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2016 年 5月 31 日 – パタンナーズライフ

お気に入りTシャツ修正②

10度位の気温差と花粉症?のせいで鼻がずるずるで、この時期は嫌なテンションです・・・

梅雨も近いですし、猛暑は間違いないと言うじゃありませんか・・・ :-x

厚いのは苦手なので今のうちに準備をしておこうと思います!

 

前回Tシャツを作りましたが、かかった値段は大体1000円くらいなんですよね。

安いし、すぐ出来るからカットソーの研究をするにはいいんです。

生地を変更したり、縫製の仕様を調べたりで定期的に縫ってます。(縫えば縫うほど発見はあります)

 

今回は厚い生地を使用してみて失敗してみる!という事をしました :lol:

失敗は成功の母でございます。マニアックになりますが、お付き合いくださいませ・・・ :oops:

 

 

先に失敗といえば・・・

最近失敗続きの天地始末(下に画像あります。)。難しいですね・・・ :roll:

ぎりぎりを縫っていくというのがどうも安定しません。

見えないように縫うとかはもはや神業な気がします・・・

糸は3本糸で伸びやすい生地なのでかがり糸2本はウーリーで。

地縫いはスパン(毛羽があるやつ)で縫います。

滑りやすい生地だと生地が動きます・・・

 

 

裾は私の場合は手でまつります。ピンでもいいと思うのですが、あまり速度に差がないためまつったほうが上がりがきれいかなと思います。

 

 

縫うときはここと・・・

 

ここを見ながら・・・

 

針がほんの少し引っかかっていることを確認しながら縫います。(これが結構集中力必要です ;-)

 

ほんの少し引っ掛けた状態です。ほんとに1mm位引っ掛けます。

 

裏です。

 

表に返すとまだ凹んだ状態なので、アイロンをかけると・・・

 

こんな感じに糸が縦に見えます。(これを見えないようにはホント神業です・・・)

 

裾の仕上がりです。まだ上手くなったほうです・・・ :-|

 

で・・・ここからが問題点です。

袖口のリブとの縫い合わせ、

 

衿ぐりとの縫い合わせですが、リブの戻り(キックバック)が良すぎてシワになっています :cry:

 

前回のリブよりかなり厚みのあるリブで、メインとなる生地が弱い(柔らかい)ため必要以上に引っ張られてしまっている状態です。

 

実際に仕上がると、袖口、衿ぐりがかなり厚い印象です。

 

 

 

 

袖口も少し窮屈です。

衿ぐりは小さくなりすぎているので喉に当たって非常に気になります。

 

リブの厚みで出来上がりが大きく変わるので、リブをもう少し長くとれば一応解決は出来ます。

が、このリブ自体が厚いため、下着としての柔らかさがありません。

ごわつきも気になります。

なので本来は前回程度のリブ(フライス)を使用したほうが良いという結論です。

逆に本体の生地がもう少し硬い生地の場合は、リブ自体も厚めのものを用意した方が良いでしょう。

 

Tシャツしかり、カットソー自体生地同士の相性があるので、リブ(フライス)は厚みを色々用意しておいて、それに合わせた、伸ばしの分量、展開などのパターン作製が必要かと思います。

もちろん仕様に関しても要検討です。

芯と生地の相性に近いですね :-)

 

 

同じパターンで生地を変えるとどう変わるのかは、やっぱり縫わないと分からないですね :-? 逆に失敗をしてみると理解度が高くなることが良く分かります :roll:

皆さんも生地変えしてみて縫ってみましょう!発見があるはずです!

 

ではまた!

 

 

 

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