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2023PM3級②

皆さん、こんにちは

10月~の生徒さんを募集中です!

埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!

授業見学もお気軽にお越しください!

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

 

スタンドカラーの半袖ブラウスです。

 

今回は後明きで前身頃がわになっているデザインです

前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、バストダーツ先を上げる分量が難しいデザインでした

 

 

寸法です↓

着丈 = 54cm

肩幅 = 40cm

バスト = 98cm

裾廻り = 105cm

袖丈 = 18cm

袖幅 = 33.3cm

袖口 = 33.5cm

袖山 = 13.7cm

 

以上になります。

ボディはキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

SNPは、0.4cm削り、FNPは0.3cm下げました。

FNPで下げる分量が多すぎると衿が前中心付近で跳ねてしまうで注意して下さい。

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。

前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランスは、トワルを組んで調整して下さい。


 

 

前身頃展開作図です↓

 

前身頃のバストダーツは、2.5cm分取りダーツ先は4.6cm上げています。

バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。

バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は9.5cmに設定しています。

 

 

 

袖です↓

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、実際に着用した時を考慮し13.7cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

 

 

 

衿です↓

CBにボタンが2つ付いているデザインなので衿幅は3.5cmで設定しています。

前中心でわになっているので衿外周りと衿付けの線はCFに対して直角になるように引きましょう。

 

 

 

完成トワルです↓

前中心でわになっている為衿の作図が難しかったです

トワルを組んだ際に衿の仕上がりはしっかりチェックしましょう

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう


 

 

完成パターンです↓

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

試験本番まで残り2カ月なので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!

 

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2023PM3級①

皆さんこんにちは

9月に入りようやく涼しくなり始めましたね(*’▽’)

コンビニでは栗やサツマイモ味のお菓子が陳列されていて秋の訪れを実感しました

こうして食べ物の事を考えていたらお腹がすいてきたので今から秋が旬の食べ物を沢山食べたいと思います(笑)

 

9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!

http://www.leopera.com/news/20230720/1217

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の1型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

シャツカラーの半袖ブラウスです。

前身頃はバストダーツを切替に利用し、後身頃は肩ダーツがあるデザインです。

前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、

ボタン間隔、切替の位置設定が難しいデザインです。

 

 

 

寸法です↓

着丈 = 54cm

肩幅 = 40cm

バスト = 98cm

裾廻り = 105.1cm

袖丈 = 17.7cm

袖幅 = 34.3cm

袖口 = 33.5cm

袖山 = 13.8cm

 

以上になります。

ボディはキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。

 

ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。

 

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.1cm下がった所に第一ボタンを決め、第4ボタンまで3.4cm、第4ボタンから第5ボタンまでが6.2cm、第5ボタンから第7ボタンまでが9cm間隔で設定しています。

 

持ち出しは1.2cmで付けています。

 

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランス、ボタン位置等は、トワルを組んで調整して下さい。

 

 

 

前身頃です↓

 

前身頃のバストダーツは、11°たたみダーツ先を4.5cm上げ、後ろの肩ダーツは1.2cm取りダーツは1.5cm上げています。

バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。

前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。

バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。

ボタン間隔、切替線の位置設定が難しデザインなので前身頃のバランスを意識した練習をしてみましょう

 

 

 

袖です↓

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、実際に着用した時を考慮し13.8cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

 

 

 

衿です↓

衿幅が太めなシャツカラーで衿外周りが身頃に当たりやすく何度かトワルを組んでバランスを確認しました。

衿の修正は時間がかかるので本番では1回で組めるように、自分の中でバランスの良い寸法を設定して本番に臨みましょう

 

 

 

完成トワルです↓


実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう

 

 

 

完成パターンです↓

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

 

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

試験本番は12月とまだ時間はありますので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!

 

 

 

2型目のブログも近日投稿しますのでよろしかったら参考にしてください!

 

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2023PM2級②

皆さん、こんにちは

遂に6月に突入してもう上半期が終わってしまうのが驚きですΣ(・□・;)

ついこの間年を越したような感覚だったのですが(笑)

4月入学の生徒さん達も課題に少しずつ慣れてきて服作りの楽しさを分かってきてもらえたのではないでしょうか

これから夏にかけて体調を崩しやすくなりますのでお体に気をつけて上半期を駆け抜けましょう!

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

3面体のダブルのジャケットです

1型目と同様にボタン間隔やポケット位置、持ち出しの幅、着丈、衿の大きさのバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 53cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 83.6cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後ろ中心で10mm、後ろ切替で35mm、前切替で11mm、前身頃で12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください

サイドネックは4mm削り、後肩では6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

ここの寸法は1型目と同じです。

後肩で切り開く分量とバストダーツを畳む量を1型目と同じにすると同じAHと袖が引けますので練習の段階でバランスの良いダーツ処理分量を決めておきましょう

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

本番で袖に不具合が生じた時に備えて袖山の修正方法も練習しておきしょう

袖付けのピン打ちは難しく時間がかかる箇所なのでたくさん練習して綺麗なピン打ちを目指しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅48mm、衿の開きは25°です。

今回のデザインは衿幅が広いので衿の開く分量は多めに設定しています。

あまり開き過ぎるとSNPあたりで衿が抜けるので要注意です!

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスが難しく私も何度もトワルを組みました( ;∀;)

衿は本番で修正する時間はないと思いますので沢山練習して対策して下さい!

 

 

↓前身頃です

 

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、すべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

特にボタンの縦と横の間隔を間違えると縦長過ぎるシルエットに見えるので要注意です

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

↓完成トワルです

袖丈が58cmで、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

本番でバランスを取るのは難しいのでラペル返り止まりの位置を覚えるなどして寸法のバランスをある程度決めておきましょう

今回はバストラインから15mm上の位置に設定しています。

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回の3面体ジャケットはマニピュレーション展開がありますので複雑な箱ポケットの構造を理解しておいた方が試験本番にも焦らないと思いますので余裕がある方は頭の片隅に入れとく事をオススメします

 

 

今年の2級のデザインはどちらもバランスを取るのが非常に難しいので何回もトワルを組んで自分の中でベストなバランスを見つけて試験本番に臨みましょう!

それでは2級を受験される皆さま頑張ってください!

 

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2023PM検定2級①

皆さん、こんにちは

マイブランドの方でも告知しましたが


この度LE・OPOERA東京校では渋谷の老舗生地屋さん『TEXTILE WORLD TOA』さんに生地について協力して頂く事になりました!


生地選びを迷っている生徒さんも多いので生地のプロの方に協力して頂けるのは大変うれしいお話です(^^)/

今後TOAさんの生地を使った作品をブログで紹介していきますので是非チェックして下さい(^^♪

↓『TEXTILE WORLD TOA』さんのHP

https://www.toa-ltd.com/

 

 

今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います。

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のダブルのジャケットです

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 55cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 81.5cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替35mm、脇18mm、前12mmです。

デザイン画を見ると前身頃の切替線、ラペル外回り、ボタン位置の間隔が広いので切り替え線を少し脇側に設定しています。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは22°で設定してます。

今回のデザインはラペルが大きいのでバランスを考えて少し衿幅を広めにしました。

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取るのが非常に難しかったので何度も練習して対策しておきましょう。

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のすべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

↓完成トワルです

袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

ここは難易度が高いので、ある程度の寸法バランスを出しておいた方がいいでしょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。

ラペル返り止まりの位置は絶対覚えておいた方がいいです。

今回はバストラインから12.3cmくらい下の位置に設定しています。

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

工業用パターンを理解しておくと作図や提出用のパターンへの理解もより深まりますので見ておく事をオススメします!

2級の実技試験までまだ時間はありますので筆記試験とバランス良く勉強して本番に挑みましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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続・最難関パターン検定1級合格者インタビュー!!

新規の方も慣れてきて、雑談も出だし始めていい雰囲気になってまいりました :lol:

パターンの大変さと楽しさ今皆さん同時に味わっていらっしゃる時期です ;-)

でも分かるまでとことんお話出来る少人数制なのでじっくりやっていきましょう!

分かれば分かるほど楽しくなりますよ!

 

ちなみに

途中入学も空席があれば可能なので、是非一度見学にいらしてご相談下さい ;-)

まだ間に合います!

 

 

ではでは・・

前回に引き続き、パターン検定1級合格者のインタビューです!

 

 

お二人目です!

職業→今は別の職業で、元アパレルの生産をされていた男性の方です 8-O

 

 

パターンの知識や経験がなく、オペラの授業のみで勉強されている方です!

長く通われている方でメンズも挑戦中!

今回が3回目の挑戦 8-O

前回は丈感のバランスをとるのに失敗したと悔やんでおられました・・

物凄く練習されていたので今回合格して私も嬉しかったです!

 

 

 

それではどんな勉強をしたか聞いてみましょう!

 

Q・ルオペラに通われて何年ですか?

6年です!最初は週2回通っていて、仕事の都合も出てきたので今は週1回で受講しています。

 

 

Q・なぜ1級を受けようと思いましたか?

3級、2級と毎年連続して受けて、すんなり受かったので1級もと思い受験してみようと思いました!簡単に受かるかな(笑)と思ったら全く受からなくって・・・受かるまで!と思い、3回目に挑戦しました!

 

 

Q・どれくらい練習しましたか?

私も去年の試験のあとは通常授業に戻って、大体6月くらいから始めて、9月末頃までなので、3カ月から4カ月くらいです。

ただ家でもかなり練習して、最後1か月くらいは週4型くらいは引いていました!

 

 

Q・どんな練習方法でしたか?

私も初めは先生に教わりながら形を作っていく作業から入りました。

1回目の試験ではぎりぎり出来るようになりましたが、速さと修正力が足りなかったと思います。特に袖です・・正直少しでもバランスが崩れるとシワになるのですが、その場で修正する能力が足りなかったです・・後ろ身頃も難しかったです・・

2回目はその修正力は上がって大丈夫でしたが、デザイン画を見てバランスをとる力が足りなかったように感じました・・ちょっと変わったデザインが出ないかおっかなびっくりでしたね(笑)案の定丈感で迷いました(笑)

3回目の今回はひたすらデザイン画を見て、パターンを引きました。

さすがに3回目なので、速度的にはある程度気持ちに余裕をもって挑めましたし、よほど変わったイジワルなデザインが出なければ大丈夫じゃないか、というところまで行けました!

変わったイジワルなデザインが出なければ(笑)

 

 

家で作業できるようにしたのはかなり大きかったと思います。大変でしたが、週1回でもやった形を先生と確認するという効率のいいやり方にできたので、回数もこなせたと思います!

 

 

Q・大変だった事はなんですか?

デザインバランスの練習の際、着丈2c刻みで、適正なウエスト位置、ダーツの分量を調べるために何型も組んでいた時は大変でした(笑)

研究みたいな感じになって楽しかったのですが、単純に「やる事多いな!」ってなりました・・

 

 

Q・本番はどうでしたか?

さすがに3回目なので落ち着いて出来ました(笑)

午前中にはシーチングに写して裁断までは終わっていました。

ただ落ち着き過ぎて、アームホールと袖のパターンのラインが気になっちゃって、時間かけすぎました(笑)

そのせいで、結局最後ギリギリになってしまいましたね!

 

あとは机が低い!これは真面目に腰にきてしまって辛かったです(笑)

 

 

 

Q・今後の目標は?

メンズをやっているので自分の服を作って自分で修正して色々試してみたいです!

パターンはやればやる程分からない事が増えていくので(笑)スカートあたりもやっても面白いかなと思っています!

 

 

 

 

インタビューを受けて頂いてありがとうございました!

既にプロ顔負けのジャケットのパターンが引ける方(前回の方にも同じ事言ってます笑)ですが、男の方なので自分の服を趣味で作り続けていきたいそうです!

とにかく!合格して良かったです!講師冥利に尽きます (前回の方にも同じ事言ってます笑)

 

 

では来年1級を受験される方に少しでもお役に立てたらと思います!

改めてインタビューを受けてくれたお二人の生徒さんありがとうございました!!

 

最後に↑ダブルのジャケットのパターンの引き方です!動画を見てイメージトレーニングはほんとに上達すると思いますので、是非お試しあれ!

 

 

 

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最難関パターン検定1級合格者インタビュー!!

こんにちは!

今年のパターン検定1級の試験がなんと大阪、東京ともに全員合格!

4名受験されて4人合格です!

 

そこで、今後も最難関の1級の試験に向けて受験される方の為にインタビューをさせて貰いました!ありがとうございます :cry:

 

お2人インタビューさせて貰いました!

まずおひとり目が、

職業→保育士さん :-P の女性です。

以前インタビューをさせて貰った方です!過去のブログで1級練習中と言っていた方です!

アパレルの経験や専門学校なども通った事がなく、服作りはオペラに通われてから始めた方ですが・・・なんと一発合格 8-O

 

それではそんな彼女はどんな勉強をしたか聞いてみましょう!

 

Q・ルオペラに通われて何年ですか?

6年です!週1回で受講しています。

 

 

Q・なぜ受けようと思いましたか?

3級、2級と毎年連続して受けて、目標があると勉強がしやすかったのがありました。なので、そのまま自然に1級に挑戦してみようかなと思いました!

 

 

Q・どれくらい練習しましたか?

大体6月くらいから始めて、9月末頃までなので、3カ月から4カ月くらいです。それでも、週に1回オペラで作業をしてって考えるとそこまで長くなかった気がします。そのせいでかなり不安でしたが(笑)

 

Q・どんな練習方法でしたか?

最初は形が綺麗に出来るまで、ひたすら同じ形を何度も練習しました・・初めは先生に教わりながら形を作っていくのですが、出来るようになってくると今度は1人で通しでやりました。これが凄く大変で・・・衿や袖の細かい修正が自分で出来るようになったのはかなり後半でした・・

あとは、仕事も忙しく家ではなかなか作業ができませんでした。出来ても1時間2時間くらいだったので、隙間時間にオペラのパターン検定2級のジャケットの動画を見たり、ピン打ちの動画を見てイメージトレーニングをしていました(笑)

 

最後のほうは、オペラで前身頃のボタン・衿・ポケットなどバランスを取る練習をしました。デザインバランスが苦手だったので、その練習でかなりバランスが取れるようになりました!

 

Q・大変だった事はなんですか?

縫製が苦手だった事です(笑)

1級の試験で最後に工業用パターンを引くのですが、ポケットなどの仕様で「あれ?」となる事が多かったので、もっとしっかり縫えるようになっていれば不安じゃなかったのかなと思いました・・

 

 

Q・本番はどうでしたか?

時計ばかり見てました(笑)

それでも午前中にはパターンを引き終わって、身頃のトワルは写し終わるところまでは出来ました。

気を付けた事は、仕様書を書くのが苦手だったのでデザイン画を確認したあとすぐに仕様書を少し記入してから始めました。

あと前身頃のバランスには一番時間を使いました。ボタンと衿、ポケットと丈感のバランスです。ただ、胸の箱ポケットだけはトワルを組んだあとに修正はしました(笑)いまだに難しいなあと思います。

時間は最後10分残ったくらいでほとんど目いっぱい時間を使ったかなと思います。

 

 

Q・今後の目標は?

やっぱり縫製が必要だなと強く感じました・・

なのでジャケットの縫製も練習して、自分用のジャケットも作ってみたいです!

 

 

インタビューを受けて頂いてありがとうございました!

既にプロ顔負けのジャケットのパターンが引ける彼女ですが、パターンの細かいところまでわかるようになってきてもっと楽しくなったと言ってくれました!

講師冥利に尽きます :cry:

 

一緒に服作りを楽しんでいきましょう!!

 

では次回ももうお一人の方のインタビューです!

 

 

 

 

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2022PM検定3級②

皆さん、こんにちは

 

10月が終わりに差し掛かり、街中の人の服装を見るともうダウンを着ている方がいる事に驚きました(‘_’)

自分は暑がりなので冬仕様の服装はもう少し先になりそうですが(‘Д’)

 

つい最近まで夏だったような感覚なので秋を通り越してもう冬が訪れたんだなぁと、、、

年々1年が過ぎる早さに驚きと老いを感じております(笑)

 

そんな私の近況報告はさておき!

 

先日、ブログでも紹介したPM検定3級の1型目の解説動画をYouTubeにアップしたので是非ご覧になって下さい!!

 

 

 

 

 

それではPM検定3級の2型目の解説をしていきます

 

 

 

デザイン画です↓

 

 

 

今回のデザインは台衿付シャツカラーの半袖ブラウスです

前身頃には、ウエストダーツとバストダーツがあり、後身頃はウエストダーツと肩ダーツがあるデザインです。

前回紹介した1型目とは違い前後ともダーツが裾手前で止まっているので比較的前後バランスが取りやすいと感じました。

 

 

寸法です↓

着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 96cm

裾廻り = 102.3cm

袖丈 = 18cm

袖幅 = 33cm

袖口 = 31.7cm

袖山 = 13.9cm

 

 

以上になります。

ボディは1型目と同じくキプリスの9ARです。

 

 

 

パターンです↓

 

 

SNPは、0.4cm削り、FNPは1.3cm下げました。


ウエスト位置は原型より2cm上げた所に設定しています。

ウエストダーツ量は後ろで2.6cm、脇で2.6cm、前で1.1cm程取っています

前下がりは、0.5cm付けています。

 

ボタン直径は11.5mmで、FNPから5.5cm下がった所に第一ボタンを決め、そこから8.3cm間隔で設定しています。

 

持ち出しは1.2cmで付けています。

 

あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランス、ボタン位置等は、トワルを組んで調整して下さい。

 

 

 

前身頃です↓

 

 

前後身頃フレアのバランスを取る為に、前身頃はプラスアルファでバストポイントを基点に裾で1.8cm展開しています。(特にキプリスボディの場合は前のフレアが不足しがちです。)予め逃がす量は決めておかないとやり直す時間はないと思います!

前身頃のバストダーツは、13°たたんでいます。

前回同様、実際に着用した際には腕が上がりずらいかと思いますが、試験用トワルなので見た目最優先でバストダーツを多くたたんでいます。

 

 

 

 

 

 

袖です↓

 

前回の袖山の高さだとかなり難易度が高い為少し山を低くしています。前回の袖が難しく感じる方はこちらの方がやりやすいと思います。

袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。

 

袖山は、13.9cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!

半袖は不具合が目立ちやすいので、本番で不具合が出た時に備えて袖山の修正方法も練習しておくといいでしょう(^^♪

 

 

 

 

 

衿です↓

 

今回は台衿付シャツカラーなので練習に時間がかかるかと思います。

私も、衿外回りのラインを何度も修正しました。

何度も練習を重ねて、自分の中でベースとなる数字を持っておくと本番も迷わず衿が作れるかと思います(^^)/

 

 

 

 

 

 

完成トワルです↓

 

 

実技試験は、3時間半なので、作図1時間半写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば、見直しに30分時間を使えます(^^)/

 

 

 

 

 

完成パターンです↓

 

 

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツ倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

 

 

 

 

 

本番まで一カ月ちょっとと、検定が目前まで迫ってきています( ;∀;)

 

練習する際は、作図、トワル組み、パターンを抜き出しにかかる時間をメモしておくと、回数を重ねていく度に縮まっていくタイムに自信が付くのでオススメです!(^^)!

 

「ちょっと今日は勉強する気が起きないな~」なんて日があると思います( `ー´)ノ

そんな日は、YouTubeに過去のPM検定3級動画があるので、サクッとイメージトレーニング出来ますので是非ご活用下さい!!

 

 

これから本格的に寒さが強くなるので体調管理に気を使いつつ、試験に向けて頑張って下さい!!

 

 

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2022PM検定3級①

皆さん、こんにちは。

 

 

12月10日(土)に行われるパターン検定3級の1型目お届けします。

 

 

※出願期間は2022年9月15日(木)~10月14日(金)です。

 

 

 

3級の試験は筆記も実技も同日に行われます!

 

現在出願期間です!お忘れないようにご注意して下さい(^_-)-☆

 

 

こちらは2019年の3級のブラウス作図動画です。

デザイン等は違いますが、参考までにご覧くださいませ↓

 

 

 

では、パターン検定3級の1つ目のブラウスです!

 

デザイン画はこちら↓

 

 

シャツカラーの半袖ブラウスです。

前は縦のダーツ、後ろは縦のダーツとヨークのシンプルなデザインです。

前のダーツは裾まで伸びているのに対して、後ろのダーツは裾手前で止まっているので、前後バランスを取るのが難しかったです。

袖山は今年も高めです。

 

 

 

寸法はコチラ↓

 

 

着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 96cm

裾回り = 101cm

袖丈 = 18.5cm

袖幅 = 31.7cm

袖口 = 30cm

袖山 = 14.4cm

 

 

以上になります。

ボディはキプリス9ARです。

 

 

 

 

 

パターンです↓

 

 

 

 

SNPは0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。

 

ウエスト位置は原型より2cm上げた所に設定しています。

前後のフレアを抑える為に脇で1cm削り、前は後ろフレアとのバランスをみて3.2cm出しています。

ウエストダーツ量は後ろで2.6㎝、脇で2.6cm、前で1.2cm程取っています。

 

今回、前下がりは0.5cm付けています。

あくまでも目安の数字になりますのでダーツ量や裾廻り等のバランスは、トワルを組んで調整して下さい(*_*)

 

 

 

 

 

 

 

前身頃です↓

 

 

 

前身頃はバストダーツを13°たたんでいます。

実際に着用した際には、腕があがりずらいかと思いますが試験用なのでこのように多くたたんでいます。

ボタンは11.5mmでFNPから1cm下がった位置に第一ボタンを決め、そこから9cm間隔で設定しています。

持ち出しは1.2cmで付けています。

 

 

ボタン位置等も目安になりますのでトワルを組んで、自分でバランスを確認してから決めて下さい

 

 

 

 

袖です↓

 

 

 

袖のイセは量の画像の通り合計18㎜入れています。

 

袖山は14.4cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

本番で袖に不具合が生じた時に備えて袖山の修正方法も練習しておきしょう!(^^)!

袖付けのピン打ちは難しく時間がかかるか箇所なのでたくさん練習して早く綺麗なピン打ちを目指しましょう!!

 

 

 

 

 

衿です↓

 

 

 

今回衿は、デザイン画とのバランスを取るのが難しく何度か修正しました。

太い衿幅の作図やトワル組みに慣れてない方は、何度も練習して自分の中でベースを作って本番に臨むことをお勧めします(^^♪

 

 

完成トワルです↓

 

 

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分

このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)

 

 

冒頭で申し上げましたが今回のデザイン画は身頃の前後バランスを取るのが難しかったので、精度とスピードを上げられるように作図とトワルの練習頑張って下さい!

 

 

完成パターンです↓

 

 

 

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

工業用パターンです↓

 

 

 

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

 

 

筆記も実技もバランス良く勉強して時間と気持ちに余裕を持って試験に臨めるように

残り2カ月頑張って下さい!!

 

 

 

2型目のブログも近日投稿しますのでよろしかったら参考にしてください!

 

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2022年PM検定2級②

 

梅雨とは思えぬ快晴の日が続き、遂に梅雨明けしましたね(^^)/

 

連日猛暑日なのでスタミナを付けないと今年の夏を乗り越えるのは厳しそうですよ!笑

 

そして徐々に近づいてきた『パターンメーキング技術検定2級』です!!

筆記試験は今週の土曜日ですが、実技試験は9月なのでもう少し先です!

少し早めに取り掛かっても良いと思います!!!

 

2級のジャケットの2型目も作製しました。

 

今年は2型とも4面体が掲載されています。

 

過去の検定2級4面体ジャケットの作図動画がございますので参考までに↓

 

少し前にこちらのブログで紹介した2022年PM技術検定2級①。

1型目の静止画動画もございますので合わせてご覧下さいませ↓

 

 

 

今年のデザイン画はコチラ↓

 

1型目はプリンセスラインと言われる縦の切替のジャケットでした。

今回は切替の位置が1型目とは異なる4面体のジャケットです!

衿とボタン位置、ポケット等、こちらもバランスが取りにくいジャケットでした :cry:

 

 

 

まずは寸法です↓



着丈 = 55cm


肩幅 = 40cm


バスト = 95cm


ウエスト = 81.2cm


裾周り = 100cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.8cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.4cm

 

 

2型目も9ARボディで作製しました。

会場によってはボディが異なることがあります。

10missボディなら肩幅は1cm程小さくしていいかなと思います。

 

 

 

 

パターンです↓

 

ウエストダーツは、後中心(背削り)10mm、後ろの切替35mm、脇で24mm、前のダーツで15mmです。

切替の位置は1型目より少し脇側に設定しています

この辺りの細かい数字はボディや個人の好みも反映されるので参考として考えて下さい。

 

ちなみに1型目とは多少異なる数字の箇所もあるので、覚えにくい人は2型とも似たような数字で組んで調整してみて下さい。

サイドネックは4mm削っています。

肩のダーツでは6mm開いて設定しています。この辺は1型目と同じです!

きっちりとしたダーツ処理量を決めておくと、アームホールの寸法が変わらないので同じ袖を付ける事が出来ます。

いつもこの分量はデザインによって変わるので、あくまで試験用ですが :roll:

 

バストダーツは衿ぐりで3°開いて1/3か1/4残しで処理しています。

バストダーツ量は事前に決めておいて安定したアームホールを引けるようになっておきましょう

 

 

袖山の参考の形です。

 

袖はほとんど1型目と変えていません。

全体で36mmイセが入っています。

袖山のイセが今回1箇所の最大が12mmです。これを超えるとピン打ちでキレイに付ける事が難しくなるためあまり多くし過ぎないように注意しましょう。

 

 

 

 

衿腰25mm、衿幅42mmで設定しています。

衿の開きは20°です。

 

ここは綺麗に返れば問題ありませんが、今回の衿はラペルも同様に変です。笑

一応の数字は載せていますが、本番でバタバタしない為にも絶対に何度か組んで下さい!

衿外の具合では21°で落ち着いたりもすると思いますので・・・。微妙な変化に対応できるようになっておきましょう

 

前身頃です。

 

ボタンは23mmで間隔は9.5cmで設定しています。

2つボタンなんで、ボタンサイズはやや大きくしてバランスを取っています。

毎回言っていますが、ポケットの大きさ・位置、丈の長さ等、全体のバランスをみて設定しましょう。

まずはきっちりとしたトワルを組んでバランスを見極めて、自分の数字を早めに準備しておく事をお勧めします!!!

 

 

 

 

提出用のパターンです↓

 

前回も言いましたが、名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

 

完成トワルです :lol:

 

こちらも前回と同じく、袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取りにくいです。

前回もお伝えしましたが、ある程度の寸法バランスを出して自分の数字を早めに出しておきましょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。

特に第一ボタン位置は絶対覚えておいた方がいいです。

今回はバストラインから7.5cmくらい下の位置に設定しています。

 

 

最後におまけの工業用パターンです。

 

参考ですが、両玉縁ポケットの書き方や前見返し等、構造を理解するためにも見ておいて下さいね :-o

実際にジャケット1着作ろうと思ったら。裏地も必要ですし、袖の裏地も展開が必要だったりします!

合格は大前提として、試験終了後にでも落ち着いた時に今一度ゆっくりご覧くださいませ。笑

 

こちらの静止画動画も作製致しますので、眠る前の睡眠用動画としてでもご覧ください。

いやでも、頭に入てくるかも知れませんよ!笑

 

では皆さんの健闘を祈ります!

 

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2022年PM検定2級①

 

東京はここ最近、夏日が続いていますね・・・

雨が続いたり気温が上がったりバタバタと気候にやられています :roll:

 

そしてこの時期と言えば『パターンメーキング技術検定』ですね!

 

今年もこの季節がやって参りましたので2級のジャケットを作製してみました。

 

それではまずは2型あるうちの1型目です。

今年は2型とも4面体が掲載されています。

 

過去の検定2級4面体ジャケットの作図動画がございますので参考までに↓

 

 

 

 

今年のデザイン画はコチラ↓

 

プリンセスラインと言われる縦の切替のジャケットです。

ポケットは両玉縁でボタンが4つ。着丈は短め。

毎回思いますが、バランスが取りにくいジャケットでした :cry:

 

 

 

まずは寸法です↓

 

 

着丈 = 55cm


肩幅 = 39cm


バスト = 94cm


ウエスト = 80cm


裾周り = 100cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.4cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.4cm

 

 

今回は9ARボディで作製しました。

会場によってはボディが異なることがあります。

10missボディなら肩幅は1cm程小さくしていいかなと思います。

 

 

 

 

パターンです↓

 

ウエストダーツは、後中心(背削り)10mm、後ろの切替37mm、脇で24mm、前のダーツで18mmです。

この辺りの細かい数字はボディや個人の好みも反映されるので参考として考えて下さい。

サイドネックは4mm削っています。

肩のダーツでは6mm開いて設定しています。

きっちりとしたダーツ処理量を決めておくと、アームホールの寸法が変わらないので同じ袖を付ける事が出来ます。

いつもこの分量はデザインによって変わるので、あくまで試験用ですが :roll:

 

バストダーツは衿ぐりで3°開いて4分の1残しで処理しています。

 

 

袖山の参考の形です。

 

全体で36mmイセが入っています。

袖山のイセが今回1箇所の最大が12mmです。これを超えるとピン打ちでキレイに付ける事が難しくなるためあまり多くし過ぎないように注意しましょう。

 

 

 

 

衿腰25mm、衿幅43mmで設定しています。

今回はデザインが少し寝ている衿だったので多めに開いていますが、あまり広げ過ぎるとサイドネックあたりが抜けてしまうので、やり過ぎに注意です。

 

前身頃です。

 

ボタンは20mmで間隔は8.3cmで設定しています。ここが少し中途半端な数字になりましたが、バランスを考えるとこれくらいでした。

ポケットの大きさ・位置、丈の長さ等、全体のバランスをみて設定しましょう。

まずはきっちりとしたトワルを組んで自分の数字を早めに準備しておく事をお勧めします!!!

 

 

 

 

提出用のパターンです↓

 

前回も言いましたが、名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

以前こういった動画も作製しているので、トワルを組む時に参考にして下さい↓

 

 

 

 

完成トワルです :lol:

 

袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取りにくいです。

先程もお伝えしましたが、ある程度の寸法バランスを出して自分の数字を早めに出しておきましょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。

特に第一ボタン位置は絶対覚えておいた方がいいです。

今回はバストラインから6.5cmくらい上の位置に設定しています。

 

 

最後におまけの工業用パターンです。

 

参考ですが、両玉縁ポケットの書き方や前見返し等、理解しないままはいかがなものかと思うので、構造を理解するためにも見ておいて下さいね :-o

 

合格する事が1つの目標ですが、完成度を上げる事の方が個人的にはレベルアップという意味では必要だと思っています。何度も引いて完成度を上げてみてその会場で一番綺麗!まで目指して下さい ;-) 本当に細かいところまで見る事が出来るようになれば、他にも応用が効いてきます!

ベースのジャケットというものの形を覚える上でも非常に大事だと思います!

 

 

では皆さんの健闘を祈ります!

 

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