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2011 年 9月 – パタンナーズライフ
2011 年 9月 – パタンナーズライフ
パターンメーキング検定1級 ②
今回はパターンをざっくりと説明したいと思います。
来年受験される方や興味のある方は参考にしてくださいね。(毎年傾向は違いますが・・・。)
詳しいお話はぜひともオペラに入学して聞いてください!詳しく説明しますよ!
ではでは・・・
身頃から
ボディは「ドレスフォーム」の10号です。
バストは93cm程度でかなりウエストで絞っています。
丈がかなり短いので、ウエストの位置のバランスがとりずらかったです。
肩のいせ込む分量が多いので、トワルをいせ込むのに少し時間はかかると思います。
アイロンワークにかなり時間がかかるので、練習しましょう!
次は衿と前身頃です。
バストダーツは可能な限りとります。
正直着用できないでしょって思います
衿はあまり衿腰は高くしすぎずに3cmまででしょう。
袖です。
前にほとんど振っていないので、いつも引いている感覚とはかなり違います。
こればかり引いていたので、その後、多少の後遺症(?)が残りました
ほんとにかなりのやりこみが必要です。
この形に慣れるのも正直どうかと思いますが、スピードは確実に上がりますので、オペラの生徒さんはぜひチャレンジして見てください!
カテゴリー: オシャクレ, パターンメーキング検定関連
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ピヨ トレンド語録~スカート編~
こんにちわ☆
そろそろ今期の授業が終わろうとしています
半年ってとても早いですよね~
少し先になりますが、11月の特別講習時にトレンド講習(初心者編)を行います。
今回もスカートを題材に進めていまして、スカートについて色々調べてみました
ではまずは
スカートの歴史から
世界で初めてスカートが誕生したのは古代エジプトです。当時はスカートという概念ではなく、ただ布を腰に巻いて結んだだけという簡素なものでした。
その後次第に布を筒状にし、ウエスト部分に紐を通して縛る. というスタイルに変化し現在のスカートに至ります。
スカートがファッションとして大活躍したのは、中世のヨーロッパです。
16~18世紀にかけて釣鐘型にスカートを膨らませたドレスを貴族の女性達は好みました。
そして、18世紀に起こったイギリス産業革命時のミシンの普及により、より様々な種類のスカートが大量に生産されました。
近年(といっても、50年程前…)スカートに新たな時代が来ました。
みなさんもよくご存知のイギリスのブランド、マリークヮントがファッションショーでミニスカートを発表しました。
当時の人気モデルがこのミニスカートを穿いた事で一大ブームとなり、市場に出まわりました。
次はスカートの丈やシルエット、デザイン事に分類してみていきましょう
*丈・ウエスト
ミニスカート:総丈が膝より上までのもので、総丈45~50cmのものが多いです。
更に丈の短いものをマイクロミニと呼びます。
ロングスカート:総丈70cm以上あるものを呼ぶ事が多いです。
更に丈が長く、床までつくものの事をマキシスカートと分類します。
ミディスカート:ミニとロングの間で、膝程度の丈のものです。
ウエストの形態はヒップボーン~ハイウエストまであります。スカートの流行にはとても重要なポイントですね
*シルエット
タイトスカート:ウエストからヒップにかけてフィットし、ヒップの寸法がそのまま裾までストレートになっているスカート。
やや裾が開いているものの事をセミタイトスカートという。
フレアースカート:裾が波打っている様な形状で広がりのあるスカート。
やや裾の広がりが抑えられた形状のものをセミフレアースカートという。
ゴアードスカート:数枚の布を接ぐように仕立てたスカート。
ティアードスカート:主にウエストから裾の間に並行に一本以上の切替えや、段が入ったスカート。
プリーツスカート:プリーツ=ひだを縦につけたスカート。
(ボックスプリーツ・インバーテッドプリーツ・アコーディオンプリーツ等がある。)
ギャザースカート:ギャザー=寄せる・集めるの意。ウエストを絞り、裾にかけてボリューム感がある形状。
マーメイドスカート:人魚の尾ひれの形に似ている事からこう呼ばれる。タイトスカートのシルエットのまま、膝下辺りで裾に向かってフレアーになっている。
バルーンスカート:ボリュームのある形状に、裾をギャザーで絞ったスカート。
サーキュラースカート:生地を円形になる様に縫製して作るスカート。
コクーンスカート:コクーン=繭 腰回りに膨らみがあり、全体的に繭のように丸みを帯びた形状。
キュロットスカート:パンツの様に股で分かれているが、スカートに種別される事も。
タイトスカート フレアースカート ゴアードスカート
ティアードスカート プリーツスカート ギャザースカート
マーメイドスカート バルーンスカート サーキュラースカート
コクーンスカート キュロットスカート
次にデザイン別にお伝えしていきたいのですが、まだまだ長くなりそうなので今回はこの辺で
次回も盛りだくさんでお送りします~(笑)
パターンメイキング検定1級 ①
パターンメーキング検定2級の試験も終わりましたが、受験された方はどうだったでしょうか?
3級はもうすぐですので追い込みがんばって下さい!
時間がタイトな中で、どこまで作りこむ事ができるか。皆さんは作りこむ事ができたでしょうか?
2級で自信がついたら次は1級です!
大阪では10月1日に試験です。
1級はかなりの作りこみが必要ですし、スピードが求められます。
私は今回の試験を受験し、合格しましたのでその様子をお伝えしようと思います。
前
横
後
スペンサージャケットが出ました!デザインもので、かなり苦労しました・・・
全体の注意点としては・・・
・細かい時間設定をしておく。完成していなければ審査対象外です。
・衿などデザイン性の高い部分に時間をさけるように、スピードを上げる。
・自分の力量で修正が可能か判断する。(結構重要です!)
7時間ありますが、結構足りない気がすると思います。
参考までに私は下の時間配分で作業しました。
特にパターンでは衿に、トワルでは後身頃のくせ取りに、自分の力量を考えて、少し時間をとる設定にしました。
大体昼休憩までに、身頃と衿を組み終えておけば修正を1時間する事ができるので、変わったデザインが出ても対応できます。
ちなみに袖は1回で決めます。オペラの引き方だと1回でいけるでしょう。
パターン
身頃 60分
衿 30分
袖 30分
トワル組
身頃 衿 60分
袖 40分
修正
身頃 衿 60分 (ダーツ量 裾のラインのみ微調整)
袖 0分
工業用パターン 2時間 (かなり余裕を見て)
仕様書 20分 (ここは必要最低限しか記入しませんでした)
これくらいの時間配分でもぎりぎりといったところです。
今回はデザイン物が出たので、実際の試験では作りこむ作業よりも、全体のバランスをとる事を優先しました。(くせ取りなどにあまり時間をかけず、デザインバランスがまとまるように)
袖は正直これでいいのかなという感じです。
合格された方の意見だと、袖はほとんど前に振らない形状にしなければいけません。
(写真の袖よりもう少し後ろ振りのほうがいいかもしれません)
おかしくない!?という感じです。
くせ取りは少し時間をかけます。
特に後ろ身頃で時間をかけてつくります。10~20ヶ所はくせ取りするのでどうしても時間がかかりますから、かなりの練習量が必要です。
肩のイセ込む量が多いので、はじめは少し時間がかかります。練習あるのみです。
今回のデザインはかなり丈が短いので、ヒップまわりの形を作る必要はありませんでしたが、もう少し丈の長いデザインだと更に時間がかかります。
工業用パターンはとにかくスピードを重視しました。完成していないと、いくら綺麗に作りこんでいても審査対象外になるので、可能なかぎり早く仕上げます。
次回はパターンの説明をしたいと思います!
お楽しみに!
カテゴリー: オシャクレ, パターンメーキング検定関連
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