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2019 年 7月 – パタンナーズライフ

フランスワークパンツ➁

アッつくなりました 8-O

お盆に外出される方も多いでしょうが、熱中症にならないように本当に気を付けて下さい・・この時期はほんとに怖いですからね。昔部活でこの炎天下の中良くやってたなと思います・・・:-| 電車は逆に寒いので、こんどカーディガンでも作ろうかな・・・

 

では気を取り直して・・

体験セミナー募集しております!

http://www.leopera.com/news/20190714/1086

東京校のみの開催ですので、お間違いのないようご注意下さい。

ご予約の連絡先はこちら↓

東京校 TEL:03-5473-1519

 

 

前回の体験セミナーの様子です!↓

http://www.leopera.com/md/?p=5313

 

毎回体験された方は楽しそうにして頂けるので、見学に来られるよりもオススメです :-P

お時間合えば是非お気軽にご参加下さい!!楽しくパターンを引きましょう!!

 

 

ではでは・・・

前回こういうパンツを調べてみました↓

全体的に大きすぎるので少し小さくして穿きたいと思います。

 

ディテールはある程度このサンプルに合わせますが、あまりにも汚いところは少しキレイになる様にかえようかな。ということで

 

で、、出来上がりがこちらです。

ある程度小さくなりまだ穿き易くなりました。

後ろもバックシンチを長くとって、後ろ中心にばかり集まり過ぎるギャザーを軽減しました。バックポケットを付けようか悩んだのですが、これだけギャザーあるとポケット口開いてしまうなと思い、やめておきました。

 

ただ・・これ後ろのギャザーの入り方がうまくいかないとものすごく「オムツ感」が出てしまいます・・・ :-(

絞る量が少なくなると一気にフラットなおしりになり、中心に集めると股グリに引き込まれるシワがでます。

 

脇側にギャザーを寄せると、なんというか、作為的なドレープが出て変ですね・・・

 

横から見た時も後ろ中心に集まり過ぎると、やはり「オムツ感」出ます・・・

 

おしりのふくらみは本当に難しいなと思いますが、膨らみが出る場所が少し変わるだけで、こんなにも印象が変わることはやってみて非常に面白かったです :lol:

シンチバックはちょっと調整する程度のものだったと思いますが、綺麗さの安定感を狙うなら、この仕様は正直どうなんだろうと思います。無理やり感のあるカジュアルさを感じますね :-P

 

ただ、運動量はものすごく多いです。ワークウェアとしてはこれが適正なのかもしれません。

 

 

 

パターンはそこまでへんな形にはなっていませんでしたが、ミリタリーものの「ベイカーパンツ」というパターンに似ていました。(持っているものと比較してみたら特に後ろの脇のラインが似ていました。)

 

股グリの切替のパーツはホントに切り替えているだけで、、ダーツはとっていないようでした。調べてみると、生地用尺のためという人もいましたが、これだけ小さいパーツを接ぐだけでそこまで用尺減らせるのか?と疑問が残ります。持っている有名なクライマーパンツなら確実にマチの役割でしたが、これは謎です。ワークもので結構見る仕様なんですよね・・・

 

 

次回脇のポケットがものすごく複雑な縫い方になっていたので、ちょっと部分縫いでやってみようと思います。これ結構大変でした・・・ :cry:

 

また次回!!

 

 

 

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2019年パターンメーキング検定3級①

みなさま、こんにちは。O岩です。

 

 

体験セミナーの日程が決まりました!

 

8月25日(日)午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:00~15:00

 

お電話にて予約もできますので参加ご希望の方は東京校までお問合わせ下さい。


 

 

少し早いですが、12月7日(土)に行われる3級の試験の1型目をお届け致します。

 

早いに越した事はないと思いますので、たっぷり練習して余裕を持って本番に挑んで下さい!

 

 

 

出願期間は 2019年9月20日(金) ~ 10月24日(木) です。

 

3級の試験は今年から筆記も実技も同日に行われます。

 

少し先なので出願期間は忘れないように注意して下さい(^_-)

 

 

 

では、パターン検定3級の一つ目のブラウスです!

 

今回も動画を作製しましたので合わせてご覧下さいませ↓

 

 

 

 

 

デザイン画です↓

 

 

ステンカラーの半袖ブラウスです。

胸ポケットや切替等も無くシンプルなデザインです。

袖山は今年も高めです。

後ろはヨークです。こちらもタック等が無く、シンプルなデザインになってます。

 

 

 

 

 

寸法はコチラ↓

 

 

着丈 = 56.5cm

 

肩幅 = 40cm

 

バスト = 97cm

 

裾廻り = 102.8cm

 

袖丈 = 19cm

 

袖幅 = 31.8cm

 

袖口 = 30cm

 

袖山 = 14.1cm

 

 

以上になります。

ボディはキプリス9ARです。

 

 

 

 

 

パターンです↓

 

 

 

 

SNPは4mm削り、FNPは1.2cm程下げました。

 

ウエスト位置は原型より6cm上げた所に設定しています。脇のダーツ量は1.7cm取っています。

 

後身頃はのヨーク位置はBNPから11cmくらいの所に設定しています。

 

あくまでも目安の数字になりますのでダーツ量やヨークの位置等、トワルを組んで調整して下さい(^^)/

 

 

 

 

 

 

前見頃です↓

 

 

 

前身頃は裾で2.4cm程開いています。

 

前下がりは3mm付けて裾を繋げました。

 

釦は11.5cmでFNPから1cm程下がった位置に第一釦を決め、そこから9cm間隔で設定しています。

 

持ち出しは1.5cmで付けてます。

 

釦位置等も目安になりますのでトワルを組んで、自分で確認してから決めて下さい(^^)/

 

 

 

 

 

 

袖です↓

 

 

 

 

袖のイセの量は画像の通りです。

 

袖山は14.1cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

本番では突然の出来事にも対応出来ないといけません。

 

修正する練習もしておきましょう(^^♪

 

 

 

 

 

 

衿です↓

 

 

 

 

衿外周りのカーブの付け方、衿先のデザイン、早めに練習に取りかかると多くの余裕が出来るので、衿もたくさん練習して下さいね(゜゜)

 

 

 

 

 

 

完成トワルです↓

 

 

 

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!

どうでしょう?笑


急いでやれば良いってもんでもないので、スピードもそうですが精度も上げれるようにたくさんトワルも組んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

完成パターンです↓

 

 

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向、ステッチ、必要と思われる記号は忘れずに記入して下さい。

 

後身頃はヨークとヨーク下は別パーツになるのでそれぞれに記号を入れましょう!

 

 

 

 

 

 

工業用パターンです↓

 

 

 

 

提出は縫い代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも一応。

 

 

 

ひつこいようですが、3級の試験は今から始めれば、かなり時間があります(^▽^)笑

 

心配な方は今すぐにでも練習を始めましょう!

 

では、また2型目の時にお会いしましょう。

 

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

 


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フランスワークパンツ①

こんにちは :-P

いやな天気が続いてますが、意外に雨は降らないですね。涼しいのでいいのですが、急に暑くなると体調また壊しそうで怖いですね・・・ :-| アパレルもセールが始まっていますが、夏物もあまり出ていないようで、何とも言えない気候ですね。

 

パターン検定試験も2級を受ける方はもうかなり練習しております。次回のブログでは3級の方も紹介できそうなのでお楽しみに :lol: 鋭意製作中です!

 

 

 

では間挟みまして、こんなものを↓

 

着古しているのはご容赦下さい・・ :-|

 

サイズは大きすぎるので、ほんの少し小さくするのと、丈を短く変えたいと思います :rol

お尻の下のドレープも多いので、少なくします :roll:

 

 

 

フランスのワークパンツらしいのですが、縫製が物凄く雑 8-O

糸調子も無茶苦茶でしたw

バックルは昔のタイプで、バックルの先が尖り過ぎて、直接布をぶち破るタイプですね :roll: 生地をダメにするヤツです

ハイウエストで穿くタイプで、後ろウエストは三角布が足され、サスペンダー用のボタンも付きます。

パターンはサスペンダータイプに多い、股上が深く、ワタリが太いタイプです。

形としてはツナギのパンツのイメージですね

このベルトも長さを変えるなど、デザインしてみようかな :-) あと、バックポケット欲しい・・

 

 

 

 

 

前回もやった前開きです。これも持ち出しでパンツを挟むタイプでした。

年代と、国による気がしますね・・

持ち出しは今で言う天狗の代わりに幅が太くなっています。

かなり変わったところにホールが・・昔のフランスのパンツに多く見る気がします、この仕様。アメリカのワークパンツならホールとボタンは省略すると思いますが、わざわざボタンの個数が多くしてスラックスらしさが残っているのが面白いですね :lol:

 

 

 

また出ました、股グリの持ち出し裏布縫い代に流し込み

そんなに中縫いしたいのかwそれより持ち出しと見返し(比翼布)の形と違う方が気になります。

 

 

 

股グリにはマチのようなものが付いてますが、形抜き出してみたところ特にマチとしての機能はありませんでした。ただ単純に切り替えているようです。

用尺の為や強度の為とか諸説ありますが、私としては謎の部分だなと思っています。

 

 

 

また中縫いwここがなかなか難しく、あまり綺麗ではない仕様になっています。これも何か気付くことがあるかも知れないので再現してみようと思います。

後ろが微妙に控えていますが、これは偶然ではなさそうです。結構ややこしいパターンになりそう・・・

 

 

 

これは直線なのかカーブなのか・・・昔の服はなんとも言えないラインしてますね・・・

 

ではまた次回!!

 

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