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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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部分縫い – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: 部分縫い
特殊袋縫い②
雨が降りながらも暑いという嫌な季節です・・
そしてもう7月に入ったので、もっと熱くなるというツライ季節に突入です・・・どちらにしても夏は昔から苦手です・・・
体調も崩しやすい季節(冷房で・・)だと思うので皆さんも気を付けて下さい
言ってる私は鼻の調子が悪いですが・・・
さて気を取り直して
またファスナーの説明ですが・・(しつこいです )色んな縫い方や仕様があるんだなと感心する内容ですので皆さん是非隙間時間にご覧ください!!
しかし、前回のアイロンがけ動画そこそこ伸びましたね・・また何かやろうかな・・・ ちょっと企画しておきます!!
では前回の「特殊袋縫いの続き」です。
↑こんな感じの縫い方でした!
個人的な感想ではおそらく「滑脱防止」では?と考えています。
滑脱とは、縫い目に力が加わった時、その部分の生地の糸が滑るように動いて縫い目が開いたり、縫い代が抜けたりすることを指します。
麻の生地など打ち込みが甘い生地などで良く起きる現象です。
なので、良くやる手法としては伸び止めテープを貼ったりするんですが、それは非常に手間です。
なので「ステッチを1本増やして生地の密度を上げる」という選択をしたんじゃないかな?と予想しました・・
わざわざ入れるんですからそれなりに理由はあるはずなので、そう考えると腑に落ちました。ちなみに他のアイテムではこの縫い方はされていなかったので、「滑脱防止」が有力かなと思います。
そして、それだけでは面白くないので、「ほかにもアレンジ出来ないかな?」と思い縫代幅を変えたりアレンジしてみました
↑こんな感じで幅を変えて見ました!見た目割っているみたいで綺麗ですね
あとは実際の甘目の生地で試してみました!
↑普通の袋縫いです
↑さっきの縫代幅左右均等になるようにしたアレンジ版です!
アレンジ版のメリットは
「見た目綺麗」
「左右縫代の生地枚数が同じで分量も同じ」なので捻じれも少なそうです!
最後は実際に引っ張ってみて確認してみましたが、正直短い距離では分かりにくかったですね
そしてもっと甘い生地の方が分かりやすかったかなと思います・・
それでも感覚的には(見た目)普通の袋縫いよりたしかに滑脱はしにくい感じがしました!(感覚ですいません
かなり縫製もし易く見た目もいい仕様なので是非皆さん試してみてください!!
特殊袋縫い①
梅雨入りしてすぐに晴れの日が続く良くわからない天気になっていますね・・
雨の日にはレインコートを着用したいですが、通気性悪くてなかなか手が伸びないです
皆さんレインコート着て厚くないんでしょうか・・そして着たまま電車に乗ると迷惑・・・
長袖でもまったく暑くない服を誰か開発して下さい・・
新規の方もスカート原型という最難関 も終わりまして、線が綺麗になってきました!正確に出来ると気持ちがいいもんですね!
新規の方も少しずつ慣れてきた頃で質問にお答えするのに忙しいです
動画の方も少しづつ登録者数伸びてきており、お役立ち情報や服の楽しさが伝わっているのかなと思います!ほんとに無料でいいのか分からないレベルのものなので皆さん是非登録してご覧ください!
さてちょっと変わった仕様を見付けまして、やってみたくなったので直ぐ縫って確認してみました 面白い仕様です
特殊な袋縫いです。
そのためには先に普通の袋縫いから・・
↑2枚の生地を外表にして地縫いします(今回は0.5cm幅)
その後アイロンで割ります
毛抜き合わせにして(縫い目が真横にくるようにプレス)ステッチを入れます(今回は0.7cm)
表から見ると片倒しの状態、裏は裁ち端が無く、綺麗な状態です。
良く薄手の生地で綺麗な裏側の見た目にしたい時に使われます。
あとは表にステッチを入れたくない場合なんかにも有効です。
さてそんな袋縫いですが、、ここから変わったポイントです
先程出来た袋縫いの縫代を片倒しします↑の状態です。
その後「コバステッチを入れます!?」
↑こんな感じでもう一度片倒しすると、「割った状態みたい」に見えます
最初見た時は??とかなり混乱しました・・
「なんの意味が・・・?」
分からないので、 とりあえずやって見ながら考える事にしました
見た目は裏側の縫い代の見た目は綺麗ですが、「そもそも袋縫いも綺麗じゃないか?」と思い「?」が膨らみました・・
うーんもう少しやってみないと分からないですね・・・
実はこの生地「Aラインの麻のワンピースの脇の縫い目」に使用されていました
おそらくこうじゃないかなと思う事があるので、次回お伝えしたいと思います!
ちなみに↓こんなのもやってみました!!
ではお楽しみに!
ファスナーポケット広幅①
もうすぐゴールデンウィークですね・・・いつの間にこんな時間が進んだんでしょう・・
年開けてから気付いたら5月ですよ・・・
もう半年くらいで年末ですよ・・・
今年のゴールデンウィークは凄い人手になりそうですよね
既に休みの銀座あたりは物凄い人です・・・このまま緩やかに回復していくといいですね
出やすくなってきたので、是非新しい事を始めてみるには服作りなんかいかがでしょうか?最初は難しいですが、分かってくると「なぜこんな仕様になっているか・こんなシルエットにするためにこんな工夫がされている」など色んな事を知る事が出来ます。
個人的には1本の映画をみるくらいなら服を作っていた方が楽しいです
6月からでも入学可能です
「思いついたら即行動」の気持ちで是非一度見学にお越し下さい!!
ゴールデンウィークはは29(土)~7(日)まで休校です。見学をお考えの方はご注意下さい。
動画も、ほんとに「使える」お話をしている事が多いので、是非一度ゴールデンウイーク中にご覧ください!
↑「簡単に原型が作製できる方法」もお伝えしてます!ちょっと変わった「ネックゲージ」を使っています!聞いた事ないと思いますが、これは発明品です 皆さんも是非試して欲しい(パタンナーの方は特に)ので一度ご覧ください!
こんな簡単に原型作る事が出来るの?って驚くと思います
では今回もちょっとマニアックな事を一つ。
↑片玉縁ポケットでファスナー付きです
しかも幅広・・
パタンナーの方は最初にパターンを想像してから見て頂きたいのですが、意外に細かいです・・
ではさっそく見ていきましょう!
↑裁断済です。印を付けておきましょう。
ひとまず、向こう布当て布を叩いておきます。
ファスナー挟み布を先に挟んでおきます。
裏表の布で挟んで下さい。
口布を縫っておきます。
この時ファスナーの位置に注意して下さい。完璧な位置じゃないと、後々ズレてしまうので・・口布の表にはステッチは貫通しません。
袋布を地縫いしておきます。
出来たら、身頃にセットして叩き付けます。
切り込みを入れてひっくり返して・・
口布身頃貫通でコバステッチを入れます。
向こう布をセットして・・
上下三角布、向こう布側を地縫いして、、
表から貫通のコバステッチを入れて完成です
開くと↑こんな感じですね。
この手のタイプのポケットにはもれなく引手が付いてきます。今回雑ですみません
大体グログランのテープとかが多いかと思います。
かなり奥まった所にファスナー引手があるせいかなと思います。
ファスナー横の幅の狭い布がある事で、ファスナーが若干浮かせやすくなっています。
そのおかげで開くときもあまり開けにくさは感じません。
すごい細かい事ですがこういった「思いやり」の仕様をみると試したくなってしまいますよね・・
構造を理解してしまえば(ファスナーの位置)結構簡単な仕様なので、是非ゴールデンウィークにお試しあれ!!
モノを入れても表に響き難いアウトポケット
いよいよ新学期が始まりました!
最初はやはり皆さん「細かい!」っていう反応があります。
そうですね・・最初は特に細かいんですよ・・そこがしっかりしないとどこが間違っているか判断できないですからね・・線が綺麗なのも大事ですね。
線が綺麗だと間違いの判別が非常にし易くなります。大体のやり方だと「大体のもの」しか出来ないですから・・
そんなわけで皆さんには最初の関門「タイトスカート原型」作って貰っています
タイトスカートと侮る事なかれ、たーーくさんの理論が詰まっております!入学された生徒さんはじっくり腰を据えて取り組まれる事をオススメします!
ここが丁寧に出来た方はその後大体伸びる傾向にあるので!
4月からは終わってしまいましたが、5月入学もまだまだ出来ますので、何か新しい事を始めたい方は是非一度見学にお越し下さい!
最近上げました動画が好調です 以前も上げましたがもう一回!
かなり気合の入った(大作にし過ぎて時間かかり過ぎました・・反省です )内容になっております!
内容が良すぎてもったいないので、先日大阪での講習も行ってきました!
東京でも寒くなる頃合いにやりたいと思いますので、その時は東京校の生徒の皆さんよろしくお願いします!
ほんとに無料なのが信じられないくらい濃い内容なので一度ご覧ください!!
さてそんな中でアウトポケットについて1つ変わった仕様を・・
ダッフルコートでもやってみて欲しい仕様です
といってもかなり朧気にしか覚えてないのですが、かなーり昔にみた仕様です。
その名も「モノを入れた時に表に形が響き難いポケット」です
女性の方は全く気にしないでしょう・・
男の人はわりとポケットを使用する事が多く、むしろ「鞄は持ちたくない」のでポケットだけで済ませたいと思っている人多数です・・たぶん・・
そんな方でも「モノをポケットに入れると服の形が崩れて嫌だ」という欲張りさんがいます。
そんな方に向けて作られた仕様なのでしょう・・
さあではさっそく↓
まずパターンです。ざっくり説明すると、
「中の裏ポケットを多めに控えておき、身頃に先に叩きつける」です 分かりにくいですね(笑)
では縫製です。
まず裁断あとポケット口に部分芯を貼っておきます。芯が外れないように押さえステッチを入れておきます。
ポケット口を表と裏地縫いします。裏の方が1.0c~1.2cくらい控えています。
先にアイロンで表の縫代を倒しておきます。。角は綺麗に折って下さい。
めくると少しだけ控えられている状態です。
これが少ないとあとで縫代が折り込めません。
角の部分は縫代を少しカットして捌いておきましょう。
出来たら裏ポケットを身頃に叩きつけます。
この時縫代は折り込まないです。
↑こんな感じで叩きつけます
角はここくらいまででいいです。あとで表からぐるっとステッチを入れるので隠せます。
あとは表の縫代を中に折り込み直して↑のようにステッチを入れます。
結構簡単な仕様かなと思います
では結果を見てみましょう!
↑携帯を入れてみました。表側です。
そこまで響いていません
↑裏です。
写真を分かりやすくなるよう取り直しました(笑)
ほんとにこんな感じになりますのでご安心下さい(笑)
普通のアウトポケットは少しつまらないので変わり種を求めている方は是非!!
ではまた!
ダッフルコート解体
もう12月目前で今年も残り少なくなってまいりました・・・
毎年言う「もう終わり?」ですね・・ほんとに早い・・・
今動画用で、ダッフルのパターンを引いているのですが、仕様的にどうしても気になるところがあったので、今更ですが、解体をしてみました
ちなみにもらいものです
↓こんな感じのレディースのダッフルコートです。
年代は2000代のイギリスの有名なメーカーのものです。
多分日本で企画したものじゃないかなと思います。
前はトグルと麻紐を結んでつくった開きの仕様です。結び方があまり見たことないものでした。
他の仕様は、ヨークが表に叩かれていたり、袖にタブが付いたり、フラップ付きアウトポケットだったりと「所謂ダッフルらしい」仕様でした。
袖はダッフルらしくやや高めの袖が付いています。腕を下した時に少しシワになります。
メンズの大きなダッフルとは違い、かなりコンパクトです。
フードは横の切替になっているダッフルで良く見るタイプです。前にチンストラップが付いています。見返しにはテープ状のものが入っていて少し硬くなっています。
調整用のドットボタンやタブは付いていませんでした。
裏は全体的にパイピング始末です。
断ち切りやロックではなく全てパイピングされているので、綺麗です。
そして一番知りたかったところ「前衿ぐり」です。
ダッフルは通常裏が無い仕様が多いのですが、(もちろん裏付きもあります)身頃、前見返し、フード、フード口見返し、ヨークが集まる部分はどう薄く仕上げているのか?
という事が知りたくて解体してみることにしました
まず表裏です。
かなり生地が集まっている事が分かります。
問題は「身頃とヨークで挟む」仕様である事です。そのせいで衿ぐりが割れず、生地が厚くなってしまう部分が出てしまうのです。
あとは疑問に思ったのが「フード端と前見返しはどこまで付いているか」でした。
予想はしていて「そんなに薄くする事に気を使ってなさそう」と思っていましたが、その通りでした
厚くても無理やり縫っています。ただ、まあもうちょっとやり方があるんじゃないかとは思いますが、、、
結果はヨークの位置に切り込みが入っていて、
前端~ヨークまで→見返しと身頃でフードを挟む
ヨーク~後ろ衿ぐり~ヨークまで→身頃とヨークでフードを挟む
でした。
ヨークの端に関しては写真にあるように、かなり雑で結構ほつれてきてしまっていました。そこまでいい仕様じゃないですかねえ・・自身で作る時は他の仕様にしとこうかなと思いました。
袖は裏地が付いています。袖下がどんでん口になっていて、つまんでコバステッチがかかっています。袖山側は表地の縫代にちゃんとぐるり地縫いされていました。
パイピングでも良い気がしますが、、
ポケットは裏にスレキが使われていました。ここのどんでん口はポケット口側で、表からのステッチで貫通して塞いでいました。一般的なやり方だと思います。
あとはフードの切替部分ですが、生地が厚くなる見返し部分だけ割りになっていました。
前衿ぐり周りはかなり厚いのにここだけ何故か気を使っているというちぐはぐな感じ
実際にばらしているところです↓
ちょっと分かりにくいかもですが、ヨーク部分です。
裏地は角丸でカーブしているところだけに付いていて丸い所の縫代はカットしていました。
それ以外の部分は2cⅿの縫い代がついていました。上手いですね
ヨークを外すと切り込みが入ってその縫い代を挟んでいました。かなり生地が厚くなっています。やはりこのままやるにはちょっと厚過ぎる気がするので、せっかくばらしましたが、別案でいこうかな・・・
ついでに紐も調べてみました ・・・が、異常に難しい結び方・・・写真では一切お伝え出来ません・・・
なんとか動画にとってみましたので、そちらで見てもらえるようにしておきます・・・
さてこれだけ調べてみましたが、仕様だけで、色んな事が分かるようになりました!
持っている服をばらしてしまうのは気が引けますが、もう捨ててしまうくらいなら、一回ばらしてどんな構造になっているか見るのはとても勉強になります!
ほぼプラモデル感覚ですね 楽しいです!
皆さんも試してみて下さい!
ではまた!
薄手生地の袋縫い(ロック袋縫い)
いよいよ台風が去って、少し夜は肌寒くなってきました!10月期も始まります!
入学を逃した方も席が空いていれば途中入学する事が出来ますので、見学に来られた際ご相談下さい!
「買う」から「つくる」に変えてみませんか?色んな面白い事に気付けると思います!
お待ちしております!
初心者の方にも分かりやすく復習もしやすいように各種動画を作製しています!
課題に関しても動画を用意しているので、「見てるだけ」でも理解力が高まります!
「パターンは難しい」という課題を解消するため、色んな取り組みをしているので、気になる方は是非見学にお越しください!
では、今月の末に大阪で講習(接着芯と生地の講習)を行ってきたのですが、シフォンやチュール系の生地での良い仕様を見つけましたので、大阪で講習を受けた方も参考にしていただければと思います!
「袋縫い」のお話です!
私自身も袋縫いは苦手で、特に薄手のシフォン(この前縫って苦労しました・・・ )は縫っている時「裁ち端を合わせて縫う」が異常に難しいです・・
これを解消するやり方(ちょっと誤魔化し気味・・)を見つけましたのでお伝えします!
ほんとは腕を磨けば、いいんでしょうが、、、
ではちょっと画像が透けてる生地で見えにくいですが・・・
↑みなさんこんな感じでズレませんか?私は苦手です・・ こうなってしまうと結果↓
・・・折り返した時に中の縫代の幅が違うので、表から中の縫代端が飛び出て・・・縫製している方は経験があると思いますが、後でカットは中々難易度高すぎますし、時間がかかります・・・
なので・・
「ロックしてしまう」というやり方です!
ロックしてしまえば、カットしながら幅を均一にすることが出来ますし、ロックの性質で「縫い縮み」も少なくて済みます。↓
これで表からステッチを入れるのですが、透けているためロックの糸を噛んで縫う事もありません!やりやすい!(まあ厳密に言うと少しカットしているので完璧にパターン通りではないというのは気になるところですが、、、)
チュールでも↓
やりやすい!
糸が少し目立つものを使いましたが、生地の色に合わせればもっと目立たなくなりますし、地縫いがロックになっているので縫い縮み少なく出来ます!(むしろこっちのほうが大事?)
是非お試しあれ!
前裾角の縫代を薄くする方法③
体験セミナーも終わり、10月期の入学者も多数応募がありました
そろそろコロナも落ち着きそうで皆さんなにか始めたくなっている頃ではないでしょうか?
コロナのせいで色んな事に制限がかかっていましたが、ようやくやりたい事を出来そうです。
「服を買う」という行為は皆さんされているかと思いますが、「服を作るという体験を買う」という考え方はどうでしょうか?
普段着ている服にはどんな意味や考えがあるのでしょうか?
ル・オペラはパターンの学校です。服の形を作る中で色んな発見があります。
形を作ったりその過程での発見の楽しさを是非体験して頂きたいです!もちろん自身で作った服を着る楽しみも!
入学をお悩みの方はお気軽に見学にいらして下さい。雑談をしに来る感覚でも大丈夫です 是非お待ちしております!!
↑こういう変わった素材でも作る事が出来るようになります!
形を作る事自体を学ぶので、レディースもメンズも犬の服もウエディングドレスもリメイクもなんでも出来るようになります!見学に来られた際はこのふんわりスカートの実物を見て頂けたらと思います
さて間があきましたが、前裾の角の縫代処理です。
どんだけあるんだと思われるかもしれませんが、実はもっとあります
基本さえ分かっていれば、アイデア次第でオリジナルの仕様も出来ると思いますので、思いついたら試してみて下さい!行動あるのみです!
最後は↑たったこれだけです
?そうです。裾がラウンドしているだけです
そんな事・・と思われるかもしれませんが、意外とこういう仕様は思いつかない事が多いです。
「現代の服の常識」というのは場合によっては新しい発想を邪魔する事があります。
柔らかい頭で「普通はこうだけど、その考えが絶対か?」と疑問に持つ事で問題が解決する事が良くあります。
これも古着で良く見かける仕様ですが、意外と知られていないやり方です。
では縫ってみましょう!説明するほどありませんが
裾を三つ折りします。
裾にステッチを入れて
三つ折りします。この時斜めになっている所が最大のポイントです。
最後は前端の三つ折りステッチをかけておしまいです。角は斜めにステッチです。
説明するまでもないですが、だれでも出来る簡単薄く仕上がる仕様です。
「デザイン的にあり」であればこんなにいい仕様はないと思います。大量に生産するものであれば、直線に比べると生産性は悪いかもしれませんが、それでも全然採用していい仕様じゃないかと思います
薄さは当然のごとく、厚みを避けて折られているので非常に薄いです
3回に渡って説明してきましたが、「薄く仕上げる」ということは非常に重要です。仕様を考える時にかなり悩むところです。
発想1つでクオリティがぐっと上がりますが、中々ぱっと出てくるものでもありません。こういう「その発想はなかったわ」という仕様を知っていると変わった角度から考えられるので、皆さんも色んな仕様を探して、オリジナルの仕様を考えてみて下さい!
ではまた面白いものがあればお伝えします!
前裾角の縫代を薄くする方法②
いよいよ今週末9月4日の日曜日に10月期募集開始!
&体験セミナーです!
体験セミナー若干数空きがありますので、是非お電話でご予約お願いします!
東京校 03-5473-1519
さて↓動画は夏の間もずっと更新しておりましたが、皆さん見てくれているでしょうか?
テキストを無料で配布しているのと同じ状態 プロの方も絶対に見た方が良いテクニックも入っております!
是非ご覧になってチャンネル登録お願い致します!
前回に続いて、前裾角の縫代の厚み解消についてお話します!
↑パターンはこちら
前立て部分が別裁ちで先が剣になっているタイプです!
さっそく縫ってみましょう!
裁断後、先にアイロンで↑のように折っておきます。
剣ボロと同じと思って頂いたら大丈夫です!
端を縫います。この時地縫いしてもいいと思いますし、地縫い無しでステッチでもいいと思います!ここでポイントが0.3cm程控えている事です!
表から0.5cmでステッチがかかりますが、ちょうど裏側はコバステッチになるようにして下さい!こうする事で厚みが少し軽減できます!
ここで裾も三つ折りしておいて下さい!
あとは反対側の0.5cmのステッチを入れておいて折り込みます。
最後に三つ折りステッチから続きで前立ての部分は↑の写真のように山型に縫います。
端までしっかり縫うようにしてください。
裏からだとこんな感じです。
↑どうでしょうか?
かなり薄く仕上がっていると思います!
正直前回のもののほうが薄いかなと思いますが、斜めに折るがいかに有効か分かって頂けたと思います!
アイデア次第ではもっと薄く出来ると思いますし、縫代をカットすればもっと薄くなります!
是非一度お試しあれ!
次回は「あ、そういうやり方もあるのね」というものをお伝えします!
前裾角の縫代を薄くする方法
9月4日の日曜
大阪 10時~
東京 15時~
10月期の生徒さん募集開始です!
同時に東京校のみ
9月4日の10時~、13時~の2部制で体験セミナーを行います!
体験セミナーは事前のお電話でのご予約が必要になりますので↓までお電話お願い致します!
TEL 03-5473-1519 東京校
真夏が一気に去った?感じですが、湿気が凄いですね・・・筆圧が高い私はあまり好きな時期ではありません
ここからまた暑くなったりするので、油断は出来ないですが、秋の雰囲気が少し感じられるようになるのは嬉しいですね! 着る服にも飽きてしまっているので・・・
さて動画は引き続き色んな事を紹介しております!
以前ご紹介した剣ボロのアフレコ入り説明動画です!
音声が必要ない場合はこちらのブログでも見ることができます!
電車に乗っている隙間時間などで是非ご覧ください!
また似たような投稿ですが、
比翼仕立てのシャツの場合、裾の角はどうやって薄くするか?(いきなりですね )
比翼の場合は特に何枚も生地が集まってしまいます。
そこで「前裾の角の生地が集まる場所のデザイン」をお伝えしようと思います!
縫製の方に「カットしておいて下さい」とお伝えするのは簡単ですが、実際にやり方を知っておかないとまずいですよね パターンで予めカットしておく方が良い事もありますので参考にして下さい!
これはただの三つ折りですが、これでも何もしないと↑こんな感じになります。
角の部分が何重にもなり厚くなるのですっきり上げることが出来ません。比翼になると10枚くらい重なったりするのでかなりの厚みになり、縫製も難しくなります。
ではどうするか。
普通に作ると中の縫代が多く集まってしまうため、縫代をカットしておいた方が良いかなと思います↓比翼のパターンでやってみましょう
ポイントは角のカットを斜めにした事です。
やや手間がかかるものの斜めにカットするだけでかなりの厚みが軽減できます。
縫ってみましょう!
↑のように折り込んでいきます。
縫代の寸法はパターンに記載しているので見て下さい!
↑のようにステッチを入れておいて・・・
↑角の縫代を折り、裾を折ります。ここがポイントです。ほんとにこれだけですが、全然違いますので
↑出来上がりに折り込んで、
ステッチを入れて(この時角は斜めに縫います)
↑完成です!写真では伝わり難いですが、持って厚みを確認すると全然違います!
「なんだそんな簡単な事・・」と思われるかもしれませんが、簡単な事のほうが良いと思いますし、縫う人もラクです!
服の角全般に使う事が出来るので、丁寧に作る際は是非試してみて下さい!
思ったより簡単に出来ますよ!
次回はたまに古着で見る「ラウンドしている角」と「前立て別接ぎ」です。
色々なやり方(デザイン)がありますので、お伝えしたいと思います!
ではまた次回!
2枚袖切替利用オリジナル剣ボロ
皆様こんにちわ
梅雨も明けて?夏本番になってきましたね!苦手な季節です
節電のせいか電車でのクーラーもあまり効いていないので朝から汗が、、
夏になったばかりですが、もう早くも秋が来て欲しいです。。
さて夏に入ったという事は、10月期の募集もそろそろ始まります!
http://www.leopera.com/news/20220723/1086
↑9月4日(日)に体験セミナー募集開始です!
詳しくはリンク先に動画もありますのでご覧ください!
毎回特に午前の部は埋まりやすい傾向にありますので、お早目にお電話でのご予約お願いします!
TEL 03-5473-1519 東京校のみ体験セミナー行っております!お電話お待ちしております:-P
そしてちょっと新しい方法で動画を作製しました
癒し動画です
癒しかどうかは分かりませんが(笑)
何となくぼーっと見たい動画はあると思います。流しっぱなしでもいいと思いますが、そんな動画をボタンホールでほぼノーカットバージョンで作ってみました!
ところどころ手間取っているところもありますが、それも含めて「普段こんな感じ」を体験してもらえたらなと思います!
結構長い動画ですが既に再生数はそこそこ伸びているので以外に需要ある?これからもなにか考えてお送りしたいと思います
では・・しつこいですが「剣ボロ」です(笑)
「もういーって!」って思われる方待って下さい・・今回はそう「オリジナル」です!
オリジナルといってももう誰かされてるかもしれませんが、「何も見ないで1から作った」というのは本当です!
オリジナルというのも難しい問題ですよね・・剣ボロという以上完全にオリジナルではないわけで・・「アレンジ」と言う方がいいかもしれませんね!・・ちょっと脱線しましたが・・
↓こんな感じです
2枚袖切替利用の剣ボロです。
これが意外に難しい・・・
ワークウェアなんかの袖は2枚袖になっている事が多く、ジージャンなんかはただのスリットが多いですね。そういった場合にちゃんとしたシャツ感を出すのに有効なデザインです。
ただ縫製が結構複雑で、ワークウェアは大体折り伏せか巻き縫い・・なおかつ「切り込み」がネックになってきます・・・
ワークウェアなら気にならないんでしょうが、ちゃんとしたシャツで切り込みって・・・てなってしまうと思うんです。
なので切り込み無し(正確には切り込んでますが切り込みは全く見えません)のものを作ってみました!
前置き長くなりましたが↓パターンです
ポイントは「縫代の幅」です!全ての幅にキッチリ意味がありますので、1mmのズレも無いようお願いします(笑)あと後袖側は表に縫代折ります。「表に縫代出し」は結構切り込みを入れたくない場合には使えるテクニックなのでお試しを
では実際に縫っていきましょう。裁断できたら
まず後袖の縫代を「表側」に折っておきます。
次に短冊布と前袖を合わせて(この時前袖側は「裏」です)L字に地縫いします。ここは7mm幅です
縫えたらL字の角に切り込みを入れて
ぐりんとひっくり返します。→の写真みたいに捨てミシンで5mmくらい縫います。
前袖と後袖を中表に合わせて地縫いします(折り伏せなのでずらした状態です)
↑こんな状態になってると思います。
先程地縫いした所に表からステッチを入れます。この時短冊布は縫わないで下さい。
後袖の下側を三つ折りステッチします。
短冊布をぐるっと縫って完成!
どうでしょう?見た感じは複雑そうに見えると思いますが、縫うと意外に簡単かなと思います 個人的な「いいパターン」の条件は「変に複雑な事はせず、縫うのが楽」という風に考えています。初見は難しそうでも、理解してしまえば簡単が一番だと思うのです。
裏側も綺麗だと思います 返し縫いはご勘弁下さい(笑)
微妙に1mm控えたり細かい事もしているので是非縫って細かさを体験して下さい
ではまた!