TOP » 2020 年 10月 – パタンナーズライフ

2020 年 10月 – パタンナーズライフ

オランダトレーニングジャケット③

雨が続きますね :-|

洗濯物を干せないので極力ポリエステル系の乾きやすい素材の服を着ています。

ポリエステル系素材のやっかいなところはアイロンがかけにくいところと、暑いときはものすごく蒸れるところですね。

なので体温調節しやすい前開きの服しか着ることができないです :cry: 最近セーター、スウェットもだめですね・・快適さを追求すると開きが欲しい・・

 

 

さて新規の方も入られて、パターンの細かさに皆さん驚かれているところです 8-O

最初に細かく丁寧にやっておかないといい加減なものが出来てしまいますからね。

凄く綺麗な服は絶対に細やかさが必要です。

皆さん一緒に乗り越えましょう ;-)

 

 

 

では、そんな細かい(マニアック)なお話を

トレーニングジャケットの続きです。

表生地はコットンナイロンでやってみることにしました。

コットンが入っているので通気性はよくナイロンで非常に丈夫という生地です。

ちまたにはあまり売られていないので、ネットショップで購入してみました。セール品ですが、かなりいい生地です。

裏はまたカットソーの生地でやってみたく、Tシャツと同じ天竺で、「シルク混」でやってみました。少しシワになりやすいですが、肌触りはすごくいいです :lol: かなり伸びます・・

 

縫製前に色々試してみましたが・・布帛とカットソー生地の切替部分の縫い縮み、ズレは絶対出るなと思い、少し工夫してみることにしました。

ちなみにカットソー同士は伸びなければならないので、ウーリーロックで縫製しています。

 

カットソー同士はいいんですが、、、

 

 

表地と縫い合わせる際にものすごくズレました・・・ :cry: 5cmくらい縫っただけで0.5cmはズレましたね・・・

 

なので表と縫う位置に伸び止めを貼って縫いずれ防止しました。少しだけ伸びるタイプの伸び止めです。工場さんでは、ミシンの設備的に必要ないかもしれません(アタッチメントなどで)

家庭用では縫いずれ防止にはまず伸び止めを貼って、様子を見ると良いかなと思います。

端がカールしてしまうのも防止できて一石二鳥でした :-P

 

 

 

・・で今回一番やってみたかった事です。

袖口の仕様がこんな感じでした↓

 

 

謎の当て布です 8-O

イタリアのブルゾンで見たことありますが、ほとんど無いですね。

 

さっそくなぜやるのか検証です。

ゴムを袖口カフスの間に挟んで、裁ち端を合わせてゴムおさえステッチを入れます。

ゴムが短いので引っ張られますね。

それを無理やり伸ばした状態で3本ゴムもカフスも貫通ステッチをいれます。

・・・縫いやすい!

まっすぐに引っ張るだけでいいので縫製はしやすいです。この縫製がしやすいというのが、ゴムを扱う上で非常に大事でステッチの綺麗さに影響します。

まっすぐ縫った裁ち端を突き合わせ(重ねない)にして

 

2c巾の布でくるみます。

 

凄くラクで綺麗に袖口を縫う事が出来ました。

1パーツ増えてしまいますが縫製は非常にしやすいのですごくオススメです。ゴムは全部これでいきたいぐらいです。

 

あとは裏地と一緒にぐるり縫うだけです。

↑完成

これが、「あとでゴムを入れて筒状で縫う」となると袖口が小さいので非常に難しいですし、ステッチ巾が安定しません。

簡単且つ厚みも軽減出来てよく出来た仕様だなあと感心です。

 

 

 

他はさほど難しいところはなかったですが、ドルマンスリーブでよくあるのが鎌底が吊って引っ張られてしまう問題です。今回は裏地がついているので普通に切込ました。

↑切り込んだのでかなり軽減出来ています。

 

 

あとは裾のゴムです。ここも袖口と似たような縫い方はできますが、距離も長く縫いにくいという事はないので、「あとでゴムを入れて貫通ステッチをいれる」というやり方にしました。

ゴムは本当に縫製工程(順番)で縫いやすさが極端に変わるので縫う前に「縫いやすい仕様か」を考えると、「簡単=綺麗になりやすい」になります。

 

袖口の仕様は是非お試しあれ ;-)

 

では次回完成です。どんでん口をちょっと変わった箇所にしてみました。

 

 

 

 

カテゴリー: オシャクレ, 部分縫い | コメントをどうぞ

2020年PM検定試験3級①

みなさん、こんにちは。

 

12月12日(土)に行われる3級の試験の1型目をお届け致します。

 

※出願期間は2020年9月25日(金) ~ 10月28日(水)です。

 

 

 

3級の試験は去年より筆記も実技も同日に行われます。

 

現在出願期間中です!忘れないように注意して下さい(^_-)

 

 

 

こちらは去年の3級のブラウス作図動画です。

デザイン等は違いますが、参考までにご覧くださいませ↓


 

 

 

 

 

では、パターン検定3級の一つ目のブラウスです!

 

デザイン画です↓

 

 

シャツカラーの半袖ブラウスです。

前は縦のダーツ、後ろは縦のダーツと肩にダーツのシンプルなデザインです。

シンプルなだけにダーツの分量や位置でバランスを取るのが難しかったです。

袖山は今年も高めです。

 

 

 

 

寸法はコチラ↓

 

 

着丈 = 56cm


肩幅 = 40cm


バスト = 96cm


裾廻り = 99.6cm


袖丈 = 19cm


袖幅 = 32.1cm


袖口 = 30cm


袖山 = 14.1cm

 

 

以上になります。

ボディはキプリス9ARです。

 

 

 

 

パターンです↓

 

 

 

SNPは4mm削り、FNPは12mm程下げました。

 

ウエスト位置は原型より10mm上げた所に設定しています。

ウエストのダーツ量は後ろで22mm、脇で20mm、前で7mm程取っています。

今回、前下がりは3mm程付けています。

あくまでも目安の数字になりますのでダーツ量や裾廻り等のバランスは、トワルを組んで調整して下さい(^^)/

 

早めに自分の数字を持っておくと練習もスムーズにできます!

 

 

 

 

 

前見頃です↓

 

 

前身頃はバストダーツを13°近くたたんでいます。

 

 

釦は11.5cmでFNPから1cm程下がった位置に第一釦を決め、そこから9cm間隔で設定しています。

 

持ち出しは1.5cmで付けてます。

 

釦位置等も目安になりますのでトワルを組んで、自分で確認してから決めて下さい(^^)/

 

 

 

 

 

 

袖です↓

 

 

 

袖のイセの量は画像の通りです。

合計18mm入れています。

 

袖山は14.1cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。

 

本番では突然の出来事にも対応出来ないといけません。

 

修正する練習もしておきましょう(^^♪

イセが多くなるとピン打ちも難しくなるので袖山付近のピン打ちは特に練習必須です!

 

 

 

 

 

 

衿です↓

 

 

今回、私も衿は何度か修正しました。

デザイン画とのバランスを取るのが難しかったです。

ですので、衿に関しては衿外周りのカーブの付け方、衿先のデザイン、早めに作図して練習に取りかかると余裕もたくさん出来るので、早めに練習して下さいね(゜゜)

 

 

 

 

 

 

完成トワルです↓


 

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!

どうでしょう?笑

 

急いでやれば良いってもんでもないので、スピードもそうですが精度も上げれるようにたくさんトワルも組んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

完成パターンです↓

 

 

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向、ステッチ、必要と思われる記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

 

 

 

工業用パターンです↓

 

 

 

 

提出は縫い代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも一応。

 

 

 

今から取り掛かるとちょうど1カ月程時間があります。

2型練習するとしても1型に1カ月使えます!!!

 

心配な方は今すぐにでも練習を始めましょう(^_-)-☆

 

では、また2型目の時にお会いしましょう。

 

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

 

カテゴリー: パターンメーキング検定関連, O岩 | コメントをどうぞ