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PM検定1級合格への道のり②

皆さんこんにちは

ラジオではクリスマスソングがひっきりなしにかかっていますね(^^♪

皆さんはクリスマスと言ったらコレ!と言う曲はありますか?

私はマライア・キャリーの「All  I Want for Christmas Is You」ですかねぇ

聴いているとワクワクしてついつい口ずさみたくなってしまいます(笑)

 

年末年始は12月25日~1月5日まで休講のため見学や問い合わせが出来ませんのでご注意ください。

 

 

 

 

 

それでは先月に引き続きPM検定1級試験対策時に試行錯誤したトワルと共に

どの様な部分をチェックしていたかお伝えしていきます

 

 

今月はジャケットの天幅に焦点を当てた内容となっています

 

↓まずはコチラのトワルからご覧ください

 

左のトワルはボディとトワルのCFの線がピッタリ揃っていますが、

右のトワルはCFの線がズレています

 

 

 

 

 

拡大してみるとCFが真っ直ぐ揃っているトワルは首元に少しゆとりがありますが

CFがズレている方のトワルは衿折れ線が内側に入り込んで首に当たって吊り上がってしまいます

右前身頃が左側に振り込み重なり分が増える現象を「拝む」と言い、

写真の様に身頃が吊り上がる事が発生する原因の1つになります

 

 

それでは何故前身頃が吊り上がり「拝む」と言う状態になってしまうのか見ていきましょう!

 

 

 

拝んでいないシルエットの作図は衿ぐりを3°開いている事で前天幅が広くなっているのに対して、拝んでいる方の作図は衿ぐりを開いていなく前天幅が広がっていないです

この違いがどのように作用するのでしょうか

 

 

 

 

 

 

ゴージラインは身頃と衿で直線同士なので立体形状にはならない為、返り線は首に当たります

 

 

衿ぐりで展開し広くなった天巾を元に戻す事で

ゴージラインに浮きが出来て首に当たらなくなります

 

 

 

比較したトワルの結果から前身頃が吊り上がり拝む原因は

衿ぐりで展開しないとゴージラインに浮き分が無く衿折れ線が首に当たる事で、

前身頃が吊り上がると言う事がわかりました

 

今までジャケットだからなんとなく衿ぐりを展開し、天幅を広げていた方もいるのではないでしょうか

 

 

今回は衿ぐりで展開して天幅を広げる目的に焦点を当ててブログを書きましたが、

次回は展開する分量について紹介いたしますのでお楽しみに!

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PM検定1級合格への道のり①

皆さんこんにちは

 

もう11月も終わりを迎えようとしていますね

1年があっという間です(笑)

大掃除の時に大変な思いをしない様に今からですが少しずつ断捨離を進めています

年末には結局大掃除になってしまうのがですが(-_-;)

 

 

 

先日行われたPM検定1級に合格する事が出来ましたので、

そこに至るまでを数回に分けてブログで書いていこうと思います(^^)/

 

1発合格ではなかったので、色んな形を考えながら試行錯誤したトワルを比較しながら

要点をお伝えすると言った内容になっています!

 

 

 

 

↓合格したトワルと同じシルエットで組んだものです

(本番とは前身頃のデザインは違います)

バスト:94cm

ウエスト:81cm

ヒップ:100cm

肩幅:40cm

衿幅:7.5cm

袖口:25cm

 

 

 

 

 

↓不合格だった時のトワル

バスト:94cm

ウエスト:81cm

ヒップ:101cm

肩幅:40cm

衿幅:6.7cm

袖口:24cm

 

 

 

 

 

 

不合格だった時のトワルは後パネルのAH付近が内側に窪んでしまっていますね

それではパターンを見ながら原因を見つけていきましょう!

 

 

 

 

 

 

二つのパターンを見比べてみるとパネルラインのカーブの形に違いがありますね

 

 

 

↓パネルラインの2本の形状が大きく異なる場合は写真の様に縫い目が膨らみ

AHが内側に押し込まれています

(紙で組んでいるので分かりやすくイセ分量は0にしています)

↓ラインが異なるカーブの形状だと膨らみが大きい方に押し出されて立体的になります

 

 

 

 

パネルラインを同一カーブにするとシルエットにどのよな変化が起こるのか比較してみました

同一のラインの場合はパズルのようにカーブ同士が組み合わさるだけなので

立体形状にはならずAHが押し込まれると言った状態は改善されていますね

 

 

 

↓今年合格したパターンはイセる事を考慮して後身頃のパネルラインは脇身頃よりも少し浅く引いていますがほぼ同じカーブにしました

 

 

 

今回「1級合格への道のり」と銘打ってブログを書きましたが、ジャケット以外のアイテムのパターンを引くときにも「この2本のラインを縫うとどんな立体になるのかな?」と考える事は非常に重要です

1級試験対策で寸法を丸暗記していくのも1つの方法かと思いますが、パターンの構造を把握することで試験中にトラブルが起こっても焦らずに作業が出来ると思います

(私は緊張すると覚えたことがすっぽり抜けてしまうタイプなので(笑))

 

 

次回も合格したパターンと不合格だったパターンを比較してPM検定1級JKトワルについてブログを書きますのでお楽しみに!

 

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2024PM検定3級②

皆さんこんにちは

 

突然秋がやって来ましたね。最近は着る服がなくて悩んでいますが、東京の人はちゃんと季節にあった服装ができて凄いなぁと常々感じます。

取り残されないように季節感を心掛けたいと思います!

 

10月~の生徒さんを募集中ですので

まだ空き席もありますので、検討されている方はお早めにご連絡ください

また

授業見学もできますのでお気軽にお越しください!

 

11月30日に行われるパターン検定3級の2型目をご説明します

 

出願期間は10月8日(火)までになりますので、受検を検討されている方はお早めにお申し込みください!

 

では早速ですが2型目のデザインがこちらです。

 

プリンセスラインという縦の切替のブラウスです。

身頃はまるでジャケットのような形で、前後のダーツとフレアのバランスを取るのが大変でした。

 

以下が寸法です↓


着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 97cm

裾回り = 100.6cm

袖丈 = 19cm

袖幅 = 35.9cm

袖口 = 34.7cm

袖山 = 13.9cm

 

以上になります。ボディはキプリス9ARになります。

 

パターンです↓

 

ウエストダーツは、後ろの切替3.7cm、脇で2.0cm、前のダーツで1.3cmです。

数字はあくまで参考値になるので、一度トワルを組んでみて自分の形を見つけるのをおすすめします。

サイドネックは0.4cm、肩のダーツではダーツ先を1.2cm脇側へ移動し、そこから0.6cm開いて設定しています。

 

これらの寸法を一定にしておくと、アームホールの寸法も一定に保つことができ、同じ袖を付ける事が出来ます。

 

前身頃です↓

 

前身頃のバストダーツは3度ほど残しています。

ボタンは11.5mmで間隔は9.0cm、前下がりは0.5cで設定していますが、この辺りのバランスも一度トワルを組んでみて微調整してみてもいいかもしれません。

 

袖です↓

袖のイセ量は合計18mmで、袖山の高さは、13.9cmです

袖付けは焦って付けると吊ったりしわができたりし易いので、時間配分を考えながら余裕をもって臨めるように練習しておきましょう!

 

衿です↓

 


衿腰は1.0cm、衿幅は6.4cmに設定していますが、組んでみて外周りが足りなくなったり余ったりする場合は、前と後ろの円を変えて修正しながら、自分のラインを見つけて本番で失敗しないように練習しましょう!

 

 

 

トワルです↓


 

 

衿先は浮きやすいので、縫い代はしっかりプレスしましょう。

袖山のイセはピン打ちで見た目の印象が格段に変わるので、衿と袖は特に練習してほしいところです!

 

また、今回は身頃がほとんど2級のようなデザインで裁断、ピン打ちに時間がかかると思うので、以前解説した1型目と時間配分を比較して、どちらも余裕を持って対応できるように練習しておきましょう(^^♪

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、トレースからトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!

 

 

完成パターンです↓

 

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツの倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

 

工業用パターンです↓

 

本番までまだ2カ月あるので、余裕を持って練習すれば十分間に合いますが、筆記試験も同日に行われるので、実技とバランスよく練習しておきましょう(^^)/

ではまた!

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2024PM検定3級①

皆さん、こんにちは

 

暑い日が続いていますが、ここ数日やや涼しい日が続いている気がするのは気のせいでしょうか、、

 

異常な暑さのせいでもわからなくなってきましたが、もうすぐ秋が来ると思い、あと少しの辛抱と思い頑張りましょう!

 

 

9月1日の体験セミナーが近づいてきました。少しずつご予約頂いています!

体験セミナーは午前の部と午後の部があります。ご予約はお電話でご確認いただければと思います!

なお東京校のみの開催なので直接↓までお電話下さい!

ルオペラ東京校 TEL 03-5473-1519

 

また

 

引き続き見授業見学も可能ですのでご興味のある方はお気軽にお越しください!

 

 

 

さて、11月30日に行われるパターン検定3級の1型目をご説明します

 

ちなみに、出願期間は9月9日(月)~10月8日(火)になりますので、受検を検討されている方はお早めにお申し込みください

 

では早速ですが1型目のデザインがこちらです。

 

 

台衿付きシャツカラーの半袖ブラウスです

 

ダーツは前AHのみで、後ろはヨーク切替というデザインです。

ヨークの幅や前のバストダーツ先の位置取りが難しかったです。

 

以下が寸法です↓

 

着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 97cm

裾回り = 103.6cm

袖丈 = 19cm

袖幅 = 35.7cm

袖口 = 34.7cm

袖山 = 13.9cm

 

以上になります。ボディはキプリス9ARになります。

 

パターンです↓

 


SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、前下がりは0.5cm付けています。

前の裾で開く分量は2.3cmに設定していますが、一度トワルを組んでみて前後のフレアバランスを確認してみることをおすすめします(^o^)

 

前身頃です↓

 

 

前身頃のバストダーツは3度ほど残し、ダーツ先を2.0cm上げています。

後ろのダーツはヨークに移動するために1.3cm上げ、0.4cm取っています

上げたバストダーツ先での飛び出しを防ぐため、今回は裾で出す分量を多めに取り、また、裾全体のフレアバランスを考慮し、脇でも少し出しています。

 

このようにバストダーツの位置が原型から離れると処理する分量もそれに応じて変える必要があるので、特に裾のバランスは注意しながら練習しておきましょう!

 

袖です↓

 

 

袖のイセ量は合計18mmで、袖山の高さは、13.8cmです

これもあくまで参考値になります。本番で組んだ際に袖にしわができたり吊ったりする場合はその場で修正できるように、事前に練習しておきましょう(^^♪

 

衿です↓

 

 

今回は台衿付きのため時間がかかるかと思うので、試験前にデザイン画をイメージしながら何度も練習し、基準となる衿腰、衿幅、外回りの幅の寸法をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

 

完成トワルです↓

 


実技試験の試験時間は3時間半です。

作図に1時間半、トワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで進めることができれば見直しに30分使えます

練習する際も作図、トワル、パターン抜き出しをそれぞれ分けて練習するよりも、全行程をまとめて練習することで時間配分や苦手な箇所にも気付けると思うので練習の段階から本番を意識して臨みましょう!

 

完成パターンです↓

 

 

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツの倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

工業用パターンです↓

 

 

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

試験本番まであと3カ月あるので、今から練習すれば筆記試験、実技試験ともに十分に間に合います。

受検を考えている方は余裕を持って勉強していきましょう!

 

2型目のデザインもこちらのブログにて近日投稿しますので、是非参考にしてみて下さい(*’▽’)

 

ではまた!

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2024PM検定2級②

皆さんこんにちは

 

6月に突入し日差しも段々強くなってきましたね(;´Д`)

先日早くも夏を感じたくて人生初のチョコミント味のアイスを食べてみました(^^)/

歯磨き粉の味がすると言う意見はよく耳にするのですが、もしかしたら自分の口には合うかもしれない!という好奇心でいざチャレンジ!

 

心の底から美味しいとは思えなかったのですが、なぜかまた食べたいと思うようなクセになる味でした

このブログを書きながら思い出して少し食べたくなっています(笑)

 

 

 

それでは先月紹介したPM検定2級のJK1型目に引き続き、今月は2型目の紹介をします!

↓2型目のデザインです

3面体のシングルのジャケットです

1型目と同様に着丈の長いデザインでしたのでボタン間隔、ポケット位置、ラペルの大きさのバランスを取るのが難しいデザインでした

 

 

過去のPM検定2級3面体ジャケットの作図動画はコチラから!


 

 

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 70cm

 

肩幅 = 40cm

 

バスト = 94cm

 

ウエスト = 86.7cm

 

裾周り = 107.4cm

 

袖丈 = 58cm

 

袖幅 = 32.7cm

 

袖口 = 25cm

 

袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替で35mm、脇で11.5mm、前のダーツで12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩は8mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたり、斜めにピンを刺すと袖山や身頃に当たってシルエットが崩れるので何度もピン打ちは練習しましょう!

 

 

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは26°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

前身頃の裾でフレアを出し過ぎるとマニピュレーション展開した後に、ポケット口から下の縫い目が無くなり脇線にフレアが逃げてフレアが多く見えてしまいます

トワルを組んだ際はフレアの分量感もしっかり確認しながら練習しましょう!

 

 

 

 

↓提出パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

 

↓完成トワルです

今回も1型目と同様に着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番を想定して短時間で前身頃のバランスを取る練習をしておきましょう!

第1ボタン位置はバストラインから10cm下に設定していますので、是非参考にしてみてください

 

 

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回のジャケットはマニピュレーション展開がある3面体ですので、構造を理解しておくと提出用パターンを作製する際の参考になりますので余裕のある方は是非ご覧になって下さい(^^♪

 

 

 

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2024PM検定2級①

皆さん、こんにちは

 

5月も終盤に差し掛かり沖縄では梅雨入りを観測したそうですね

東京でもジメジメな天気の日が増えてきて、額に汗を輝かせながらアイロン作業を行っています( `ー´)ノ

6月になるとますます暑い日が続くと思いますので、こまめな水分補給を欠かさずにお過ごしください(^^)/

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います!

 

 

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のシングルのジャケットです

着丈が長いデザインなのでボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔のバランスを取るのが難しいデザインでした。

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 71cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 82.1cm


裾周り = 105.3cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.3cm


袖口 = 25cm


袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替31mm、脇20mm、前13mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたりと影響が出てしまう箇所ですので、綺麗なピン打ちを心がけて練習しましょう!

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは24°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

今回着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番で焦らない様に練習の段階でバランスをしっかり決めておくことをオススメのします!

 

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

↓完成トワルです

前身頃バランスは試験本番で悩んでいる時間はあまりないので

第1ボタンの位置は最低限覚えておきましょう!

今回はバストラインから11.8cmくらい下の位置に設定しています。

ボタンの付け忘れなどのミスも試験本番だと起こってしまうかもしれませんので、

最後に見直しが出来る時間分は余裕を持ったペースでの練習をしてみて下さい

 

 

 

 

↓工業用パターンです

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

2級の実技試験までまだ時間はありますので何度も練習を重ねて試験に臨んで下さい!

 

 

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2023PM3級②

皆さん、こんにちは

10月~の生徒さんを募集中です!

埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!

授業見学もお気軽にお越しください!

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

 

スタンドカラーの半袖ブラウスです。

 

今回は後明きで前身頃がわになっているデザインです

前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、バストダーツ先を上げる分量が難しいデザインでした

 

 

寸法です↓

着丈 = 54cm

肩幅 = 40cm

バスト = 98cm

裾廻り = 105cm

袖丈 = 18cm

袖幅 = 33.3cm

袖口 = 33.5cm

袖山 = 13.7cm

 

以上になります。

ボディはキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

SNPは、0.4cm削り、FNPは0.3cm下げました。

FNPで下げる分量が多すぎると衿が前中心付近で跳ねてしまうで注意して下さい。

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。

前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランスは、トワルを組んで調整して下さい。


 

 

前身頃展開作図です↓

 

前身頃のバストダーツは、2.5cm分取りダーツ先は4.6cm上げています。

バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。

バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は9.5cmに設定しています。

 

 

 

袖です↓

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、実際に着用した時を考慮し13.7cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

 

 

 

衿です↓

CBにボタンが2つ付いているデザインなので衿幅は3.5cmで設定しています。

前中心でわになっているので衿外周りと衿付けの線はCFに対して直角になるように引きましょう。

 

 

 

完成トワルです↓

前中心でわになっている為衿の作図が難しかったです

トワルを組んだ際に衿の仕上がりはしっかりチェックしましょう

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう


 

 

完成パターンです↓

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

試験本番まで残り2カ月なので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!

 

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2023PM3級①

皆さんこんにちは

9月に入りようやく涼しくなり始めましたね(*’▽’)

コンビニでは栗やサツマイモ味のお菓子が陳列されていて秋の訪れを実感しました

こうして食べ物の事を考えていたらお腹がすいてきたので今から秋が旬の食べ物を沢山食べたいと思います(笑)

 

9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!

http://www.leopera.com/news/20230720/1217

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の1型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

シャツカラーの半袖ブラウスです。

前身頃はバストダーツを切替に利用し、後身頃は肩ダーツがあるデザインです。

前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、

ボタン間隔、切替の位置設定が難しいデザインです。

 

 

 

寸法です↓

着丈 = 54cm

肩幅 = 40cm

バスト = 98cm

裾廻り = 105.1cm

袖丈 = 17.7cm

袖幅 = 34.3cm

袖口 = 33.5cm

袖山 = 13.8cm

 

以上になります。

ボディはキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。

 

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。

 

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.1cm下がった所に第一ボタンを決め、第4ボタンまで3.4cm、第4ボタンから第5ボタンまでが6.2cm、第5ボタンから第7ボタンまでが9cm間隔で設定しています。

 

持ち出しは1.2cmで付けています。

 

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランス、ボタン位置等は、トワルを組んで調整して下さい。

 

 

 

前身頃です↓

 

前身頃のバストダーツは、11°たたみダーツ先を4.5cm上げ、後ろの肩ダーツは1.2cm取りダーツは1.5cm上げています。

バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。

前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。

バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。

ボタン間隔、切替線の位置設定が難しデザインなので前身頃のバランスを意識した練習をしてみましょう

 

 

 

袖です↓

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、実際に着用した時を考慮し13.8cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

 

 

 

衿です↓

衿幅が太めなシャツカラーで衿外周りが身頃に当たりやすく何度かトワルを組んでバランスを確認しました。

衿の修正は時間がかかるので本番では1回で組めるように、自分の中でバランスの良い寸法を設定して本番に臨みましょう

 

 

 

完成トワルです↓


実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう

 

 

 

完成パターンです↓

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

 

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

試験本番は12月とまだ時間はありますので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!

 

 

 

2型目のブログも近日投稿しますのでよろしかったら参考にしてください!

 

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2023PM2級②

皆さん、こんにちは

遂に6月に突入してもう上半期が終わってしまうのが驚きですΣ(・□・;)

ついこの間年を越したような感覚だったのですが(笑)

4月入学の生徒さん達も課題に少しずつ慣れてきて服作りの楽しさを分かってきてもらえたのではないでしょうか

これから夏にかけて体調を崩しやすくなりますのでお体に気をつけて上半期を駆け抜けましょう!

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

3面体のダブルのジャケットです

1型目と同様にボタン間隔やポケット位置、持ち出しの幅、着丈、衿の大きさのバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 53cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 83.6cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後ろ中心で10mm、後ろ切替で35mm、前切替で11mm、前身頃で12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください

サイドネックは4mm削り、後肩では6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

ここの寸法は1型目と同じです。

後肩で切り開く分量とバストダーツを畳む量を1型目と同じにすると同じAHと袖が引けますので練習の段階でバランスの良いダーツ処理分量を決めておきましょう

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

本番で袖に不具合が生じた時に備えて袖山の修正方法も練習しておきしょう

袖付けのピン打ちは難しく時間がかかる箇所なのでたくさん練習して綺麗なピン打ちを目指しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅48mm、衿の開きは25°です。

今回のデザインは衿幅が広いので衿の開く分量は多めに設定しています。

あまり開き過ぎるとSNPあたりで衿が抜けるので要注意です!

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスが難しく私も何度もトワルを組みました( ;∀;)

衿は本番で修正する時間はないと思いますので沢山練習して対策して下さい!

 

 

↓前身頃です

 

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、すべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

特にボタンの縦と横の間隔を間違えると縦長過ぎるシルエットに見えるので要注意です

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

↓完成トワルです

袖丈が58cmで、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

本番でバランスを取るのは難しいのでラペル返り止まりの位置を覚えるなどして寸法のバランスをある程度決めておきましょう

今回はバストラインから15mm上の位置に設定しています。

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回の3面体ジャケットはマニピュレーション展開がありますので複雑な箱ポケットの構造を理解しておいた方が試験本番にも焦らないと思いますので余裕がある方は頭の片隅に入れとく事をオススメします

 

 

今年の2級のデザインはどちらもバランスを取るのが非常に難しいので何回もトワルを組んで自分の中でベストなバランスを見つけて試験本番に臨みましょう!

それでは2級を受験される皆さま頑張ってください!

 

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2023PM検定2級①

皆さん、こんにちは

マイブランドの方でも告知しましたが


この度LE・OPOERA東京校では渋谷の老舗生地屋さん『TEXTILE WORLD TOA』さんに生地について協力して頂く事になりました!


生地選びを迷っている生徒さんも多いので生地のプロの方に協力して頂けるのは大変うれしいお話です(^^)/

今後TOAさんの生地を使った作品をブログで紹介していきますので是非チェックして下さい(^^♪

↓『TEXTILE WORLD TOA』さんのHP

https://www.toa-ltd.com/

 

 

今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います。

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のダブルのジャケットです

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 55cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 81.5cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替35mm、脇18mm、前12mmです。

デザイン画を見ると前身頃の切替線、ラペル外回り、ボタン位置の間隔が広いので切り替え線を少し脇側に設定しています。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは22°で設定してます。

今回のデザインはラペルが大きいのでバランスを考えて少し衿幅を広めにしました。

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取るのが非常に難しかったので何度も練習して対策しておきましょう。

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のすべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

↓完成トワルです

袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

ここは難易度が高いので、ある程度の寸法バランスを出しておいた方がいいでしょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。

ラペル返り止まりの位置は絶対覚えておいた方がいいです。

今回はバストラインから12.3cmくらい下の位置に設定しています。

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

工業用パターンを理解しておくと作図や提出用のパターンへの理解もより深まりますので見ておく事をオススメします!

2級の実技試験までまだ時間はありますので筆記試験とバランス良く勉強して本番に挑みましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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