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2016 年 5月 – パタンナーズライフ

お気に入りTシャツ修正②

10度位の気温差と花粉症?のせいで鼻がずるずるで、この時期は嫌なテンションです・・・

梅雨も近いですし、猛暑は間違いないと言うじゃありませんか・・・ :-x

厚いのは苦手なので今のうちに準備をしておこうと思います!

 

前回Tシャツを作りましたが、かかった値段は大体1000円くらいなんですよね。

安いし、すぐ出来るからカットソーの研究をするにはいいんです。

生地を変更したり、縫製の仕様を調べたりで定期的に縫ってます。(縫えば縫うほど発見はあります)

 

今回は厚い生地を使用してみて失敗してみる!という事をしました :lol:

失敗は成功の母でございます。マニアックになりますが、お付き合いくださいませ・・・ :oops:

 

 

先に失敗といえば・・・

最近失敗続きの天地始末(下に画像あります。)。難しいですね・・・ :roll:

ぎりぎりを縫っていくというのがどうも安定しません。

見えないように縫うとかはもはや神業な気がします・・・

糸は3本糸で伸びやすい生地なのでかがり糸2本はウーリーで。

地縫いはスパン(毛羽があるやつ)で縫います。

滑りやすい生地だと生地が動きます・・・

 

 

裾は私の場合は手でまつります。ピンでもいいと思うのですが、あまり速度に差がないためまつったほうが上がりがきれいかなと思います。

 

 

縫うときはここと・・・

 

ここを見ながら・・・

 

針がほんの少し引っかかっていることを確認しながら縫います。(これが結構集中力必要です ;-)

 

ほんの少し引っ掛けた状態です。ほんとに1mm位引っ掛けます。

 

裏です。

 

表に返すとまだ凹んだ状態なので、アイロンをかけると・・・

 

こんな感じに糸が縦に見えます。(これを見えないようにはホント神業です・・・)

 

裾の仕上がりです。まだ上手くなったほうです・・・ :-|

 

で・・・ここからが問題点です。

袖口のリブとの縫い合わせ、

 

衿ぐりとの縫い合わせですが、リブの戻り(キックバック)が良すぎてシワになっています :cry:

 

前回のリブよりかなり厚みのあるリブで、メインとなる生地が弱い(柔らかい)ため必要以上に引っ張られてしまっている状態です。

 

実際に仕上がると、袖口、衿ぐりがかなり厚い印象です。

 

 

 

 

袖口も少し窮屈です。

衿ぐりは小さくなりすぎているので喉に当たって非常に気になります。

 

リブの厚みで出来上がりが大きく変わるので、リブをもう少し長くとれば一応解決は出来ます。

が、このリブ自体が厚いため、下着としての柔らかさがありません。

ごわつきも気になります。

なので本来は前回程度のリブ(フライス)を使用したほうが良いという結論です。

逆に本体の生地がもう少し硬い生地の場合は、リブ自体も厚めのものを用意した方が良いでしょう。

 

Tシャツしかり、カットソー自体生地同士の相性があるので、リブ(フライス)は厚みを色々用意しておいて、それに合わせた、伸ばしの分量、展開などのパターン作製が必要かと思います。

もちろん仕様に関しても要検討です。

芯と生地の相性に近いですね :-)

 

 

同じパターンで生地を変えるとどう変わるのかは、やっぱり縫わないと分からないですね :-? 逆に失敗をしてみると理解度が高くなることが良く分かります :roll:

皆さんも生地変えしてみて縫ってみましょう!発見があるはずです!

 

ではまた!

 

 

 

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お気に入りTシャツ修正

こんにちは。

高校の方ではもう縫製に入っている子もちらほら出て来ました :lol:

着物を解体なんて子も・・・ ;-)

スカート。きれいに縫えてます :lol:

 

皆に負けじと派手なもの・・ではなく地味ーな修正を・・・ :-|

ちょっと自己満足の世界ですが

Tシャツを修正しました・・・

2時間ほどで縫えるので、おすすめですね。

 

 

以前作成したTシャツがシルク混だったせいか、もうボロボロになって毛羽がひどくなってしまいました・・・ :cry:

前回のがこちら↓

修正したものがこちら↓

ほとんど見分けが付かないかと思います・・・ :roll:

結構修正してるんですよ?マイナーチェンジってやつです。1ウォッシュしてます。

 

 

パターンとしてはアームホール、衿ぐり、丈修正しました。

特に衿ぐり位置を前進させたので喉が詰まりません。

縫製は縫い代の幅も変更、前回は1本針3本糸ミシンでしたが、今回は2本針4本糸ミシンで幅広(7mm)で縫製しました。

結構大事です。

前回は縫い代(ロック)が狭いせいで、意図していたほうと逆に縫い代が倒れたりしていたのですが、今回は衿回りも身頃高でおさまってくれました。

首もぴったりです。

 

 

天地始末も少し上手くなり、ほぼ一定に糸が見える状態になりました。

袖口布もきつくなく緩くなくの絶妙な加減で出来ました。

袖下も生地がごつくなる所は縫い代をカットしてますので、身体に当たっている気がしません。

 

今回マニアックなお話しになりましたが、自分はカットソーこそ布帛のような繊細さで作るべきと思っています。

量産では実現できない、縫い代カットはおススメですね。

今回は生地が殆ど同じで面白みにかけましたね・・・

次回は生地を変えて、ちょっと厚めの生地でやってみようと思います!!

マニアックになりそうですが、宜しくお願い致します :-P

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文化祭に向けて①

ゴールデンウィークあけまして授業が始まりました :-P

オペラの生徒さんで入学された方は少しずつ慣れてきたころかと思いますが、課題だけでなく作りたいものがあれば遠慮なく言って下さいね ;-) 相談にのりますので!

 

 

さて、高校が初日で写真をとってきました。

今まではなかなか撮る時間さえなくバタバタしていたのですが、ようやく手があいてきたのでちょっと様子をお伝えしていこうと思います。

 

進んでいる子はなかなか早いです :lol:

ほとんどの子がドレス作成ですが中にはジャケットをキレイに作りたいという子もいます。

コルセットや土台のボーン入りのスカートもオリジナルで作ってみたいという子もいます。昨年までは購入していたそうなのですが、難易度の高い事に挑戦しようとする姿勢には応えてあげたいですね。

みんなかなりの大作になりそうで今から楽しみです :-)

 

 

ひとまずデザイン画は書いてはいるのですが、想像がし難いので立体でどうしようかとみんな模索しているところです。

形をつくりながら、あーでもないこーでもないと考えるのは楽しそうです :lol:

 

実際に近い生地(m100円!安い!)も使ってよりイメージが沸きやすいようにしています。シーチングでドレスのトワル組みは生地感があまりにも違うし、ギャザーの分量などドレープも変わってくるので生徒によっては、色んな生地を混ぜながら形を作っていってます。

 

今みんなが苦労しているのは「生地探し」ですね :-|

時期もあると思うのですが、チュールというネットのような生地の在庫が日暮里にあまりないのです。色もなかなか気に入るものが無いみたいです。専門学校の人と時期が重なっているのもありますかねえ :-|

 

形になってくるとこちらもわくわくしてきます。

 

既に本番の生地でコルセットや、スカートなどを縫い始めている子もちらほら出てきたので、定期的にお伝えしますね!!

 

 

 

そして・・・

まったく服とは関係ないことですが、休みの間に山の散歩にいってきました。

山登りまで本格的なものではないです。自家用車では入れないところで、上高地という場所です。

 

 

 

 

 

野生のサルに遭遇。5匹くらいいて襲われそうでした :roll:

都会から離れて何かがリセットされたような気持ちになり、気のせいかもしれませんが、定期的に自然に触れていないと何かが良くないんじゃないかと思いました。

このとき前回作ったカバンは大いに活躍しました :lol:

ではまた!!

 

 

 

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