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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2023 年 9月 – パタンナーズライフ
2023 年 9月 – パタンナーズライフ
2023PM3級②
皆さん、こんにちは
10月~の生徒さんを募集中です!
埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!
授業見学もお気軽にお越しください!
それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。
↓デザイン画がコチラです
スタンドカラーの半袖ブラウスです。
今回は後明きで前身頃がわになっているデザインです
前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、バストダーツ先を上げる分量が難しいデザインでした
寸法です↓
着丈 = 54cm
肩幅 = 40cm
バスト = 98cm
裾廻り = 105cm
袖丈 = 18cm
袖幅 = 33.3cm
袖口 = 33.5cm
袖山 = 13.7cm
以上になります。
ボディはキプリスの9ARです。
パターンです↓
SNPは、0.4cm削り、FNPは0.3cm下げました。
FNPで下げる分量が多すぎると衿が前中心付近で跳ねてしまうで注意して下さい。
ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。
前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。
あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランスは、トワルを組んで調整して下さい。
前身頃展開作図です↓
前身頃のバストダーツは、2.5cm分取りダーツ先は4.6cm上げています。
バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。
バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。
ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は9.5cmに設定しています。
袖です↓
袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。
袖山は、実際に着用した時を考慮し13.7cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。
袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!
衿です↓
CBにボタンが2つ付いているデザインなので衿幅は3.5cmで設定しています。
前中心でわになっているので衿外周りと衿付けの線はCFに対して直角になるように引きましょう。
完成トワルです↓
前中心でわになっている為衿の作図が難しかったです
トワルを組んだ際に衿の仕上がりはしっかりチェックしましょう
実技試験は3時間半です。
作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分
このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)
練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう
完成パターンです↓
地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。
工業用パターンです↓
提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。
試験本番まで残り2カ月なので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連
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良く使う押さえ金動画①
10月~の生徒さんを募集中です!
埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!
授業見学もお気軽にお越しください!
初心者の方も本当の意味で「パターンが引けるようになる」システムがありますので、見学の際はじっくりお伝えいたします
今回は動画の出来が良かった(笑)のでブログでもお伝えしようと思います!!
その動画がコチラです↑
ちなみに「You Tubeのチャンネルからはみる事が出来ない」ので、コチラのブログから見る事の出来る特別仕様です(笑)
ブログをご覧の方は運がいいと思います(笑)
押さえ金ってどれを選んだらいいか正直学生の時なんかは分からなかったです
気にも留めていませんでした・・
パタンナーとしてミシンを扱うようになって思う「良く使う押さえ金」について語ってみたので是非ご覧頂ければと思います!
特徴は「量産の縫製や、サンプル縫製されている方程細かくなく、趣味の範囲として知っておくと後々役に立ちそう」くらいの内容です
初めてミシンを触る方はちょっと難しいかもですが、ゆくゆくはこういった知識が必要になるかと思いますので、「そういう考え方するんだ~」とふわっとみておくだけでもいいかなと思います
まあ全員見て欲しいです(笑)
では少し動画の内容をお話していきたいと思います!
まず基本の押さえ金でポプリンを縫ってみました。
針は11号で糸はスパンの60番です。
運針は12~14針くらいです。これは押さえ金の違いを見るためあとの生地も全て統一にしています
表からコバステッチを入れるとかなり縫い縮みします。
先に押さえ金による縫い縮みはどんな理由で起きるのか考えてみましょう。
針が生地を貫通すると生地が穴の中に入ってたわみます。
そうすると前後に生地が引っ張られるので縫い縮みが起きると考えられています。
なので、生地が上に引っ張られる際、押さえ金の穴が大きいと(押さえる面積が少ない)縫い縮みは起きるという事です。
もちろんそれ以外にも、「糸が太い、毛羽立っている(スパン糸)」などの要因も重なります。
他にも100番くらいのブロードで試しましたが似たような結果です。
逆に厚手のデニムで試すとほとんど起きませんでした。これは生地が上下に引っ張られても生地が硬いので動かないせいだと思います。(糸と針は本来14号、30番など太いものを使うので縫い縮みすると思います。)
「薄物押さえ」に変えて見ましょう。
横幅もあり、穴の隙間も少ないため↑の画像のように引っ張り上がる量が少ないのだと思います。
ちなみに下の「天板」にも種類があって、穴の小さな「薄物用天板」に変更するとより縫い縮みを抑える事が出来ます。
↑実際ブロードで縫うとかなり軽減できました(画像では分かりにくいですが、実際縫ってみると分かると思います)
今度は良く使う「テフロン押さえ金」について考えてみたいと思います。
これは「上下の布の縫いズレを防止する」ものです。
分かりやすい例として合皮で縫ってみました。
実際これくらいズレました
これは
上の生地が押さえ金と摩擦する事で生地が手前側に移動し、且つ下の生地は送り歯で奥側にズレているため起きる現象です。
これが「テフロン押さえ金」になると押さえと生地の接地面が滑るため「縫いズレ」を防いでくれます。
もしこれ以上ズレを押さえたい場合は押さえの圧力を減らしたり、送り歯を少し下げたり(これは職業用では出来るものと出来ないものがあります)します。
先程はかなりの縫いズレがおきていましたが、これくらい抑えられます。
さて今度は厚手の生地(デニム)と薄手(キュプラ)で縫ってみましょう。
基本押さえ金で縫うと上の生地(薄手)が縫いズレ+縫い縮みでシワがよってしまいます。
じゃあ今度はテフロン押さえ金で縫ってみます。
「縫いズレ」よりも「縫い縮み」が多く発生しているためズレてしまっています。
では↓薄物押さえです。
薄物押さえだと縫い縮みは防止出来ました。この現象を考えると
「上の生地(キュプラ)は滑りやすい生地」です。「縫いズレ」は起き難く、「縫い縮み」を防ぐ方が良かった。と考えられます。
ちなみに薄い生地(キュプラ)を下にして縫うと、送り歯による縫い縮みがおきます。
これを利用して下側をいせるというテクニックもあります。
次に「段付き押さえ金」です。
↑こういう生地に厚みがある場合ドライバーの下に隙間があるような現象がかなり起きます。
問題という事もないのですが、押さえ金で押さえている量(面積)が少ないので生地がズレやすくなります。コバステッチも入れ難くなりますね。
そんな時に使うのが「段付き押さえ」です。
これはその名の通り片側が上がって、もう片側が下がっているので、段差があるような箇所の縫製に向いています。
コバステッチはかなり正確にかける事が出来ます。
コバステッチばかりかけるような時はこの押さえ金を使うと良いと思います。
最後にイレギュラーですが、私はベルト等の「落としミシン」はこの段付き押さえ金で代用する事があります。
少しだけ生地が横にズレる事が防げます。
本当は落としミシン専用の押さえ金もあったりするのでそちらの方がいいと思いますが、
「全ての押さえ金を揃える」事は現実的ではないのと「押さえを変える時間」を考えるとそこそこ使うこういった押さえ金だけでいいのかなと思います。
あるに越した事はないですけどね
では第2弾も準備しておりますので、お楽しみに!!
2023PM3級①
皆さんこんにちは
9月に入りようやく涼しくなり始めましたね(*’▽’)
コンビニでは栗やサツマイモ味のお菓子が陳列されていて秋の訪れを実感しました
こうして食べ物の事を考えていたらお腹がすいてきたので今から秋が旬の食べ物を沢山食べたいと思います(笑)
9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!
http://www.leopera.com/news/20230720/1217
埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!
それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の1型目の参考作図を紹介したいと思います。
↓デザイン画がコチラです
シャツカラーの半袖ブラウスです。
前身頃はバストダーツを切替に利用し、後身頃は肩ダーツがあるデザインです。
前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、
ボタン間隔、切替の位置設定が難しいデザインです。
寸法です↓
着丈 = 54cm
肩幅 = 40cm
バスト = 98cm
裾廻り = 105.1cm
袖丈 = 17.7cm
袖幅 = 34.3cm
袖口 = 33.5cm
袖山 = 13.8cm
以上になります。
ボディはキプリスの9ARです。
パターンです↓
SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。
ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。
ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.1cm下がった所に第一ボタンを決め、第4ボタンまで3.4cm、第4ボタンから第5ボタンまでが6.2cm、第5ボタンから第7ボタンまでが9cm間隔で設定しています。
持ち出しは1.2cmで付けています。
あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランス、ボタン位置等は、トワルを組んで調整して下さい。
前身頃です↓
前身頃のバストダーツは、11°たたみダーツ先を4.5cm上げ、後ろの肩ダーツは1.2cm取りダーツは1.5cm上げています。
バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。
前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。
バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。
ボタン間隔、切替線の位置設定が難しデザインなので前身頃のバランスを意識した練習をしてみましょう
袖です↓
袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。
袖山は、実際に着用した時を考慮し13.8cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。
袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!
衿です↓
衿幅が太めなシャツカラーで衿外周りが身頃に当たりやすく何度かトワルを組んでバランスを確認しました。
衿の修正は時間がかかるので本番では1回で組めるように、自分の中でバランスの良い寸法を設定して本番に臨みましょう
完成トワルです↓
実技試験は3時間半です。
作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分
このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)
練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう
完成パターンです↓
地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。
工業用パターンです↓
提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。
試験本番は12月とまだ時間はありますので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!
2型目のブログも近日投稿しますのでよろしかったら参考にしてください!
カテゴリー: KJ, パターンメーキング検定関連
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