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2020 年 1月 21 日 – パタンナーズライフ

スウェット衿ぐり①

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毎回埋ってしまうほど人気ですので、ご連絡はお早目にお願い致します!

 

前回の様子はコチラ↓

http://www.leopera.com/md/?m=201908

パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。

丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです :-P

予約制で東京校のみ開催です。直接東京校のアトリエにお電話お願い致します。

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さて・・

今年は東京にいると暖かく感じます :-|

毎年このあたりの時期に雪が降ってもの凄く寒かった記憶がありますが、あまり寒くありません。ただ、お店の中が暑過ぎていつも汗をかいてしまうので、最近は「出かけた時脱いでも荷物にならないショート丈の服」「前がすぐに開けられて体温調節しやすい服」を着ています。

着ていくものをそんな風に気を使って見ると少し楽しかったりしますし、そこでちょっとした気遣いがある服を見ると「おお」と面白くなります :-P

「気遣いのある服」はどうやって出来るかと言うと、やっぱり「いかに丁寧に考えてきっちりとした理論に基づいて細かく調整出来たか」かと思います。これはやはり何度も繰り返さないと身に付かないと思っています。

再度作ってみるという事は非常に大事だと思います。何度も同じ様に見える事も繰り返す事で発見する事が沢山ありますし、他の打開策が見つかったりします。

 

そうですw

また衿ぐりですw

すみません。前回作ったものが凄く気になっていて、もう少し突っ込んでやってみる事にしました。

 

 

以前作ったスウェットがこちら↓

前の衿ぐりが微妙に浮いているのが、気になっていました・・・

生地の固さやパターンの伸ばす分量など、いろんな要因がありますがこの時はもう少し伸ばした方が良かったかなと思います。

 

ただ、条件が異なると全くうまくいかない事があります。それを今回はもうちょっと分かり易い生地で試してみました(次回行うパーカの講習を受ける方にも説明したかったのでw)

 

 

①柔らかい生地(伸びて戻り易い)


生地にはある程度の厚みがあり、スウェットの中でも冬用に使用される暖かいタイプのものです。柔らかさが他と違う点です。

 

 

➁固い生地(あまり伸びない)

厚みがありどちらかと言うとかなり固い生地です。

伸びはほとんどなく動きにくい布帛に近い生地です。

 

 

➂薄く伸びるフライス

どちらかというとちょっと厚めのTシャツに使われるくらいのフライスです。

かなり伸び、戻る力もそこそこあるものです。

 

④厚く、固さもあり戻り易いフライス

固めのフライスで、目がかなり詰まっています。

厚みもよりあり、戻る力が非常に強い生地です。

 

以上の4種類で比べてみようと思います。

条件は前回と同じパターンでフライスの伸ばす量も同じにしています。

 

 

土台の生地①柔らかい生地のフライスを縫う前の状態です。

 

 

 

①柔らかい生地➂薄いフライスを縫った状態です。

見事にダメですねw

衿が波打っているのが良く分かります。・・・たまに既製品でも「これほんとに?いいの?」っていうので見ますが・・・ :-|

 

 

①柔らかい生地④固いフライスを縫った状態です。

ばっちりうまくいきました。特に前回前の衿ぐり側が若干浮いていましたが、それもなくぴったりフィットした状態です。

 

 

➁固い生地④固いフライスを縫った状態です。

➁固い生地➂薄いフライスを縫ってもうまくいかないのは分かっているので、④固いフライスを縫ってみました。

それでも衿ぐりが浮いて立ってしまっています・・・モックネックみたいな・・・

土台の生地が硬く、④固いフライスが全く動いていないので布帛に縫い付けただけのような状態になっています・・・

もちろん伸ばす量を多くすればある程度はフィットしてくるのでしょうが、縫い難くなるし、限界はあるかと思います。

しかもいろんなミシンを使える既製品ならまだしも、家庭用でとなるとかなり限定されてきます・・・・

 

じゃあどうしようか・・・と考えたのは次回w

 

お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

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