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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
2017年パターンメーキング検定3級②
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
いやあー、本当に蒸し暑い日が続きますね…
スコール並みの豪雨も夏が始まる合図ですねー、熱中症には気を付けないとです。
さて、皆さん試験の結果は届きましたでしょうか?
もう実技に向けて動いている方もたくさんいらっしゃると思いますが、今回は3級の残りの型を取り上げます。
絵型はコチラです。
使用するボディは今回もキプリス9AR を使用します。
以下はサイズです。
着丈=58・5cm
肩幅=40cm
バスト=97cm
裾周り=104cm
袖丈=19cm
袖幅=33cm
袖口=30cm
袖山=14cm
今回は歯切れのいい数字が揃いました。
前回と同じくボディが10missなどに変更になった場合はバスト寸法を2~3cm削る様にしてください。
では、今回も動画がありますのでご参考ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
では、作図の手順と注意点をみていきましょう!
着丈を入れた原型をかくところまでは授業と同じです。
後ろ身頃特徴
まずは肩甲骨ダーツは絵型のように肩線に逃がします。肩線上で1.3cmと多めにとります。
※クリックで画像が大きくなります。
場所は絵型のバランスを参考にします。
肩線に対しどういう風に入っているのかよく観察していれましょう。
特に今回は、下のウエストダーツにつながるようなバランスでダーツ止まりが入っていますね、これはウエストダーツ側でも意識するようにしましょう。
デザイン線がいい感じに入って、かつ綺麗に立体に出来る位置を練習して覚えておくと良いでしょう。
ウエストダーツは2.5cmとやや少なめですが、取りすぎるとダーツ下のフレアが多くなるので、今回はこんなものです。
脇線は2.9cmウエストダーツとって削り、裾では5㎜ずつ足します。(半身トータル+1cm)
このときウエストから下の線は、やや膨らんだカーブで描くと裾がはねるのを押さえることが出来ます。
前身頃の特徴
今回のバストダーツは、前回と同じく裾とバスト下から脇に向かったのデザイン線に逃がします。
裾は前より少し少なめの2cmくらい。あとはアームホールに2°ほど残して全てバスト下のデザイン線に展開します。
脇線は後ろと同じです。
展開した後、前のウエストダーツはおおよそ1.4cmほどとります。
取る位置に関しては、後ろと同じくデザイン画をよく見て同じバランスになるように取ってください。ダーツの止まり位置に関しても同じ事がいえます。
ただ、バストトップ側のダーツ先は絵型と同じバランスにしようと離しすぎると、ダーツ先が浮いたようにブカブカになるのでほどほどにバストトップから離します。
裾側のダーツ先は後ろ身頃との位置の比較をしたほうが良いでしょう。
その後衿ぐり、アームホールを授業でやってるようなバランスでひいておきます。
前下がりや釦の位置もいれておきましょう。
衿の特徴
衿はステンカラーです。
衿腰はCFの位置になっても少し残しておきましょう。
前衿ぐりにかかる衿付け線は、少し出して返り線がカーブになりすぎるのを防ぎ、シャープさを残しておきます。
袖の特徴
今回の袖は前回より袖山が高めです。
そうなると腕の厚みが当たってしまいがちなので、肩幅も多めに設定しております。
さらに袖山もふっくらした形にするためイセ2.3cmと多めです。
袖口には切り替えがありますので忘れないようにしましょう。
袖角度設定は40°~35°ほどで引いています。
トワルは前回の形と違ってピンを打つところが多いので、ササっとうてるようにしましょう。
ダーツのウエスト位置には切り込みを入れないと、ツレたりするので忘れないように。
着せた時にまだツレがあるようなら切れ込みが足りない証拠ですので、追加で入れるようにして下さい。
あと、いつも通りにボタンやステッチもいれて下さいね。
では完成パターンです。
縫代や展開した衿などはいりませんが、仕様はこんな感じです。
以上で2型揃いましたね。しっかり勉強していきましょう!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, 動画, K
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2017年パターンメーキング検定2級①
みなさま、こんにちは。O岩です。
筆記試験も無事終わり、あとは結果を待つのみですね(^^)
では、早速ですが、PM検定2級の実技試験の1型目になります。
今回は2型とも3面体です!
ある程度の数字と形を頭に入れておいたら、当日はそこまで焦る事もないでしょう!
まずはデザイン画から↓
去年の3面体とほとんど変わらないシンプルな形の物です。
ボタンは2つ釦になり、衿がピークド・ラペルになります。
衿の形、前端のカット、着丈からの第一釦の位置の設定などシンプルに見えてバランスをとるのが難しかったです。
寸法はコチラ↓
着丈 58cm
肩幅 38cm
バスト 94cm
裾まわり 99.1cm
袖丈 58cm
袖幅 33.2cm
袖口 24cm
袖山 15.8cm
以上になります。
ボディはドレスフォームの10missです。
今回もわかりやすく説明を入れた動画をあげてみましたので、こちらもご覧ください↓
パターンになります↓
今回は後ろの切り替えダーツで4.4cm、前の切り替えダーツで1.4cm、前ダーツ部分は1cmで設定しています。
後ろの肩でイセは7mm程とっています。
前のバストダーツは襟ぐりで0.8~1.0cm程開いて、AH作成時は、3°程残してたたみました。
パネルラインは前後バランスを考えてどの辺りに設定するか頭に入れておくとスムーズに作図できると思います。
前身頃です↓
先にもお伝えしましたが、丈からの全体のバランスを見て釦位置を設定するのが案外難しかったです。
さらに釦位置からのポケット位置の設定や前端のカットもデザイン画をよく見て決めるようにしましょう。
前端のカットもどの辺りがカーブの一番高い位置になっているかなど気を付けて引いてください。
釦は21mm。
衿腰は25mm、衿幅は45mmで設定してます。
袖です↓
イセは全体で33mmいれてます。
袖山は15.8cmで設定していますが、トワルを組んでみて微調整してみてください!
袖口の釦は18mm設定にしてます。
完成パターンです↓
CF・CBと各パーツの名称・地の目・見返し位置・ダーツの倒し方向・イセマークなどの記号は忘れずにお願いします!
工業用パターンです↓
完成トワルです↓
毎年よく聞くのは釦の付け忘れです!
周りに早い人がいても焦らず、落ち着いて作図・トワル組みしてください(^◇^)
通し練習で時間を計算しペース配分して挑むといいと思います!
ご清聴、ありがとうございました。
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, 動画, O岩
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2017年パターンメーキング検定3級①
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
もう初夏の様子を漂わせています、今日この頃です。
パターン検定を受けられる皆さん、筆記試験お疲れ様でした!
筆記が終わって早速ではありますが、きたる9月の実技試験にあわせてさっそくパンフレットの内容を練習していきましょう。
今回は3級の型の一つ目をとりあげていきます。
こちらの形です。
使用するボディは今回は キプリス9AR を使用します。
以下はサイズです。
着丈=62.5cm
肩幅=39cm
バスト=98cm
裾周り=118.4cm
袖丈=16cm
袖幅=34.9cm
袖口=33.2cm
袖山=12.7cm
コンマ小数点以下は繰り上げ、繰り下げ等をして、自分の引きやすい寸法に微調整しても良いと思います。
バスト寸設定はだいたいこんなものですが、ボディが10MISSなどになる場合は少々小さくしても良いと思います。(-2cmほど)
今回はよりわかりやすく説明を入れた動画をあげてみましたので、こちらも是非ご覧ください!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
では作図の手順と注意点です。
原型の作り方は授業でやっている方法と同じです。
※クリックで画像が大きくなります。
後ろ身頃の特徴
まず着丈を設定し、ヨーク線(BNPから10cmほど下がった所)を入れてその上に肩のダーツを5°ほど入れておきます。
後ろ中心には4cmほど離れた場所までギャザーを入れます。
ギャザー倍率は1.45倍ほど入れ、その1/2の寸法分は裾にもプラスしておきましょう。
その際の分割線は2、3本ほどで良いと思います。
脇線はAラインなので、脇は気持ち多めの3.6cm裾で入れて、バスト下はやや削るとより絵型に近づくと思います。(削りの操作は時間があったらやるといいです。)
前身頃の特徴
脇は後ろと同じラインにします。そしてバストダーツの一部を裾に2.5cmほど展開します。9ARは腰骨が張っていますし、今回は後ろもギャザー展開しているためこのくらいのフレアは必要かと思います。
あとのバストダーツは3°ほど残し、バスト下のデザイン線に展開しましょう。(デザイン線は脇線上で上から3㎝ほど下がった所にむかった斜線です。)
バストポイントも1cmほど控えておくといいです。
衿ぐりはデザイン画のように深く削り、CFから4cmほど離れた所を衿付け止まりにしておきます。
あとは前立て、前下がりをつけておいてください。
衿の特徴
フラットカラーの要領で衿の大きさ5cm、衿腰は1cmくらいの大きさで作図してください。衿先はデザイン画のような形にしてください。
袖の特徴
袖はタマゴを描く時間が無いので、先ほどの袖山の丈で引いてください。
今回は45°~40°の設定で1.6cmのイセを入れています。
袖下を削った後は、袖ぐりの下のつながりを修正するのを忘れないようにしましょう。
トワル組みは時間との勝負ですが、しっかりアイロンをかけて美しいトワルを組んでください。ボタンやステッチを忘れないようにしましょう!
では、完成パターンも載せておきます。
試験では縫い代の記入までは求められないとは思いますが、しっかり問題を隅々まで確認して指示の漏れがないか確認しておきましょうね。
以上を踏まえてしっかり練習してください。
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, 動画, K
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ダッフルコートの襟ぐり仕様ー③
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
とうとう本州も梅雨入り致しましたねー
紫陽花のきれいに咲く時期なのですが、カラカラに暑い日が続いたので近所の紫陽花はシナシナになってました…。雨が降るのは大変ですが、降らなさすぎるのも考え物ですねぇ…
さてさて、今回はダッフルの仕上げまで完成させましょう。
前回でメインのフード部分が終了したので今回は身頃の完成と袖です。
身頃(2面体)の前と後ろを繋げます。
身頃の縫い代は全てパイピング片倒しの後ステッチをかけてます。
チンストラップも作っておきます。
これはフード部分のアゴに当たる箇所を止めるための物です。
そして2枚袖を縫い合わせ、つくっておいた袖ベルトを配置します。
このとき、ボタンを付ける裏の部分は布の強化のために芯地を貼っておきます。
ボタンをつけて袖を縫い、裏地をつけておきます。
袖を付けて、縫い代はパイピングで処理しておきます。
それから、前立てのステッチとトグルボタン付け
チンフラップのボタンをつけます。
あとは裾をステッチで止めたりして、完成です。
着用するとこんな感じです。
今回私は前端にガッツリステッチを入れましたが、トグルボタンの紐のみ押さえのステッチをかけるタイプもあります。
個人的には、ステッチがない方が上品な雰囲気があります、ですが見返しを安定して押さえるには、しっかりステッチを入れたほうがいいかなぁとは思います。
(押さえる位置が少ないと見返しがカパカパしますし、
ポイントで止めるためステッチが入ってるものより引っ張った時の負荷がかかりやすい)
そこはどういうイメージで作るかだとは思います。
あとは、トグルをひっかける紐も、今回はレザーをチョイスしてますけど、ルーツである軍服本来の形は麻の紐です。ただ今回はその素材ですとカジュアルによりすぎるので革ひもにしました。
トグルの素材も木製や角をお薦めしたいのですが価格が高めです。
ですが、市場にあふれてるテカテカしたプラスチックのトグルよりは重厚感がでるので、本物志向の方は天然素材をチョイスしてもらえればと思います!
ダッフルコートの襟ぐり周りの仕様ー②
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
だんだん初夏に近づいてきましたが、同時に蒸し暑さも感じるようになりました。
シーチングの変化も激しい日々です。
さてさて、前回の続きのコートの縫製ですね。
まずは本体のポケットからです。
フラップと本体、どちらも裏地をつけますが、フラップの方はおしゃれぶってタータンチェックにしてみます。
出来上がったらそれぞれを身頃にたたきます。
身頃を繋げて、裁ち端は裏地でパイピング始末をして片倒しの後ステッチで止めます。
これで土台はできたので、関連するヨーク部分、フード、見返しをそれぞれ用意します。
ヨークは出来上がりに周りを折って、しつけで止めておきます。
フードは縫い合わせ、身頃と同様の裁ち端の始末をし、見返しをつけて完成させます。
見返しも裁ち端をパイピングしておきます。
さて、これでパーツは揃ったのですが、どのようにして縫い代を見せないように縫うか考えました。
市場で見たものは、フードの付け根部分は完全に中縫いされており、それがどのように見返しに響くのか?手順は?と考え、何度か紙でシュミレーションしてみます。
うーん、見返しがある部分は身頃に縫い代を倒して、その他の部分はヨークと身頃でフードを挟むという状態なんですよね…
とても分かりにくいので、図解にします。
まず、図のような配置でフードを見返しと身頃で挟んでピンなどで仮止めします。
それから前端をぬいます。
ヨークをたたく予定の箇所の手前まで地縫いします。
その縫い止まりの位置で、すべての縫い代に切り込みを入れます。
前端の縫い代の処理をして、ひっくり返します。
ここで、前立て部分の形状は完成なのでアイロンでしっかりと整え、縫ってない縫い代は全て重ねた状態に立てて(引っ張り出して)おきます。
その引っ張り出した縫い代を、ヨークと身頃の内側に収まるようにヨーク布で図のようにはさみ、身頃側に倒して地縫いします。
縫えたら、縫い代を後でかけるステッチ内に収まるように小さく、かつゴロゴロしないように微妙に段差をつけて、周りを縫います。
あとは前立てからの続きでステッチをかけて、フード周りは完成です!
さて、とりあえず目的は達したわけですが、あとは出来上がりまでの縫製の様子、
また前端のステッチの種類と考察を次回載せようかなと思いますので、次回宜しくお願い致します。
ヴィンテージシャツ生地①
こんにちは。
あっつくなりましたね
朝夜と昼の寒暖差、花粉症にもやられておりまして・・・特に朝方がグズグズです・・・ 体調には皆さんもお気を付け下さい。
私は体調管理で大事な服装にいつも迷っています。皆さんも迷いますよね?
寒暖差が激しいので特にこの時期服装どうしようかなあとか、梅雨に何着よう?と考えています。
そんな時に薄手の羽織る物が欲しいと思いますが、私は正直シャツくらいしか無いですねえ・・・。コートやジャケットは正直もう暑い・・・
カーディガンとかでもいいのですが、やっぱり結局シャツを年中着用してます。
ということでシャツをまた1枚作ろうかと(何着作っているんだろう )休みの時にヴィンテージの生地を購入しておきました。今回はカジュアルものを。
90CM幅しかないもので、50年代だか60年代だかの生地だそうです。
15cm幅くらいの薄ーい色のストライプで色合いがなんとも言えなかったので買ってしまいました。1m/2500円で高かったですが、、、
そしてせっかくシャツを作るのでシャツのディティールでずっと気になっていた縫い方を試しました。前やった物に非常に似ていますが、こっちの方が簡単。
丁寧に縫製しているなあと感じる箇所です。
それはココ↓
そう袖の開き部分の裏です。
ここが地縫いされていると非常に丁寧な縫い方だなあと感じます。
そんなこと?と思うかもしれませんが、これがなかなか手順のアイデアとしては良く出来てるなあと私は関心します。
では実際の手順です。
袖裏に剣ボロ、パイピング布をセットします。
通常はココで縦に地縫いが入るのですが、
ぐるっと回転して縫い止まり位置を上の写真のように縫います。
縫代の折り方に気をつけて下さい。
剣ボロパーツも縦の地縫いをせずにぐるっと回転
縫い止まり位置を横に縫います。
で切り込みをYの字に入れて
ひっくり返し(表に)て切り込んだ生地を地縫い無しで挟んでコバstです。
私が関心するのはここで、地縫い(通常なら縦に最初に地縫いする箇所)を捨てて横の地縫いを優先した所です。
裏側に切り込みが出るくらいなら、地縫いをしないで挟んで直接コバstというやや難度が高い縫い方を選ぶところがなんとも良いと思います。(マニアックですかね?)
結果はやはり裏がキレイに仕上がるのでちょっと値段の高いシャツはこんなことをしていますよ。(某日本のファストファッションブランドはこれを安い値段で実現しています・・・手間なのにすごいです )
シャツの購入を考えている方はここに注目してみて下さいね!
今回はさらっと作ろうと思っていたので、完成は次回お見せできるかと思います。
あと変わった袖山の形でやってみました。昔の古着で見た袖山です。
お楽しみに!!
あと前回の動画ソフトに続きでこんな事を↓
なんとなく想像は付くと思いますが、大きな企画が進行中!
絵コンテです。書いたことなかったので戸惑いましたし、絵心ないなあ・・・と思いました。まさか自分が絵コンテかくとは夢にも思いませんでしたが、書いてみると意外に楽しいという・・・
試行錯誤の繰り返しですが、動画を撮るには本当に色んな知識が必要になりそうで、またカメラも勉強し直しています。
最近はネットショップの写真も動画で見せることもあるので、服を作って売ろうと思う方など何かの参考になればと思います
ではお楽しみに!
ブッシュパンツリトライ➁
GWも終わり暖かくなってきて、雨も降らずで行楽日和でしたね
私も京都に行きましたが日中は暑いくらいで、パンツも薄手のもので十分でした。
パンツを作成しましたが、今回使用した生地が薄くて丁度良かったので、旅行にも持っていきました。
非常に快適 自分で作ることが出来る嬉しい瞬間ですね
ではさっそく完成を 左が今回です
今回固めの生地を使用したら少しだけ細い印象になりました。
もうちょっと股のあたりを修正したいですし、太めのパンツが好きなので次回はやや太くしてもいいかなと思います。あとバックポケットも欲しい・・・
何本作るんだという感じですが、O脚の私には結構はまっているデザインかな?と思うので、量産してこれしか穿かないくらいやってやろうかと
ディティールがこれでもかというくらい付くので大変ですが・・・
平置きにした状態です。
ループは大量に10本付けました 理由は穿いているうちにウエストが落ちてくるのを防ぐためです。
特に後ろ中心あたりが落ちるとオムツみたいな形になってしまうので、あまり好きではないですね・・・
股グリの裏当て布は今回あまり伸びない生地なので幅を少し減らしています。(シワシワにならないように)
ポケットは前回よりは綺麗に出来ました リベンジ出来てよかった・・・
ちなみに裾を絞めるとこんな感じのシルエットになります。
ちょっとボンタンっぽいですね 膝にシワが集まってくれるのでちょっと膝は上げやすくなるかな、程度ですね。どちらかというとブーツなど靴の中に入れる目的の方が強かったんじゃないかなーと昔の生活を想像してしまいます
リベンジはある程度成功しましたが、生地を変えるだけでやはり印象は変わるなあと思います。
仕様的にも前回苦労したところはすんなりいけました
ずっと言っていますが、縫製で完成させてみてやっと分かる事もあるので縫製しましょう!
ボディで完結させずに着用すると着心地などが分かるので、是非着てみてください
ではまた次回!!
ちなみに今↓動画ソフトを勉強中
何をするかは少しずつ紹介していきますね~
ダッフルコートの襟ぐり周りの仕様
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山ぎは少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる…
と、春は明け方が良いそうですが、春眠は暁を覚えずなので
良い物を見るためには努力を惜しんではいけないのだという先人の教えに共感を覚える日々です。
前の冬にですが、ダッフルコートの襟ぐり(フードの付け根)の仕様がふと気になった時期がありました。
家にあるダッフルをみてみましたが、私が知りたいのは裏地無のダッフルコートで、
それが本来の船上のオーバーコートとして使われていたダッフルとしての源流だと思いあるべき形かなと思いました。
…まあ袖裏はつけたほうが着やすそうですが…。
ちょうどセールの時期でしたので、市場のダッフルを見てみました。
フムフム…ブランド名などはグレーゾーンなので伏せておきますが、裏地無だとこんな感じの仕様になるのかと勉強にはなりましたが、いざどう縫われているのかと言われると良く分からない部分があります。
なので、そういう事なら一度縫ってみるべきかと思い
他にも色々と製品を見て良さそうな形のものを型を抜いて作ることにしました!
本当に一般的な形のものです。
半身組んで着てみてほんの少し微調整します。
そして裁断です。
一部チェック生地も入れてちょっと洒落た感じにしてみようかと思います。袖裏もやはり下にセーターなどを着こむことを考えて付けるつもりです。
次回は縫製の様子を上げていきますので、宜しくお願い致します~
ブッシュパンツリトライ①
ようやく暖かくなってきましてコートなどを片付けるようになりましたね
最近クリーニング店で預かってくれるシステムがあるみたいなので、ちょっと流行っているみたいです。
前々回の講習前に作ったデニムのハットがいい具合になってきました
思った以上に柔らかくなってきたので芯はもう少し固くても良かったかな?と思います。
所謂「あたり」がいい具合です
さて、前回のリベンジを・・・
大分前に↓のパンツからパターンをおこし直して作成しました。
これを参考に↓のパンツを太畝のコーデュロイで作成。
まあぱっと見た目は良い感じに出来ましたが、自分では納得出来ていませんでした、、、
コーデュロイの難しさを改めて感じましたね、、、実際デザインと生地が合っていないとも言えましたが、、、
という事で、薄手の生地でリトライ!!
生地は夏物らしいピケのような生地を使用しました。
糸はスパンだとパッカリングがひどそうだったので、シルク形状を使用しました。
針は細いと生地が集まっている所は縫えなさそうだったので11を使用。
目がかなり詰まっているので伸び止めなど芯は無しでいきました。(かっちかちの生地なので貼りませんが通常前端、ポケット口には貼ります)
ダーツ利用のポケットです。めっちゃ縫いやすい
前回の苦労が嘘のよう・・・
さくっと出来ました・・・
ダーツ先が難しいので工場さんだと絶対イヤなんだろうなあと思いましたが・・・
むしろ家庭でゆっくりやる仕様ですね。昔の古着ならでは。
精度を欠いてもこの縫い方がしたいという考えが古着には多い気がします。そこが古着好きには魅力でもありますが。
次はポケットですね。
前回は玉縁に苦戦・・・コーデュロイめ・・・
今回は前回の失敗にならって、ちゃんと手を抜かず、薄く仕上げています
これも家庭ならでは。
既製品ならとっても高い値段のものじゃないとやらないですね。
うむ。薄い
で、ポケット口です。
上下正確に縫って。
マチ付きポケットをセット。
あとはひっくり返してポケットを裏から叩いて完成です。
これも量産には向かないと思います、、、なんせ裏からステッチじゃないと絶対外すし、ポケット口がものすごく正確に縫うことが出来ないと、「マチ付きの袋布がずれる」からです。
ここも手作りならでは。
既製品は大量生産するのでいろんな規制がかかってきます。
「これは正確に縫えないよ。出来たとしても時間がかかるから採算に合わない。」
などの理由です。これは逆に言えば家庭なら時間をかければ出来るということ(まあ設備は厳しいですが)ですので工夫次第で新しいディティールを生み出すことは出来ると思います。
モノづくりが流行り出している昨今ですが、「新しさ」と「完成度」はこういうところにあるんじゃないかなあと。
既製品の模倣ではなく家庭でしか出来ないことを追及していけば何か新しい道はありそうです。
では完成は次回に ひっぱらせてください・・・お楽しみに!
パンツバックポケット部分縫い
寒い・・・
さすがにここまでは初めての経験ですね・・天候がちょっとおかしいです
体調管理皆さんもお気をつけ下さい!
さて新規の方が入学されて1週間たちましたが、皆さん細かさにちょっと驚かれているようです 1月もすれば線がキレイになっていくのでご安心を
さて、前回のシャツも1段落したので今回はディティールを少し。
↓こんなディテールです
なんてことのないパンツのバックポケットですね。
袋布の中に切り込み等の縫い代がキレイに収まっているタイプです。
質問もあったのでちょっと載せようと思います
まず土台の布です。(パンツなら後ろパンツですね)
向こう布当て布下端にロックをかけ、袋布にたたきつけます。
土台布と袋布の裏同士(出来あがりに置く。ここで間違えると縫代がキレイに袋布に収まりません)を合わせて、
口端を返し縫いします。(10mm幅であれば寸法きっちりになるよう注意します。)
オリジナルですが、私はカジュアルのときのみやっています。あとでカンヌキを入れるのでこのステッチが見えないようになります。
ドレス系の表にステッチが無い場合はこの工程は飛ばして口布真ん中に仮止めのステッチを入れるだけです。(横ステッチ)
口布の上下を分けます。(分けなくてもできますが切り口をキレイにしたいので)
※口布上下を1cで折ります。この時厚みがあるものは11mmになったりします。(生地によって調節しましょう)
一度開いて上下口布を土台布に仮縫いします。
口布真ん中の線より3mmくらいの場所です。
折っていた布を戻して5mm幅で地縫いします。
ここで出来上がりが決定します。(先ほどの※の時11mmで折ったのであれば5.5mmで縫製です。細かいですが1度サンプルを作らないとここは判断しにくいですね。
この縫い方最大のメリットで折れ線を確認しながら縫う事が出来るので出来あがりの幅は均一にしやすいです。
下を縫い、
上を縫う。
角まで縫う事が出来ている事を確認して、切り込みを入れます。
口布をカットしないように注意しましょう。
先に口布端を縫製しているので、ほつれにくいかなと思います。表にステッチやカンヌキがない場合はステッチが目立ちますのでやらないほうがいいかなと思います。が、やはりほつれやすいので怖いですね・・・
ひっくり返した状態でアイロンをかけて
口の下をコの字で縫います。(向こう布は貫通しない)
口布の上端と下端を袋布にたたきつけます。
表の口からひっくり返してきて・・
袋布左右端を中縫い。
その後0.7cでステッチをかけ中の縫い代が中でピラピラしないようにします。
あとは出来上がりにセットして全てぶち抜きで口布上をコの字でコバステッチをかけて両サイドカンヌキをかけて終了です。
この仕様はカジュアル仕様でドレスではないのでカンヌキを入れる事を想定した縫い方をしました。
口端にカンヌキをしなければちょっと返し縫いが見えるので汚いかなと思います。
あと縫製的にはやりやすいですが、口布の段差が気になりますのでやはり出来れば口は縫い割りしたいところ。
判断は難しいですが、ステッチを入れる、入れない、割る、割らないで大きく縫製手順が変わりますし、場合によっては難易度がグンと上がりますので注意しましょう。
キレイと簡単のバランスは難しいものですねえ・・・