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務歯隠しファスナーポケット

皆さんこんにちは

 

9月も中盤に差し掛かり段々と過ごしやすい気候になってきましたね!(^^)!

只今汐留の美術館で開催されているポール・ケアホルムというデンマークの家具デザイナーの展示を見に行ってきました!

家具の展示物を見に行くのは初めてだったのですが実用性とデザイン、空間との共生が考えられたディティールが非常に見ていて楽しかったです

これからさらに秋が深まっていくので食や芸術にたくさん触れたいですねぇ(*^▽^*)

 

 

 

それでは今月は務歯隠しのファスナーポケットの仕様について紹介したいと思います(^^)/

アウトドア系の服でよく見かけるディティールですね!

実際に縫ってみたので是非参考にしてみて下さい(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓コチラがパターンです

 

 

 

 

 

それでは縫製していきましょう!

生地の裁断後、まずは下ポケットのマチをアイロンで折り

下ポケットとファスナーを明き止まりのノッチ間縫い合わせます

 

 

 

ファスナー明き止まりに切込みを入れてファスナーを裏に返し、コバステッチを入れます

このファスナー明き止まりに切り込みを入れる工程が後々重要になってきます!

 

 

 

続いては上ポケットと上ポケット見返しを中表で縫い、

表に縫い返しコバステッチを入れます

 

 

 

上の写真の様にコバステッチを重ねて入れ下ポケットと縫い合わせてから

2cmSTを叩きます

 

 

 

ちなみに、上ポケットとファスナーを縫い付ける時のステッチ幅が狭すぎると

ファスナーのスライダーの厚み分で写真の様にボコっと膨らんでしまうので

ココのステッチ幅の設定は要注意です!

 

 

 

土台布に叩きつける前にポケットの外周りを1cmで折り込みます

最初の方の工程で、下ポケットとファスナーを縫い合わせた後に切込みを入れてから縫い返す事で、ポケットの外周を折り込む時に縫代の厚み軽減する事が出来ます

 

 

↑最後に外周りをコバステッチで縫ったら完成です

難しい仕様と言うわけではありませんでしたが、やっぱり実際に縫ってみるとパターンの意図を汲み取る事が出来るので、次に同じような仕様のパターンを作る時に応用が効きますね

 

是非お試し下さい!

 

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開襟シャツ

皆さんこんにちは

9月1日(日曜日)から10月期生徒さんの募集スタートです!!

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!

と同時に

東京校のみ9月1日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!


こちらも席が埋まりやすいので、お早目にお電話でのご予約お願い致します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

 

今月のブログは70年代頃のアメリカのシャツブランドの物を参考に、シルエットで気になった点を修正して開襟シャツを作りましたので紹介致します(^^)/

最近日も短くなり少しづつですが涼しくなってきたのでこれからにピッタリですね!

 

↓参考にしたシャツのシルエットはこんな感じです

裾周りの寸法が足りなくて横から見ると前の腰に当たって引きシワが出ていますね(;´Д`)

鎌底が高くて中にTシャツを着ると少し窮屈だったのでそこを修正したいと思います

 

 

 

 

衿の返りが悪く身頃に当たって衿ぐりが見えてしまっているので、

衿の雰囲気は残しつつ外周りをもう少し甘くしたいと思います

 

 

↓修正後がコチラです

修正前は鎌底が高く袖が細いのが原因で身幅が太く見えたのですが、

鎌底を低くする事で袖が太くなり対比で身幅も細く見えますね

中にTシャツを着用しても窮屈感はなくなりました(^^)/

ちなみにボタンホールはハンドでかがりました!

 

 

 

裾周りにゆとりを加えた事で脇から腰にかけての

引きシワも無くなりましたね

 

 

 

 

 

修正前は衿外周りが辛かったので外周りを展開して

衿ぐりが見えてしまっているのを修正しました!

 

 

 

 

↓ココで面白いなと思った仕様を紹介します

 

衿の芯地が縫われていますね(◎_◎;)

恐らく縫い目を入れて硬くする事で、1枚衿でも狙った返り線で衿を返す事が出来ると言った意図があるのかなと思いました

 

上の写真の様に返り線が硬くなるので擦れてしまうデメリットもありそうですが、

硬く張りがあり摩耗に耐えられる生地には有効かなと思いました

 

 

涼しくなってきたこれからの季節に丁度いい長袖シャツなので沢山着たいと思います(^^)/

 

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2024PM検定2級②

皆さんこんにちは

 

6月に突入し日差しも段々強くなってきましたね(;´Д`)

先日早くも夏を感じたくて人生初のチョコミント味のアイスを食べてみました(^^)/

歯磨き粉の味がすると言う意見はよく耳にするのですが、もしかしたら自分の口には合うかもしれない!という好奇心でいざチャレンジ!

 

心の底から美味しいとは思えなかったのですが、なぜかまた食べたいと思うようなクセになる味でした

このブログを書きながら思い出して少し食べたくなっています(笑)

 

 

 

それでは先月紹介したPM検定2級のJK1型目に引き続き、今月は2型目の紹介をします!

↓2型目のデザインです

3面体のシングルのジャケットです

1型目と同様に着丈の長いデザインでしたのでボタン間隔、ポケット位置、ラペルの大きさのバランスを取るのが難しいデザインでした

 

 

過去のPM検定2級3面体ジャケットの作図動画はコチラから!


 

 

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 70cm

 

肩幅 = 40cm

 

バスト = 94cm

 

ウエスト = 86.7cm

 

裾周り = 107.4cm

 

袖丈 = 58cm

 

袖幅 = 32.7cm

 

袖口 = 25cm

 

袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替で35mm、脇で11.5mm、前のダーツで12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩は8mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたり、斜めにピンを刺すと袖山や身頃に当たってシルエットが崩れるので何度もピン打ちは練習しましょう!

 

 

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは26°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

前身頃の裾でフレアを出し過ぎるとマニピュレーション展開した後に、ポケット口から下の縫い目が無くなり脇線にフレアが逃げてフレアが多く見えてしまいます

トワルを組んだ際はフレアの分量感もしっかり確認しながら練習しましょう!

 

 

 

 

↓提出パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

 

↓完成トワルです

今回も1型目と同様に着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番を想定して短時間で前身頃のバランスを取る練習をしておきましょう!

第1ボタン位置はバストラインから10cm下に設定していますので、是非参考にしてみてください

 

 

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回のジャケットはマニピュレーション展開がある3面体ですので、構造を理解しておくと提出用パターンを作製する際の参考になりますので余裕のある方は是非ご覧になって下さい(^^♪

 

 

 

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2024PM検定2級①

皆さん、こんにちは

 

5月も終盤に差し掛かり沖縄では梅雨入りを観測したそうですね

東京でもジメジメな天気の日が増えてきて、額に汗を輝かせながらアイロン作業を行っています( `ー´)ノ

6月になるとますます暑い日が続くと思いますので、こまめな水分補給を欠かさずにお過ごしください(^^)/

 

 

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います!

 

 

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のシングルのジャケットです

着丈が長いデザインなのでボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔のバランスを取るのが難しいデザインでした。

 

 

 

↓寸法です

着丈 = 71cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 82.1cm


裾周り = 105.3cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.3cm


袖口 = 25cm


袖山 = 16.6cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替31mm、脇20mm、前13mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

 

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

袖山は丁寧にピンを打たないと身頃がイセられたりと影響が出てしまう箇所ですので、綺麗なピン打ちを心がけて練習しましょう!

 

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは24°で設定してます。

ラペルと衿外周りのライン、衿先の角度、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取る練習は本番までに何度もして試験対策をしておきましょう!

 

 

 

 

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは20mmで設定しています。

今回着丈が長いデザインなのでラペルの大きさ、ボタンの間隔、ポケット位置の設定が難しく私も何度かトワルを組み直しました

試験本番で焦らない様に練習の段階でバランスをしっかり決めておくことをオススメのします!

 

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

 

↓完成トワルです

前身頃バランスは試験本番で悩んでいる時間はあまりないので

第1ボタンの位置は最低限覚えておきましょう!

今回はバストラインから11.8cmくらい下の位置に設定しています。

ボタンの付け忘れなどのミスも試験本番だと起こってしまうかもしれませんので、

最後に見直しが出来る時間分は余裕を持ったペースでの練習をしてみて下さい

 

 

 

 

↓工業用パターンです

 

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

2級の実技試験までまだ時間はありますので何度も練習を重ねて試験に臨んで下さい!

 

 

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袋縫いベンツ②

皆さん、こんにちわ

 

4月期の生徒さんが入学されてから2週間程経ちました

入学された方は少しずつパターンのラインが丁寧になってきたように感じます

パターンを手引きで作製する際は寸法の確認やトレースする際に線が何重にも重なっているととても見にくいので、常に丁寧なラインを引く事を心がけてみて下さい(^^)/

 

1mm単位で拘れるようになるとトワルを組む時のシワや、縫製の細かなミスにも気が付ける様になるので製品に劣らないクオリティの服が作れるよ様になります

最初は「また修正かぁ(‘Д’)」と思うかもしれませんが是非細部まで拘って洋服作りをしてみて下さい

 

5月入学もまだまだ出来ますので、少しでも興味のある方は是非一度見学にお越し下さい!

 

 

 

 

背中心が袋縫いの時のベンツの仕様紹介の続きです

 

先月のブログで参考にした古着の解体と、パターンの解説をしていますので

気になった方は3月のパタンナーズライフをご覧になって下さい!

 

それでは今月は縫製の解説をしていきます(^^♪

 

 

 

裁断のあと後ベンツ見返しを中表で地縫いし表に返します

 

 

 

後ベンツ見返しと右後身頃の持ち出し部分を中表で縫い、縫代をロックした後

見返し側に裏コバSTを入れます

ここの裏コバSTを貫通で入れてしまうと、裾の二つ折りや三つ折りが出来なくなってしまうので間違えない様に気を付けましょう!

 

 

 

続いては右後身頃のベンツ部分を三つ折りで始末し、

CBのラインで二つ折りします

背中心を縫う前が右の写真の様になります

 

 

 

左右の後身頃を背中心からベンツまで外表で縫います

 

 

 

先程L字で縫った箇所の縫代角に切込みを入れてから

中表になる様に縫代を包みます

 

 

 

袋縫いで後ベンツ見返しを避けながら明き止まりまで縫います

 

 

 

最後に表からベンツ押さえSTを入れて完成です!

 

ほつれやすい生地やカジュアル寄りの一重ジャケットなど縫い目をどうしても袋縫いにしたいけどベンツの仕様をどうしようかとお悩みの方は選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか

 

興味のある方は是非一度試してみて下さい(^^♪

 

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袋縫いベンツ①

皆さんこんにちわ

 

先日の東京ではあらしのような雨風が明け、遂に春の陽気が訪れましたね(^^)/

夜も暖かくなり新橋駅付近の公園では仕事終わりの方たちで活気に溢れています

春は気持ちが良くて好きな季節なのですが、今年から花粉症が発症してしまった様で少し辛抱が必要になりそうです(-_-;)

 

それでは、自分の持っている古着の一重ジャケットで面白いベンツの仕様があったので紹介致します(^^)/

 

背中心の縫い目が袋縫いになっていて続きでベンツが縫われています

 

 

 

 

今回も縫い目を解いてみて仕様がどのようになっているか調べてみたいと思います(^^)/

 

まずはベンツ押さえSTを解いてみました

ココの部分は背中心からベンツに向かってL字に袋縫いされています

 

 

 

続いては袋縫いのSTを解いてみます(^^)/

背中心からベンツに向かってL字で地縫いし、角に切込みを入れてから縫代を包んでいます

袋縫いは外表に地縫いしてから中表にひっくり返してSTをいれるので、写真の赤丸の部分の様に角に切込みを入れる事で縫代が吊らなくなります( `ー´)ノz

 

 

 

袋縫いの地縫いを解いてみるとこのような感じでした

 

左身頃の持ち出し端は三つ折りで始末されていて、右身頃には持ち出しにベンツが縫われていると言った仕様でした!

 

 

 

↓パターンはこのような感じでした

 

 

それでは次回のブログで縫製の解説をしますのでお楽しみに(^^)/

 

 

 

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剣ボロ風?明き②

皆さん、こんにちわ

 

3月に入りもうすぐ桜が見頃になるのでワクワクしていたのですが、今週は東京で雪が降りましたね( ;∀;)

 

天気予報はしっかり確認したのですが、もう3月だし雪なんて降らないだろう(*’▽’)と思って薄着をして出かけたら予想は的中して雪が降ってしまいました(・・;)

これからはちゃんと天気予報は信じたいと思います(笑)

 

 

3月3日より2024年度4月期の生徒さん募集を開始しています!

既に空き席が埋まっている時間帯もありますので、入学希望の方はお早めに手続きをお願いします!

 

少しでも興味のある方は、是非授業見学にお越しください!

 

今回は剣ボロ風明きの縫製の説明をします(^^)/

先月のブログで縫い目を解いて詳しく仕様を調べてパターン化したところまでの過程を書いていますで、良かったらそちらも一緒にご覧ください!

 

 

 

 

 

それでは縫製手順を見ていきましょう

まずは裁断からです

分かり易く切り込み位置とタック位置を記入しています

一般的な剣ボロ明きは剣ボロと下ボロ、袖の3パーツで縫われていますが、今回紹介する仕様は袖の1パーツのみなのが特徴だと思います(^^)/

 

 

 

 

まずはY字に切込みを入れてから三つ折りをします

ココの三つ折りは剣ボロ明きの下ボロと同じ役割りになります

 

 

その後三角布の表側に折り返し、もう一方の縫代は裏側に折り返します

三角布も裏側に折り返してしまうと、完成した時に表から見えてしまうので折り返す方向注意です!

 

 

 

続いては、パターンの赤丸の指示の様に小さなタックを

折り込んでいきます

参考にした明きを解体した時にタックのなかに小さなタックのような物がありましたが、恐らく無理やり縫って出来た物かと思います

今回のパターンは参考にした袖の仕様と同じ小さなタックの指示しています

 

 

 

 

プレス箇所のアイロンが終わったら、最初に三つ折りした箇所に0.5cmステッチをいれます

 

 

 

最後にパターンに表記されている山折りの部分を

プレスし、剣ボロのようにステッチを入れて完成です( `ー´)ノ

 

 

 

今回は変わり種の仕様の紹介となりましたが、タックに明きを利用している仕様は初めて見たので面白いなと思いました(^^)/

縫製は、ほとんどがプレスでミシンで縫うのは2箇所なのでとても簡単ですので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい(^^♪

 

 

 

 

 

 

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剣ボロ風?明き①

皆さん、こんにちは

 

2月に入りましたが東京は大雪警戒警報が発令しています(@_@)

去年の12月は比較的暖かく感じましたが、2月に入ってから雪が降るなんて段々季節がズレてきているような気がしますね(;´Д`)

気持ちの良い小春日和が待ち遠しいです(^^♪

 

 

引き続きのお知らせとなりますが、3月3日(日曜日)から4月期入学生徒の募集スタートです!!

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3月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

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※体験セミナーは東京校のみの開催ですのでご注意下さい!

少しでも興味のある方はお気軽に授業見学にお越し下さい!

 

 

 

今回も袖口明きの面白い仕様があったので紹介します!

 

一見剣ボロ明きの様に見えますが、良く見ると剣ボロパーツが無く

表から三角にstが縫われているだけです

通常の剣ボロは袖、剣ボロ、下ボロの3パーツで出来ている物が一般的かと思いますが、

今回紹介する仕様は袖パーツのみで構成されています!

 

 

 

更に面白いポイントが、三角で剣ボロの様にstを入れる時にタックを折り込んでいます

アメリカ製の古着のシャツなのですが、初めて見る仕様でした(◎_◎;)

 

 

 

↓結構無理やり縫われているのと年代が古い為状態があまり良くなく、仕様が分かり難かったので今回もステッチを解いて確認してみました(^^♪

まずは、表から貫通で入れている三角のステッチを解いてみました

通常の剣ボロ明きの下ボロ部分はパイピングが多いかと思いますが、今回は三つ折りで縫われていました

 

 

パイピングで縫うよりも三つ折りの方がパーツ数も少なく縫製も簡単なのですが

切込みが丸見えになってしまうのが難点かなと思いました

(ボロボロで少々分かり難いので次回縫製する時に解説します(-_-;))

 

三つ折り部分のステッチも解いてみました(^^)/

 

生地の織りが粗く無理やり縫っているので明き止まりがボロボロになってしまっています・・・

ここからどのように縫われているか予想してみたいと思います!

 

 

↓パターンです

参考にした仕様は明き止まりの切り込みをY字ではなく真っ直ぐ切り

無理やり表に縫い返していたので、丁寧に縫ったらこんな感じかなと思いY字

に切込みを入れる仕様にアレンジしてみました(^^)/

タックの中に小さいタックの指示がありますが、恐らく無理やり表に縫い返した時に

タックになってしまったのかなぁと思います

 

それでは次回のブログで縫製の解説をしますのでお楽しみに(^^)/

 

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厚み軽減剣ボロ②

皆さんこんにちは

 

早いもので1月ももう数日で終わってしまいますね( ;∀;)

体感時間が子供の時よりも短く感じるのは、日々新しい発見や体験をしていないかららしいですね(・・;)

今年は何か新しい趣味を見つけて充実した2024年を過ごしたいと思います!!

 

 

 

3月3日(日曜日)から募集スタートです!!

埋まりやすい曜日もありますので、4月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!

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3月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

 

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東京校 TEL03-5473-1519

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それでは前回の続きの厚み軽減剣ボロの縫製からです(^^♪

 

裁断をした後、明き止まりの5mm手前まで土台布に切込みを入れます

 

 

下ボロを縦半分に折り、剣ボロは出来上がりでプレスします

 

 

下ボロと剣ボロの裁ち端と切り込みを合わせて5mm幅で縫い、

明き止まりの少し手前から止まり位置に向かって斜めに縫います

 

 

 

裏から見るとこのような感じです

行ってこい明きと似たような縫い方ですね(^^♪

地縫いをした後、明き止まりの5mm手前まで入れた切込みを明き止まりまで延長します

 

 

剣ボロと下ボロを表に縫い返し、下ボロを表からコバステッチで縫います

 

 

剣ボロを表からSTで叩いて完成です!

 

 

 

裏側から見るとこのような感じになっています

切込みの隙間を無くしたかったですが、切り込み同士をくっつける事によって

明き止まり付近でタックになってしまい、表から剣ボロにステッチを入れる時に噛んでしまいます

 

 

↓今回はタックになってもステッチを入れた時に噛まない程度まで切込みを閉じてみました

実際に縫ってみて結構無理がある縫い方でしたが、ウールシャツで袖口を剣ボロにしたい場合は厚みを軽減できるので、明き止まり付近の仕様を工夫すれば有効だなとおもいました

 

 

 

参考にした仕様は、明き止まり位置と地縫いの縫い止まり位置に隙間が空いていたのが原因で切り込みが表から見えてしまっていたので、今回は明き止まりと縫い止まりをピッタリにしたのですがギリギリまで縫いずらかったです( ;∀;)

やっぱり実際に縫ってみないと分からないですねぇ

改良した仕様が思い付きましたらブログで紹介したいと思います!

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厚み軽減剣ボロ①

皆さんこんにちは

 

去年の12月は例年に比べて暖かく、このまま春になってしまうんじゃないかなと思っていたのですが、年が明けた途端に寒さが増してきましたね( ;∀;)

毎朝布団から出るのが辛いので春のポカポカ陽気が待ち遠しいです(-_-;)

 

 

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それでは私が持っていた古着のシャツで面白い剣ボロの仕様があったので紹介します(^^)/

またまた剣ボロかって思われるかもしれませんがホントに色々縫い方があるんです(笑)

表は一見普通の剣ボロですが、剣ボロと下ボロは二つ折りで地縫いをし、表に返してからSTで叩いています

そうする事で、裏面が剣ボロと下ボロが重ならなくなり厚みが軽減されています

 

 

 

↓今回紹介する剣ボロのポイントは厚みを軽減している事かと思いますが、個人的には明き止まりの部分がどのように縫われているのか気になってしまいました(笑)

 

 

 

 

切込みが見えるのでどうやら無理やり縫っていそうな気がします

詳しく見たかったのでステッチを解いて確認してみました!

 

良く見かける剣ボロは剣ボロと下ボロを地縫いする際に、平行に真っ直ぐ縫ってY字に切り込みを入れて表側にひっくり返しますが、コチラの仕様は明き止まりに向かって段々ステッチ幅を細くしていっていました

切込みと地縫いの止まり位置が離れている為やはり無理やり表にひっくり返していますね

 

明き止まりの切り込み位置と地縫いの縫い止まり位置をピッタリにすれば、綺麗に表側にひっくり返せるのではないかなと思ったので、次回のブログでアレンジバージョンの縫い方を試してみます(^^♪

 

 

 

↓パターンはこのようになっていました

そこまで難しくはありません(^^)/

下ボロはパイピングで縫う事が多いかと思いますが今回の仕様

は二つ折りで地縫いをし、袋縫いのように縫代を包んだ後STで叩くので縫製もそこまで難しくなさそうです(^^)/

 

それでは次回のブログにて縫製についてを紹介しますのでお楽しみください(^^♪

 

 

 

 

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