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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
リフォーム こだわりある服づくり ⑥
こんにちは!
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
雨が結構降っていて、もう梅雨?という気分ですね。
寒暖差が激しいので、体調には気を付けましょう!
さてさて、
前ちょっとお見せした、ワンピースです!
不思議な雰囲気で、どんな仕上がりになるか楽しみです!
これが解く前の状態です。結構現代的なシルエットですので、比較的新しいものかと思います。
ウエストリブにミリタリーのアンダーウェアを使います。(こいつが曲者・・・)
パターンを引いて、トワルを組んでみました。
前 後
横
こんな感じに仕上げてみました。
もっとも苦労したのが、こいつ!!
いやあ生地が戻らない戻らない。上手くギャザーが入らないのです。
なので、先にギャザーを作って、その後、リブを伸ばし縫いにし、ギャザーの分量を増やしました。
上のシルエットはスッキリさせたいとの事だったので、下だけギャザーを増やしています。
あとは脇が生地の重みで落ちてくるので、切替のラインを修正しました。
生地をばらしてみて生地の性質を確認です!
時間を見つけては、ひたすら解く・・・
解き終わった生地がかなり地の目が狂っていたので、一度干してからアイロンで整えました。
どんな糸を使って織られているのか確認するために、糸を解いて、燃やしたりして確認しました。
ポリエステル等の化学繊維を使用している場合はいやな臭いがするので、すぐ判断できます。
生地の糸は白っぽい縦糸がシルクで、横糸は綿素材と思われます。
地縫い用の糸は、50から60番手のスパン糸が使われていました。(あまり綺麗に縫えていませんでした・・・)
どんな糸と針が合うか判断しにくいので、色々試し縫いをしました。
ポイントとしては、
太い糸と針を使うと、地糸切れ(織られている生地の糸が切れてしまう事)を起こすので、
針は細いもの
糸は滑り易い糸を使用しようかと思います。
今回はこのあたりで・・・次回は縫製しますのでお楽しみに!!
リフォーム こだわりのある服作り ⑤
こんにちわ ピヨです
もうすぐGWですね~
(私は特に用事無いですけど…
でもこの機会にリメイクやトレンド講習、パターン検定1級の勉強をしていこうと思います!)
さてさて、おしゃくれさんに引き続き今回もリメイク作品を紹介します。
まずデザイン画はこちら
(以前にもお見せしましたが…)
春夏なんで軽めにショートパンツです
ポイントはウエストリボンがそのままベルトになっているところ。
そのために、パンツの明き位置も前中心ではなくて、左脇に持ってきました。使用した生地はこちら
シャンブレーにプリントが施されています。
大分劣化しているので、実際はもっとはきりとした白のプリントだったと思います。
と、言うのもこの生地も勿論古着
もとはこんなワンピースでした。
この古着はタグがキレイに残っていたので、ブランド名をネットで調べてみました。
ブランドの詳細は分かりませんでしたが、古いモノだと1950年代のモノが古着を扱うサイトで販売されていました。
予想ですが、1950年~1980年代頃のアメリカにあったブランドで、現在はもう無くなっている様です。
今回使用したワンピースは品質表示のタグから、おそらく1980年代のモノだと思われます。
同ブランドのモノです
60年代 70年代
(おそらく)50年代のタグ
TONI TODD(トニ トッド)
婦人服のみで、シンプルで清楚な感じのものから、インパクトのある総柄のもの等色々あった様です。
今回のワンピースは肩に簡単な補正がされていました。(簡単過ぎますが 笑)
そんな所からも、どんな女性がこのワンピースを着ていたんだろぅ??等、想像が膨らみますよね
ではでは長くなりそうなので、このワンピースがどう生まれ変わったかは、また次回お伝えしたいと思います
リフォーム こだわりのある服作り ④
リフォーム前回からの続きです!
前回引いたパターンの工業パターンです。
パターン枚数は少ないので比較的楽でした。
縫製後の形状を想像しながら引きます。
衿ぐり見返しは出来るだけ衿ぐりが伸びないように、地の目を横に、芯も比較的硬めのものを使用します。
後は、実際に縫製しながら、改善点があれば修正していきます。
型入れです。
柄が入っているので、どの部分を使うかはセンスしだい。
特にポケットは目立つので、デザイナーのお気に入りの「つぼ」の絵柄を使いました。
裁断では特に注意することはありませんでしたね(まあシーチングですからねえ)
では縫製です!
糸はポリエステルスパン糸、針は11号で縫います。
まずはポケットから。
ポケット口に三つ折りステッチをかけます。
糸の調子が変わるので、必ず表からステッチをかけます。
カーブ位置は折りにくいので捨てミシンをかけておいて出来上がりに折ります。中のタックの入り方が均一だとカーブが綺麗に決まります!
結構イイ感じに折れました。。。
ワンポイントとしてはポケット口の端の縫い代が出てくることが多いので、薄手の生地の場合は少しだけ折りこみます。
上からタタきます。
次はひとまず衿見返しの肩を地縫いです。
ロックもかけておきます。
身頃の肩を地縫いです。
あとは衿ぐりをぐるり縫います。
ポイントは少しイセながら縫うこと。
けっして引っ張ってはダメ!!
ビロビロに伸びた衿ぐりはかっこ悪いですからね・・・
縫えた!!と思ったら、デザイナーからひと言。
「もうちょっと衿ぐり広くして欲しい」
・・・やりましょう。
サイドネックで少しだけ広く縫いました。
後は、縫い代がゴロつくのでカットして・・・
衿ぐり出来上がり!浮いていないのでわりとイイ感じになりました。
最後は袖と裾を縫って完成です。
さあ着せて確認です。
いかがでしょうか?
結構イイ感じになりました。
洗いをかけるとまたクタっとした感じになるので雰囲気が変わるかなと思います。
まったく違うものに生まれ変わりました。感動です・・・。
では次回は、ワンピースです!お楽しみに!
変わった仕様の衿
春らしい日が続きますね、日差しが優しいです…。さて本日の更新内容は…
先日電車の中である女性が来ていたトップスの衿が変わった仕様になっており、
それが気になってしばらく見ていたら、
ふとその方と目が合って、なんとなく気まずくなる…ということがありました…。
(仕方ないですよね!職業病のようなものです…)
それから気になってしょうがないので、一度考えて作って見ることにしました!
形はこんな感じです。
このパイピングが途中から無くなってるのはどういう仕組みで、どうやって縫っているのか…?
まず構造を理解するために紙で何個かサンプル作ってみます。
うーん、お互いの裁ち端の継ぎ目が不自然でなく、縫い代も出ない様に…と考えながら折り、なんとなく形は分かってきました。結果…
と、言う形になるわけですね、パイピングの端をタック山にぶつかるようにして
あとはタック山の縫い代でくるんで裁ち端をかくす仕様です。やってみると単純な構造でした。
では実際の形で部分的にパターンにおこしてみましょう。適当に襟ぐりの土台をつくって…
適当にタックをつくり展開、実際はバストダーツを一部展開してそれをタックにしたりするといいのかもしれません。
では実際にトワルで作ってみましょう、パイピング布はもちろんバイヤスで
こうやってくるまれる訳ですね。自然です。
縫ってみました、(ちょっと雑ですみません)こんな感じで作られてるようです。
実際に着ておられた襟はもっとタックが取られていたと思います。
トップスだけでなく、スカートにも使えそうな仕様でした。
リフォーム こだわりのある服作り ③
そろそろ4月で新規の方が入学される時期です。
今期は特に継続された方が多く、ほぼ満席という状態になりました。
これからももっと満足してもらえるような講習を用意していきます!
目指せ継続100%です!
ではでは、前回のピヨさんの続きです。
デザインが決定したので、
もっとも重要な生地の特性を考えながら、パターンを引いていきます。
まずは、前回もう既に完成したものをお見せしたプルオーバータイプから
まずは生地を調べてみましょう
糸を解いてみます
上が生地の糸です
燃やして臭いを嗅いでみましたが、化繊のいやな臭いがしませんでしたし、光沢があまり無いことから考えても、綿と考えられます。
糸は撚り(糸は紡ぐ際に撚りをかけ、短い糸を絡めて長い糸を作る方法が一般的です。)が非常に甘いので、強度があまり無く、安価な生地と思います。(多少劣化しているのでもう少し強度はあったかもしれませんが・・・)
縫糸は綿糸だと思います。ポリエステルの糸ではありませんでした。いわゆるカタン糸です。独特の風合いがあり、カジュアルなものに多く使われていて、後染めの製品などに使うと、一緒に同じ色に染まります。
組織的には平織の生地です。綿素材なので1度縫ったところは穴があいたままなので使えません。
ブロードやポプリンのように密に織られておらず、糸も太番手なので、シーチングだと思われます。
シーチングは普通衣料用に使用されることは少ないのですが、何かの余ったシーツをスカートにしたものかもしれません。
シーツに使われるからシーチングとも言うようですし。
プリントは裏側に染み出していることから考えて、一般的なシルクスクリーンによるプリントだと思います。
裏側に染み出してしまっているのが、昔ならではですね。
という分析のもと・・・
パターンを引いてみました!
単純な構造ほど立体感が出しにくいので、私は難しいと思います。
デザインの意図としては「大きなTシャツを着て、ドレープが出た感じ」ということだったので、あまり複雑なことはしませんでした。
ただ前と後ろのフレアの分量は衿ぐりをイセたり(縮めて縫う)して微妙な調整はしました。(このバランスが難しいんです)
肩先は少しドロップさせ、アームホールのくりで袖に少し立体感を出しました。
身頃と袖のバランスがちょっととりにくかったですかね・・・
トワルはコチラ
衿ぐり、ポケットはデザイン性が表れるところなので、微妙な調整をデザイナー(ピヨさん)と一緒に決めました。
今回はこの辺りで・・・次回は縫製です!
お楽しみに!!!
リフォーム こだわりのある服作り ②
こんにちわ、ピヨです
3月も後半にさしかかり、やっと暖かくなってきましたね
前回のオシャクレさんからの続きです。
東京校では今、古着を解体して新たな洋服に作り変えるという「リフォーム衣料作成」をしています
デザイン担当は主に私がやらせてもらっているのですが…、
普段とは違い古着を使用するということで、最初にデザインを起こしてもイメージ通りの材料が揃わない事も多くあります。
そこで、デザインを決めるにあたって3通りのパターンができました。
① デザインを先に決めてから、素材調達をする
② 古着屋に買い付けに行って、その場でデザインを決める(決まる)
③ めずらしいプリントや刺繍・素材等の物は購入しておき、後からゆっくりデザインを起こす。
現時点で数型デザインが上がっているのですが、それらの中から少し分類してみました。
①
リボン付きショートパンツです。
派手目な色使いの花柄で予定していましたが、今回はこのシャンブレー×刺繍のOPを使う予定です
良い点:デザインを考えるにあたって、制限がない。
悪い点:イメージ通りの素材を探すのに時間がかかる。
②
デザイン画はウェストがリブ使いのワンピースです。
この古着の刺繍OPを見つけた時に、同店舗にあったカットソーと組み合わせて新たにワンピースorサロペットを作りたいと瞬時に思いました(完成品はまた後日
)
良い点:デザインや素材の事を時間をかけて考えなくても済む。
悪い点:インスピレーションなので意識的に出来ない。
③
現代、そして日本には無い様な大胆な絵画調プリントに一目惚れでした
(今を逃したら次に無いかも っていうのも古着の醍醐味ですよね)
で、プリントを生かして考えたのがこのプルオーバーです <完成!!>
良い点:現代には無い、古着ならではの良さをそのまま生かす事が出来る。
悪い点:先に素材(要尺等含めて)が決まっているので、デザインを起こすのに制限がある。
デザインを決める上で一番辛かった事は、やはり素材調達でした
古着屋を巡るにあたっても、慣れない土地(東京生活一年半)の上、最近古着とも縁遠かったので関東の古着屋事情は皆無です(笑)
なので、ネットで調べたり、身近な人に聞いた所を片っ端から行きました。
<情報を沢山頂いた生徒さん達に感謝です>
逆に楽しかった事や新たに発見した事は、
*古着でもそのまま着用する訳では無いので、サイズが大きかったり、イマイチなシルエットだった
り、少々欠損があってもお構いなしに良いと思える品が購入できる事。
*現代では無いようなプリントやボタン等の副資材を見つけられる事。
*2着と作れない本当の1点物の洋服を作れる事。
そして最後に、
*自分でデザインしたものが形になる事でした。
細かいデザイン内容等はまた追ってUPして行きたいと思いますので、今回はこの辺で…
ではでは次回もお楽しみに~
リフォーム こだわりのある服作り ①
今回から新企画です!
リフォーム!
普通のリフォームではないですよ!
さてどんな企画かといいますと・・・
「古着」
巷には古着がたくさんあります。古着を「生地」と考えました。
そうすれば、現在では、コストの面や、織り機がなくなってしまったなど、希少性の高い、確かな「オリジナル」の生地を使って、本当にこだわった、1着を作ることができる!
なんというのでしょうか、いわゆる「再構築」です。
コストがかかりすぎるので、これは様々なブランドがやりたくても出来ないことです。
たとえ出来ても、値段が高すぎて手が届きません。色々なブランドが試してはいますが、大変な値段します。量産では出来ないということです。
じゃあ自分で作ってしまえばいいのです。それができるのはオペラだけだと思います。
オペラで技術を学べば、好きなシルエット、ディテール、思い通りに出来ますので、
ヴィンテージ、アンティークの生地を使って本当の1点ものを作って満足してもらえるはずです。
作業をしながら、色々出てくる問題点、もっとこうした方がいいんじゃないかという改善点、服を作る上で注意している事、
古着の仕入れ、生地に関する事 など、このブログを通じて少しでも服を作る事が楽しく、難しく、そして達成感があるものとお伝えできればいいなと思います。
ではでは・・・前置きが長くなりましたが、
さあまず何から始めましょう?
デザイン?コンセプト?
みなさんはどこから服作りをされるでしょうか?
生地によって、合うデザイン、合わな いデザインがありますから、まずは実際に生地を見て、作ってみないと分かりません!
私たちはまず、見つけた生地に合わせてデザインし作っていく。という方法にしました。
ですので・・・ まずは生地が無ければ始まりません。
この先どんな風に生地を調達するかは、調べながら、方法を模索していきます。
まあ慣れてきて、画像だけで判断できれば、ネットでもいいですし、高い生地などはオークション・・・ということも考えています。
今回は古着屋に足を運びました。
東京で古着屋・・・ 、といってもいろいろありますねえ。
古着屋は高円寺 吉祥寺 原宿 渋谷 中目黒 あたりがメインで、高円寺、吉祥寺は古着のお店が多く点在しています。
で、購入したのがこれ
ヴィンテージ!!
というほどのものではありませんが、生地として考えた時、今の生地には無い雰囲気を感じます。
まずは、素材がどんなものか分析ですね・・・
(すいません、こうゆうの大好きです・・・)
タグのロゴ、シルエットから判断するとわりと最近のものかと思います。糸はタテ糸にシルク糸を使い、横は綿かと思います。いわゆる柄があるのでジャガードと呼ばれるものですね。
いや、シルクですね。光沢が面白いです。
現在の既製服は柄合わせ(特に日本製)も完璧に合わせられていますが、お国がらか、やや柄がずれています。実際の縫製はどこでされたかは不明ですが、日本ならもうちょっと縫製がきれいでしょうね・・・
縫製している糸は綿糸のようです。ただ、縫製の際に糸と生地に摩擦が生じて、プツプツと穴が開いたようになっています。生地に対して、糸が合っていないという感じです。あとは、ばらしてみて、芯や縫製がどうなっているか確認ですね。
(すいません、やっぱり楽しいです・・・)
こんな形で、新たにオペラにしか出来ない事を模索し、服作りの楽しさを伝えていきたいと思っています。次回は他にも数点購入したのでそちらをレポートしていきたいと思います!
それではお楽しみに!!!!
ボーカラー縫製!
こんにちわ K です。
さて今回はお待ちかねの(?)縫製にはいります。
が、その前に…
今回のブラウス縫製にあたって最も難しいと思われるところが比翼の衿付けとまりです。
この仕立て方に関しては工業用パターンを作るときに色々試行錯誤しました。
紙で折ってみたり、実物を部分的につくってみたり、市場のブラウス縫製も参考にしました。
うーん…しかしなかなか決まりません、襟で持ち出しまで挟む仕様ならそこまで難しくないのですが…
今回は前でリボンを結ぶため少し前を空けたのでそこをどうやって縫うか、
あとは比翼の折り方によっては裏が表に出るのでそれにも困りました。(表と裏では表情が違うため)
で結果、前の持ち出しを別でつくって後からくっつけることにしました。
そこが決まったらあとは難しい事無いので縫っていきます。
まず裁断して印つけ、白い生地は汚れないよう気を使います。芯も貼ります。
先にロックミシンかけてしまいましょう。
身頃ダーツなどを縫って脇で接ぎ合せ裾を三つ折り、
スリットはイメージに合わなかったのでつけませんでした。
※このとき脇を片倒しにする予定でしたが、三つ折りしたときに裾線に段差ができるので、
今回はつながりの見栄え優先で割りに変えました。
自分で縫ってると問題に対しての理解とすぐに対処できるのが強みですね。
前立てを作ります、上に来る比翼側は別裁ちなのでそのパーツを作ってから合体、
ボタンホールも合体の前にかけておきます。(合体したらかけにくくなるので…)
肩線を縫ってボーカラーをつけます。これで身頃完成!
次に袖つけます。スリットあきとタックをつくります。
私はよくタックの向き間違うので気をつけないと…
袖下が縫えたらカフスをつけてボタンホールを作ります。
身頃と合体、ちょっとこの生地だとイセ分量多かったかな?バランス見ないと…
最後に出来上がり寸やシルエットバランスを見てボタンを付け完成です。
さて縫ってみたところの反省と感想です。
やはり、衿付け止まりの仕様が難しかったですね、問題ない程度に若干強引に縫いました
比翼使用とボーカラーの相性が悪いんですかね、
いや、でももっと良い仕様があるはずなのでそこはまた研究します。
ボーカラー自体はただの長方形なので簡単に縫えました。
台衿のシャツなどよりも単純なパターンですがデザイン性がある衿なので皆様も一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?
ただこれをバイヤスで縫うとなったらちょっと縫いにくいかもしれません。
ピーコート②
2012年4月入学がもうすぐ始まります。
今期は「カーネーション」の効果なのか、見学の方や、体験セミナーを受講される方も多い気がします。
ただ継続される方も非常に多いので、残り座席数が少ない状況になっております。
入学をお考えの方は、来校前に空き状況をお電話で確認されることをお勧めします。
今回はピーコートの生地の説明から、
前回もお伝えしましたが、使用する生地はメルトンです。このメルトンは綾織りの肉厚の生地でした。
裏の綾目がはっきりでていて、裏を使ってもいいかなといった感じです。
そもそもメルトンって?
経糸・緯糸ともに太く柔らかい紡毛糸を用い、強い縮絨(毛端を絡ませてフェルト状にすること)を施し、表面の毛羽(けば)を短く剪毛(せんもう)して仕上げた毛織物。
起毛はせずに、平織か綾織で織る。毛羽立ちはまばらで一方向に揃っていない。
手触りが柔らかく、非常に厚地で、防寒用に適している。
主な用途は、コート、ジャケット、ハンティング・ウェア、軍服など。
という生地です。
ちなみに、メルトンの語源は、イギリスの有名な狐の狩猟地メルトン・モーブレーにちなんだといわれているそうです。
まずは、途中のアイロン工程で縮まないように裁断前に縮ませておきます。
全体的にスプレーで、霧吹きし、袋の中に入れ、1晩寝かせます。
その後、アイロンで地直しすることで、途中アイロン工程での縮みを防ぎます。
次は裏地ですが、コットンを使ってみようかなと思います。
いつもなら、滑りのいいキュプラを使うのですが、前から使ってみたかったヴィンテージのシャツ生地を使ってみようと思います。
3種類準備しました。全部使うかは、まだ未定です。
結構お気に入りの生地で、生地端の耳の配色がいい感じです。(たぶん使わないけど・・・)
ところどころに織りキズや、汚れがみられるのですが、極力さけながら使っていこうと思います。
後はポケットの布は何にしようかなあと検討中。昔のピーコートを見ると、暖かいコーデュロイを使っていたようなので、探し中です。
ほんとは生地が完全に決まってから、工業用パターンを引くツモリでしたが、先に作っておきました。パターン枚数が30パーツ越えて結構な枚数です・・・
では次回裁断です!(個人的には裁断が好きで、厚地生地のサクサクっとした感触が気持ちいいので、ちょっと楽しみ。)
お楽しみに!
ピヨ ~ボディについて②~
こんにちわ、ピヨです
工業用ボディについて、前回の続きです。
みなさん、ボディってどのようにして作られているか知っていますか?
前回紹介した、当スクールでも一番愛用しているキイヤのキプリス9AR。
こちらのボディーメーカーは昔ながらの製造法で、ほぼ手づくりで作られています。
~ボディが出来るまでの過程~
① 雌型(めがた)と呼ばれる型に厚紙を湿らせて沿わせ、張り子を作ります。
<張り子=布を貼る前の状態のボディ>
② 紙だけだと乾燥した時に縮んでしまうので、上から石膏をふります。
(そうする事で強度も増します。)
③ のりで厚紙を三層に重ねます。
④ ボディの前後を合わせて、首の穴から内側に石膏を塗り、型から外します。
⑤ 出来上がった芯材を乾燥室で一晩寝かします。
⑥ 乾燥したボディの表面をサンドペーパーで削ったり、凹んだ部分を石膏で埋めて表面を綺麗に仕上げます。
⑦ 布張りをします。
(工業用ボディは綿か麻混のしっかりした生地を使いますが、ディスプレイ用ボディは注文客の希
望する生地を使います。)
※1体完成させるのに最短でも3日かかります。
工業用の年間生産量がたったの約1300体。
手作業ならではの台数ですね。
中国では樹脂成型でボディを作っているメーカーもあるそうです。
ただ、それには1型何百万もする高額な金型が必要になる為に、ボディの型数が多いメーカーには膨大な投資となってしまいます。
それよりも、昔からの技術を今に引き継いで、1体1体手作業で作られているのだと知ると、すごく温かみがあり、大事にしようと改めて思いますよね。
そのボディから私たちの手で作られる服も同じですよね。
機械で何でも簡単に作れる現代ですが、だからこそ逆に手作りの良さが伝わると感じます。
最近生徒さんの中にも、普段着やダンス用の衣装等を自ら進んで製作されている方が多いです。
私も負けない様に色々作ってまたブログで紹介させてもらいますね
ではでは今回はこの辺で