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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2021 年 12月 – パタンナーズライフ
2021 年 12月 – パタンナーズライフ
紳士パンツスラックスパターン動画 ファスナーについて③
今年最後です!
12/28~1/6まではお休みで、問い合わせや見学ができませんのでご注意下さい!
寒さもピークで年末年始らしくなりました。この時期になるともこもこのダウンの出番になりますが、一応ダウンも私は洗うようにしています。アウトドア系だと止水テープというのが縫い目の裏に貼ってあることが多いので、剥離してしまうかもしれないのであまりお勧めしないです 洗うときは洗ったダウンが下に集まらないように平干しにするようにしています。洗う場合はダメになるかもと覚悟の上でお願します
動画は今回「紳士パンツ」です!
これも無料で出してもいいのかという内容(ほとんど無料で出していいのかと思うものばかりですが )メンズのパンツは(トップスもそうですが)特にパターンの引き方が確立されていない分野です。まずその段階で貴重な資料ですし、引き方も全て理にかなっているのでパタンナーの方(もちろん趣味の方も)は必見です!是非見てみて下さい!
では、今年最後はしつこいようですが、「ファスナーポケット」です!
前回のファスナーポケットの改良版で
↑ステッチが0.5cmバージョンでファスナーの位置が縫い目に近いタイプです。
↑最大のデメリットはファスナーの引手がかなり見えてしまいます
あまり良くないかなと思いますが、引手があまり大きくないコンシールファスナーなどであれば良いかもしれません。使いどころは難しいですが、使う際は縫代幅とファスナーの位置をよく確認して上でステッチの幅を決めるようにしましょう!
そして・・プラスで↓このタイプのものもやってみました。
縫製している人からの質問があったのでやってみようと思います。
ファスナーポケットの中でもライダースによく見られる「両玉縁ファスナーポケット」です。
裏地があるタイプに使われるもので、袋縫い等は無しで極力薄く仕上げたい時に有効です。
ほんとはポールチェーンというタイプの引手が付いていますが、今回用意できなかったのでお許しを 最大の特徴は「袋布が向こう布と共通ではなく、控えている」です。
なんだそんな事、と思われるかもしれませんが、パタンナーの方は結構向こう布と袋布を共通でされる事が多いと聞きました。実際は工場さんが調整されているかもしれません。
縫い方を知らないのは良くないと思いますので、やってみようと思います!
では
↑パターンの土台はこんな感じです。ファスナーの位置は分かりやすくするため赤で表記しています。3か4号のテープ幅24mmファスナーを使う事が多いと思います。30mmはあまりないかなと思います。
なので表のステッチがファスナーをちゃんと貫通するように0.7cm×0.7cm幅の両玉縁にしました(0.8cmでもいいと思いますがちょっと狭いかもです)
パターンは袋布が玉縁の下端までで縫代が0.5cmです。口布は上下分けました(×2枚でもいいです)
縫製です。
裁断したら口布を2つ折りにして出来上がりに線を引いておきます(慣れている方は必要ないと思います)
口布を2つ折りの状態で叩きます。
Yの字に土台のみ切り込みを入れて
ひっくり返してアイロンで整えます。
私はこの段階で三角布を押さえています。
出来たらファスナーを裏側にセットします。
ファスナーのムシの中心が完全に口布の中心になるように見ながら口布上側に仮止めします。
下側が開いている状態です。
下側と袋布を0.5cmで地縫いします。
出来たら表から下側にコの字ステッチをいれます。
この時ムシの中心がきっちり合うように見ながら縫うようにします。(口が開かないように)
下側が縫えた状態です。
あとは向こう布を裏にセットして上側にコの字ステッチを入れて
向こう布と袋布に外周ステッチをいれて完成です!
比較的簡単に出来ます!こうする事で、かなり薄く仕上げることが出来ますから、レザーなどの厚みのものには有効かと思います。やり方はほんとに色々あると聞くので自分でやりやすいやり方を探してみて下さい!
口布は中縫い無しでも出来ますし、袋布の地縫いも無しで表からの貫通ステッチで出来ます。
ちなみに縫製の方からの質問では「1.0cm×1.0cmの両玉縁」の場合は2.4cmファスナーで出来るか?でした・・・・出来ないことないかも知れませんが、上下のファスナー端まで0.2cmはちょっと・・・
なんでもデザインとは考えずに「縫うことが出来るか?」を副資材ありきで考えるようにしましょうというお話でした!!
それではよいお年を!!今年も1年ありがとうございました!
年明けにはもう4月期の入学準備が始まります!またいつでも見学に来て下さい!
メンズトレンチコートパターン作製動画 ファスナーについて②
一気に寒くなってマフラーが欠かせなくなりましたね
そういえば最近ダウンのマフラー?よく見るようになりました。
着なくなったダウンを解体してマフラーにするのもいいかもしれませんね
そろそろ解体始めようかと思いますが、その方向もちょっと考えておこうと思います。
そしてホームページのニュースでもお伝えしていますが、2022年4月期の募集が2/27(日)に決定致しました
外出が出来なくなって久しいですが、その分おうちで何か趣味を始める方が多くなったと聞きます。「服を買う」だけでなく、「服をつくる」を将来の趣味に加えてもいいんじゃないかなと思います
やればやるほど発見があったり、達成感があったり、ものをつくる行為を生活の一部にすると毎日が楽しくなりますよ!
是非楽しい服づくりを一緒にしましょう!
また動画をUPしていますが、これは特に皆さん見たほうがいいと思います
メンズトレンチコートのパターンの引き方です!
かなり詳しいパターンの引き方を出しています!これを公開する学校はないんじゃないでしょうか?パターンを引いたことがある方なら永久保存版です!是非何度もみて下さいね!
ではでは、前回の続きでファスナーです!
そういえばまたファスナー問題の話聞きました・・結構縫っていないパタンナーの人が増えてるんですかね・・工場さんとの橋渡し的な役割のはずなんですが、、その話もまた。
今回はファスナーポケットです。↓仕上がりはこんな感じです。
パターンは↓コチラ
シーム利用のファスナーポケットですね。
アウトドア系やスポーツっぽいアイテムによくついているディティールです。
今回のポイントは「ファスナー位置の設定をどこにするか」です。
今回ファスナーの幅は3号の25㎜です。
では縫製してみます。
身頃をポケット口まで上下地縫いします。伸び止めは先に貼っています。
アイロンで割ります。
ファスナーを前身頃の裁ち端に合わせてセットし仮止めします。この時前身頃の縫い代幅は20㎜です。←ここ大事!
袋布を先ほど仮止めした部分に合わせて0.5cmで地縫いします。めくると右の画像のような状態になります。
表から0.5cmでコの字でポケット口を縫います(この時ファスナーと袋布は縫いません)
向こう布を後身頃裁ち端に合わせて0.3cで仮止めします。(ファスナーはまだ縫いません)30㎜幅の5号ファスナーだとここはファスナーも一緒に貫通できます。
表から後身頃側にファスナー貫通でコバステッチをいれます。(この時ファスナーが見えないよう注意します)
地縫いがない状態です。押さえ金を片押さえに変えるなどして地縫いをいれても大丈夫です。
↑こういう状態です。
あとは向こう布、袋布の上を地縫いして
裾の三つ折りに袋布を流し込んで、完成です。
ファスナーの持ち手がかなり厚みがあるので、少し開きますが、ファスナーを奥にしているのでそこまで目立ちません。
ファスナーの位置を奥のほうにしたかったのはこれのせいです。ファスナーの種類によってはこんな持ち手がすごく見えてしまったりするので、ファスナーの選び方には注意したほうがいいと思います!
あとは、このやり方はファスナーの裁ち端と縫代の裁ち端を合わせられるので比較的簡単に縫うことができます!
少々マニアックになってしまいましたが、パタンナーの方も出来ていない事をよく聞きます。ファスナーを使う場合は「縫い代設定とステッチ、ファスナー位置」を意識するようにしたほうがよいでしょう!
もしかしたら知らぬ間に工場さんが直してくれてるかもしれませんよ!
次回もまだファスナー続きます・・ ではまた!
手縫い動画② ファスナーについて①
今年もあと3週間程度ですね・・やり残した事は・・いっぱいありますね・・
なんとか年末までにやってみたいことがあります。一度ダウンをばらしてみたいのですが、なかなか羽毛が飛び散りそうで怖いです・・
出来ればそのダウンを再利用して新しく作ってみたいなと思っているのですが、中々大変そうで。やるときにはこちらでその様子も伝えていきたいなと思っています!
今年もあと少しですが、見学の方随時募集中です!27日の月曜日までは開校していますので(年始は7日から)少しでも興味があればお気軽にいらして下さい!雑談も交えながら、楽しく見学してもらえたらと思います!
休みは皆さんどこかに出かけるのでしょうか?私は今年もあまり出回らないと思いますが、そんな時に動画はいかがでしょうか?結構な数の動画をアップしていますので、時間が出来た時に一気に見てもらえたらなと思います!
今回も手縫いの動画です。
特に糸ループの作り方は他ではあまり見ないやり方をしているかなと思いますので、是非一度目を通してみて下さい!
では、今回はちょっとマニアック?当然といえば当然のお話を。
少し前に知り合いの縫製している人から、「パタンナーの人って縫ってない人が多いから、ファスナーと縫代の設定がちゃんと出来てなくてよく直してる」という事を聞きました。
よくある話ですが、実際ファスナーがからむと結構難しくなる事が多いです。
特に「ファスナーポケット」は各メーカー、ブランドいろんな仕様があるので複雑な所だと思います。
という事で今回から少しファスナーについてのお話を。
まずパターンを引くときに考えるのが
「縫いやすさ」または「縫うことが出来るか」です。
縫うことがそもそも難しい事ももちろんあります。
例えばファスナーのスライダーが押さえ金に当たって縫えないなど、設定をミスすると裁断し直しなんてこともあります 怖い!
あとは「裁ち端を合わせて縫う」が基本になりますが、ファスナーの場合はちょっとずらして縫わないといけない事もあります。ぎりぎり2㎜縫うとかはさすがにしんどいです・・・
なのでファスナーを扱う時は気を付けるようにしています。
まず簡単なところから
前開きがムシ隠しのファスナー明きの時(見返しありでステッチは貫通しない)です
すごい具体的だと思いますが、実際にあった話です。
パターンはこんなパターンだったそうです
まず↑このパターンが来たそうです。
ファスナーは5号でテープ幅は3㎝です。
まあ分かります。表のステッチを1㎝で見せたかったんでしょう。が、、見返しにステッチを入れなくなかったようで・・なんと見返しとファスナー端の距離が「3㎜」しかありません
厳しすぎませんか?
たぶん1㎝のステッチをデザイン的に優先したかったのでしょうが・・・
デザイン優先のせいで、「縫製のしやすさ」は考慮されていません・・
正解は↓
ステッチを0.7㎝でいいと思います・・
こうすれば・・
「裁ち端を合わせて全て縫える」です!これが言いたかった
そうです。ステッチの幅は決して自由に決めていいわけではなくて、ファスナーや生地、裏の仕様など色んな事が重なった結果「0.7㎝ステッチ」になると思います。
場合によって表のステッチの幅を減らしたりする事で問題が全て解決する事があります!
「こんな見た目にしたいから」ももちろん大事ですが、それが縫製のしにくさと天秤にかけた時に傾くのか考えて選ぶといいと思います!
ちなみに
3号ファスナーの場合(テープ幅24㎜程度)は
0.5㎝のステッチで・・
縫代は12㎜にすると裁ち端を合わせて↓簡単に縫えます!
これでファスナーと縫代、ステッチの関係の難しさ(めんどくささ?)は分かって頂けたかと思います・・・
次回
もっと面倒なファスナーポケットです・・・
お楽しみに!