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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
メンズシャツ①~体型に合わない既製服~
こんにちは
寒い日が続いていますが、皆さん風邪等引かれてないでしょうか?
春までもう少し、お身体ご自愛下さい
では、今回のテーマはメンズシャツです。
と言っても、既製服ではなくて、人体に合わせたオーダーメイドです^m^
モデルになってくれたのは私のダンナ様です
(あっ、年末に結婚しました!!)
メンズシャツにとりかかったのはちょうど1年前。
途中夏になってしまい半袖になり(パターンも縫製も手間が省けてラッキーって思いつつ…)、
しかしまた冬になり結局長袖に…(汗)
縫製もおおよそ出来ました!
でもそちらはまた後日UPしますね(*^_^*)
それにしても、時間の合間にやっていたという事はもちろんあるのですが、やはり人の体型に合わせてパターンを引くというのはすっっごく難しかったです。
(おしゃくれ先生がよくメンズのオーダーメイドは難しいから勉強になると口にされていたのを思い出しました)
うちのダンナ様の体型ですが、お世辞にもスタイルが良いわけではございません。
(あまり言い過ぎると怒られるんですけど‥)
体型の特徴としては、
ネコ背
なで肩
前肩
横に厚みがある
です。
なので試着をせずに既製服を購入してしまうとこんな事になります(笑)
①第1ボタンが閉まらない。
②第2ボタンから肩先に向かって吊りシワがでる。
③身頃のカマ底に向かってシワが入る。
なぜこの様になるのか原因と、それを解消したパターンについて次回お話しようと思います。
でもその前に→
<クリックして拡大図を見て下さい。>
ボディの様なバランスのとれた体型と比較した図です。(手書きですが)
これを参考に皆さんも1度改善パターンを考えてみて下さい
ではでは次回をお楽しみに(^_^)
トレンド講習 トレンチコート縫製(ポケット)②
あけましておめでとうございます。
年末1回UPするつもりでしたが、風邪でダウン。パソコンもダウンして、てんやわんやでした・・・。休みの日になると気が緩んで、いつも風邪をひくので、もったいないです・・・。
ちなみに年越しは布団の上で、天を仰いでました。
まあ、新年明けたので気持ちを切替えて頑張っていきますー
今年はディティール研究に力を注ごうと思っているので、より男子向けになるかもしれません
さあ、前回の続きで、箱ポケットに切り込みを入れて、ひっくりかえしたところで終わっていましたね。
箱ポケット差込口身頃側にステッチをかけます。
(強度的にも、生地を固定し安定させるためにもかけた方がいいかなと思います。返し縫いは強度が不安だったのでしました。)
ここで切り込みが甘いと、タックになったり、シワがよったりして見た目が綺麗ではないので、必要であれば、切り込みを入れたり、アイロンできっちりと形を作っておきましょう。(特に厚みがある生地、メルトンなどは注意しましょう)
角をひっくりかえすとはこんな感じです。
ここで↓この幅のお話ですが。
初めのステッチの幅を1cmでとってしまったために、箱ポケットの縫い代1cmを0.5cmに落としました。やはり初めのステッチの幅は最低でも1.5cmはとっておくべきだったかなと。
場合によっては2cmくらいとっていたほうが、切り込みもいれやすく、アイロンでも形が作りやすいかもしれません。厚みによっては0.5cmもおりにくいですからね。
次は一度、表に袋布を出してきて・・・
向こう布をセットします。
で、周囲にステッチをかけ
またひっくりかえして0.7cmステッチをかけます。
後は箱ポケットををひっくり返して、ステッチをかけ、(ここは捻れないようフラットにしてから)
表からステッチをコの字にかけて、完成です。
いや、ながながとすいません。できる限り、細かく伝えられる様に研究していきたいので、(そのほうが、分かりにくいかもしれませんが、応用は利くと思います。)
今年はこんな感じで進めていこうと思います!!
では今年も宜しくお願いします!!
トレンド講習 トレンチコート縫製(ポケット)①
こんにちわ。師走です。
1年はあっという間に終わりますので、毎日なにかしらの技術を高めて理論を考える事をしないといけないなと思います。電車の中でパターンの理論を考えていると、目の前のスーツのおじさんに絡まれそうになりました。皆さんも電車の中では難しい顔はしないでおきましょう。
さてさて、、前回のディティールはちょっと間を空けさせてもらって、お先に
以前開催した、トレンド講習のトレンチコートですが、縫製はしゃくれが担当させてもらったので今回はそのお話を。
トレンド講習に出席していた方はパターンを使って色々縫ってみてください!!
今回の縫製はステッチ幅が非常に目立つのでいつも以上に丁寧に縫いました。
ただその中で、ポケットは縫う手順がややこしいので、説明したいと思います。
今回のトレンチは裏地が前身頃には無いので、ポケット袋布にロックでは味気ないです。
せっかくなので、全部袋縫いにして綺麗にしてしまいましょう
ではでは、
パターンです。
縫製用に細かな調整はしていますが、とくに難しいことはしていません。
まずは身頃にしるしをつけます。
今回は分かりやすく、切り込みを入れる位置は赤で。
しるしを入れる位置は間違えないように!!
あとで箱ポケット端にコバ+5mm幅のステッチをかけるので角は隠れる箇所に切り込みを入れます。
裏は芯を貼っておきます。
袋布(手前)側にも印を入れておきます。
次に箱ポケットの端を縫います。
表のみ芯を入れていますが、縫いズレがおきやすい場合は薄手の全面芯を貼ると、縫製しやすくなります。(デメリットとしてはちょっと硬く仕上がります。)
で、ひっくり返します。サイドはちょびっと控えて表から縫目が見えないようにしています。
箱ポケットに印を入れておきます。(ちなみに印は消えるボールペンで書いているので、アイロンをかけると線が消えます。結構重宝してます。 )
箱ポケット端にステッチをかけておきます。
返し縫いが気になる場合は無しで裏で糸足を結ぶといいと思います。(返し縫いのほうが効率はいいと思います。)
で、セッティングです。
まずは箱ポケットだけをセッティングします。
左右間違えないようにしてくださーい!!縫製箇所にも印を入れておきます。
で、仮縫いです。仕上がり線より2mm内側を縫っています。
本当は一気に袋布も縫うと効率がいいのですが、ここは慎重に、、、
急がば回れです。(慣れないうちは必ず遠回りをしたほうが失敗が少なく、結果早く縫えます。まあめんどくさがらなければ大丈夫です )
次は上に袋布(手前)をセットして、地縫いです。
うまくいけば反対側にもステッチです。
ここでの縫製が表の仕上がりに大きく響くので、正確に縫うように気をつけてください。
で、切込みを入れてひっくり返して一度アイロンで整えます。
角の縫い代は切り込みすぎてはいけませんが、切り込みが甘いのも表地を引っ張るので良くありません。私は生地の糸2本分手前まで切り込みをいれる事を意識してます。
ひっくり返すとこんな感じです。あまり引っ張りすぎず、縫目が見えないように注意しましょう。
次はステッチを、、、、、、前にちょっと休憩を。
結構部分縫いは長文になりすぎるので、また次回説明させてもらいたいと思います。
年内にはUPする予定なので、冬休みにコートを縫製する前に1度練習してみてください!!
ではでは次回お楽しみに!!
三つ揃えスーツ(ベスト編①)
こんにちは K です。
今回の更新は前回から引き続きスリーピーススーツ(三つ揃え)の続きです。
ベストの工業用パターンを引くところまで!
ベストというとジャケットなどと違い、安易であるという印象がつきやすいですが、私はそうでもないかと思います。なんといってもアームホールの形状のバランス、衿ぐり形状がなかなか…カタパットもはいりませんしね。
私が今読んでおりますテーラーの古い本でも、
「形の簡単なものほど、かえって仕事は難しいもので、アラがよく目立ちます。セゼロ、チョッキ、ズボンのうち、私にはチョッキの仕立てが一番難しい。※タスキがでなければツキが出る。ツキとタスキ両方出たものもある。急所といえば全体が急所だと思ってよろしい…」
と、書かれています。ははあ、やはりそうですねぇ…
※タスキ も ツキ もシワの種類のことですが、どちらも主に首廻りによくでるシワです。
タスキジワはなで肩の方によく見られ、ツキジワはいかり肩に良く見られます。(絵型おいておきます)
大体の全体図は前回写真で上げたカタチになりますが、そこから少し微調整し、仕様をきめます。
微調整後↓
このときは右肩が重いもの持ってた後なので下がってますね…いけませんね反省(´д`、)
そして今回の縫製方法はテーラーの縫い方の一部を取り入れて、さらにオリジナルにアレンジを加えた方法にしようかと思います。
成功しても失敗しても、その原因と考察等のレポートをここにアップする予定ですのでお楽しみに、
テーラーの見栄えを既製服に何処までおとせるか…、できれば一般的な既製服との縫い方との比較で伝えられたらなとおもいます。
縫製方法の検討の末出来上がったパターンがコチラです。
アイロン操作によるくせ取りも少々おこなう予定です。
パターンを決定したので、さっそく現在裁断中です。次回は縫製ですね。
ディティール研究② 2
前回の続きです。
2つを調べたところ年代は40年程差があるのにもかかわらず、股のディティールはほとんど変わっていません。
現在の縫製もさほど変化が無いのは、この縫い方がもっとも効率よく縫うことができるからなんだと、調べて縫って、ようやく納得できます。名も無き工場の方が一生懸命考えて出た結果のデザインなので、なんとも言えないかっこ良さがあるような気がします。
個人的には個性が全面にとかよりも、こんな風に何人もの人間が関わって、長い時間かけて結果として出来上がったカタチに興味が沸きます。
さて・なんでもやってみないとわからないですから・・・
とりあえず66タイプのほうで縫って検証しよと思います。
股ぐりはこんな感じでした。
裏股ぐりの裏に3本の糸が見えているのが気になりますね・・・
さてさてでは縫ってみましょう!!
ひとまずパターンを引いてみて・・・
(白にトワルの色が薄くて見えにくいものにしてしまってすいません)
左パンツはちょっとくりぬいていますね。
ここも大事な部分。デニムの生地は正直5mmの縫い代を折るというのが限界な気がします。4mmだと滑脱しそうで怖いなと個人的には思います。
ひとまず見返しを折って、ロックをかけます。(ロックの糸も長めにしておいて、後で中に入れ込んで縫っちゃいます。)
基本糸足の処理はほとんどが、効率を考えて、返し縫いをせずに、どこかの中へ入れ込んでしまう。という処理でした。
前端は三つ折りで縫い流します(パターンを見てもらうとステッチが中途半端なところで消えています)糸足は長く残しておく
次に見返しをWステッチでたたく。(ここも股ぐりの糸は長く残しておく)
これで左のセッティングは完了です。
実際デニムで縫ったことがありますが、アイロンは無しで十分にできると思います。(特に12オンス程度の固めのデニムはやりやすいです)
次は右です。
持ち出し端にロックをかける。
このとき持ち出しの下端は地縫いせずに折り込むだけです。
縫製を少しでもへらす工夫ですね。(厚みを減らすために段差を加えることもあるようです)
確かに中の縫い代が飛び出てくることは無いので、地縫い無しでもいけるかと
右パンツは止まり位置より下に切り込みを入れて、上下で縫い代をテレコに折ります。
ちなみに・・・ファスナー仕様の場合、前中心からのコバをかける位置ですが、カジュアルで3cm幅のファスナーを使用する際7mmか1cmかなと思います。5mmはコバステッチが見えるので、、、
その後地縫い無しでコバステッチでたたきますが、股下まで一気に縫っておきます。
これでアイロンをかけなくても、縫い代がきっちり押えられます。
これで右も完成です!!
次回は股ぐりを乗せ縫いします!
ベルトもよく考えられているんだなあこれが
男性の生徒さんはお楽しみに!!
後、最近ミシン屋さんで講義をさせてもらったのでその様子をお伝えします!!
お楽しみにー!!
ベビー服
こんにちは
一気に寒くなりましたね(>_<)
朝早い通勤の日が億劫になってきました(泣)
さてさて、今回は赤ちゃんの服を作ったので紹介します。
って言っても、作ったのはまだまだ暑い日だったので夏服ですが…(-”-)
ベビー服を作るのは初めてでした。
身近に赤ちゃんがいなかったので、赤ちゃんがどういった体型なのかも正確に把握する事が出来ず困りました。
しかも赤ちゃんの大きさは、同じ年齢でも一人一人全然違います。
そこで、いくつか既製のパターンを抜き出してベビー服の形状を調べてみました。
シルエット的には決まってお腹部分が出ている形状なのが分かりました。
メンズに近い形状の様です。
そして足。まだまともに歩くことが出来ない赤ちゃんは膝が外を向いています。
その為パターンも膝が外を向いた様な、O脚っぽいシルエットになっていました。
この辺りを踏まえて、次回はオリジナルのパターンを引いてみようと思いますが、今回はほぼ既存のパターンを少しだけアレンジして縫製までしてみました。
アレンジしたパターンを工業用におこします
(ちっさいから狭いスペースでも良いので楽チン)
前後身頃を地縫いします。
始末は赤ちゃんの肌に縫い代があたらない様に折り伏せにします。
AHはこの間マスターした裏バイ始末です^m^
裾は2cm幅で三つ折りステッチをかけ、中にゴムを通します。
そして、股の部分はファスナップを叩きつけます。(これが付くとすごくベビー服っぽくなりますよね(*^_^*))
後明きにしました。
くるみボタンと共布ループを作ります。
共布ループはバイヤスに3cm幅で裁断します。
(薄い芯を貼ると作り易くなりますよ)
半分に折り…、
端だけ少し太めにしますが、ワから4ミリ幅で地縫いします。
糸で輪っかを作り、生地の端を巻き込み…、
表にひっくり返してきます。
あとはアイロンで形を整えて見頃に縫い付けます。
衿ぐりはパイピング始末からの後ろリボン(^^♪
こちらが完成品
服に合わせて同じ柄のウサギの人形も作りました。
(名前はピョンタロウって言います^m^)
赤ちゃんが触るのでとても柔らかいパイル地を使って作りました。
プレゼントには持って来い!な感じで出来上がりました。
ベビー服はお母さんが赤ちゃんに着せるので、着用させやすさというのも重要です。
そして、赤ちゃんに負担がかからない様な仕様や生地を選ばなければいけません。
お母さんになったら当たり前に分かる事も、身近に赤ちゃんがいない人はあまり考えた事ないですよね。
今回はお子さんのいる生徒さん方にたくさん話を聞かせてもらい勉強になりました。
(今回作った服は少しデザイン重視で、あまり着用させやすい感じでは無いですが…)
今後もベビー服や子供服も作ってまたブログをUPしたいと思いますのでお楽しみに(^u^)
ディティール研究②
さてさて今回は一部のマニアックな方々に喜んでもらえるかなという企画、ディティール研究です。
(主に男子)
今回は皆さん大好きリ○バイス501xxです。
特にヴィンテージは皆さん大好物かと思います。
お店やネットでも見る機会は少なくなってきましたが、ありがたいことに、復刻(レプリカ)を出してくれているのでたまに見つけては、物色しております。(本物は無理です)
というわけで、ちょっとパタンナー目線での研究を・・・オペラの男子生徒向けです 。
調べたものは2種類
リ○バイス501xx 1927年
リ○バイス501xx 1966年
です。
今回は1927を調べて、次回66と比較して、実際縫って、縫いやすさなどを検証してみましょう。
ではでは
一番の特徴はホワイトステッチで1本針2本糸で縫製しているところでしょうか。
現行品やこの後紹介する66なんかは環縫い(いわゆるチェーンステッチ)で縫製されている所が多数あります。個人的には下糸を替えなくて済むので、下糸を替える手間が省けるためかと思います。後は、環縫いをすることでチェーン状に縫われ緩みが出る。諸説ありますが、私の見解としてはこんなところです。
逆に2本糸だと、強度は高くなるかと思いますが、縫製の際に、均一な幅になりにくい(ヴィンテージはこの辺りの雰囲気が好きな人が多いと思いますが)かと思います。このジーンズも実際、5mmのステッチ幅から徐々に3mmになり、ステッチが歪んでいました。
まあ、手間もそれだけかかるかなと思います。
このあたりは1927年で、テーラーメイドの名残と工業用として実験段階っていう雰囲気にまとまっています。
で、ジーンズの一番気になるところです。
開き部分です。
今回はここを重点的に。
裏側や、縫い代をどうやって折りこんでいるかを確認します。
良く確認すると、この部分は中縫いされていません。
角の部分の縫い代の入れ方も縫い代が飛び出ています。
これは正直汚い。と思うのですが、このあたりがカジュアル、工業用の面白いところです。
なにか理由が無ければこんなことはしないだろうと。
じゃあ何が理由でこんな縫い方をしているんだろう?
と考えていきます。
理由はベルトに開き部分を差し込んで縫い、地縫い工程を減らしているんじゃないかと推測できます。実際に地縫いしてひっくり返して、角を作る。という作業はやはり手間です。(そのほうが圧倒的に綺麗ですが)
ここは次回実際に縫ってみて検証してみましょう。
表から見ると、ベルトの周りのコバステッチ(1mmではなく2mm幅)が途中で止まっています。
他には股ぐりも・・・
ステッチの幅がかなり細くなっています。しかも途中から幅をわざわざ変えて縫製しています。
裏側から確認すると、表からは2本の糸しか見えていないのに、裏は3本見えています。
ここも要確認です。
前が重なる分量も現行品や66などでは7mmから10mmですが、5mm程度です。
他にも・・・
裏から確認すると現行品にはないディティールがちらほら。
耳を使った持ち出しなど。
数えればきりがないですが、年代が変わって、ディティールがどう変化して行ったのか確認していきましょう!!
では次回もお楽しみに!!(主に男子)
三つ揃えスーツ
こんにちは K です。
いやぁ…つらい天気が続きますね。
暑くなったり寒くなったり、体がついていきません。
多少若い(?)私でこれだけ辛いので、うちのおじいちゃんとか体調大丈夫なのかなぁと気になったり、
けどわざわざその為に連絡するのも照れくさいなと思うと出来ずじまいでもんもんとしてしまいます。
さて、まあそれはそれで置いておいて…
私の別ブログ(パタンナーの卵)で前に少し触れてたのですが、そろそろ自分のスリーピーススーツが作りたいなと思い、今回から何回かに分けて作る工程をアップしていこうかと思います。
何故?作ろうかと思ったのは、単純な理由で「市場にないから」です。
一度学生のとき、なけなしのお金でポールスミスでスーツを購入したのですか、小さいサイズを選んでもどうもしっくりきませんし、なんというか本当に「スーツ」って感じで普段からカジュアルな服装の自分には本当に数回しか着ませんでした。
けっこういいお値段したんですけど、もったいないと思いました。
なので今回自分が目指すスーツは
●なるべく普段から着用できるような形
●だが作りはそれなりにしっかりしたものを
●長方形っぽい形のシルエット
を満たす仕様にしようとおもいました。(断じて駄洒落ではない)
そして、それを反映したデザイン画がこれです↓
肩パットなどはあまり入れず大きくても5mm程度のナローなライン。
全体のシルエットはメンズっぽいシルエットで、フィットはしているが運動量などはしっかりいれる。
※これは個人的にそのシルエットが好きなので…というか市場にそういうシルエットの三つ揃えってなかなか見ないとおもいませんか?
そして、作図とトワル組を進めたのですが、なかなか進まない、どうやったらメンズっぽくてちょいゆるなシルエットになるだろうかと授業時間の合間も色々やりました。
そうして結局作り直すこと×回くらい、微調整につぐ微調整でした。
色々悩んだポイントは多いのですが今回は自分の肩まわりについてお話しようかと思います。
まず、自分は猫背で、肩が前に出ています。それもなかなか大きく…
しかしこの形態はこういった前かがみで作業される方には多い形態です。
とくにオペラに来ていただいている生徒さんの大体はみんなこの形の肩形状をしていました。(※何人かの方に肩を触らせていただいた結果)↓肩パットで前肩をつくってみました。
その肩形状に合わせて作ろうとすると背幅をもっとだしてAHの形状自体を傾けて修正していくのですが、どんどんメンズ袖っぽくなっていくんですよね。
あまりやりすぎもいけないのでほどほどにしましたが…
右側(袖をつけてるほう)の形でいきます。
AH回りの身頃のゆとりも残して動きやすく意識しました。
また本縫いのときに微調整しながらあわせていきます。
カットソー講習
大阪での芯地講習が終わりまして、早速10月期の生徒さんが入って忙しくなってきました(^_^)
ちなみに芯地講習は皆さんに好評のうちに終わりました。ちょっと笑いも交えながら、皆さんに満足してもらえたかなと思います 大阪のみなさんまた宜しくお願いします!!
ちなみに、
生地の勉強をずっと続けているのですが、ほんとに良く出来ているなと思います。
特に昔から使われている生地は理由があることが多いみたいです。
有名なバーバリーの生地もギャバジンを使っていますが(最近では高密度に織られた長繊維をもちいたギャバジンをバーバリーと言うようですが)アウターの目的に本当に適した素材だと思います。
高密度に織られているので、防風、防水、強度、軽さなど挙げればキリが無いくらい適しています。100年も前に開発されて、今も淘汰されずに生き残っているものには必ずそれなりの意味があると思います。
このまま続けて、いつか生地開発とかしてみたいですね~
さて、大阪での講習を終えたばかりですが、以前から準備していたカットソー講習を開催しました。
ですので、お話を少し。
なかなかいい生地が手に入りまして、個人的には気に入っています!!
鹿の子ではなく鹿の子風ジャージです。
ひとまずネイビーとグレーで用意しました。
やや光沢があり、しっかりした作りの生地です。
普通鹿の子はあまり硬いものを使わないのですが、これは、横にだけかなり伸びてくれる生地でした。
縦に伸びるとシルエットが崩れるので、あまり好きではありません。
しかもナイロン10%混の綿なので、強度が高く、着ていても着崩れしにくそうです。
縫製はレジロン(ナイロン)で縫い、引っ張りに強くしておきます。
今回は硬い素材だったので必要ありませんでしたが、家庭用や、1本針のミシンで縫う場合はより滑りの良いアタッチメントに変えるべきでしょう。
家庭用の方はジグザグ縫いの幅を狭くして、伸縮性をもたせるなどの工夫が必要です。
(まあ高級なロックをお持ちの方は別ですが・・・ )
後は芯ですね。
AM300というニット芯を使用しました。
かっちりした衿作りをしてこの素材の光沢に合う高級感を出したかったので、少し固めの芯です。
こちらも横のみに良く伸びるので、きちんと表地についていくか確認してから選んでいます。
↑の生地を使って↓のポロシャツを作成しました。
では完成は近々「マイドブランド」のほうで!!
お楽しみに!!
夏服②
夏が終わってしまいました…(ーー;)
1ヶ月程間が空きましたが、前回の「夏服」続きです。
パターンが完成した所で、今回は縫製に入っていきます。
まずは裁断
前身頃のプリーツを縫います
前立てのパーツを作り、前身頃に挟み込みます
後身頃のタックを仮縫いし、ヨークに挟み込みます。
前身頃もヨークに挟み、衿を付けます。
脇を地縫いし、袖ぐりをパイピング始末にします。
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ここで、袖ぐりを簡単にきれいに縫えるレクチャーを一つ
①まずパイピング布を二つ折りにします。
②身頃とパイピング布を中表にして地縫いします。
③身頃の裏側へパイピング布を返します。
④5mm幅でステッチをかけます。
この縫い方だとパイピング布の幅も一定で、コバステッチも落としにくくとても縫いやすいです。
ぜひ試してみて下さい(#^.^#)
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最後に裾を三つ折りSTをかけて完成です。
母用に作ったブラウスは、最初ポケットを付ける予定ではなかったのですが、やっぱりあった方がかわいいと思い急遽付けました。
自分用は最初から付ける予定だったので前身頃のプリーツを縫った後に叩き付けました。
そして自分用は途中試着をしながら、身幅やAHを小さく修正しました。
母は出かける度にこのブラウスを着てくれていた様でよかったです
また来年も作れたら作りたいと思います(^_^;)