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パタンナーズライフ

コート修正➂

師走ですね!ただ今年は忘年会がないせいか、新橋の夜はすごく静かです。ちょっと不思議な師走です。

 

 

本格的に寒くなってきて丁度よい時期にコートが完成しました。

いつも時期が終わって完成するので、1年待って着用していたのですが、今年はこれで乗り切れそうです :-P

では完成です!

 

 

 

 

気になっていた吊りジワは消えてくれました。新品だからそうなりますが、これを洗ったり、着ていくうちにどんな変化が出るか研究したいと思います。

パターンは肩幅を出したり調整をしたので少しだけ着やすくなりましたし、衿の形は直線的で気に入ってます。

 

以前のサンプル↓

 

こうやって比べると良く分かりますね・・・

 

あと袖丈短い :cry:

 

 

で今回やりたかったのが、「中に何か着こんだ状態の変化を見る」でした。

以前作ったコレ↑の上に着用できるものを作りたかったのです。

 

 

ちょっと着ぶくれしましたね :roll: ただ、サンプルほど小さくはないので着てもそこまで窮屈には感じません。あと、きつすぎた肩傾斜を緩めたりしたので肩先が非常にラクになりました。首回りも少しゆとりを入れたので中に着用してもラクです。

衿まわりはかなり変えました。元のサンプルは衿のカーブがきつすぎて正直縫い難過ぎたので、完全別物です :lol: 衿の立体感は欲しかったのでかなり難しかったですね。

 

 

腕の運動量も少しだけ出して、袖裏もキュプラに変更。「袖裏はスベリが良い生地が良い」を実感しています。

身頃の裏はキュプラだとふらし始末で、生地が柔らかくダレて吹き出す恐れがあったので、スレキで作製しました。表地と同じ綾織のスレキなので恐らく表地に馴染んでくれると思います。

裾にもテープを流し込んだり、三つ折りの端を薄く仕上げるために斜めに折り込んだりと細かな事をしました。

 

もしこれを工場さんに指示したらややこしい指示になってしまうので、それだけ工賃が上がって売値もその分上がってしまいます。売値は結構な金額になりそうです。手の込んだ服はそれだけお金がかかってしまいますが、自分で作るなら安い :lol:

 

 

簡単に習得できる技術でもありませんが、出来た時には本当に「楽しい」と思えますし、服を作る事が日常化すると本当に服を見る目が変わって、それも楽しく感じます :-P

 

もう今年は終わりですが、来年4月からの入学を今頃から考えてみてはいかがでしょうか?

 

ではまた次回。残りの生地でパンツを作製してみました

 

 

 

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