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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
ボディーのお直し
皆さん、こんにちわ
11月も終盤に差し掛かり10月入学の生徒さんはそろそろ2か月が経過しますね
ソーイングを受講している方は段々ミシンの取り扱いに慣れてきた頃でしょうか(^^♪
↓様々な縫製テクニックや不具合の原因とその対処法などとても為になる内容の動画となっています!
是非この動画を参考に様々なアイテムの縫製に挑戦してみて下さい(^^)/
12月も目前に迫っていると言う事で年末に向けて少しずつ備品のメンテナンスをしていこうと思います(^^)/
年季が入ったボディのバストラインのテープが切れてしまいそうなので
コチラからお直ししていきます!
↓水平器を使ってバストラインの位置にシルクピンで印を付け
新しいテープをかがって付けていきます
やっぱり年期が入ってヨレヨレになっている物をお直しするのは気持ちが良いですね(^^♪
ボディーにテープをかがる手順はYouTubeにUPされていますので
是非ご覧ください(^^)/
続いてはボディーの縫い目がパックリ開いてきてしまっているのでこちらも修復していきます!
糸の劣化が原因でこの様に縫い目が開いてしまっているので
強度の高いポリエステルの糸で今回はかがってみました(^^♪
備品のメンテナンスは綺麗になると気持ちが良いのはもちろん
ボディのラインに関しては着せ付けがズレてしまう事もあるので定期的に
メンテナンスが必要です
自宅のボディもこの年末という機会に是非お直ししてみてはいかがでしょうか(^^♪
キセ入り箱ポケット
寒くなってまいりました
ただ、気候が安定せずに寒くなったり、厚くなったりで風邪をひきそうです・・
皆さんもお気を付け下さい・・この時期が一番風邪をひきやすいですよね・・・
今年も残すところあと1月ちょっとです
ほんとに驚きですよね・・・この前入学されたばっかりなんですが・・今年の内に教室内をちょっとずつ掃除をして大掃除を中掃除くらいにはしておきたいですね・・・
↓今回はちょっと変わり種の「アイロンかけ」です。
初心者の方というか、服を作製されない方も見て頂けると「着心地がラクになるアイロンがけ」をしていますので、是非皆さんご覧頂ければと思います!
普段のアイロンかけにひと手間で格段に着心地が良くなりますよ
さて今回は「なんとなくこんな仕様があった気がする」シリーズです(笑)
ちょっと見て完璧には覚えていないので、そのあたりは工夫してます
という事で「キセ入りの箱ポケット」です
見た時は驚きました!「ここまでする?」と・・
前回のステッチを表に出したくない系の仕様ですね・・この手の仕様は沢山ありますが、「わざわざ」というものが多いので値段の高い服に多い印象です。
なので、こういった仕様があったりすると他と差別化出来ますね!
こんな感じです!↓
ぱっと見た所ステッチが表の7mm程のステッチしかありません(実際にカンヌキでした)
ぺらっと捲るとステッチが見えています!
そうですね・・わざわざキセを入れて控えておいて表のステッチを隠した仕様(また )になっていました・・・マニアック過ぎる・・
では縫ってみましょう!
パターンはそこまで難しくありません。
口布の両端を15mmにしておいてキセを入れるだけです。
芯を貼って裁断しておきます。
向こう布あて布は先に叩きつけておきます。出来上がりより2mm程控えています。
ここですね!箱ポケットの両サイドを中縫いする際キセを入れておきます。
ひっくり返してキセが入った状態です。
あとは通常の縫い方をしていきます。
袋布(手前)と口布を↑の写真のように縫い(上から袋布・口布・身頃の順にセット)
切り込みを入れて(口布はカットしない)
ひっくり返してアイロンで整えておきます。
その後一度元に戻し、向こう布と袋布の周囲を袋縫いし
ひっくり返して周囲0.7cでstです。
あとは口布をめくって、向こう布貫通のステッチをいれます。
三角の切り込みはこの時折り込んでおいても良いかもしれません(折り込むと少し厚みが出るので今回はやりませんでした)
あとは先ほどのキセを入れた箇所にステッチを入れて・・・
表からカンヌキ(今回は返し縫いだけです)を入れて完成です!
縫製は特に難しくありませんでしたが、敢えて言うとキセを入れたところにステッチを入れる時狙いにくかったですね・・生地がもっと分厚いと難易度が上がりそうです。
ただ出来ないことはありませんでした。
表にステッチが見えない仕様として研究し甲斐があると思いますので、皆さんも口を表裏で接いでみたり是非アレンジして試して下さい!
ちなみにこの縫い代は前説明した「タック入り」のやり方で綺麗に見せることが出来ると思います!
工夫次第でオリジナルの仕様は出来ると思います!
ではまた!
落としミシン比翼(キセ入り)
やっと寒くなりましたね・・
こんなに暑さが続いたのは記憶にないです・・・
半袖でいい11月とか・・アパレルの売り上げが気になりますね・・
さて10月から1月経ちまして皆さん少し慣れてきたようです。早い方は原型作りが終わり、フレアスカートに入ったりしていますが、「線は丁寧に」引きましょう
本校では手引きでパターンを引いてもらっていますが、大事な事は「手が線を覚える」事だと思います。
専門学校を出て、会社に入るとすぐにCADで引いてしまう事が多いようですが、最初1,2年は手引きの方が良いんじゃないかな?と個人的には思っています。
感覚の問題というよりは、「ラインの質」はとても大事で、それは手で引いてしまった方が覚えが早いと思っています。
本校はプロの方も多く通われています。専門学校を出てすぐ会社で働いてみたものの、「有り型」の修正をするだけで基本が全く分からず困っている。という方が多いです。
確かに色んな会社があって、色んな引き方があると思いますが、「原理」というものは存在します。デザインやシルエットなどには正解は無いでしょうが、「そのデザインにしたいならこういう修正をしなければならない」はあると思います。
1つの会社だけでは「色んな引き方」に触れる事も少なく、「原理」を知るタイミングも無いかなと思いますので、悩んでいる方がいれば強く本校をオススメします。
是非見学だけでもいらして下さい。お悩みを解決できると思います
という事で「原理」です↓
またまた無料なの?という内容です!
バスト寸法が小さく、肩幅が大きい(ドロップしている)デザインのものだと悩ましいAHのお話も入っています
学校のセオリーなどでは、「前後SPの2点間の半分の位置からAHの高さを割り出して・・・」というような考え方でパターンを引いている事が多いようですが、この例では、その考え方だと全く狙った袖になりません。
是非一度見て頂きたい内容です。「一定の引き方のルール」だけでは色んなデザインに対応出来ない事が分かるかなと思います
では今回はかなりマニアック路線で・・・
「落としミシンの比翼前立て(キセ入り)」です。
まあマニアック・・・一部のデザイナーにしか喜ばれない仕様です
↑こんな感じの仕様です。
そうですね、表からステッチが全く見えない仕様となっております。
ステッチがないのでドレスっぽいアイテムに良いんじゃないでしょうか。
ポイントは裏側にステッチが2本見えている所と表の落としミシンが隠れている所です。
↑パターンはこんな感じで、断面図も用意しました。
ちょっと見ても分かり難いですね 早速縫っちゃいましょう!
裁断した状態です。一応分かり易いかなと思ってチャコで線を引いています。
あと表地には芯を貼っています(これは本番では貼らない方がいいと思います。今回は裏と視認しやすいよう貼っています。)
身頃は普通に0.5cst三つ折りです。
と、ここで早速問題が・・
↑赤の丸の部分の縫代が折ってみると生地の厚みで5mmになってしまいました・・
急遽赤の丸部分の縫代を15mmに変更して裁断し直しです。
生地が厚い場合は何度も折るので厚みで「持っていかれ」ます。そこは生地と相談して縫代を調整して下さい。
↑実際折ってみた状態です。
折り方はパターンに山と谷と記載していますので参考にして下さい
身頃は裾にステッチをかけておきます。
身頃と中縫いします。この時キセが2mm入っている状態です。10mmで縫いましょう。
ここが1つポイント。比翼布が開くのを抑えるステッチを入れて・・
↑の写真のように見返しの裏側から比翼布表裏を抑えるステッチを入れておきましょう。
このステッチが入らず表からのステッチだけだと比翼布が出てきてしまう可能性があります。
↑反対側から見た状態と表から見た状態です。縫代は開いておくのがポイントです。(あとでこの縫い代で角の縫代を包む事ができます。)
↑今度は下端を地縫いします。写真のように折って、片側の縫代は縫わない状態にしましょう。
ひっくり返して、この時に先程の縫代で包むと綺麗な角が出来上がり、縫代の飛び出しがありません。
↑最後に表から落としミシンを入れ完成です。
この時キセが入っているので隠れて見えなくなるという仕様です
ただ、キセをよけて縫う際に若干横に生地がズレるのでやり難さを感じました。
生地が柔らかく「沈む」生地であれば、キセを入れなくても見えにくいかと思います。
あとは1mmでもいいかもしれません。
裏からみるとこんな感じで下端も綺麗に収まっています。
こんな感じで「使うタイミング」が分からないような仕様ですが、知っておくと、「あ、こんな仕様あったな」となると思いますので、是非「ステッチ表から見せたくないデザイナーっさん」とのお仕事の際はお使い下さい
ではまた次回!!!
パンツ(趣味)
もうすぐ11月です・・あっと言う間に年末ですね・・・半年が早すぎて・・
10月から入られた生徒さんも学校に慣れてきましたが、最初のタイトスカートの細かさに驚かれています
何度もお伝えしていますが、ここが一番大事ですね!線が綺麗になる事はもちろん、その後の精度に大きく関わってきます!ちょっとでも力を抜くとやっぱり線や精度が低くなってしまいますので、まずは集中する事が大事です!皆さん丁寧に頑張りましょう!
さて、またまた無料でいいのか動画のアップです
皆さん悩まれているこのシワですね!
ほとんどの方が難しいと感じるこの修正ですが、無料でいいのか?というくらい分かり易く、そして実践ですぐに使えるテクニックです!パタンナーの方も必見です!
間違った修正をしないよう全パタンナー必見の内容ですので、是非ご覧ください!!
さて・・
前回もかなり内容が濃かったのでこのあたりでちょっと休憩っぽい内容のものを
自分用にパンツを作りました
↑こんな感じです。
かなり大きめのサイズにしてます(私が大きいのもありますが(笑))
フランスのワークパンツで気に入っているものがあったのでそれをベースにかなりアレンジしました(元の形はほぼムシしてしまっています(笑))
シルエットや縫製で気になるところ(前中心の吊りシワや、脇ポケットが少し開いているところ )はありますが、ざっくり履くものとして、また実験も兼ねて作りました。
気持ちスラックスぽさも欲しかったので、股ぐりの作り方はスラックスっぽい引き方にしています(後ろ股ぐりを多めに削る)
縫製は極力簡単で手間がかからないようにしています(巻き縫いや、折り伏せなんかは無しで・・・)
ステッチもちょっと細めで他とは違う雰囲気にしました。このあたりが自分で自由に作る事の醍醐味ですね!
ベルトループも簡単に叩きつけるだけです。拘るのであれば、裏側の縫代が見えないようにする「タコ縫い」に変えてもいいかなと思いましたが、「簡単」を優先しました。
アウトポケットにしたのも簡単を優先したからです
片玉縁でも良かったですが、時間がかかるののと、シルエット的にアウトポケットの方が生地が硬くなって好みだからです。
裾だけは少しデザインを入れました。タブ付きで裾を調整できるようにしました。
↑こんな感じで絞る事が出来ます。自転車に乗る時なんかに重宝すると思います。
後はそんなにきれいじゃないですね
そんな感じで極力早く縫えるようにと思い、こんな感じの仕様にしましたが、ボタンホールだけは気になったので、ハンドで自分で開けました
パンツはボタンホールが少ないので、ハンドで開けてもそんなしんどくないのでオススメです!
10月にボタンホールの講習を受講された方には頑張って欲しいです!
皆さんも簡単に縫えるアイテムがあるとやる気が出ますよ
ではまた次回です!!
背中のダーツについて 修正版
皆さん、こんにちは
10月入学の生徒さんも1カ月が経ち少しづつ慣れてきた頃でしょうか
11月入学の生徒さんも募集中ですので少しでも興味のある方はお気軽に見学にお越し下さい(^^)/
前回掲載した背中のダーツの失敗例の写真が分かりにくかったので
新たに作成した失敗例のトワルを基に説明していきます!
条件は前回と同じで前後のダーツは1本でウエストでシェイプさせているデザインです
↓前後のウエストダーツが1本ずつとデザインを優先させた状態でウエストを絞ろうをすると、1箇所でダーツを取る分量が多すぎて腕にあたり背中から前ウエストに向かって斜めシワが出ています
それでは、修正方法をみていきましょう!
後身頃、脇で取るダーツの分量を減らし、後身頃で取るダーツを2つに配分します
1箇所で多く取っていたダーツの分量を減らし、適正な位置にダーツを1つ追加することで腕のあたりにゆとりが入り背中から前ウエストにかけての斜めシワは消え綺麗に背中がフィットしています!
後身頃のダーツを1本のデザインと仮定した場合このままでは2本になってしまうので、WLで分けて脇側のダーツを畳み上下のパターンを繋げダーツを消す作業をします
↓修正前 ↓修正後
今回は修正前と修正後でかなり違いが分かると思います(^^♪
1箇所で取るダーツの分量を減らし2本に分散させる事で背中から前ウエストにかけての斜めシワが無くなっています(前回のブログはこれを表現したかったのです(;´Д`))
追加したダーツを展開して消す事によって仮定したデザイン通りの前後1本ずつのダーツでウエストを絞るシルエットが実現できていますね!
(ダーツを畳んで消す展開をする際にAHからダーツ先に展開線を入れています。
今回はゆとりとして残していますが、イセる等の処理の方法がありますのでまたブログで紹介したいと思います)
今回に限らずデザイン画を見た通りにパターンを引くと不具合が発生することがあると思いますが、パターンの基礎が身に付くとこのような応用をすることが出来ます
ル・オペラでは日々パターンの研究をして生徒さんにパターンの楽しさを発信しています(^^♪
背中のダーツについて
皆さん、こんにちは
10月になり新規の生徒さんは初回のパターンの授業を終え、スカート原型の作図がかなり大変だったかと思います(笑)
最初はたかだか数ミリのズレと思うかもしれないですが、その細かなズレに拘れるようになると最終的な仕上がりが格段に変わっていきますので頑張って下さい(^^)/
やっぱり基礎こそ大切ですね!
↓そして基礎を応用させるとこのようにパターンを作る事が出来て、的確に修正する事が可能になります
皆さん、必見の内容です!
この動画の修正方法を前身頃ありの状態で作ってみました!
条件は動画と同じで後身頃のダーツ1本と前身頃でも1本でウエストでシェイプさせていいるデザインと仮定しています
後身頃をシェイプさせようとして1箇所で大きくダーツをつまむと
AHがボディの腕に当たって背中から前ウエストに向かって斜めのシワが少し出来ています(ちょっと分かり難かったですね・・もっと大げさにバランス悪いほうが分かりやすかったですね・・)
ひとまず修正方法を見ていきましょう!
1箇所でとるダーツの分量をを減らし2本に分散させると先程の少し出たシワが消えるのと同時にかなりシェイプさせる事が出来ます(ダーツ1本増やしているので当然そうなりますね )
後は1本のダーツがいい!とデザインを優先した場合だと、このままでは後ろ身頃のダーツが2本になってしまうのでWLで分けて脇側のダーツを畳み上下のパターンを繋げ脇側のダーツを消す作業をします
↓修正前 ↓修正後
修正前と比較してもちょっと分かり難いですかね・・最初の状態がバランス良く出来てしまっていました
本当は1箇所で取るダーツの分量を減らし2本に分散させることで背中から前ウエストにかけてのシワが無くなっている!という事が見せたかったのですが・・(あと脇でダーツを取り過ぎて修正後のトワルも少しウエストに向かって引きシワが入ってしまいました。。。)
ただかなり後ろ身頃がシェイプしていることが分かります
ここまでシェイプさせるのは通常のダーツ量を増やすだけでは難しいと思いますが、この方法ならかなりシェイプさせる事が出来ます!
今回やってみて少し分かり難いので、近日中にもっと分かりやすい失敗例にしてやり直してみます!!
2023PM3級②
皆さん、こんにちは
10月~の生徒さんを募集中です!
埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!
授業見学もお気軽にお越しください!
それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。
↓デザイン画がコチラです
スタンドカラーの半袖ブラウスです。
今回は後明きで前身頃がわになっているデザインです
前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、バストダーツ先を上げる分量が難しいデザインでした
寸法です↓
着丈 = 54cm
肩幅 = 40cm
バスト = 98cm
裾廻り = 105cm
袖丈 = 18cm
袖幅 = 33.3cm
袖口 = 33.5cm
袖山 = 13.7cm
以上になります。
ボディはキプリスの9ARです。
パターンです↓
SNPは、0.4cm削り、FNPは0.3cm下げました。
FNPで下げる分量が多すぎると衿が前中心付近で跳ねてしまうで注意して下さい。
ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。
前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。
あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランスは、トワルを組んで調整して下さい。
前身頃展開作図です↓
前身頃のバストダーツは、2.5cm分取りダーツ先は4.6cm上げています。
バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。
バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。
ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は9.5cmに設定しています。
袖です↓
袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。
袖山は、実際に着用した時を考慮し13.7cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。
袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!
衿です↓
CBにボタンが2つ付いているデザインなので衿幅は3.5cmで設定しています。
前中心でわになっているので衿外周りと衿付けの線はCFに対して直角になるように引きましょう。
完成トワルです↓
前中心でわになっている為衿の作図が難しかったです
トワルを組んだ際に衿の仕上がりはしっかりチェックしましょう
実技試験は3時間半です。
作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分
このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)
練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう
完成パターンです↓
地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。
工業用パターンです↓
提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。
試験本番まで残り2カ月なので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連
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良く使う押さえ金動画①
10月~の生徒さんを募集中です!
埋まってきている席もありますので、入学を考えている方はお早目に!
授業見学もお気軽にお越しください!
初心者の方も本当の意味で「パターンが引けるようになる」システムがありますので、見学の際はじっくりお伝えいたします
今回は動画の出来が良かった(笑)のでブログでもお伝えしようと思います!!
その動画がコチラです↑
ちなみに「You Tubeのチャンネルからはみる事が出来ない」ので、コチラのブログから見る事の出来る特別仕様です(笑)
ブログをご覧の方は運がいいと思います(笑)
押さえ金ってどれを選んだらいいか正直学生の時なんかは分からなかったです
気にも留めていませんでした・・
パタンナーとしてミシンを扱うようになって思う「良く使う押さえ金」について語ってみたので是非ご覧頂ければと思います!
特徴は「量産の縫製や、サンプル縫製されている方程細かくなく、趣味の範囲として知っておくと後々役に立ちそう」くらいの内容です
初めてミシンを触る方はちょっと難しいかもですが、ゆくゆくはこういった知識が必要になるかと思いますので、「そういう考え方するんだ~」とふわっとみておくだけでもいいかなと思います
まあ全員見て欲しいです(笑)
では少し動画の内容をお話していきたいと思います!
まず基本の押さえ金でポプリンを縫ってみました。
針は11号で糸はスパンの60番です。
運針は12~14針くらいです。これは押さえ金の違いを見るためあとの生地も全て統一にしています
表からコバステッチを入れるとかなり縫い縮みします。
先に押さえ金による縫い縮みはどんな理由で起きるのか考えてみましょう。
針が生地を貫通すると生地が穴の中に入ってたわみます。
そうすると前後に生地が引っ張られるので縫い縮みが起きると考えられています。
なので、生地が上に引っ張られる際、押さえ金の穴が大きいと(押さえる面積が少ない)縫い縮みは起きるという事です。
もちろんそれ以外にも、「糸が太い、毛羽立っている(スパン糸)」などの要因も重なります。
他にも100番くらいのブロードで試しましたが似たような結果です。
逆に厚手のデニムで試すとほとんど起きませんでした。これは生地が上下に引っ張られても生地が硬いので動かないせいだと思います。(糸と針は本来14号、30番など太いものを使うので縫い縮みすると思います。)
「薄物押さえ」に変えて見ましょう。
横幅もあり、穴の隙間も少ないため↑の画像のように引っ張り上がる量が少ないのだと思います。
ちなみに下の「天板」にも種類があって、穴の小さな「薄物用天板」に変更するとより縫い縮みを抑える事が出来ます。
↑実際ブロードで縫うとかなり軽減できました(画像では分かりにくいですが、実際縫ってみると分かると思います)
今度は良く使う「テフロン押さえ金」について考えてみたいと思います。
これは「上下の布の縫いズレを防止する」ものです。
分かりやすい例として合皮で縫ってみました。
実際これくらいズレました
これは
上の生地が押さえ金と摩擦する事で生地が手前側に移動し、且つ下の生地は送り歯で奥側にズレているため起きる現象です。
これが「テフロン押さえ金」になると押さえと生地の接地面が滑るため「縫いズレ」を防いでくれます。
もしこれ以上ズレを押さえたい場合は押さえの圧力を減らしたり、送り歯を少し下げたり(これは職業用では出来るものと出来ないものがあります)します。
先程はかなりの縫いズレがおきていましたが、これくらい抑えられます。
さて今度は厚手の生地(デニム)と薄手(キュプラ)で縫ってみましょう。
基本押さえ金で縫うと上の生地(薄手)が縫いズレ+縫い縮みでシワがよってしまいます。
じゃあ今度はテフロン押さえ金で縫ってみます。
「縫いズレ」よりも「縫い縮み」が多く発生しているためズレてしまっています。
では↓薄物押さえです。
薄物押さえだと縫い縮みは防止出来ました。この現象を考えると
「上の生地(キュプラ)は滑りやすい生地」です。「縫いズレ」は起き難く、「縫い縮み」を防ぐ方が良かった。と考えられます。
ちなみに薄い生地(キュプラ)を下にして縫うと、送り歯による縫い縮みがおきます。
これを利用して下側をいせるというテクニックもあります。
次に「段付き押さえ金」です。
↑こういう生地に厚みがある場合ドライバーの下に隙間があるような現象がかなり起きます。
問題という事もないのですが、押さえ金で押さえている量(面積)が少ないので生地がズレやすくなります。コバステッチも入れ難くなりますね。
そんな時に使うのが「段付き押さえ」です。
これはその名の通り片側が上がって、もう片側が下がっているので、段差があるような箇所の縫製に向いています。
コバステッチはかなり正確にかける事が出来ます。
コバステッチばかりかけるような時はこの押さえ金を使うと良いと思います。
最後にイレギュラーですが、私はベルト等の「落としミシン」はこの段付き押さえ金で代用する事があります。
少しだけ生地が横にズレる事が防げます。
本当は落としミシン専用の押さえ金もあったりするのでそちらの方がいいと思いますが、
「全ての押さえ金を揃える」事は現実的ではないのと「押さえを変える時間」を考えるとそこそこ使うこういった押さえ金だけでいいのかなと思います。
あるに越した事はないですけどね
では第2弾も準備しておりますので、お楽しみに!!
2023PM3級①
皆さんこんにちは
9月に入りようやく涼しくなり始めましたね(*’▽’)
コンビニでは栗やサツマイモ味のお菓子が陳列されていて秋の訪れを実感しました
こうして食べ物の事を考えていたらお腹がすいてきたので今から秋が旬の食べ物を沢山食べたいと思います(笑)
9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!
http://www.leopera.com/news/20230720/1217
埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!
それでは今年行われるパターンメイキング検定3級の1型目の参考作図を紹介したいと思います。
↓デザイン画がコチラです
シャツカラーの半袖ブラウスです。
前身頃はバストダーツを切替に利用し、後身頃は肩ダーツがあるデザインです。
前身頃は裾で展開する分量とバストダーツとして残す配分、
ボタン間隔、切替の位置設定が難しいデザインです。
寸法です↓
着丈 = 54cm
肩幅 = 40cm
バスト = 98cm
裾廻り = 105.1cm
袖丈 = 17.7cm
袖幅 = 34.3cm
袖口 = 33.5cm
袖山 = 13.8cm
以上になります。
ボディはキプリスの9ARです。
パターンです↓
SNPは、0.4cm削り、FNPは1.2cm下げました。
ウエストダーツ量は脇で1cm取り、鎌底を0.3cm上げ、前下がりは0.5cm付けています。
ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.1cm下がった所に第一ボタンを決め、第4ボタンまで3.4cm、第4ボタンから第5ボタンまでが6.2cm、第5ボタンから第7ボタンまでが9cm間隔で設定しています。
持ち出しは1.2cmで付けています。
あくまでも目安の数字になりますので、ダーツ量や裾廻りバランス、ボタン位置等は、トワルを組んで調整して下さい。
前身頃です↓
前身頃のバストダーツは、11°たたみダーツ先を4.5cm上げ、後ろの肩ダーツは1.2cm取りダーツは1.5cm上げています。
バストダーツ先を上げるので裾で多めに開いてダ-ツ分量を減らしておくと、ダーツ先の飛び出しを押さえる事が出来ます。
前後のフレアバランスも考慮しながら前の裾で開く分量は2.5cmに設定しました。
バストポイントの位置が高すぎたり、横方向にズレていたりすると変な所が膨らんだりするのでダーツ先の位置には注意してください。
ボタン間隔、切替線の位置設定が難しデザインなので前身頃のバランスを意識した練習をしてみましょう
袖です↓
袖のイセ量は画像の通り、合計18mm入れています。
袖山は、実際に着用した時を考慮し13.8cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。
袖付けは難しく時間がかかるので何度も練習して本番に焦ることがないように備えましょう!
衿です↓
衿幅が太めなシャツカラーで衿外周りが身頃に当たりやすく何度かトワルを組んでバランスを確認しました。
衿の修正は時間がかかるので本番では1回で組めるように、自分の中でバランスの良い寸法を設定して本番に臨みましょう
完成トワルです↓
実技試験は3時間半です。
作図1時間半、写してトワル組みまで1時間、提出パターンを抜き出して記号記入で30分
このペースで取り組めば見直しに30分時間を使えます(*^▽^*)
練習する時にどの作業に何分かかった時間を計測し本番を意識して練習してみましょう
完成パターンです↓
地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向・ステッチなど、必要な記号は忘れずに記入して下さい。
工業用パターンです↓
提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。
試験本番は12月とまだ時間はありますので実技試験と筆記試験をバランス良く勉強し余裕を持って検定に臨みましょう!!
2型目のブログも近日投稿しますのでよろしかったら参考にしてください!
カテゴリー: KJ, パターンメーキング検定関連
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飾り前立て②
いよいよ今週末日曜日10月期の生徒さん募集開始です!!
いよいよ服の価格が上がってきて着たいものを着る事が出来なくなる時代にある前に、是非「つくる」を視野に入れてみてはいかがでしょうか?
ただつくるだけではなく、洋服の色んな事が「見える」事もオススメの理由です!
洋服が好きな方は是非一緒につくってみましょう!
10月期生徒さんの受付は・・
東京 9月3日~随時*当日は17:00まで受け付け
大阪 9月3日~随時*当日は12:00まで受け付け です!!
無料体験セミナーはまだ若干数残り席がありますので、是非お電話でご予約下さい!!
9月3日(日) 1回目10:00~12:00/2回目13:00~15:00
東京校のみの開催ですのでご注意下さい!
東京校TEL 03-5473-1519
是非お越し下さい
さてそんなパターンの面白さをお伝えするのがコチラ↓
またまた「無料でいいの?」という内容です
コチラの内容も普段の授業もそうですが、「見える人には見えている景色」があると思っています。細かい事のように思えますが、ここが違うと「美しさ」に繋がると信じております。
個人的には「洋服の歴史」を学んでいるような感覚で凄く面白いと思っています(オタク気質ですね・・ )
こういった内容のお話が授業では沢山出ます!
是非パタンナーの方も、初心者の方も一度見学にいらして下さいね!!
あと、登録、いいねもお願いします
ではマニアックなお話の続きです
↓「続き飾り前立て」です
?となる方も沢山いらっしゃるかもですが、、縫っていきましょう!!
上になる方は一応芯を貼っています。硬い素材だと必要ないかなと思います。
そうですね、ただ中表に合わせて地縫いするだけです
あとはロックをかけて、前中心を縫って、表からステッチをかけるだけ!
なんて簡単なんでしょう・・・
初めて見た時は感動しました(大げさ)
ポイントはロックがかけやすいカーブの縫代にするくらいですかね。
さあ今度は最後の「飾り前立て、縫代袋縫い、前中心キセ」バージョンです
長!と思いますが、↓早速縫ってみましょう!
?なパターンかなと思います・・
先程の縫い方と同じスタートですが、袋縫いをしますので、「外表で地縫い」を気を付けて下さい!
そうですね、端が袋縫いになっているので、メンズに好まれる仕様ですね
そんな事?と思われるかもしれませんが、メンズはそういった「違い」を出している事が多いです
そして、前中心は「キセ」を入れて縫います!
まあマニアックです・・・おそらくより「前立てっぽさ」を求めた結果かな?と思います。
遠目だと実際に開くのかな?と思ってしまいますね
あとはステッチを入れて完成です!
どうでしたでしょうか?かなりマニアックな内容になってしまいましたが、こういった細かい所にパタンナーのクセや、仕事っぷりが現れると思っています。
ただ、難しくすることで縫製する方が大変になったりするので、金額とデザインとのバランスが必要になるかと思いますが・・
他にも変わった「飾り前立て」はあります。
今回前中心でキセは5mmでしたが、結構控えて20mmというものも見たことがあります。
いやあ色んな仕様があるものですね。。。
是非お持ちの服を見て確認してみて下さい!これは!というものが見つかるかもしれませんよ