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2017 年 6月 19 日 – パタンナーズライフ

2017年パターンメーキング検定3級①

こんにちは K です。( ´_ゝ`)

もう初夏の様子を漂わせています、今日この頃です。

 

パターン検定を受けられる皆さん、筆記試験お疲れ様でした!

筆記が終わって早速ではありますが、きたる9月の実技試験にあわせてさっそくパンフレットの内容を練習していきましょう。

今回は3級の型の一つ目をとりあげていきます。

こちらの形です。

 

使用するボディは今回は キプリス9AR を使用します。

以下はサイズです。

着丈=62.5cm

肩幅=39cm

バスト=98cm

裾周り=118.4cm

袖丈=16cm

袖幅=34.9cm

袖口=33.2cm

袖山=12.7cm

 

コンマ小数点以下は繰り上げ、繰り下げ等をして、自分の引きやすい寸法に微調整しても良いと思います。

バスト寸設定はだいたいこんなものですが、ボディが10MISSなどになる場合は少々小さくしても良いと思います。(-2cmほど)

 

 

今回はよりわかりやすく説明を入れた動画をあげてみましたので、こちらも是非ご覧ください!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

では作図の手順と注意点です。

原型の作り方は授業でやっている方法と同じです。

 

※クリックで画像が大きくなります。

 

後ろ身頃の特徴

まず着丈を設定し、ヨーク線(BNPから10cmほど下がった所)を入れてその上に肩のダーツを5°ほど入れておきます。

後ろ中心には4cmほど離れた場所までギャザーを入れます。

ギャザー倍率は1.45倍ほど入れ、その1/2の寸法分は裾にもプラスしておきましょう。

その際の分割線は2、3本ほどで良いと思います。

脇線はAラインなので、脇は気持ち多めの3.6cm裾で入れて、バスト下はやや削るとより絵型に近づくと思います。(削りの操作は時間があったらやるといいです。)

 

前身頃の特徴

脇は後ろと同じラインにします。そしてバストダーツの一部を裾に2.5cmほど展開します。9ARは腰骨が張っていますし、今回は後ろもギャザー展開しているためこのくらいのフレアは必要かと思います。

あとのバストダーツは3°ほど残し、バスト下のデザイン線に展開しましょう。(デザイン線は脇線上で上から3㎝ほど下がった所にむかった斜線です。)

バストポイントも1cmほど控えておくといいです。

衿ぐりはデザイン画のように深く削り、CFから4cmほど離れた所を衿付け止まりにしておきます。

あとは前立て、前下がりをつけておいてください。

 

衿の特徴

フラットカラーの要領で衿の大きさ5cm、衿腰は1cmくらいの大きさで作図してください。衿先はデザイン画のような形にしてください。

 

袖の特徴

袖はタマゴを描く時間が無いので、先ほどの袖山の丈で引いてください。

 

 

今回は45°~40°の設定で1.6cmのイセを入れています。

袖下を削った後は、袖ぐりの下のつながりを修正するのを忘れないようにしましょう。

 

トワル組みは時間との勝負ですが、しっかりアイロンをかけて美しいトワルを組んでください。ボタンやステッチを忘れないようにしましょう!

 

では、完成パターンも載せておきます。

試験では縫い代の記入までは求められないとは思いますが、しっかり問題を隅々まで確認して指示の漏れがないか確認しておきましょうね。

 

以上を踏まえてしっかり練習してください。

 

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