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2019 年 5月 – パタンナーズライフ

続き衿の芯➁

今週も天気が良すぎて、日中の気温が30℃超えています・・・

暑くなるのはいいんですが、夜は寒くなったりするので体温調節が非常に難しいですね・・・今月は花粉症も重なって、結構大変です :cry:

アパレル業界は結構天気に左右されるのですが、さすがにここまでの天気の変動は読めないだろうなあと思います。

 

 

さて、前回のブログでも紹介しましたが、2019年パターン検定試験のジャケット参考動画をYouTubeにあげています。

↓内容濃いめですので、検定を受けない方も見てみて下さい :lol:

 

 

 

・・・で前回のシャツの続きです。

シーチングで縫っても分かりにくいかなと思い、余っていた生地でまるっと縫ってみました :lol:

 

 

ちょっとハリがあり過ぎましたかね :-| もすこし柔らかくても良かったです。

 

衿は結構キレイにつきました。

 

 

さて検証です。

衿先が変わった芯の貼り方をしていたので、結果↓こういう形になることが分かりました。

左の方が衿折れ線がより直線的になり、右のほうは衿先に芯が無ければこうなるだろうという形です。右はカーブしていてサイドネックが少し抜けています。

内側から見ると線が入っているところで折れようとするので、こういった形になるようです。

正面から見ると、テープを貼っている所が折れて立体の面が出来ています。

 

実は同じ続き衿の形のもので、同じ芯の貼り方(台衿先だけ芯を貼らない)をヨーロッパの古着のシャツで見た事があります。

1着だけたまたまだったのかなと思っていたのですが、2着あるとなると、わざわざこの芯の貼り方をして表現したい形があったんだろうと思います。

衿折れがV状になってくれているおかげで、のど元には適度に空間があいて、サイドネックあたりはぴたっとフィットすることが分かりました。特に喉元に空間が空くので、第1ボタンを留めても気にならないです :lol: いいなコレ

 

芯の貼り方1つで形が変わるというのは非常に面白かったですし、まだまだ色々ありそうです・・・ :lol:

ちなみに身頃と袖は↓こんな感じでした。

身頃も袖も普通でしたが、袖口は微妙にカーブにしていました。

ドレス系のシャツに見られるパターンですね。そこまで特筆する事はなかったですが、直線的で非常に縫い易かったです。裏ロックでしたしね :lol:

 

今回変わった衿のものをたまたま見つけました。

衿は芯の貼り方やステッチの入れ方で形が大きく変わるので、もっといろいろ調べてみようと思います :roll:

 

 

ではまた次回!

 

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2019年パターンメーキング検定2級①

 

みなさま、こんにちは。

 

毎年、気温が高くなるこの季節になると『あ~、そろそろパターン検定の時期だな~』っと感じます。どうもO岩です。

 

今年からパターン検定の試験内容等、少し変更がありました。

3級と2級の試験が別の日に行われるので、まずは2級のジャケットの一つ目からです!

 

 

 

 

デザイン画はコチラになります↓

 

 

3つの面のジャケット、3面体です。

3つボタンで衿もベーシックな形ですが、簡単そうに見えて大きさ等バランスを撮るのが少し難しい感じです。

 

 

 

 

寸法はコチラ↓

 

着丈 = 61cm

肩幅 = 38cm

バスト = 95cm

ウエスト = 83.4cm

裾周り = 101cm

袖丈 = 58cm

袖幅 = 33cm

袖口 = 24cm

袖山 = 16.1cm

 

 

ボディは10missです。

会場によってボディは異なりますので注意して下さい。

 

※キプリス9ARが用意されていた場合は肩幅を少し出しておいた方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

パターンはコチラ↓

 

 

ウエストダーツは、後中心1cm、後ろの切替4cm、脇1.4cm、前の切替1.2cmです。

 

こちらは参考の寸法になるので、自分の数字を見つけて下さい(*^_^*)

 

サイドネックは4mm削っています。

衿ぐりには8mm(約3度)程逃がしています。

前の展開の際に7度程たたんでいるので計10度たたみました。

 

 

 

 

 

衿腰2.5cm、衿幅4cm、衿の開きは20度くらいです。

ボタンは21mmです。

 

衿のデザインもそうですが、第一ボタンの位置は失敗すると致命傷になるのでトワルを組んで確実な位置を決めておきましょう(^^)/

 

 

 

 

 

袖は上記イセ分量を配分してます。

少し多めの方が調整しやすいと思いますが、ピン打ちは難しくなるのでたくさん練習して下さい!笑

 

 

 

 

 

袖下も練習して15分を切れるようになりましょう(^_-)-笑☆

明きのボタンは18mmに設定してます。

 

 

 

 

トワルになります↓


 

本番はピン打ち勝負です!

以前にピンが足りなくなったという方がいました。笑

余分に準備しておきましょう!

 

目安としては1時間くらいで完成させるのがベストです!

 

 

 

 

完成パターンです↓

 

 

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク、必要と思われる記号は忘れず記入しましょう。

 

 

 

内袖は反転しての提出になります。

気を付けましょう。

 

 

 

今回のジャケットのパターンを引いている動画もございますので合わせてご覧ください↓



 

 

 

 

工業用パターンです↓

 

 

 

試験は縫い代付けまでしませんが参考までに!(^^)!



では、たくさん練習して余裕を持って本番に挑みましょう!!!



ご清聴、ありがとうございました。


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続き衿の芯①

 

暑いですね!生徒さんもTシャツだけの方もちらほら見かけるようになりました!

一気に夏に近づき、ブルゾンやジャケットの出番はありませんでしたね :roll:

この時期は体調を崩しやすいので、シャツ1枚は必ず持って外出する事をオススメします。

 

GWは瀬戸内芸術祭に行ってきたのですが、人があまりにも多すぎて・・・ごはんを食べるところも一杯ですし、移動の待ち時間も凄かったので、ちょっと後悔しました :cry: ただ、後半に行ったので天気が良かったことは非常にありがたかったです。わざわざ行く価値がある作品が多かったので、今度はもうちょい空いてる時に行こうと思います・・・ :cry:

 

 

さて、古着屋さんでへんてこなシャツ見つけました。

生地で有名なMから始まる某ブランドなのですが、10年くらいの前のシャツは持っていて、もっと前のものを手に入れました。多分90年代くらいと古着屋さんは言ってました。

 

最近のものは簡単に作られ過ぎているのですが、(正直雑・・・)

このころのものはまだ丁寧に作られている感じがします。

 

気になって着用すると衿が綺麗で、気になって調べてみました。

 

 

 

サイズが大きい事もありますが、古着特有でVの字になるように前下がりかなりついています。

 

衿をめくると台衿先変わった所に折り癖が付いています。わざとかな?

触ると芯の貼り方が変わってそうだったので、外して確認してみました。

裏は芯無しで、表衿は全面バイアス芯で、羽衿部分は増し芯していました :roll: 他のブランドのものでも見た事あります。

これ生産管理の方に聞いたら、「工場さんがものすごく嫌がる」って言ってました 8-O

芯貼って、さらに芯だとどうしても縮んでしまうから寸法が安定しないんでしょうね・・・古着ならではのざっくりとした作り方ですね。

右の写真の赤い糸部分まで増し芯です。台衿部分だけがバイアスに芯を貼っているので、衿が丸く曲がってくれるようです。

パターンは↓の感じです。

 

お?やっぱり変な芯の貼り方してました。台衿先は明らかにわざと貼り方変えてますね・・・ :-) はずした甲斐がありました!

この台衿先だけプラスで貼る事がどんな影響するか見てみようと思います。

次回は縫製してみますね :lol:

 

 

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