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パタンナーズライフ

パンツ研究

皆さんこんにちは

 

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※8月6日~8月16日まで休講のため見学や問い合わせが出来ませんのでご注意ください。

 

 

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今月はストレートパンツトワルを組んだ際に発生した不具合の原因と修正方法を解説してしていきます

 

↓タックパンツ研究も過去にブログで解説していますので是非ご覧ください!

2025/6 タックパンツ研究

 

 

 

それではまず前パンツの修正前トワルから見ていきましょう

 

 

中心に向かって引かれ皺が発生しているのが写真を見ると分かると思います

 

原因はヒップ寸法が足りず太ももに当たり引かれ皺が出てしまっています

 

今回の修正方法はCFを平行に出してヒップ寸法を追加しました

CFを平行に出しているので、ウエスト寸法も大きくなった分はダーツに組み込んでいます

修正前のトワルは下腹部のゆとりも少なかったので、ダーツの位置を少し中心側に移動しています

 

 

 

 

脇線側でヒップ寸法を追加すると言った修正方法も考えられますが、腰回りが大きく見えてしまうのでシルエット面を考慮するとあまり好ましい修正方法ではないです

 

 

 

 

パンツボディを使用する際の注意点は、前ヒップライン上よりも太ももの方が張り出しているので後ろヒップと太ももにゆとりがあるヒップ寸法を設定しましょう

 

 

 

 

 

 

 

続いては後ろパンツの修正前と修正後のトワル写真を見ていきましょう

 

 

 

コチラの修正前と修正後のトワルを見比べると、修正後トワルの方が細くスッキリとしたシルエットに見えると思います

ですが、なんと寸法上は修正後トワルの方が大きくなっています(@_@)

 

 

 

 

それでは、修正前トワルのヒップがもたついている原因から見ていきましょう!


修正前トワルは寝かし分量(足を開脚、前に出す際に必要な運動量)を多く設定していたのが原因で、ヒップのゆとりが余ってしまっています

 

寝かしは追加していくことでことでパンツがハの字に開いていきます

ワークウェアやスポーツウェアなどの運動量を多く必要とするカジュアルなパンツはシルエットよりも可動域が優先なので寝かしは多く設定しますが、スラックスなどはシルエットを綺麗に見せたいので、ヒップの余りを減らす為には寝かしを減らす必要があります

 

寝かしの分量を減らすと股ぐりの寸法が短くなるのでワタリの寸法を追加しているので、

結果的にパンツの幅は修正前のトワルよりも広くなっています

 

それに加えて股ぐりのカーブのラインを修正前よりも削る事で、ヒップに沿ったスッキリとしたシルエットを作る事が出来ます

 

 

 

 

パンツに限った話ではありませんが、特にパンツはパターンの設計でとてもスタイルが悪く見えてしまいます

 

今回の修正方法の様にしっかりとパンツのパターン構造を把握していると、寸法上では大きく広げているのですが、見た目は細く見えると言ったシルエットに修正できます

是非参考にしてみて下さい!

 

 

 


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