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2013 年 2月 – パタンナーズライフ

ピヨの服~ドルマンマチ付きワンピース②~

こんにちわ(*´∀`*)

ここ数日でやっっと、寒さが和らぎ暖かくなってきましたねsun
もうコートやブーツに飽き飽きしてて、早く春服が着たくてウズウズしていますbearingsign04


随分前になるのですが、途中でストップしていたものがあります…
お気づきの方もいらっしゃいますかねsweat01

そう、ドルマンマチ付きワンピースですshineshine




パターンは完成していたのですが、素材を探している間に一気に寒くなったので、
「秋服作っても着れないやんっpout」てなって意気消沈してました down

(ちょっとヘンテコなパターンですがsweat01


でもそんな中、春服に良さそうなステキな素材を生徒さんから戴いたのです。
これはちょうどドルマンワンピースに合うっ!!って思って、早速春に向け縫製に入りましたhairsalon


戴いた生地はこちら。

綿ツイルですdiamond

今回はカジュアルな感じに仕上げたかったので、綾がはっきり出ていて光沢がある面では無くて、フシの出ている方を使いました。 
(ちょっと分かりずらいですが、右がフシの出ている方です。)



では裁断からです。
見頃がとんでもなく大きいので、今回はワサで裁断しました。



見頃と袖とマチ布の3パーツを同じ位置で縫い合わすので、縫いずれない様にしっかりノッチを入れます。




袖口をロールアップ出来る様にタブ布を作り、袖にたたき付けます。





袖とマチ布を縫い合わせます。
⇒ 

⇒ 
袖が完成しました!!


袖が完成した所ですが、ちょっと長くなりそうなので今回はここまで。
次回、身頃の方も仕上げていって完成させたいと思います (´∀`) ☆彡

お楽しみに~notenote

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デニムリペア①

こんにちは!
突然ですが、休みの日に友人から「デニム直してくれへんか?」
と頼まれました。
ええよーと返事したのですが・・・

大変でございました(´∀`)

何が大変って生地が腐っているんです・・・
引っ張ったらちぎれるもんだから、それはそれは大変でした・・・

糸も大部分がほつれてなくなり、引っ張ったらすぐちぎれます。

普通なら
膝あたりの糸を外して、ミシンが入るようにしてダメージがあるところを補強

くらいなんですが、全部補強が必要です・・・

うーん(。-_-。)やってやろうじゃないの!!



まずこんな状態で渡されました。

ああトリプルステッチ・・・
作業時間増える・・・・・
ちょっと恨めしい。3本針ミシンでダーっと縫いたい!!


生地にダメージがあるというより薄くなってしまって、部分的に補修しても、また周りからダメになってしまうので、股周り全部補強です。

なので・・・

ほぼバラしました!ええい!


ハンマーループもとれちゃってます。
ここはさすがに別生地使わないと無理ですが、ここはいらないと言われました。



ポケットの中に何を入れていたの?
っていうくらい見事な穴があいてました。




裾も完全にちぎれちゃってます。
生地を足してあげないといけませんね。




さあリペア開始です!!

ポケットは別生地のスレキ(ポケットに使う生地)を使用することにしました。
以前作った服の残り生地です。



薄くなってしまっているところほぼ全てに接着芯地を使います。

(結構な量になりそう・・・)



てなところで次回・・・
ミシンで何度も何度も行ったり来たりです!!
他にも色々試してみたのでお楽しみに!

 

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「ル・オペラ」 スクール紹介動画

YouTube Preview Image

ルオペラのスクール紹介動画が出来ました!!

スクールの内容、各種セミナーなど分かり易くまとめています。
スクールに興味のある方は是非一度ご覧下さい!


ちなみに・・・
2月24日(日)に体験セミナーをします。
無料でスクールの説明や実際に、パターンを引いたりできるので、是非ご参加下さい!!
体験セミナーの様子はコチラ


http://sv360.xserver.jp/~leopera/leopera.com/md/?p=597

2月9日(土)現在残り座席数 半数 となりました。
体験セミナーのご予約は東京校にメール又はお電話下さい!
(大阪校は体験セミナーは実施しておりません)

LE*OPERA( 東京校 )
phone/fax  03-5473-1519
le-opera@khaki.plala.or.jp

 

 

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トレンド講習のコート縫製

どうも K です。

巷ではインフルやノロが流行ってますね~、今年のウィルスは感染力がすごいので皆さん気をつけましょう!そういう自分は先週風邪を引いておりましたが…(笑)

 

さて今回は…お待たせ致しました。前にトレンド講習で行ったコートの縫製手順について更新しようかと思います。

今回使用した生地はモッサーといいまして、冬コート用の厚手生地です。その名の通り、もさもさしてます。(笑)

毛足がありますので裁断は一方方向でしかとれず、かつ普通にアイロンをかけると毛足が寝てしまうのでそこら辺に気を使う必要があります。

まず裁断は…今回は中心を輪にして二枚重ねて裁断行ったパーツがありますが、ずれがひどい!ものすごく動きました。なので手間ですが一枚一枚のほうが確実だと思います。

それと厚地二枚を裁断するのにけっこうな握力が必要になってくるので、手が疲れるという意味でも分けたほうが良いと思います。

 

今回の芯地選びのポイントはできるだけ柔らかく当たりが出ない仕様になるような芯地を前身頃に、多少張りがある芯地を襟に選んでおります。

ただ今回はそうやって芯地を選んでも、どうしても当たりが出てしまったので、芯地の裁ち端をピンキングバサミで処理しました…。

↑向かって 左:ピンキング有り。右:無し 少しフラットになったのがお分かりでしょうか?

 

そして縫製に入る前に見頃にイセを入れて生地を立体にします。その後は縫う直前まで立体が崩れないように重ねてハンガーなどに吊るしておきましょう。

 

では縫製を行いましょう。まずは前見頃のポケットから

箱ポケットなのですが、なにせ生地が厚いので縫い代を処理してコマめにアイロンをし、フラットにする事が必要です。部分的に芯を剥がしたりもしました。

見ごろに口布を付ける時も出来上がりを慎重に確認して何度かのしつけを行います。

 

形がシンプルなものだけに、ポケット等が目立つと思いますのでずれないようにかなり慎重になりました。

縫い上がったら見頃を重ねて最終確認すると良いでしょう。

 

 

見頃を地縫いしてつなげ、縫いしろをしっかりと割る。(自分の腕力に限界を感じつつひたすらプレス!あたりがでないように!)

 

見頃を繋げた段階で伸びが気になるとことにテープを貼り、裾をアイロンで織り上げてクセ付けしておく。(よく伸びる生地は先に貼っといても良いと思います。)

 

裏襟または表衿を月腰台衿と接ぎ、アイロンでしっかり襟の形になるようにクセとりをしておく、このとき、縫い代も処理しておく。

 

肩線を縫って裏襟をと接ぎ、縫い代を割っておく。

 

裏地をキセを入れながら縫って、衿、袖までつけて完成させておく。

 

表地の袖を縫って形を整え見頃に仮付けしてバランスのチェック

どうもウエストの当たりがデザイン画より大きく見えてしまうので急遽削って修正しました。

 

生地の重みで下がってそう見えてしまうのか?はたまた少し伸びてしまったのか?(パターン形状からはさほど変化していなかったのですが…)いずれにせよ、皆さんもある程度厚みのある生地を縫うときは気をつけましょう。

B→A

ビフォー→アフターですね。

 

袖を地縫いし、裄綿を入れる。

この裄綿も市販のものを使いやすいように長さなどをカッティングして調節したオリジナルのものです。

綺麗に形が出るように始まりと終わりは自然と外してセッティング、縫い代に止め付ける前に納得いくまで仮縫いで形を確認しましょう。美しい袖は一日にしてならず!


 

ベンツ縫製。裾の額縁を縫製してからぬいましょう。

 

 

表地と裏地の前端、衿外回りを縫い、衿付けどまりで四ツ留をし縫い代を割った後、段差をつける。

 

襟の縫い代を割り、切れ込みをいれた後、襟の中綴じを行う。

 

袖口の表と裏をミシン地縫いでとめる。

 

パットを肩線縫い代上しつけ糸で止める。(写真のループ)

ここでがっちり縫い代に肩パットを縫い付けると逆に糸切れが発生するので注意が必要です。

 

袖、見頃脇に中綴じを行う。

このとき裏地のゆとりをきっちり配分してウエストあたりでしつけをしておくと良いと思います。

二本取りでかなりユルミを入れながらひっくりかえしつつ止める。

 

裾の内側をまつった後、表地と裏地の裾を地縫いし、一部を縫い残して開けておき、ひっくり返した後、手縫いで閉じる。

縫える範囲ギリギリまでミシンで縫う。

ひっくり返してる画像…分かりにくくてすみません。

 

衿~前端までステッチを入れる。

 

ボタンホールをあけた後、釦&力ボタンをつける。

(厚地なのでボタンのアシを長めにつける!)

 

完成

 

以上になります!

少々長くなりましたが、ポイントを抜き出して書きましたので、講習に参加された生徒の方はお渡ししている資料と合わせて見てみてください。

また、画像ではわからない部分や技術的な相談は講師までお願い致します。

では!

 

 

 

 

 

 

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