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パタンナーズライフ

タックパンツ研究

皆さん、こんにちは

 

↓昨今話題となっているChatGPTを服作りに活用した動画がyoutubeチャンネルにて投稿されました!

これからの服作りに関わってくるかもしれないので皆様必見の内容です!

私はアナログな人間なので凄まじい技術の発展に驚いています(@_@)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今月はタックパンツのトワルを組んで、発生した不具合の原因と修正方法を解説していきます(^_-)-☆

 

 

 

↓まずは2つのトワル写真を見比べてみましょう!

左のトワルは脇側のタックが開いてしまっていて、右側のトワルは脇側のタックがしっかり閉じているのが写真を見ると分かると思います

 

 

 

 

タックが開いてしまっている原因は、ウエストからヒップ間(中ヒップ)のゆとりが少ない事で腰に当たりタックが開いてしまっています

そこで、ついついやってしまう修正方法は脇線でヒップのゆとりを追加する操作です

脇線を膨らませる事で中ヒップのゆとりは確保できますが、腰回りが大きく見えると言ったシルエット面でのデメリットがあるので、コチラの修正方法はあまり好ましくないです

(元々の脇線が直線的である場合は、脇線を多少膨らませて修正しても問題ありません)

 

 

 

 

今回は以下の画像のように中心側のタック先を上げると言った修正をしました

 

修正前はダーツ先を下げ過ぎていた為、中ヒップのゆとりが不足して

脇側のダーツが開いてしまっていました

ダーツの様に三角に中縫いしている場合はすぐに不具合の原因が分かりそうですが、

タックだと不具合の判別が難しくなりますねぇ(-_-;)

タックでもダーツと同じよう長すぎるとヒップ周りのゆとりが削れる事は

忘れないように設定をしましょう!(^^)!

 

 

 

 

 

↓続いてはコチラのトワルをご覧ください

写真だと少し分かりにくいですが、後のヒップが当たってしまっています

 

 

 

 

 

 

同じトワルを上から見ると前のヒップには十分にゆとりがありますが、後ろは当たっている状態になっています

これらの画像からヒップの寸法には問題はなさそうですが、どこに原因があって後ヒップが当たっているのでしょうか?(p_-)

 

 

 

 

以下の方法で修正しました

ボディの形状に対してダーツ分量のバランスが悪いと、

ヒップの寸法はボディよりも大きいにも関わらず円筒(パンツ)が前進して

前はゆとりが多くなり、後ろヒップが当たってしまいます

 

 

 

従って今回は前パンツのダーツ分量を減らし、後ろパンツのダーツ分量を増やして不具合の修正をしました!

ダーツ分量を決めるイメージは、ヒップ寸法+ゆとり分量を含んだ周長の円筒から

ウエストの余りを削った分量がダーツになります

 

 

 

 

 

 

 

今回のブログはタックパンツで発生した不具合の解説でしたが、スカートやトップスのアイテムでもこの円筒を削ってシルエットを作ると言った考えは同じなので、是非イメージしながらパターン作成やトワル修正をしてみてください!

 

 

 

 

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