TOP » toukyou-opera – パタンナーズライフ

作成者別アーカイブ: toukyou-opera

toukyou-opera の紹介

ル・オペラ スクール紹介動画はコチラ ↓ http://www.youtube.com/watch?v=azziDUpZi9w

剣ボロ風?明き②

皆さん、こんにちわ

 

3月に入りもうすぐ桜が見頃になるのでワクワクしていたのですが、今週は東京で雪が降りましたね( ;∀;)

 

天気予報はしっかり確認したのですが、もう3月だし雪なんて降らないだろう(*’▽’)と思って薄着をして出かけたら予想は的中して雪が降ってしまいました(・・;)

これからはちゃんと天気予報は信じたいと思います(笑)

 

 

3月3日より2024年度4月期の生徒さん募集を開始しています!

既に空き席が埋まっている時間帯もありますので、入学希望の方はお早めに手続きをお願いします!

 

少しでも興味のある方は、是非授業見学にお越しください!

 

今回は剣ボロ風明きの縫製の説明をします(^^)/

先月のブログで縫い目を解いて詳しく仕様を調べてパターン化したところまでの過程を書いていますで、良かったらそちらも一緒にご覧ください!

 

 

 

 

 

それでは縫製手順を見ていきましょう

まずは裁断からです

分かり易く切り込み位置とタック位置を記入しています

一般的な剣ボロ明きは剣ボロと下ボロ、袖の3パーツで縫われていますが、今回紹介する仕様は袖の1パーツのみなのが特徴だと思います(^^)/

 

 

 

 

まずはY字に切込みを入れてから三つ折りをします

ココの三つ折りは剣ボロ明きの下ボロと同じ役割りになります

 

 

その後三角布の表側に折り返し、もう一方の縫代は裏側に折り返します

三角布も裏側に折り返してしまうと、完成した時に表から見えてしまうので折り返す方向注意です!

 

 

 

続いては、パターンの赤丸の指示の様に小さなタックを

折り込んでいきます

参考にした明きを解体した時にタックのなかに小さなタックのような物がありましたが、恐らく無理やり縫って出来た物かと思います

今回のパターンは参考にした袖の仕様と同じ小さなタックの指示しています

 

 

 

 

プレス箇所のアイロンが終わったら、最初に三つ折りした箇所に0.5cmステッチをいれます

 

 

 

最後にパターンに表記されている山折りの部分を

プレスし、剣ボロのようにステッチを入れて完成です( `ー´)ノ

 

 

 

今回は変わり種の仕様の紹介となりましたが、タックに明きを利用している仕様は初めて見たので面白いなと思いました(^^)/

縫製は、ほとんどがプレスでミシンで縫うのは2箇所なのでとても簡単ですので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい(^^♪

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: KJ | コメントをどうぞ

半袖シャツ柄合わせ

皆さんこんにちは

 

パタンナーズライフ初登場になります、Mと申します。よろしくお願いします!

今月は春らしい陽気と真冬のような寒さが何度も移り変わって体調管理がとても難しくて、暖かい空の下で見る桜が待ち遠しいです(^o^)皆さんも体調に気を付けていきましょう(^^)

 

 

引き続き3月3日(日曜日)から4月期入学生徒の募集スタートします。

また、

同日3月3日(日曜日)に行われる体験セミナーのご予約も受付中です!体験セミナーは東京校のみの開催で、お電話でのご予約お願い致します。

無料体験セミナーのご案内(東京アトリエのみ) | 東京・大阪の現役パタンナーによるアパレルパターン・ソーイング・洋裁教室・学校 (leopera.com)

東京校TEL03-5473-1519

 

 

今回は柄合わせの基本的な考え方をご説明します!

 

柄合わせとは生地が切り替えられている部分で連続する模様が途絶えないように合わせていく技術です。柄合わせする場合は型紙を配置しにくく、余り部分も多く出るため、生地を用意する際は多めに購入しておくことをおすすめします(^^)

 

一口に柄合わせと言ってもアイテムによって合わせる部位の優先順位や縫う時の難易度も変わってくるので、今回は半袖シャツに限定した柄合わせをご紹介します。

 

半袖シャツで柄合わせしておきたい部分は主に①前中心②衿後中心③ポケットの3箇所です。

 

①前中心

前中心はボタンとボタンホールの位置に同じ柄がくるように裁断します。※この時注意したいのはチェックなど横の柄もある生地は高さも合わせなといけない点です。写真では高さが少しずれてしまっていますが(’‥’)

 

②衿後中心

後ろは台衿、羽衿が後中心で合うように裁断します。衿は横地の目やバイアスで取ることも多いので、場合によって合わせられない時もありますが、チェックの場合は横地の目で衿を取っても後中心で合わせることでかなり見え方がきれいに見えると思います。

 

ここで、下のようなチェックの場合、濃いラインと薄いラインのどちらに前中心、後中心を合わせるべきでしょうか。

一般的には薄いラインに中心線を合わせるのが通例です。理由としては濃いラインを中心線に合わせると中心だけ際立って見えるためです。たそのような視覚的な効果を利用することもあるので、どの柄を中心線にするかは好みで決めて良いかと思います。判断が難しい時は実際にボディに当ててみて確認することで仕上がりのイメージがしやすいのでおすすめです(^^♪

 

 

③ポケット

ポケットの柄合わせは最も目立つ箇所なのできっちり柄が合うように裁断、縫製するようにしましょう。

 

チェックの場合はポケットをバイアスで裁断するだけでもかなりデザインが効いてくるので必ず柄を合わせなくてはいけないわけではなく、作りたい服の方向性を決めた上でその都度判断するようにしましょう(^^)

 

 

以上3箇所が柄合わせする際に最低限押さえておきたいポイントです。その他にも脇線や袖でも合わせていく場合もありますが、傾斜した脇線や袖などは柄合わせというより柄の高さを合わせることできれいに見えるので、横の柄がある場合は高さを合わせる、という意識で良いかと思います!

 

柄合わせがきちんとされた洋服は視覚的にも美しく、クオリティの高さも判別しやすいというメリットがあります。そのためチェックやストライプ、その他目立ちやすい柄の生地で洋服を作る場合は出来れば柄合わせをしてほしいですが、手間もかかる上に用尺も柄合わせしない場合に比べるとかなり多くなるため、市場で見かける洋服は柄合わせを無視して作られている物が多いのが現実です。

 

しかし逆に言えば一点物で作る場合はきちんと柄合わせした服を作りやすいとも言えるので、自分用に作る際は街で見かけた時に思わず目に止まってしまうようなきれいに柄の合った洋服をぜひ作ってもらいたいです(*^▽^*)

 

ではまた!

カテゴリー: M | コメントをどうぞ

剣ボロ風?明き①

皆さん、こんにちは

 

2月に入りましたが東京は大雪警戒警報が発令しています(@_@)

去年の12月は比較的暖かく感じましたが、2月に入ってから雪が降るなんて段々季節がズレてきているような気がしますね(;´Д`)

気持ちの良い小春日和が待ち遠しいです(^^♪

 

 

引き続きのお知らせとなりますが、3月3日(日曜日)から4月期入学生徒の募集スタートです!!

無料体験セミナーのご案内(東京アトリエのみ) | 東京・大阪の現役パタンナーによるアパレルパターン・ソーイング・洋裁教室・学校 (leopera.com)

 

そして東京校のみ

3月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

こちらも席が埋まりやすいので、お早目にお電話でのご予約お願い致します!!

東京校 TEL03-5473-1519

※体験セミナーは東京校のみの開催ですのでご注意下さい!

少しでも興味のある方はお気軽に授業見学にお越し下さい!

 

 

 

今回も袖口明きの面白い仕様があったので紹介します!

 

一見剣ボロ明きの様に見えますが、良く見ると剣ボロパーツが無く

表から三角にstが縫われているだけです

通常の剣ボロは袖、剣ボロ、下ボロの3パーツで出来ている物が一般的かと思いますが、

今回紹介する仕様は袖パーツのみで構成されています!

 

 

 

更に面白いポイントが、三角で剣ボロの様にstを入れる時にタックを折り込んでいます

アメリカ製の古着のシャツなのですが、初めて見る仕様でした(◎_◎;)

 

 

 

↓結構無理やり縫われているのと年代が古い為状態があまり良くなく、仕様が分かり難かったので今回もステッチを解いて確認してみました(^^♪

まずは、表から貫通で入れている三角のステッチを解いてみました

通常の剣ボロ明きの下ボロ部分はパイピングが多いかと思いますが、今回は三つ折りで縫われていました

 

 

パイピングで縫うよりも三つ折りの方がパーツ数も少なく縫製も簡単なのですが

切込みが丸見えになってしまうのが難点かなと思いました

(ボロボロで少々分かり難いので次回縫製する時に解説します(-_-;))

 

三つ折り部分のステッチも解いてみました(^^)/

 

生地の織りが粗く無理やり縫っているので明き止まりがボロボロになってしまっています・・・

ここからどのように縫われているか予想してみたいと思います!

 

 

↓パターンです

参考にした仕様は明き止まりの切り込みをY字ではなく真っ直ぐ切り

無理やり表に縫い返していたので、丁寧に縫ったらこんな感じかなと思いY字

に切込みを入れる仕様にアレンジしてみました(^^)/

タックの中に小さいタックの指示がありますが、恐らく無理やり表に縫い返した時に

タックになってしまったのかなぁと思います

 

それでは次回のブログで縫製の解説をしますのでお楽しみに(^^)/

 

カテゴリー: KJ, 部分縫い | コメントをどうぞ

厚み軽減剣ボロ②

皆さんこんにちは

 

早いもので1月ももう数日で終わってしまいますね( ;∀;)

体感時間が子供の時よりも短く感じるのは、日々新しい発見や体験をしていないかららしいですね(・・;)

今年は何か新しい趣味を見つけて充実した2024年を過ごしたいと思います!!

 

 

 

3月3日(日曜日)から募集スタートです!!

埋まりやすい曜日もありますので、4月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!

と同時に東京校のみ

3月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

 

こちらも席が埋まりやすいので、お早目にお電話でのご予約お願い致します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

 

 

それでは前回の続きの厚み軽減剣ボロの縫製からです(^^♪

 

裁断をした後、明き止まりの5mm手前まで土台布に切込みを入れます

 

 

下ボロを縦半分に折り、剣ボロは出来上がりでプレスします

 

 

下ボロと剣ボロの裁ち端と切り込みを合わせて5mm幅で縫い、

明き止まりの少し手前から止まり位置に向かって斜めに縫います

 

 

 

裏から見るとこのような感じです

行ってこい明きと似たような縫い方ですね(^^♪

地縫いをした後、明き止まりの5mm手前まで入れた切込みを明き止まりまで延長します

 

 

剣ボロと下ボロを表に縫い返し、下ボロを表からコバステッチで縫います

 

 

剣ボロを表からSTで叩いて完成です!

 

 

 

裏側から見るとこのような感じになっています

切込みの隙間を無くしたかったですが、切り込み同士をくっつける事によって

明き止まり付近でタックになってしまい、表から剣ボロにステッチを入れる時に噛んでしまいます

 

 

↓今回はタックになってもステッチを入れた時に噛まない程度まで切込みを閉じてみました

実際に縫ってみて結構無理がある縫い方でしたが、ウールシャツで袖口を剣ボロにしたい場合は厚みを軽減できるので、明き止まり付近の仕様を工夫すれば有効だなとおもいました

 

 

 

参考にした仕様は、明き止まり位置と地縫いの縫い止まり位置に隙間が空いていたのが原因で切り込みが表から見えてしまっていたので、今回は明き止まりと縫い止まりをピッタリにしたのですがギリギリまで縫いずらかったです( ;∀;)

やっぱり実際に縫ってみないと分からないですねぇ

改良した仕様が思い付きましたらブログで紹介したいと思います!

カテゴリー: KJ, 部分縫い | コメントをどうぞ

厚み軽減剣ボロ①

皆さんこんにちは

 

去年の12月は例年に比べて暖かく、このまま春になってしまうんじゃないかなと思っていたのですが、年が明けた途端に寒さが増してきましたね( ;∀;)

毎朝布団から出るのが辛いので春のポカポカ陽気が待ち遠しいです(-_-;)

 

 

3月3日(日曜日)から4月期の生徒さん募集スタートです!!

☆☆NEW☆☆2024年4月~セミナー申し込みのご案内 | 東京・大阪の現役パタンナーによるアパレルパターン・ソーイング・洋裁教室・学校 (leopera.com)

埋まりやすい曜日もありますので、4月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!

と同時に東京校のみ

3月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

 

それでは私が持っていた古着のシャツで面白い剣ボロの仕様があったので紹介します(^^)/

またまた剣ボロかって思われるかもしれませんがホントに色々縫い方があるんです(笑)

表は一見普通の剣ボロですが、剣ボロと下ボロは二つ折りで地縫いをし、表に返してからSTで叩いています

そうする事で、裏面が剣ボロと下ボロが重ならなくなり厚みが軽減されています

 

 

 

↓今回紹介する剣ボロのポイントは厚みを軽減している事かと思いますが、個人的には明き止まりの部分がどのように縫われているのか気になってしまいました(笑)

 

 

 

 

切込みが見えるのでどうやら無理やり縫っていそうな気がします

詳しく見たかったのでステッチを解いて確認してみました!

 

良く見かける剣ボロは剣ボロと下ボロを地縫いする際に、平行に真っ直ぐ縫ってY字に切り込みを入れて表側にひっくり返しますが、コチラの仕様は明き止まりに向かって段々ステッチ幅を細くしていっていました

切込みと地縫いの止まり位置が離れている為やはり無理やり表にひっくり返していますね

 

明き止まりの切り込み位置と地縫いの縫い止まり位置をピッタリにすれば、綺麗に表側にひっくり返せるのではないかなと思ったので、次回のブログでアレンジバージョンの縫い方を試してみます(^^♪

 

 

 

↓パターンはこのようになっていました

そこまで難しくはありません(^^)/

下ボロはパイピングで縫う事が多いかと思いますが今回の仕様

は二つ折りで地縫いをし、袋縫いのように縫代を包んだ後STで叩くので縫製もそこまで難しくなさそうです(^^)/

 

それでは次回のブログにて縫製についてを紹介しますのでお楽しみください(^^♪

 

 

 

 

カテゴリー: KJ, 部分縫い | コメントをどうぞ

生徒さんインタビュー

皆さん、こんにちは

明けましておめでとうございます。

2024年が遂にスタートしましたね!

今年も健康第一で服作りを楽しんでいきたいと思いますので

よろしくお願いします!

 

 

↓以前ブログでも紹介した良く使う押さえ金動画の第2弾がYouTubeにUPされています!

第1弾に引き続き大好評です(^^♪

今回の内容はファスナーを付ける際に良く使用する押さえ三巻押さえ、番外編でサンドペーパーの使い方を紹介しています

押さえ金は変えるのが面倒でついつい基本押さえのまま縫いたくなりなりますが、苦手な箇所こそ変えた方が1発で縫えるかもしれませんので是非色々試してみて下さい(^^)/

 

 

 

 

それでは生徒さんインタビューを紹介していきます(^^♪

 

 

(Sさん オペラ歴1年半)

現在服飾専門学校とのWスクールで通っています!

 

Q.入学したきっかけは?

 

衣装製作に興味があり専門学校の見学をしてみたのですが、パターンとデザインをバランス良く教えてくれる学校があまり無いなと感じました

他にも感覚で服を作っている印象を受けたので服作りの理論をしかっり学べそうなLE・OPERAに通い始めたのがきっかけです

 

 

Q.実際に通ってみた感想はいかがですか?

通い始めた頃はさっぱり分からなかったです(笑)

でも今は、数mmの修正で全体に変化が起こることや、感覚ではなく不具合にも意味がある事などが少しづつ理解できるようになりパターンが面白くなってきました(^^♪

LE・OPERAで学んでいる事が専門学校の授業の予習になっているので、より深く内容を理解できます!

友達に授業の内容を聞かれるので度々教えています(笑)

 

 

 

Q.専門学校とのWスクールは大変ですか?

専門学校の企業研修の時期は忙しくなりますが、それ以外の時期はWスクールをしていてもあまり大変ではないで(^^)/

 

 

Q.今後の目標はありますか?

衣装は個人個人の体型に合わせて作っていくので課題で使用している9ARボディからどのように変化させるのかをこれから学んでいきたいです!

 

 

 

インタビューにご協力頂きありがとうございました

将来どのような服を作りたくて、何を学びたいいかが明確に決まっていますね!

パターンの線は感覚ではなく1本1本意味があって構成されています

その意味を一つ一つ理解していくことによってさまざまな体型にも応用が出来る力が身に付きます!

 

 

洋服を作りたくて少しでも興味がある方は是非一度お気軽に見学にお越し下さい(^^)/

 

 

カテゴリー: インタビュー | コメントをどうぞ

額縁始末 縫代優先?角度優先?

今年最後のブログ更新です。

今年も早かったですね・・年末の新橋は去年よりもかなり人が多い気がします。

コロナを気にしなくなってきたので皆さん呑みに出ているようです。年末はえらい事になりそうですね・・ :roll:

 

年末年始は12月26日~1月9日まで休講のため見学や問い合わせが出来ませんのでご注意ください。

年が明けるといよいよ4月入学の準備が始まりますが(早い・・)申し込みをお考えの方は一度見学に来て頂けるとイメージが掴みやすいと思いますので是非ご検討下さい ;-)

 

では年末年始にゆるっと見る事の出来る動画を↓

ダッフルコートを解体してます :roll: どんな仕様になっているかはばらしてみるのが一番です(ばらしても分からない事は多いですが、とても勉強になります :lol:

そんなばらしている様子を長めに撮影してみたので、年末年始にゆるっとご覧頂ければと思います!

 

 

 

さあ、今年最後は「額縁始末」についてです ;-)

生地が厚い場合角の部分の縫い代が分厚くなり過ぎるので、それを防ぐため斜めに縫うやり方ですね。

本来は左だけが多いですが、左右どちらもやってみました :lol: 多く見られるのはベンツや袖口の本切羽と言われる仕様のものです(基本ベンツと同じです)

 

↓パターンです

 

裏地付きの方が多いので付けました。

右側持ち出しの表地が2枚になっているタイプです(ここは本来裏地にして薄く仕上げているものが多いです)

裾は30mm控えました。キセは10mmです。

ここで大事な事は「どこを縫うか」を良く理解しておく事です。

持ち出し幅が40mmで縫代10mmで、合計50mmです。

対して裾は控えが30mm、10mmキセ分+縫代10mmで、50mmです。

そうすると、額縁の角度は45°ではなくなります。ここが結構ややこしいところなので、必ず紙を折り畳んで確認するようにしましょう :roll: 以外な見落としがあるかもしれません・・

↓別のタイプ(45°を優先して)もやってみました。

45°を優先すると縫代幅や控える量が変わります。

欲しい持ち出し幅や、裾の縫代幅、額縁の角度どうしたいかを決めてからパターンを引くようにしましょう :-P

ちなみに

裾は控えが40mm、10mmキセ分+縫代10mmで、60mmになります :roll:

ややこしいですね・・・

ちなみに45°の方が綺麗に縫代を折る事が出来るので収まりが良い気がします。

 

あとは縫って確認する事をオススメします!かなり角の部分が複雑なので、縫わないと構造を理解するのは難しいかなと思います・・

裁断あと止まり位置、ベンツを縫います。(通常のベンツの縫い方なのでここはサラッと気味に)

裏もキセを入れて縫っておきます。裾も20mmで折っておきます。

裏を持ち出しに縫います。ここも通常の縫い方ですが、裏の裾は先に折っておく事がポイントです。

その後額縁始末します。実はタイミングが大事で

額縁→持ち出し→裾などの手順だと上手く縫う事が出来ません。

実際に手順を変えて縫うと(↑これはうまくいっているやり方です)ここの縫代が・・

最後こんな感じで飛び出してきます。

ベンツ(持ち出し)コの字に裏と縫い合わせて→額縁始末→裾の順番で縫うようにしましょう。

縫い終わってひっくり返すとこんな感じです。裾が最後だと7mm手前くらいまで縫い込む事が出来るので、ほぼ隙間は出来ないです。(ちょっと出来ます、これは私では解決出来ない問題でした :cry: 思い付いたらトライしたいと思います)

生地がかなり集まっているので、縫う箇所は要確認です ;-)

↑完成です。

「額縁始末」は存在は知っていて「あの斜めに縫うやつね」とイメージはすぐ出来るのですが、「条件が変化した際の額縁の角度と縫代設定」はかなり複雑です。

また、裾の角などが手まつり出来るような場合は良いですが、速度を考えると極力ミシンで全て完結してしまいたいところです。

ベンツの角や見返しの裏地を手まつりしない方法は意外に難しいので(縫ってみるとやり難い事が多いです。)確認をするようにしましょう!

 

では冬休みに入るので、生徒の皆さんは部分縫いをしてみてください!

あれ?ってなる事が多い仕様です!

 

では良いお年を :lol:

 

 

カテゴリー: オシャクレ, 部分縫い | コメントをどうぞ

ヨガウェアリメイク

皆さん、こんにちは

 

↓今回も大変貴重な動画がUPされました!

押さえ金って沢山種類があるからどれを使えば良いかわからない(-_-;)

と言う方も多いんじゃないでしょうか?

ミシンで縫製している際に起こる不具合の原因を解説し、それに適した押さえ金の選び方を紹介しています

いつも同じ所でミスをしてついつい縫製に苦手意識をもってしまうと言う方も原因が分かればそれに対してしっかりと対策が出来ますので、きっと縫製が楽しくなるのではないでしょうか(^^♪

 

 

 

 

 

今回はヨガウェアのリメイクのご依頼を頂いたのでご紹介していきます!

背中の細いテープが交差しているデザインを胸元にも付けとほしいと言う内容でした

 

 

 

 

 

 

胸元のデザインは細幅と太幅の2種類のテープにしてほしいとの事でしたので

1cmと2cm幅のテープをストレッチ素材で作りました

 

 

 

テープを2つ折りにしレジロンを使って中表で縫製していきます

裁ち端は始末をしないと丸まってしまうのでウーリーとスパン糸を使ってロックでかがりました

ロックでかがる事で裁ち端が少し硬くなるので、テープが縦に伸びる事で幅が痩せて丸く筒状になりにくくもなります

 

 

 

中表で縫ったテープを表側にひっくり返したら

縫い付ける位置を決めていきます

しっくりくる位置を決めるのに少々苦戦しました(笑)

 

 

 

 

↓実際に着用してもらいました(^^♪

 

前後でデザインの統一感が出ましたね(^^)/

今回は元々完成している物にデザインを加えると言ったリメイクだったので、デザインのバランスやテープを付ける際の仕様を考えたりとまた別の難しさもありましたが、リメイクを依頼してくれた方に満足いただけました(^^)/

カテゴリー: リメイク・リフォーム | コメントをどうぞ

着物生地 リメイク 大阪校作品 第4弾

皆さん、こんにちは

 

年末に向けて大掃除は進んでいるでしょうか

ここ最近外の気温が暖かかったり、寒かったりで未だに12月になった実感が沸かないので私はまだ手を付けれていないです(-_-;)

早いうちの大掃除に取り掛かって穏やかに新年を迎えたいです(*’▽’)

 

 

↓縫製の基本的な事から役立つテクニック、不具合とその原因を解説している内容の動画です!

年末年始に何か縫物をやってみようと言う方は是非参考にしてみて下さい(^^)/

 

 

 

過去にも動画やブログで紹介している着物リメイクの最新作です(^^)/

コチラは世界3大織物の1つに数えられる大島紬になります

着物は和柄だから作れるアイテムが限られてくるんじゃないかな~と思ってしまうかもしれませんが、着物生地が持つ重厚感がフレアスカートとマッチしてこんなに上品にリメイクができます!

 

 

透け感のあるギャザーのトップスと合わせる事でどちらのアイテムも上品さが際立っていますね(^^)/

 

思い出に残っているけど長年着ていない服などがありましたら是非リメイクに挑戦してみてはいかがでしょうか

リメイクの洋服作りは近年良く耳にするSDGsの取り組みにも繋がりますし、何より思い出が残っている服をリメイクして再び袖を通すことができ事が何より

素晴らしいと思います!

 

 

過去の着物リメイク作品の動画もYouTubeにUPされていますので是非ご覧になってみて下さ(^^)//

 

 

カテゴリー: リメイク・リフォーム | コメントをどうぞ

ボディーのお直し

皆さん、こんにちわ

 

11月も終盤に差し掛かり10月入学の生徒さんはそろそろ2か月が経過しますね

ソーイングを受講している方は段々ミシンの取り扱いに慣れてきた頃でしょうか(^^♪

↓様々な縫製テクニックや不具合の原因とその対処法などとても為になる内容の動画となっています!

是非この動画を参考に様々なアイテムの縫製に挑戦してみて下さい(^^)/

 

12月も目前に迫っていると言う事で年末に向けて少しずつ備品のメンテナンスをしていこうと思います(^^)/

 

 

年季が入ったボディのバストラインのテープが切れてしまいそうなので

コチラからお直ししていきます!

 

 

 

↓水平器を使ってバストラインの位置にシルクピンで印を付け

新しいテープをかがって付けていきます

やっぱり年期が入ってヨレヨレになっている物をお直しするのは気持ちが良いですね(^^♪

 

ボディーにテープをかがる手順はYouTubeにUPされていますので

是非ご覧ください(^^)/

 

 

 

続いてはボディーの縫い目がパックリ開いてきてしまっているのでこちらも修復していきます!

糸の劣化が原因でこの様に縫い目が開いてしまっているので

強度の高いポリエステルの糸で今回はかがってみました(^^♪

 

 

備品のメンテナンスは綺麗になると気持ちが良いのはもちろん

ボディのラインに関しては着せ付けがズレてしまう事もあるので定期的に

メンテナンスが必要です

自宅のボディもこの年末という機会に是非お直ししてみてはいかがでしょうか(^^♪

 

カテゴリー: KJ | コメントをどうぞ