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2017 年 1月 31 日 – パタンナーズライフ

ドレスシャツ研究⑥

先日は暖かい日もありましたが、また寒くなり体調を崩される方が生徒さんでも非常に多いです。

皆様手洗いうがいを致しましょう ;-)

 

さて早いもので4月期からの入学受付がじわじわと迫ってまいりました。

2月26日から受付開始です :-P

その日に体験セミナーを行っているのですが、もうすでに多く予約のお電話頂いております

入学をお考えの方は是非ご予約下さい!お電話お待ちしております!

 

 

では、ドレスシャツの続きです。

縫製的に気になっていたところのみをピックアップしていきます。

 

気になっていたところである袖口のあきから。

 

 

こんな感じの仕様でしたね。

ごくごく細い三巻(0.3c)で土台に切り込みを入れて強引に縫っています。

パターンはこんな感じになるかと思います↓

 

 

もう一つの特徴は剣ボロと呼ばれるパーツに切り込みが入らないところです。

通常は切り込みをどうしてもいれるのですが、これは入れていない仕様です。

特に薄い生地の場合は切り込むと透けて見えるので気になりますし、強度的に問題にもなります。

個人的に好きな仕様ですね。前中心明きにも使えそう・・・ ;-)

 

縫製の手順は・・・(また白で見えにくくてすみません :cry:

 

 

折った剣ボロのパーツを土台に裏から地縫いし・・・(上端の縫い代は折り込んでおきます。通常ならすでにここで切り込みが入ります)

 

 

切り込みを入れます。

 

 

細く折ります。この時切り込み先は少しカーブするので、縫い代のみすこし伸ばしながらアイロンをかけます。

 

そして、てまつり。少し細かめ(0.2c位の間隔)にしてあまり伸びないように意識しました。

吊ったりしないよう注意しながら流しまつり(螺旋状に縫います)。

 

その後表に剣ボロをひっくり返して

私はしつけで仮止めします。

理由は吊るからです。

ピン打ちではどうしても少しつまんでしまいますので、生地が湾曲します。

なのでドレス系の繊細なものを縫う時は、ざっくりでもいいので細い糸でしつけをするようにしています。

↑少し生地は引っ張られています。

 

あとはぐるっと縫って完成。

 

 

裏側は切り込み先より下にステッチがあるのでほつれません。

生地は薄く仕上がるので少し柔らかい印象になりました。

 

 

次は衿ですが、

↑こんな仕様でした。

 

 

変わっていたのがここで何か難しいところがあるんじゃないかと期待していましたが、実際に縫製してみて特に注意することはありませんでした :cry:

 

個人的には薄くて透けるので、切り込みがちょっと気になるなあくらいでしょうか。

 

 

今回接着芯でつくりました。ですが硬くなりすぎたと思います。接着無しで次回は挑戦したいです :-| まあパリっとしていてこれはこれでいいんですが・・・

 

 

後は通常のドレスシャツと同じ感じですが、袖下で折り伏せ縫いをするとき、袖が細いせいで非常にやり難かったです。

あと生地自体小さなシワが非常に消えにくいです。(安い生地はこういったところが・・・ :-|

 

前ヨークはてまつりです。作業中時間間隔がなくなるので、最近手作業が好きですね :-)

 

さてボタンホールで完成です。ボタンホールはちょっと練習してからにしようと思います。普段やっていないので、期待はしないでください :cry:

 

ではま次回完成!

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