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パタンナーズライフ

パンツウエストゴム仕様について

皆さんこんにちは

 

あっという間に10月に入りました。最近はかなり涼しくなってきて、夏が終わったことに少しだけ寂しさも感じています。これから寒い季節が始まりますので、皆さんも体調には気を付けてお過ごしください!

 

オペラでは10月期に入り、新規の生徒さんの授業も始まっております。オールアイテムのパターンを引けるようになりたい方、検定を取得したい方、自分の洋服の修正方法を知りたい方など、目標は様々いらっしゃいます。オペラでは通常課題に加え、その方に合わせた自由課題もできるので、初心者の方でも最初に基本的なカリキュラムを学習したあと、自分の設定した目標に向かって最短で学習することも可能です。

 

 

10月期の途中入学も引き続き募集しております。まだ空き席がありますので、検討されている方はお早めにご連絡ください

また

授業見学もできますのでお気軽にお越しください!

 

 

 

今回はパンツのウエストゴムの縫製について、簡単で面白い縫い方を見つけましたのでご紹介したいと思います。

 

 

今回の縫い方はベルト裏の後ろ中心でベルト通し口を作っておく仕様になります。

 

この縫い方のメリットはベルトを伸ばしながら縫う必要がない点にあります。

 

では早速縫っていきましょう!

 

 

まずベルトをCB接ぎにし、ベルト裏CBの位置をゴム通し口として補強ステッチを入れておきます。あとでここからゴムを引っ張り出すことになります。

 

 

ちなみにベルト裏側の縫い代は数ミリ出してプレスしておきます。この時、ベルト裏の縫い代にコバステッチで捨てミシンを入れておくと縫い代が安定します。

 

辺は別のブログ『パタンナーのたまご』にてご紹介しているのでぜひご覧ください!

 

 

 

ベルトの地縫いをし、左右端も中縫いしたら、縫い代にゴムを仮止めし、表に返し、ゴムを収納したら、安全ピンなどで先を止め付け、そのまま落としミシンをしていきます。

 

 

後ろ中心まで落としミシンできたら、今度は逆側も同じように縫います。

 

 

ここまできたら、後ろ中心のゴム通し口から左右のゴムを引っ張り出します。ちなみにこの時安全ピンを付け忘れると引き出すのにかなり苦労しますので注意です( 一一)

 

 

 

 

引っ張り出したら、ゴムの左右同士を縫い、割りアイロンをし、再びベルト内部へ収納します。

 

 

 

 

また、前パンツ中心部など、ゴムを伸ばしたくない箇所がある場合はゴムを引っ張る前にステッチで縫い止めておきましょう!

 

 

 

以上で完成です。

 

普段ゴムを伸ばしてパンツを縫製されている方にとってはかなり簡単に感じる仕様ではないかと思います。

 

こちらの使用のメリットはなにより

 

・ゴムを伸ばしながら縫う必要がない

・ウエストのサイズ変更がしやすい

 

という点にあります。

 

量産を前提とする場合やサイズ調整を前提とする場合はかなり使い勝手の良い仕様ではないかなと思います!

 

以上、パンツの仕様にお困りの方や、パンツを縫ったことがない方など、中々縫いやすい仕様かなと思いますので、ぜひ試してみてください!

 

ではまた!

 

 

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