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パタンナーズライフ

ピーコート③

こんにちは!
暑くなってきましたねー。寒暖差が激しすぎて、みなさんも着ているものに困っているんじゃないでしょうか?

というわけで、コートの続きです。(すいません、季節感無くて:-( )


前回は裁断前でしたね。
早速カットしました!

ウーン。ざくざくっとした感触がなんとも・・・

この厚み、すさまじいですね。さすがダブルフェイスです!


裁断後


今回のピーコートでは、
針は14号(やや太め)
地縫い糸は60番スパン糸。
表側のステッチは30番スパン糸を使いました。

芯はあまり硬すぎると、針も通りませんし、ドレープしなくなるので、比較的柔らかいものを使いました。

伸び止めテープも、かなりごつくなるので、薄手のものを使用しています。

衿の伸び止めです。要所要所で薄くする工夫をしています。


まずは身頃のクセ取りをして、地縫いします。(かなり形が作り易い生地だったので、比較的楽にできました。)
自分で着ながらの確認なので、非常にやり難かったですが・・・
 

裏地はさくっと縫いました。(綿のヘリンボーンの生地を使っています)



ポケット玉縁布をどうしても共布を使ってチャレンジしたかったので、
一番苦労したのが、ポケットです。

細くするのは難しい!やはり、別布で玉縁布を取るべきだったか・・・と

でもかなり薄く仕上げられました。
中の縫い代を限界ギリギリまでカットしました。

ダブルフェイスの生地だったので、剥がしながらカットしています。
 


フラップも極力薄くして、生地の厚みを減らします。
これを全部の縫い代で行ったので、だいぶ手間にはなりましたが、その分薄く仕上げることはできました。

セッティングはピンですると、生地の厚みで捻れてしまうので、重要な箇所は、しつけをしてから縫いました。


ポケットの裏側です。

深さは自分の手のサイズちょうどでした。手をいれると、おさまりのいい場所です。ヴィンテージのピーコートだと、垂直のポケットがついているので少し入れ難いです。
少しだけ傾斜を加えたので、手は入れやすくなっています。

衿は月腰の、切替えた衿にしました。
これも、カジュアルなピーコートなどは、衿腰をあまり高くせず、1枚で作られていることが多いです。
少しだけドレスっぽい雰囲気を出したいなと思い、衿腰は少し高めに設定しています。(このあたりの好みははっきり分かれるところですね・・・)


  
衿も極力生地の厚みを減らしています。2重の生地1枚をわざわざ剥がしているので、手間もかかりました。


さあかなり完成に近づいてきました!!
次回は袖付け、どんでん、仕上げです。お楽しみに!!




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