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2013 年 4月 – パタンナーズライフ

キャンバストートBAG作りました

こんにちは K です。

季節は春をむかえているはずなのに、寒くなったり暖かくを繰り返しておりますね。

こう不安定な気温ですと体調も崩しやすくなってしまいますね。皆さん気を付けください…

 

さてさて、本日はごく一般的でつかいやすそうなトートBAGを作ってみようかと思います。

カバンは工場さんによってはパターンをつけなくても寸法などを示した製品図があればそれだけで十分商品を作り上げることが可能です。

今回つくるカバンの製品図はこんな感じです。

これを作図で製品図にしたものがこちら。

そしてこれをパターンにしたのがコチラ

↓図形が潰れてる方はwordでも一応。

KトートBAG

基本一枚布で仕上げます、底布と持ち手テープも同じ地の目でとります。

※このカバンの高さは30cm、底の長さは33cmで設定してます。拡大して使用なさる場合は参考にしてください

パターンが出来たところで紙で仮組みをし、形のバランスをみます。

この時に縫製方法も決め、それに合わせて縫い代を書き、細かい微調整をします。

使用生地は8号帆布で精錬前の生成りをつかいます。(ホントはもうちょっと厚手にしたかったんですけど、おそらくミシンのパワーが足りなさそうなんで…)

その他の副資材はコチラ

綿の綾テープ1cm幅

持ち手用綿テープ3cm幅

使用した糸はシャッペスパン30番手

※この持ち手用綿テープは少し手配に手間取りました。といいますのも、現在手芸屋さんで置いている持ち手テープはだいたいポリエステル系が多く、どうしても綿100%にこだわりたかった私は市場では手に入りにくい(オーダーで巻¥5000位かかるといわれましたんで…)事を知り、ネット購入いたしました。いやぁ、ネットって本当にいいものですね(・∀・)

 

①では裁断します。

直線なので楽ですね、スパスパ!

 

②トートバックのカバン口を三つ折りして上下コバステッチをかけます。両端とも行います。

 

③片側に外ポケットをつけますんで持ち手と一緒に一気にたたきます。

(生地が厚すぎてまち針ささらないので、極力さしません、どうしても動いてしまう場合は仮接着できる接着糸のようなものを使うといいのではないでしょうか?)

 

④上から底布をコバステッチでたたく

 

⑤両サイドの片側づつ(縫い代をつけていない方)を綾テープでくるむ。

 

⑥両脇を重ねて縫う

マチ分があるのでそれを先に印付けてから縫うことをおすすめします。(うー、縫いづらい)

縫えたあとはマチが捻れずキチンと確保されているか確認をしておく。

 

⑦三角系マチを縫う。

このときm角の部分がかなり厚くなりますので先に縫い代を処理してから縫いましょう。

 

⑧完成

いっぱいモノ入りそうでなかなか良さそうです!

うまくいけば一日で縫い上げられますよ。

 

 

 

 

 

 

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カットソー講習準備①

皆さんこんにちは(」・ω・)
4月に入り、バタバタと忙しくしておりますが、
以前からアンケートで要望の多かった


カットソー
の研究をしております!

講習を予定していますので、研究しているところをお伝えしていこうと思います。

ットソーは工業用の専門的なミシンがないと、完全に既製服と同じにはなりませんが、生地によっては縫えるし、丁寧に縫えばむしろ綺麗にできるんじゃないかと思い、パターンを引き、縫っての繰り返しで研究中です。

職業用ミシンと1本針3本糸ロックミシンで縫っています(^O^) (これでできないと専門のミシンを多数揃えないと縫えないし、家庭では難しいので)

扱うアイテムはベーシックなもので人気のある

パーカー

を縫ってみることにしました。

生地はスウェットです。


いろんな種類がありますが、少し柔らかめのもを使う事にします(硬い生地なら伸びないので布帛よりですから縫製はしやすくなるので)

(以前のマイブランドで説明したところと重複するところもありますが・・・)
ではではでは



こんな生地を選びました

ロールしてボロボロと裁ち端がこぼれてくるのでサっと縫いたいですね・・・



では糸選びです。
一般的な生地屋さんでどこでも手に入る3種類を選びました


シャッペスパン(60番)ポリエステル製


皆さん馴染みの糸です。家庭で縫製される方はこれを一番使われているんじゃないでしょうか?

ファイン(シルク形状糸)ポリエステル


これはシャッペスパンよりツルツルして生地に当たらず、薄地に適した糸です。

後はニット用として売られている、

レジロン ナイロン製

今回は結果この糸を使う事になりました。
ポリエステルより強度があるので、ある程度の伸びに対して対応できます。


最近でたのがこれ
エッフェル ポリエステル製


よく伸びる糸なので、ストレッチ素材に向く糸です。でも糸自体が太いので今回のものには不向きです。



次に針ですが、
通常ならこれ
11号


ウチで使っているミシンは家庭用のこの針を使えるのでいいですが、皆さんはミシンに適した針を選ぶようにして下さいね(^-^)

他にも針先がボールペンのような形状のニット用のものがあります。
これも生地への摩擦を軽減してくれます。


今回はこれを使います



押え金は
テフロン押さえ金


を使って滑りを良くして、送り歯の摩擦を軽減します。
もちろんこれを使います。


では実際に縫ってみましょう!!


シャッペスパンで縫い・・・


伸ばすと・・・



ブチ・・・



ああ(´Д` )

切れました・・・まあ予想はしていましたが、結構簡単にちぎれてしまいました・・・
これがニットで一番怖い現象です。
生地の伸びに付いていかないので、糸が切れてしまうんですね・・・ 

何度やっても・・・


ブチブチ

嫌な音がします・・・

いろんな縫い方、をしましたが、やはり
シャペスパン

ファインはどうやっても切れてしまいます。

でもレジロンなら大丈夫!
ちょっと調整と縫うときにコツがいりますが、(それは講習で・・・) 
対応できそうです!!

最後にロックですが、幅だけ太めにしておかないと、裁ち端がボロボロとこぼれてくる事に注意すればいけそうです。(幅を調節できるロックミシンは必要ですが)




というところで、次回から縫っていきます。
職業用ミシンでキレイに短時間で縫えるかな?

お楽しみに(´∀`)


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ピヨの服~ドルマンマチ付きワンピース③~

こんにちはhappy01note
新学期が始まり、賑やかで慌ただしい日が続いております(´・ω・`)

前回の続きで、ドルマンマチ付きワンピースの縫製です。


前回袖とマチを縫い合わせた所まででしたが、今回は身頃も縫製し、完成させていきます。


まず、
衿ぐり見返しを作り、身頃と縫い合わせます。



ウエストの位置でタックを作り、付き合わせの状態で伸び止めテープを貼って上からジグザグミシンでたたきます。
(後からウエストリボン通しを付ける事によって隠れるので、今回はこの様にしました。)





前後の脇を縫い、袖をつけます。
(シームポケットも縫い付けました。)







ウエスト
リボン通しとその見返しで、頃を挟み縫い合わせます。 



<裏側>                              <表側>



リボンを作って通したら完成です!!







全然暖かくならなかったので、完成してもしばらく着れなかったのですがそろそろ大丈夫そうですね。
また近々着てくる事もあると思うので、東京校の生徒さんはちょっかい出して下さい(*´ω`*) 

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