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2015 年 9月 – パタンナーズライフ
2015 年 9月 – パタンナーズライフ
大阪クリエイティブホリデー ジップパーカ縫製講習
こんにちは
お先に・・・
もうすぐ新規の方が入学されるので、教室のメンテナンス中です。
10月生ですが、まだ若干数空きがありますので、ぜひご連絡下さい!迷っている方も一度ご相談下さい!お待ちしてます!
秋晴れですね!
とても過ごしやすい季節になりました。
年間でこの時期が一番好きです!
着るものは、勿論ジップパーカです
大阪でそのジップパーカの出張講習してきました!!
いやあ緊張しましたね
かなりの大人数で30名ほど来てくれました。
ありがとうございます!!!
パーカ縫製→パターン説明という流れで準備が大変でしたが、
皆さんに満足して頂けるよう頑張りました
キット(サイズ別パターン、生地、ファスナー、紐、綿テープ) もお渡ししましたが、かなり拘って選んだものばかりです。
では・・・
縫製の仕様は「家庭でも縫えるクオリティーの高いパーカ」です。
ミシンの種類が沢山あれば、楽なのですが、そんな高級ミシンを皆さんもっていません。
なので、布帛よりの縫製方法でお話しました。
皆さん凄い食いつき方です
選んだ生地は所謂「普通」と思われる、30/10の杢裏毛です。
縫製もしやすく、柔らかさもあるいい生地です。
リブはやや固めのものを選んで、伸びないようにしています。
リブがビロビロに伸びるのはちょっと・・・です。
付属の説明です。
伸び止めは結構種類があるのですが、古着の説明も若干交えて・・・
半身縫製で説明しながらでした。
縫製時注意点、変更するならどうするかと説明しながらですね。
頭と手がフル回転でなかなか大変です
針や押さえ、ロックの設定の注意点です。
勿論テクニックはとても大事ですが、ミシンの設定をおろそかにしてはもっとテクニックが必要になります。
実際に縫う際の押さえはどんなものを選ぶべきか。
手の使い方も大事。縫製の時、右手と左手、どこをみて縫っていくかは非常に重要です。
途中途中で質問が飛び交います。
ここが大阪と実感します。ぐいぐいこられたのでいいディスカッションになりました。ありがとうございます
皆さん結構カットソー縫製に疑問は多かったようですね。
中間アイロン挟んでいます。
工場さんならまずやらないかなあと思います。
ただ、家庭で縫うなら自分で手間暇かけられるわけなので、絶対入れたほうがいいですね。
「既製品より高いクオリティーを目指して」です。
この後は衿ぐり周りのすっきりした仕様や、ファスナーを縫う際のズレ防止する縫い手順など説明しました。
縫製時は自分の縫い方(押さえを指で調整する)に驚いて、「あー」の声頂きました ありがとうございます。「あー」は嬉しいですね。
縫製後はパターンの説明です。
鎌底のVカットです。
代表が考えたルオペラ独自のカッティングです。
私はこれを教えて貰った時鳥肌立ちました。
目の前でパターンと実物をVカットあり、無しで説明です。
後ほど着てもらったのですが、面白いほど
「腕の上げやすくて裾が全然ひっぱられない」
というコメント頂きました。ありがとうございます
ほんとに腕の上げやすさは段違いです。細いのに上げやすいは本当に難しいのですが、このカッティングであれば、全体の細いイメージを損なうことなく運動量を確保できます。
全部これにしたいですね
休憩中も質問が飛び交い、普段の縫製の質問も多かったですが、本当に、
パターン、生地、縫製、糸、ミシンのセッティング、針、押さえ等が全てマッチしたときには、
良く考えられている服が出来上がります。
これは勿論既製品で目指しているところでしょうが、既製品には出来ないことが家庭では出来ることもあります。
もう一歩踏み込んだクオリティを求めるのであれば、服に関する全てに興味をもち、色々挑戦してみて下さい!!
ではまた大阪で講習を受けてくださった方々、次回クリエイティブホリデーでお会いできるのを楽しみにしております!!ありがとうございました
カテゴリー: オシャクレ, クリエイティブホリデー
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ミシンプロ田中さん 出張ワンピース講習
シルバーウィークあけましてさっそく雨ですね
シルバーウィークは天候に恵まれて、皆さんは如何お過ごしでしたでしょうか?
私は講習です
ミシンプロ田中さんでまた出張講習させて頂きました!!
田中ミシンさん (アフターケアと値段に驚きます。あと人柄も )
↓
http://www.mishin-pro.com/index.htm
前回はスカートでしたが、今回はワンピースです。
専門学校の方がメインでその他にも主婦の方、プロの方もいらっしゃっていました。
前回よりもプロよりの方が集まった印象です
今回はネクタイ指定だったのでちょっとかしこまっています
皆さん熱心に聞かれてました。
パターンを他の人が引くのをじっくり見るのは、あまり無いかと思います。
まじまじと ちょっと緊張です
ピン打ちなど作業が細かい(意味がある)ことに驚かれていました。
今回お見せしたのが、フレンチスリーブのAラインワンピースです。
袖の形をどう作るかに重点をおいて説明しました。
かなりイレギュラーになるアームホールに驚かれ、さらに着ると形がまったく変わることに驚かれていました。
最近のデザインですとここから更に袖が付きますね。
熱心にメモをとられて質問もかなり多かったです。
オペラのやり方を初めて見るので、どんなアイテムにでも応用できることに驚かれている様子でした 自分が知った頃の、「あー。うーん。」という納得された声がずっと聞こえて嬉しかったですね
終わる頃には普段気になっている事に対して質問してもらいました。
男の方が多かったので、結構理論的な話になり、非常に興味を持たれたように思います。
是非オペラに入学されて、すっきりしない事を解決してもらえたら 。
今月も終わりですが、まだ若干名空きがあるので、皆さんお電話下さい。
満足してもらえるようスタッフが全力で服づくりの楽しさをお伝えします!!!
では!
パターンっておもしろい②
のこりの座席数がわずかになってきました。
10月から入学をお考えの方はお早めにお電話下さいね!
授業自体は19日までありますので、是非お越し下さい
相変わらずの雨模様で洗濯物が乾かず、今日ようやく干せたましたね
さてさて前回のへんてこパターンの続きです。
マフィンみたいな袖です
早速見てみるとこんな感じです。
腕を上げたものが分かりやすいですかね。まだちょっとピョンしてますが・・・
通常ならばここまで身幅があるアロハのようなものはもっと袖口がピョンとはねた形になります。
実際もっと削ってもいけそうでした。運動量は問題ないです。
実はこの形を気にする方は多いので、そのため半袖が嫌いという方もいます。
身幅を大きく作ること限定でいけば、このピョン袖 にしなくてつくれます。
ここで思うのは、「形を覚えている」のでパターンを引いているとき違和感を覚えます。
そりゃあそうかと思います。
こんなマフィン
でもいつも引いているものからむしろ逆の作り方をしたらどうなるだろうと検証、研究してみることが大事だと思います。
このマフィンの形が変な形なので「普通」とされるパターンを見てみましょう。
まあ普通こうですよね。
でも問題(というよりデザイン、要望)は袖口を小さくしたい。ピョンを少なくしたい。すっきりした袖にしたい。です。
では重ねて検証してみましょう。
袖をすっきりさせたいので後縫いです。(セットイン)
普通の袖はどうしても袖口が大きくなり袖巾も広く、袖山が低いというものになります。
当然袖口はハネ、下ろしたときの袖のしわは多くなります。
対してマフィンだと
斜線を引いた分だけ削ることになるので、細くでき、袖山を高く、袖巾を減らせます。袖ではなく身頃側で運動量を確保します。
なので身頃がタイトな場合は絶対出来ません。
運動量が一切無くなってしまい動かない袖になるからですね。
最近のデザインでは身幅をとり、袖は極端にタイトというものを見かけます。
これからさらに増えていきそうな気配です。
個人的にはこのまま緩めのデザインが一過性のものではないことを望みます。
「普通」の袖の「形」を覚えすぎて、「変」だからといって普通の袖をつけてしまいがちです。
でもそこにきっちりした理論があれば自信をもって自分にゴーサインを出せるかなと思います。
ほんとうにこれでいいのかな?と思っていたことも「理解」すれば楽しくなると思います。
今回のように固定概念が覆されるのもまたパターンの面白さです
入学を考えている方は私たちと一緒に服づくりで「理解」して楽しんでもらえたらと思います。
私はとっても楽しいです