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ピヨ ~ボディについて②~

こんにちわ、ピヨですchick

 

工業用ボディについて、前回の続きです。

 

みなさん、ボディってどのようにして作られているか知っていますか?

 

前回紹介した、当スクールでも一番愛用しているキイヤのキプリス9AR。

こちらのボディーメーカーは昔ながらの製造法で、ほぼ手づくりで作られています。

 

 

~ボディが出来るまでの過程~

 

① 雌型(めがた)と呼ばれる型に厚紙を湿らせて沿わせ、張り子を作ります。
   <張り子=布を貼る前の状態のボディ>

       

 

 

② 紙だけだと乾燥した時に縮んでしまうので、上から石膏をふります。

   (そうする事で強度も増します。)

 

 

③ のりで厚紙を三層に重ねます。

        

 

 

④ ボディの前後を合わせて、首の穴から内側に石膏を塗り、型から外します。

         

 

 

⑤ 出来上がった芯材を乾燥室で一晩寝かします。

 

 

 

⑥ 乾燥したボディの表面をサンドペーパーで削ったり、凹んだ部分を石膏で埋めて表面を綺麗に仕上げます。

 

 

⑦ 布張りをします。

  (工業用ボディは綿か麻混のしっかりした生地を使いますが、ディスプレイ用ボディは注文客の希

   望する生地を使います。)

        

 

※1体完成させるのに最短でも3日かかります。

 工業用の年間生産量がたったの約1300体。

 手作業ならではの台数ですね。

 

中国では樹脂成型でボディを作っているメーカーもあるそうです。

ただ、それには1型何百万もする高額な金型が必要になる為に、ボディの型数が多いメーカーには膨大な投資となってしまいます。

それよりも、昔からの技術を今に引き継いで、1体1体手作業で作られているのだと知ると、すごく温かみがあり、大事にしようと改めて思いますよね。

 

 

 

そのボディから私たちの手で作られる服も同じですよね。

機械で何でも簡単に作れる現代ですが、だからこそ逆に手作りの良さが伝わると感じます。

 

最近生徒さんの中にも、普段着やダンス用の衣装等を自ら進んで製作されている方が多いです。

私も負けない様に色々作ってまたブログで紹介させてもらいますね winkshine

 

ではでは今回はこの辺でclub

 

 

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