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2025年PM検定2級②

皆さんこんにちは!

 

暑くなったり寒くなったりが続いていますが、徐々に湿気が増えてきているように感じます。もうそろそろ東京も梅雨入りでしょうか、、

 

蒸し暑さに負けず頑張りましょう!

 

 

 

さて、youtubeにてパターン検定1級動画を公開しました。今年受検を考えている方は、ぜひ一度ご覧ください↓

 

 

 

今回はパターン検定2級2型目の要点を解説していきます。

 

↓2型目のデザイン画がこちらです

 

 

 

3面体で衿はピークドラペルで2つボタンになります。

 

形としてはかなりシンプルなデザインですが、バランスの取り方が難しかったです。

 

第一ボタンの位置が正しくないと。ラペルの角度、ボタン間隔、ポケット位置などのバランスがすべて崩れてくるので注意が必要です!

 

 

 

↓寸法です

 

 

着丈 = 59cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 80.9cm


裾周り = 105cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.1cm


袖口 = 23.7cm


袖山 = 16.6cm

 

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

 

↓パターンです

 

 

 

ウエストダーツは、後中心10mm、後ろの切替40mm、脇で16mm、前のダーツで12mm取っています。

 

サイドネックは4mm削り、肩のいせは7mm入れています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて4分の1残しで処理しました。

 

 

寸法はあくまで参考値になるので、練習しながら自分の数字を見つけましょう!

 

 

 

 

↓前身頃です

 

 

 

ボタンの大きさは21mmで間隔は125mm程度になります。第一ボタンの位置はバストラインの32mm下に設定しています。第一ボタンの位置は寸法を覚えておくと、試験当日もスムーズに作図できると思います!

 

 

 

↓袖山です

 

 

イセは全体で36mmです

 

イセを入れながらの袖付けの練習は必須になります。特に2級はいせの分量が多いうえに組みなおしている時間もないので、何度も組んで確認することをおすすめします。

 

 

 

 

↓衿です

 

 

 

 

衿腰25mm、衿幅44mm、衿の開きは24°で設定してます。

ラペルと衿外周り、衿先の角度、ゴージラインの位置などのバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておくようにしましょう!

 

 

 

 

↓提出パターンです

 

 

 

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

また、内袖は反転しての提出になるので気を付けましょう。

 

 

 

 

↓完成トワルです

 

 

 

 

 

第一ボタンの位置、衿の大きさなどの位置のバランスを取るのが難しく、何度か組みなおしました。

 

試験までに自分のバランスを決めておくようにしましょう。また、シーチングへの写し、裁断、ピン打ち含めて目安として1時間で終えられるように意識できると、かなり見直しに時間をかけられるかと思います。

 

見直しでは提出用パターンだけでなく、トワルのフラップや袖口ボタンの付け忘れなどないよう、練習の段階から抜かりなく確認するようにしましょう。

 

 

 

↓工業用パターンです

 

 

 

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考までにご覧ください。

 

今年度から最優秀成績者には協会から賞が授与されるとのことなので、トワルだけでなく筆記でも高得点を狙えるように細部まで勉強し、ぜひ表彰目指して練習してみてください!

 

 

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2025年PM検定2級①

皆さん、こんにちは

 

 

5月に入り、東京では気温が徐々に上がってきており、毎日汗の量が増えていくのを実感しています。

 

今後梅雨時期に入るとアイロン操作が苦痛になりますが、我慢しながら来る夏に備えましょう!

 

引き続き途中入学も募集中ですので少しでも興味のある方はお気軽に見学にお越し下さい(^^)/

東京校TEL03-5473-1519

 

それでは今年もパターンメイキング検定の季節がやって参りましたので、2級の参考作図を紹介したいと思います!

 

まずは2型あるうちの1型目です。

 

 

↓1型目のデザイン画がこちらです

 

 

ポケットは両玉縁でボタンが4つ。着丈が短めのデザインになります

第一ボタンの位置が高いので、そこの位置をバランスよく決めるのが難しいジャケットでした

 

 

↓寸法です

 


着丈 = 55cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 80.5cm


裾周り = 100.7cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.5cm


袖口 = 23.7cm


袖山 = 16.9cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

↓パターンです

 

 

 

ウエストダーツは、後中心(背削り)10mm、後ろの切替37mm、脇で24mm、前のダーツで13mm取っています。

数字はあくまで参考値になります。会場によってはボディが異なる場合があるので、目安として覚えておきましょう。

サイドネックは4mm削り、肩のいせは6mm入れています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて4分の1残しで処理しています。

 

あらかじめダーツ処理する分量を決めておくことで、アームホールの寸法が変わらないので同じ袖を付ける事が出来ます。

 

 

↓袖山です

 

 

イセは全体で36mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山はピン打ち次第では一か所にいせが多く入ったり身頃がイセられたりと影響が出やすいので、何度も練習して一回で綺麗な袖が付けられるようにしておきましょう。

 

 

↓衿です

 

 

 

衿腰25mm、衿幅43mm、衿の開きは24°で設定してます。

衿先の角度やゴージラインの位置などのバランスを取る練習は本番までに何度も練習し、定数として覚えておいても良いでしょう。また、衿の角度は外回りの状態に応じて調整するようにしましょう。

 

 

↓前身頃です

 

 

ボタンの大きさは20mmで間隔は81mm程度になります。初めにも書きましたが、第一ボタンの位置がすべてのバランスを決めるので、そのポイントを基準にボタン直径、間隔、ラペルの大きさ、ポケット位置を考えていくようにしましょう!

 


↓提出用パターンです

 

 

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう。試験中は見落としやすいのでチェック項目を自分の中で作って臨みましょう!

 

 

↓完成トワルです

 

 

今回はバストラインから5.5cmくらい上の位置に設定しています。この位置だけは外さないように覚えておくと良いでしょう。

また、ボタンやフラップの付け忘れ、ピン打ちのミスなど、予期せぬ事態が起こらないように、毎回時間を計りながら、最後に見直しが出来る時間を作れるように、作業のペースを上げておきましょう。

 

試験本番では、作業の順番が異なる受験者(トワル組みの前に提出用のパターンを仕上げるなど)もいるので、周囲のペースには惑わせれず、自分が練習したペース通りに進めることだけに集中して本番に臨みましょう!

 

 

↓工業用パターンです

 


 

 

 

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

ちなみに、今年度から最優秀成績者には協会から賞が授与されるとのことなので、何度も引いてはトワルチェックを繰り返し、より完成度の高い綺麗なトワルを目指しましょう!

 

 

 

 

 

この度オペラでは公式SNSを開設いたしました。

日々の授業の様子やブログ、動画等の内容も同時に紹介していますので、よろしければフォローお願いします!

 

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PM検定1級合格への道のり⑤

皆さん、こんにちは

今月も終盤に差し掛かりましたが、天候が非常に不安定な一カ月でしたね( ;∀;)

雪が降ったり気温が急に暖かくなったりと身体がついていかない方も多いかと思いますので、新生活が始まるまでしっかり体調を整えて楽しいGWを迎えましょう!(^^)!

 

東京アトリエでは3月25~29日の間14:00~20:30までが見学、入学申し込み受付時間となっています。

ご来校を予定されている方はご注意ください!


 

数カ月に渡って更新してきた『PM検定1級合格への道』も今月で第5回目となりました!

今回は検定内容の1部となる仕様書について解説していきます(^^♪

 

仕様書に書き込む内容にポケットなどのディテールの断面図があるのですが、

パターンセミナーの生徒さんの中にはポケットの縫い方が分からない方もチラホラいますので

今回のブログで箱ポケットの縫製手順を説明していきます(^^♪

 

 

↓コチラが試験本番で記入した箱ポケットの断面図になります

ポケット口は手を入れる事を想定して13.5cmで設定しています

 

 

それでは早速縫製手順を見ていきましょう!

口布と土台布の裏面には全面芯を貼っています

 

まずはポケット口布の両端を1㎝で中縫いして表面に返します

 

 

 

袋布に口布を仮止めして、土台布の口布の下端上がり位置に

口布を合わせた状態で置き1cmで土台に縫い合わせます

 

 

向こう布と土台布の印同士を合わせて中表で縫い合わせます

 

 

 

土台布のみ切り込みを入れてから、口布は表に出した状態で

向こう布と袋布を裏側に引き出します

 

 

ポケット口布の両端にさえSTを入れて袋布、向こう布の外周にSTを入れて完成です

 

試験のパターン作図でも言える事ですが丸まる寸法を覚えて本番に臨むと

イレギュラーなデザインが出た際に対応が出来なかったり(直近の数年はポケット部分に特徴があるデザインが出題される傾向がある)緊張で忘れてしまう事がありますので

試験本番前までには是非実際に縫製してみる事をオススメします!

 

それでは次回のブログもお楽しみに!

 

 

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PM検定1級合格への道のり②

皆さんこんにちは

ラジオではクリスマスソングがひっきりなしにかかっていますね(^^♪

皆さんはクリスマスと言ったらコレ!と言う曲はありますか?

私はマライア・キャリーの「All  I Want for Christmas Is You」ですかねぇ

聴いているとワクワクしてついつい口ずさみたくなってしまいます(笑)

 

年末年始は12月25日~1月5日まで休講のため見学や問い合わせが出来ませんのでご注意ください。

 

 

 

 

 

それでは先月に引き続きPM検定1級試験対策時に試行錯誤したトワルと共に

どの様な部分をチェックしていたかお伝えしていきます

 

 

今月はジャケットの天幅に焦点を当てた内容となっています

 

↓まずはコチラのトワルからご覧ください

 

左のトワルはボディとトワルのCFの線がピッタリ揃っていますが、

右のトワルはCFの線がズレています

 

 

 

 

 

拡大してみるとCFが真っ直ぐ揃っているトワルは首元に少しゆとりがありますが

CFがズレている方のトワルは衿折れ線が内側に入り込んで首に当たって吊り上がってしまいます

右前身頃が左側に振り込み重なり分が増える現象を「拝む」と言い、

写真の様に身頃が吊り上がる事が発生する原因の1つになります

 

 

それでは何故前身頃が吊り上がり「拝む」と言う状態になってしまうのか見ていきましょう!

 

 

 

拝んでいないシルエットの作図は衿ぐりを3°開いている事で前天幅が広くなっているのに対して、拝んでいる方の作図は衿ぐりを開いていなく前天幅が広がっていないです

この違いがどのように作用するのでしょうか

 

 

 

 

 

 

ゴージラインは身頃と衿で直線同士なので立体形状にはならない為、返り線は首に当たります

 

 

衿ぐりで展開し広くなった天巾を元に戻す事で

ゴージラインに浮きが出来て首に当たらなくなります

 

 

 

比較したトワルの結果から前身頃が吊り上がり拝む原因は

衿ぐりで展開しないとゴージラインに浮き分が無く衿折れ線が首に当たる事で、

前身頃が吊り上がると言う事がわかりました

 

今までジャケットだからなんとなく衿ぐりを展開し、天幅を広げていた方もいるのではないでしょうか

 

 

今回は衿ぐりで展開して天幅を広げる目的に焦点を当ててブログを書きましたが、

次回は展開する分量について紹介いたしますのでお楽しみに!

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PM検定1級合格への道のり①

皆さんこんにちは

 

もう11月も終わりを迎えようとしていますね

1年があっという間です(笑)

大掃除の時に大変な思いをしない様に今からですが少しずつ断捨離を進めています

年末には結局大掃除になってしまうのがですが(-_-;)

 

 

 

先日行われたPM検定1級に合格する事が出来ましたので、

そこに至るまでを数回に分けてブログで書いていこうと思います(^^)/

 

1発合格ではなかったので、色んな形を考えながら試行錯誤したトワルを比較しながら

要点をお伝えすると言った内容になっています!

 

 

 

 

↓合格したトワルと同じシルエットで組んだものです

(本番とは前身頃のデザインは違います)

バスト:94cm

ウエスト:81cm

ヒップ:100cm

肩幅:40cm

衿幅:7.5cm

袖口:25cm

 

 

 

 

 

↓不合格だった時のトワル

バスト:94cm

ウエスト:81cm

ヒップ:101cm

肩幅:40cm

衿幅:6.7cm

袖口:24cm

 

 

 

 

 

 

不合格だった時のトワルは後パネルのAH付近が内側に窪んでしまっていますね

それではパターンを見ながら原因を見つけていきましょう!

 

 

 

 

 

 

二つのパターンを見比べてみるとパネルラインのカーブの形に違いがありますね

 

 

 

↓パネルラインの2本の形状が大きく異なる場合は写真の様に縫い目が膨らみ

AHが内側に押し込まれています

(紙で組んでいるので分かりやすくイセ分量は0にしています)

↓ラインが異なるカーブの形状だと膨らみが大きい方に押し出されて立体的になります

 

 

 

 

パネルラインを同一カーブにするとシルエットにどのよな変化が起こるのか比較してみました

同一のラインの場合はパズルのようにカーブ同士が組み合わさるだけなので

立体形状にはならずAHが押し込まれると言った状態は改善されていますね

 

 

 

↓今年合格したパターンはイセる事を考慮して後身頃のパネルラインは脇身頃よりも少し浅く引いていますがほぼ同じカーブにしました

 

 

 

今回「1級合格への道のり」と銘打ってブログを書きましたが、ジャケット以外のアイテムのパターンを引くときにも「この2本のラインを縫うとどんな立体になるのかな?」と考える事は非常に重要です

1級試験対策で寸法を丸暗記していくのも1つの方法かと思いますが、パターンの構造を把握することで試験中にトラブルが起こっても焦らずに作業が出来ると思います

(私は緊張すると覚えたことがすっぽり抜けてしまうタイプなので(笑))

 

 

次回も合格したパターンと不合格だったパターンを比較してPM検定1級JKトワルについてブログを書きますのでお楽しみに!

 

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2024PM検定3級②

皆さんこんにちは

 

突然秋がやって来ましたね。最近は着る服がなくて悩んでいますが、東京の人はちゃんと季節にあった服装ができて凄いなぁと常々感じます。

取り残されないように季節感を心掛けたいと思います!

 

10月~の生徒さんを募集中ですので

まだ空き席もありますので、検討されている方はお早めにご連絡ください

また

授業見学もできますのでお気軽にお越しください!

 

11月30日に行われるパターン検定3級の2型目をご説明します

 

出願期間は10月8日(火)までになりますので、受検を検討されている方はお早めにお申し込みください!

 

では早速ですが2型目のデザインがこちらです。

 

プリンセスラインという縦の切替のブラウスです。

身頃はまるでジャケットのような形で、前後のダーツとフレアのバランスを取るのが大変でした。

 

以下が寸法です↓


着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 97cm

裾回り = 100.6cm

袖丈 = 19cm

袖幅 = 35.9cm

袖口 = 34.7cm

袖山 = 13.9cm

 

以上になります。ボディはキプリス9ARになります。

 

パターンです↓

 

ウエストダーツは、後ろの切替3.7cm、脇で2.0cm、前のダーツで1.3cmです。

数字はあくまで参考値になるので、一度トワルを組んでみて自分の形を見つけるのをおすすめします。

サイドネックは0.4cm、肩のダーツではダーツ先を1.2cm脇側へ移動し、そこから0.6cm開いて設定しています。

 

これらの寸法を一定にしておくと、アームホールの寸法も一定に保つことができ、同じ袖を付ける事が出来ます。

 

前身頃です↓

 

前身頃のバストダーツは3度ほど残しています。

ボタンは11.5mmで間隔は9.0cm、前下がりは0.5cで設定していますが、この辺りのバランスも一度トワルを組んでみて微調整してみてもいいかもしれません。

 

袖です↓

袖のイセ量は合計18mmで、袖山の高さは、13.9cmです

袖付けは焦って付けると吊ったりしわができたりし易いので、時間配分を考えながら余裕をもって臨めるように練習しておきましょう!

 

衿です↓

 


衿腰は1.0cm、衿幅は6.4cmに設定していますが、組んでみて外周りが足りなくなったり余ったりする場合は、前と後ろの円を変えて修正しながら、自分のラインを見つけて本番で失敗しないように練習しましょう!

 

 

 

トワルです↓


 

 

衿先は浮きやすいので、縫い代はしっかりプレスしましょう。

袖山のイセはピン打ちで見た目の印象が格段に変わるので、衿と袖は特に練習してほしいところです!

 

また、今回は身頃がほとんど2級のようなデザインで裁断、ピン打ちに時間がかかると思うので、以前解説した1型目と時間配分を比較して、どちらも余裕を持って対応できるように練習しておきましょう(^^♪

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、トレースからトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!

 

 

完成パターンです↓

 

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツの倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

 

工業用パターンです↓

 

本番までまだ2カ月あるので、余裕を持って練習すれば十分間に合いますが、筆記試験も同日に行われるので、実技とバランスよく練習しておきましょう(^^)/

ではまた!

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2024PM検定3級①

皆さん、こんにちは

 

暑い日が続いていますが、ここ数日やや涼しい日が続いている気がするのは気のせいでしょうか、、

 

異常な暑さのせいでもわからなくなってきましたが、もうすぐ秋が来ると思い、あと少しの辛抱と思い頑張りましょう!

 

 

9月1日の体験セミナーが近づいてきました。少しずつご予約頂いています!

体験セミナーは午前の部と午後の部があります。ご予約はお電話でご確認いただければと思います!

なお東京校のみの開催なので直接↓までお電話下さい!

ルオペラ東京校 TEL 03-5473-1519

 

また

 

引き続き見授業見学も可能ですのでご興味のある方はお気軽にお越しください!

 

 

 

さて、11月30日に行われるパターン検定3級の1型目をご説明します

 

ちなみに、出願期間は9月9日(月)~10月8日(火)になりますので、受検を検討されている方はお早めにお申し込みください

 

では早速ですが1型目のデザインがこちらです。

 

 

台衿付きシャツカラーの半袖ブラウスです

 

ダーツは前AHのみで、後ろはヨーク切替というデザインです。

ヨークの幅や前のバストダーツ先の位置取りが難しかったです。

 

以下が寸法です↓

 

着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 97cm

裾回り = 103.6cm

袖丈 = 19cm

袖幅 = 35.7cm

袖口 = 34.7cm

袖山 = 13.9cm

 

以上になります。ボディはキプリス9ARになります。

 

パターンです↓

 


SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、前下がりは0.5cm付けています。

前の裾で開く分量は2.3cmに設定していますが、一度トワルを組んでみて前後のフレアバランスを確認してみることをおすすめします(^o^)

 

前身頃です↓

 

 

前身頃のバストダーツは3度ほど残し、ダーツ先を2.0cm上げています。

後ろのダーツはヨークに移動するために1.3cm上げ、0.4cm取っています

上げたバストダーツ先での飛び出しを防ぐため、今回は裾で出す分量を多めに取り、また、裾全体のフレアバランスを考慮し、脇でも少し出しています。

 

このようにバストダーツの位置が原型から離れると処理する分量もそれに応じて変える必要があるので、特に裾のバランスは注意しながら練習しておきましょう!

 

袖です↓

 

 

袖のイセ量は合計18mmで、袖山の高さは、13.8cmです

これもあくまで参考値になります。本番で組んだ際に袖にしわができたり吊ったりする場合はその場で修正できるように、事前に練習しておきましょう(^^♪

 

衿です↓

 

 

今回は台衿付きのため時間がかかるかと思うので、試験前にデザイン画をイメージしながら何度も練習し、基準となる衿腰、衿幅、外回りの幅の寸法をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

 

完成トワルです↓

 


実技試験の試験時間は3時間半です。

作図に1時間半、トワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで進めることができれば見直しに30分使えます

練習する際も作図、トワル、パターン抜き出しをそれぞれ分けて練習するよりも、全行程をまとめて練習することで時間配分や苦手な箇所にも気付けると思うので練習の段階から本番を意識して臨みましょう!

 

完成パターンです↓

 

 

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツの倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

工業用パターンです↓

 

 

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

試験本番まであと3カ月あるので、今から練習すれば筆記試験、実技試験ともに十分に間に合います。

受検を考えている方は余裕を持って勉強していきましょう!

 

2型目のデザインもこちらのブログにて近日投稿しますので、是非参考にしてみて下さい(*’▽’)

 

ではまた!

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2024PM検定2級②

皆さんこんにちは

 

6月に突入し日差しも段々強くなってきましたね(;´Д`)

先日早くも夏を感じたくて人生初のチョコミント味のアイスを食べてみました(^^)/

歯磨き粉の味がすると言う意見はよく耳にするのですが、もしかしたら自分の口には合うかもしれない!という好奇心でいざチャレンジ!

 

心の底から美味しいとは思えなかったのですが、なぜかまた食べたいと思うようなクセになる味でした

このブログを書きながら思い出して少し食べたくなっています(笑)

 

 

 

それでは先月紹介したPM検定2級のJK1型目に引き続き、今月は2型目の紹介をします!

↓2型目のデザインです

3面体のシングルのジャケットです

1型目と同様に着丈の長いデザインでしたのでボタン間隔、ポケット位置、ラペルの大きさのバランスを取るのが難しいデザインでした

 

 

過去のPM検定2級3面体ジャケットの作図動画はコチラから!


 

 

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 70cm

 

肩幅 = 40cm

 

バスト = 94cm

 

ウエスト = 86.7cm

 

裾周り = 107.4cm

 

袖丈 = 58cm

 

袖幅 = 32.7cm

 

袖口 = 25cm

 

袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替で35mm、脇で11.5mm、前のダーツで12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩は8mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたり、斜めにピンを刺すと袖山や身頃に当たってシルエットが崩れるので何度もピン打ちは練習しましょう!

 

 

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは26°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

前身頃の裾でフレアを出し過ぎるとマニピュレーション展開した後に、ポケット口から下の縫い目が無くなり脇線にフレアが逃げてフレアが多く見えてしまいます

トワルを組んだ際はフレアの分量感もしっかり確認しながら練習しましょう!

 

 

 

 

↓提出パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

 

↓完成トワルです

今回も1型目と同様に着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番を想定して短時間で前身頃のバランスを取る練習をしておきましょう!

第1ボタン位置はバストラインから10cm下に設定していますので、是非参考にしてみてください

 

 

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回のジャケットはマニピュレーション展開がある3面体ですので、構造を理解しておくと提出用パターンを作製する際の参考になりますので余裕のある方は是非ご覧になって下さい(^^♪

 

 

 

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2024PM検定2級①

皆さん、こんにちは

 

5月も終盤に差し掛かり沖縄では梅雨入りを観測したそうですね

東京でもジメジメな天気の日が増えてきて、額に汗を輝かせながらアイロン作業を行っています( `ー´)ノ

6月になるとますます暑い日が続くと思いますので、こまめな水分補給を欠かさずにお過ごしください(^^)/

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います!

 

 

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のシングルのジャケットです

着丈が長いデザインなのでボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔のバランスを取るのが難しいデザインでした。

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 71cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 82.1cm


裾周り = 105.3cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.3cm


袖口 = 25cm


袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替31mm、脇20mm、前13mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたりと影響が出てしまう箇所ですので、綺麗なピン打ちを心がけて練習しましょう!

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは24°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

今回着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番で焦らない様に練習の段階でバランスをしっかり決めておくことをオススメのします!

 

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

↓完成トワルです

前身頃バランスは試験本番で悩んでいる時間はあまりないので

第1ボタンの位置は最低限覚えておきましょう!

今回はバストラインから11.8cmくらい下の位置に設定しています。

ボタンの付け忘れなどのミスも試験本番だと起こってしまうかもしれませんので、

最後に見直しが出来る時間分は余裕を持ったペースでの練習をしてみて下さい

 

 

 

 

↓工業用パターンです

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

2級の実技試験までまだ時間はありますので何度も練習を重ねて試験に臨んで下さい!

 

 

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2023PM3級②

皆さん、こんにちは

10月~の生徒さんを募集中です!

埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!

授業見学もお気軽にお越しください!

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

 

スタンドカラーの半袖ブラウスです。

 

今回は後明きで前身頃がわになっているデザインです

前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、バストダーツ先を上げる分量が難しいデザインでした

 

 

寸法です↓

着丈 = 54cm

肩幅 = 40cm

バスト = 98cm

裾廻り = 105cm

袖丈 = 18cm

袖幅 = 33.3cm

袖口 = 33.5cm

袖山 = 13.7cm

 

以上になります。

ボディはキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

SNPは、0.4cm削り、FNPは0.3cm下げました。

FNPで下げる分量が多すぎると衿が前中心付近で跳ねてしまうで注意して下さい。

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。

前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランスは、トワルを組んで調整して下さい。


 

 

前身頃展開作図です↓

 

前身頃のバストダーツは、2.5cm分取りダーツ先は4.6cm上げています。

バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。

バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は9.5cmに設定しています。

 

 

 

袖です↓

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、実際に着用した時を考慮し13.7cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

 

 

 

衿です↓

CBにボタンが2つ付いているデザインなので衿幅は3.5cmで設定しています。

前中心でわになっているので衿外周りと衿付けの線はCFに対して直角になるように引きましょう。

 

 

 

完成トワルです↓

前中心でわになっている為衿の作図が難しかったです

トワルを組んだ際に衿の仕上がりはしっかりチェックしましょう

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう


 

 

完成パターンです↓

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

試験本番まで残り2カ月なので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!

 

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