つくったものから先に (あとのやつをつくったと思われると困るw)
「ベンチコート」というアイテムです。
流行っているのかは分かりませんが、カンタンに作る事ができるカジュアルなコートを探していてこれにしました。生地がいいのもありますが結構気に入りました。
さてベースはなにかというと・・・↓これです
ぐしゃぐしゃ・・ ネットでちょっと安かったので仕様とか見たいなと思って購入。
見事に失敗です うまいこと平置きで写真撮られてましたね。。みなさんも平置きの写真には気を付けて下さい。
後ろ背中思いっきりハネてるなあー
フードも生地が柔らかすぎるので前が見えませんw
柔らかい生地に対して何にも工夫していないので思いっきり口が開いています・・。
前のフード端も生地があまりにも集まりすぎて、職業用ではまず縫う事はできなさそうです。フードのコードストッパーいいんですけどね・・
アームホールの裏がパイピングで無理やり縫っています。ただ、これを見て思いついたことがあるので、採用してやってみようと思います。
問題の後ろ中心です。あまりにも跳ね上がっているため、歩くとしっぽみたいにゆらゆら揺れますw
パイピングしてさらに表からステッチをかけてカチカチです ここだけ伸びない状態なんだからそりゃそうなりますよね・・
謎のながーいカンヌキ。やる意味があまり見当たらない・・・
うーん全体的にこれは別の生地で作っていたものを同じ仕様、同じパターンを使って作られた感じがすごくします。
実際メーカーの人に聞くと、「生地を変えた時にパターン、仕様は変えない」という声がほとんど。速度ばかり求められる弊害かなと思います。
このコート古着なのでしょうがないところもあるかもしれないですけど、着ていくうちに良くなるように作って欲しいものです・・・生地が変わるなら、パターン、仕様も変えた方が絶対いいと思います。。
ちなみにパターンはコチラ↓
フード、袖ともとくに特徴がありません。袖の振りが足りないから、前の袖がすごく余ったシワでますね・・
ここですかね、肩の傾斜が緩すぎるため、首の後ろの1点のみにすごく重さを感じます、、体型もあるでしょうが、結構重たく感じるし、後ろハネてる原因かと思います。
ではでは、次回でさらっと終わらして、今冬に着るぞ!