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オシャクレ – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: オシャクレ
トレンド講習 トレンチコート縫製(ポケット)②
あけましておめでとうございます。
年末1回UPするつもりでしたが、風邪でダウン。パソコンもダウンして、てんやわんやでした・・・。休みの日になると気が緩んで、いつも風邪をひくので、もったいないです・・・。
ちなみに年越しは布団の上で、天を仰いでました。
まあ、新年明けたので気持ちを切替えて頑張っていきますー
今年はディティール研究に力を注ごうと思っているので、より男子向けになるかもしれません
さあ、前回の続きで、箱ポケットに切り込みを入れて、ひっくりかえしたところで終わっていましたね。
箱ポケット差込口身頃側にステッチをかけます。
(強度的にも、生地を固定し安定させるためにもかけた方がいいかなと思います。返し縫いは強度が不安だったのでしました。)
ここで切り込みが甘いと、タックになったり、シワがよったりして見た目が綺麗ではないので、必要であれば、切り込みを入れたり、アイロンできっちりと形を作っておきましょう。(特に厚みがある生地、メルトンなどは注意しましょう)
角をひっくりかえすとはこんな感じです。
ここで↓この幅のお話ですが。
初めのステッチの幅を1cmでとってしまったために、箱ポケットの縫い代1cmを0.5cmに落としました。やはり初めのステッチの幅は最低でも1.5cmはとっておくべきだったかなと。
場合によっては2cmくらいとっていたほうが、切り込みもいれやすく、アイロンでも形が作りやすいかもしれません。厚みによっては0.5cmもおりにくいですからね。
次は一度、表に袋布を出してきて・・・
向こう布をセットします。
で、周囲にステッチをかけ
またひっくりかえして0.7cmステッチをかけます。
後は箱ポケットををひっくり返して、ステッチをかけ、(ここは捻れないようフラットにしてから)
表からステッチをコの字にかけて、完成です。
いや、ながながとすいません。できる限り、細かく伝えられる様に研究していきたいので、(そのほうが、分かりにくいかもしれませんが、応用は利くと思います。)
今年はこんな感じで進めていこうと思います!!
では今年も宜しくお願いします!!
トレンド講習 トレンチコート縫製(ポケット)①
こんにちわ。師走です。
1年はあっという間に終わりますので、毎日なにかしらの技術を高めて理論を考える事をしないといけないなと思います。電車の中でパターンの理論を考えていると、目の前のスーツのおじさんに絡まれそうになりました。皆さんも電車の中では難しい顔はしないでおきましょう。
さてさて、、前回のディティールはちょっと間を空けさせてもらって、お先に
以前開催した、トレンド講習のトレンチコートですが、縫製はしゃくれが担当させてもらったので今回はそのお話を。
トレンド講習に出席していた方はパターンを使って色々縫ってみてください!!
今回の縫製はステッチ幅が非常に目立つのでいつも以上に丁寧に縫いました。
ただその中で、ポケットは縫う手順がややこしいので、説明したいと思います。
今回のトレンチは裏地が前身頃には無いので、ポケット袋布にロックでは味気ないです。
せっかくなので、全部袋縫いにして綺麗にしてしまいましょう
ではでは、
パターンです。
縫製用に細かな調整はしていますが、とくに難しいことはしていません。
まずは身頃にしるしをつけます。
今回は分かりやすく、切り込みを入れる位置は赤で。
しるしを入れる位置は間違えないように!!
あとで箱ポケット端にコバ+5mm幅のステッチをかけるので角は隠れる箇所に切り込みを入れます。
裏は芯を貼っておきます。
袋布(手前)側にも印を入れておきます。
次に箱ポケットの端を縫います。
表のみ芯を入れていますが、縫いズレがおきやすい場合は薄手の全面芯を貼ると、縫製しやすくなります。(デメリットとしてはちょっと硬く仕上がります。)
で、ひっくり返します。サイドはちょびっと控えて表から縫目が見えないようにしています。
箱ポケットに印を入れておきます。(ちなみに印は消えるボールペンで書いているので、アイロンをかけると線が消えます。結構重宝してます。 )
箱ポケット端にステッチをかけておきます。
返し縫いが気になる場合は無しで裏で糸足を結ぶといいと思います。(返し縫いのほうが効率はいいと思います。)
で、セッティングです。
まずは箱ポケットだけをセッティングします。
左右間違えないようにしてくださーい!!縫製箇所にも印を入れておきます。
で、仮縫いです。仕上がり線より2mm内側を縫っています。
本当は一気に袋布も縫うと効率がいいのですが、ここは慎重に、、、
急がば回れです。(慣れないうちは必ず遠回りをしたほうが失敗が少なく、結果早く縫えます。まあめんどくさがらなければ大丈夫です )
次は上に袋布(手前)をセットして、地縫いです。
うまくいけば反対側にもステッチです。
ここでの縫製が表の仕上がりに大きく響くので、正確に縫うように気をつけてください。
で、切込みを入れてひっくり返して一度アイロンで整えます。
角の縫い代は切り込みすぎてはいけませんが、切り込みが甘いのも表地を引っ張るので良くありません。私は生地の糸2本分手前まで切り込みをいれる事を意識してます。
ひっくり返すとこんな感じです。あまり引っ張りすぎず、縫目が見えないように注意しましょう。
次はステッチを、、、、、、前にちょっと休憩を。
結構部分縫いは長文になりすぎるので、また次回説明させてもらいたいと思います。
年内にはUPする予定なので、冬休みにコートを縫製する前に1度練習してみてください!!
ではでは次回お楽しみに!!
ディティール研究② 2
前回の続きです。
2つを調べたところ年代は40年程差があるのにもかかわらず、股のディティールはほとんど変わっていません。
現在の縫製もさほど変化が無いのは、この縫い方がもっとも効率よく縫うことができるからなんだと、調べて縫って、ようやく納得できます。名も無き工場の方が一生懸命考えて出た結果のデザインなので、なんとも言えないかっこ良さがあるような気がします。
個人的には個性が全面にとかよりも、こんな風に何人もの人間が関わって、長い時間かけて結果として出来上がったカタチに興味が沸きます。
さて・なんでもやってみないとわからないですから・・・
とりあえず66タイプのほうで縫って検証しよと思います。
股ぐりはこんな感じでした。
裏股ぐりの裏に3本の糸が見えているのが気になりますね・・・
さてさてでは縫ってみましょう!!
ひとまずパターンを引いてみて・・・
(白にトワルの色が薄くて見えにくいものにしてしまってすいません)
左パンツはちょっとくりぬいていますね。
ここも大事な部分。デニムの生地は正直5mmの縫い代を折るというのが限界な気がします。4mmだと滑脱しそうで怖いなと個人的には思います。
ひとまず見返しを折って、ロックをかけます。(ロックの糸も長めにしておいて、後で中に入れ込んで縫っちゃいます。)
基本糸足の処理はほとんどが、効率を考えて、返し縫いをせずに、どこかの中へ入れ込んでしまう。という処理でした。
前端は三つ折りで縫い流します(パターンを見てもらうとステッチが中途半端なところで消えています)糸足は長く残しておく
次に見返しをWステッチでたたく。(ここも股ぐりの糸は長く残しておく)
これで左のセッティングは完了です。
実際デニムで縫ったことがありますが、アイロンは無しで十分にできると思います。(特に12オンス程度の固めのデニムはやりやすいです)
次は右です。
持ち出し端にロックをかける。
このとき持ち出しの下端は地縫いせずに折り込むだけです。
縫製を少しでもへらす工夫ですね。(厚みを減らすために段差を加えることもあるようです)
確かに中の縫い代が飛び出てくることは無いので、地縫い無しでもいけるかと
右パンツは止まり位置より下に切り込みを入れて、上下で縫い代をテレコに折ります。
ちなみに・・・ファスナー仕様の場合、前中心からのコバをかける位置ですが、カジュアルで3cm幅のファスナーを使用する際7mmか1cmかなと思います。5mmはコバステッチが見えるので、、、
その後地縫い無しでコバステッチでたたきますが、股下まで一気に縫っておきます。
これでアイロンをかけなくても、縫い代がきっちり押えられます。
これで右も完成です!!
次回は股ぐりを乗せ縫いします!
ベルトもよく考えられているんだなあこれが
男性の生徒さんはお楽しみに!!
後、最近ミシン屋さんで講義をさせてもらったのでその様子をお伝えします!!
お楽しみにー!!
ディティール研究②
さてさて今回は一部のマニアックな方々に喜んでもらえるかなという企画、ディティール研究です。
(主に男子)
今回は皆さん大好きリ○バイス501xxです。
特にヴィンテージは皆さん大好物かと思います。
お店やネットでも見る機会は少なくなってきましたが、ありがたいことに、復刻(レプリカ)を出してくれているのでたまに見つけては、物色しております。(本物は無理です)
というわけで、ちょっとパタンナー目線での研究を・・・オペラの男子生徒向けです 。
調べたものは2種類
リ○バイス501xx 1927年
リ○バイス501xx 1966年
です。
今回は1927を調べて、次回66と比較して、実際縫って、縫いやすさなどを検証してみましょう。
ではでは
一番の特徴はホワイトステッチで1本針2本糸で縫製しているところでしょうか。
現行品やこの後紹介する66なんかは環縫い(いわゆるチェーンステッチ)で縫製されている所が多数あります。個人的には下糸を替えなくて済むので、下糸を替える手間が省けるためかと思います。後は、環縫いをすることでチェーン状に縫われ緩みが出る。諸説ありますが、私の見解としてはこんなところです。
逆に2本糸だと、強度は高くなるかと思いますが、縫製の際に、均一な幅になりにくい(ヴィンテージはこの辺りの雰囲気が好きな人が多いと思いますが)かと思います。このジーンズも実際、5mmのステッチ幅から徐々に3mmになり、ステッチが歪んでいました。
まあ、手間もそれだけかかるかなと思います。
このあたりは1927年で、テーラーメイドの名残と工業用として実験段階っていう雰囲気にまとまっています。
で、ジーンズの一番気になるところです。
開き部分です。
今回はここを重点的に。
裏側や、縫い代をどうやって折りこんでいるかを確認します。
良く確認すると、この部分は中縫いされていません。
角の部分の縫い代の入れ方も縫い代が飛び出ています。
これは正直汚い。と思うのですが、このあたりがカジュアル、工業用の面白いところです。
なにか理由が無ければこんなことはしないだろうと。
じゃあ何が理由でこんな縫い方をしているんだろう?
と考えていきます。
理由はベルトに開き部分を差し込んで縫い、地縫い工程を減らしているんじゃないかと推測できます。実際に地縫いしてひっくり返して、角を作る。という作業はやはり手間です。(そのほうが圧倒的に綺麗ですが)
ここは次回実際に縫ってみて検証してみましょう。
表から見ると、ベルトの周りのコバステッチ(1mmではなく2mm幅)が途中で止まっています。
他には股ぐりも・・・
ステッチの幅がかなり細くなっています。しかも途中から幅をわざわざ変えて縫製しています。
裏側から確認すると、表からは2本の糸しか見えていないのに、裏は3本見えています。
ここも要確認です。
前が重なる分量も現行品や66などでは7mmから10mmですが、5mm程度です。
他にも・・・
裏から確認すると現行品にはないディティールがちらほら。
耳を使った持ち出しなど。
数えればきりがないですが、年代が変わって、ディティールがどう変化して行ったのか確認していきましょう!!
では次回もお楽しみに!!(主に男子)
カットソー講習
大阪での芯地講習が終わりまして、早速10月期の生徒さんが入って忙しくなってきました(^_^)
ちなみに芯地講習は皆さんに好評のうちに終わりました。ちょっと笑いも交えながら、皆さんに満足してもらえたかなと思います 大阪のみなさんまた宜しくお願いします!!
ちなみに、
生地の勉強をずっと続けているのですが、ほんとに良く出来ているなと思います。
特に昔から使われている生地は理由があることが多いみたいです。
有名なバーバリーの生地もギャバジンを使っていますが(最近では高密度に織られた長繊維をもちいたギャバジンをバーバリーと言うようですが)アウターの目的に本当に適した素材だと思います。
高密度に織られているので、防風、防水、強度、軽さなど挙げればキリが無いくらい適しています。100年も前に開発されて、今も淘汰されずに生き残っているものには必ずそれなりの意味があると思います。
このまま続けて、いつか生地開発とかしてみたいですね~
さて、大阪での講習を終えたばかりですが、以前から準備していたカットソー講習を開催しました。
ですので、お話を少し。
なかなかいい生地が手に入りまして、個人的には気に入っています!!
鹿の子ではなく鹿の子風ジャージです。
ひとまずネイビーとグレーで用意しました。
やや光沢があり、しっかりした作りの生地です。
普通鹿の子はあまり硬いものを使わないのですが、これは、横にだけかなり伸びてくれる生地でした。
縦に伸びるとシルエットが崩れるので、あまり好きではありません。
しかもナイロン10%混の綿なので、強度が高く、着ていても着崩れしにくそうです。
縫製はレジロン(ナイロン)で縫い、引っ張りに強くしておきます。
今回は硬い素材だったので必要ありませんでしたが、家庭用や、1本針のミシンで縫う場合はより滑りの良いアタッチメントに変えるべきでしょう。
家庭用の方はジグザグ縫いの幅を狭くして、伸縮性をもたせるなどの工夫が必要です。
(まあ高級なロックをお持ちの方は別ですが・・・ )
後は芯ですね。
AM300というニット芯を使用しました。
かっちりした衿作りをしてこの素材の光沢に合う高級感を出したかったので、少し固めの芯です。
こちらも横のみに良く伸びるので、きちんと表地についていくか確認してから選んでいます。
↑の生地を使って↓のポロシャツを作成しました。
では完成は近々「マイドブランド」のほうで!!
お楽しみに!!
デティール研究①
涼しくなってきましたがゲリラ豪雨的なものに良く遭遇します。
雨男ってわけでもないんですけど・・・
靴とか服とか選ぶのが大変ですよね。
スタッフのKさんが長靴を履いて来たときは大体晴れます。
ところで、今月末29日に大阪で芯地講習をするために大阪へ出張します。
年に1回のことなので、大阪校の方はぜひ参加してみて下さい!!
きっと為になります!!
さて今回はパンツの縫製の練習をした時に、以前から気になっていたのですが
2mm幅の玉縁ポケットってどうしたら綺麗に且つ簡単に縫えるかな?
と考えて、やってみました。
簡単っていうのがすごく大事ですね。
Kさんがパタンナーのたまごで41カーキというチノパンを紹介していますが、細い玉縁ポケットが多く見られます。
まずはセッテイングです。
パンツのヒップ部分ですね。
玉縁布を先に赤線のように仕上がりで折ります
袋布を裏にセットして縫う箇所を仮止めします。
アップです。
裏から見た状態です。(ちなみに向こう布は先に袋布にたたいておいて下さい)
仮止めしたところに返し縫いなしの捨てミシンをかけます。
固定できたら出来上がりに折り直して2mm幅のステッチをかけます。
こんな感じです。ここがポイントなのですが。折目を確認しながら縫うことができるので、ここで綺麗に縫えていたらこれが仕上がりそのままになります。
上も同じ様に縫います。
後はYの字に捨てミシン箇所に切り込みを入れて、ひっくり返して・・・
こんな状態です。アイロンもかける前です。
あとは・・・
赤線のように縫います。
裏からです。下だけステッチが2本入っているのが分かると思います。
最後は袋布を引っ張りだして袋縫いした後、口布上に貫通ミシンをして最後にカンヌキで終了です。
若干口が歪んでしまいましたが・・・(すいません )完成です。
こんな感じで部分縫いもちょくちょく紹介できたらなと思います!!
ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい!!
10miss 原型 2nd 3rd
こんにちは
お盆も明けて、明日25日の日曜日から10月期の入学申込開始です。
ただ・・・残り座席数が少なく、体験セミナーの申込が多いので初日に全部埋まってしまう可能性が非常に高いです・・・。申込に来られる際は2度手間にならないように必ずお電話下さい!
さてさて今回はパターン検定も近づいていますが、
ここで10miss 2nd 3rd のボディの原型を一度比較してみようと思います。
今後 2ndは生産していないので 3rdに移行していく可能性もありますので。
検定試験では10miss 2ndを使用していることが多いですが、実際にはどんなボディなのでしょう?
皆さんもこれを期に、原型について一度考えてみて下さい。
ではストレートスローパーを実際に組み上げて見ました(^_^)
2ndと3rdを並べて確認していきましょう!
2nd(左)/3rd(右)
前
前、後ろはさほど変化してないようにみえますが・・・
後
横
横から見ると、3rdのほうが薄い形になっています。
横アップ
上半身のダーツ量や、肩傾斜にさほどの変化はありませんでした。
横ボディ差
一番変化のあった部分です。
かなり反身に変更しています。そうとう上半身が後ろにある状態です。
写真のAには相当差寸があります。
バストラインに対して直下したラインをみても相当上半身が後ろにあるのが良く分かると思います。
姿勢がいい人!?になっています。そのせいで腰が前に出ている形になっているので、ストレートスローパーではヒップがあたりやすくなります。3rdを使用して普段タイトなものを作る場合は裾で少しだけフレアを出しておくと良いでしょう。
バストトップを上から見た写真
やはり上から確認しても3rdのほうがヒップ辺りで飛び出ています。
肩甲骨付近を上から見た写真
後ろは2ndのお尻部分が出ています。
このような違いが出ました。
生産している会社が変わったというのもあるかもしれませんが、相当な変更です。日本人は所謂「前肩」と呼ばれる体型が多いので、2ndのほうが適しているように思えるのですが、姿勢のいいボディのほうが需要が多いのでしょうか、外国人体型に近いボディ作りになっています。
ブランドごとに理想のシルエットは違いますし、理想の体型も異なりますが、実際には前肩の人は非常に多く感じます。
皆さんならどちらのボディがお好みですか?
ではでは皆さんもお考え下さい
ミシンプロ 田中
こんにちは
今回はちょっとミシン屋さんの紹介を
以前から生徒さんに「ミシンを買いたいのですが、何処がいいですか?」という質問が多くあったのでミシン屋さんとお話をしてきました!
新宿にある「ミシンプロ田中」さんです。
↓
http://www.mishin-pro.com/index.htm
以前、ミシンの事で都内のミシン屋さんを調べていました。
そのときは
「とにかく安い」
「アフターケアがしっかりしている」
「ミシンの事で相談にのってくれる」
の3つを重点的に調べていました。その中でド真ん中だったのが「ミシンプロ田中」さんです。
まあとにかく安い!私もミシンを持っていなかったら絶対コチラで購入してました。え?って疑うくらい安いです。
インターネットで購入すれば安く買うことはできるかもしれませんが、やはり不安ですね・・・ほんとにこれでいいのかな?高い買い物だから失敗したくない・・・ミシン購入の際に一番大事なことは
「目的」
だと思います。将来どんな服が作りたいか?という事です。
だったらやっぱりしっかり接客してもらって自分がどのようなものを作りたいのかを伝えて、それに合ったミシンを信用できるプロにお任せする。とうことを私はお勧めします。
田中さんだったら、相談にのりすぎちゃって縫製指導・・・なんて事もしばしば・・(実際私が伺った時もミシンを購入された方と縫製の相談されていて、ミシンを使って縫製指導されていました(^_^))
あとお勧めミシンがはっきりと決まっているので分かりやすい!!
ミシンの詳しい話はこちらのサイトで見てもらうとして
↓
http://www.mishin-pro.com/osusume/index.htm
縫製の重要性をちょっとお話しておきます。
私もパターンを引いてるだけでなく縫製の練習、確認をしていますが、ミシンを知るということはすごく重要だなと思います。
特にミシンのセッティング
これは必須ですね。
糸の調子が合わなければいくら技術がある人でも縫えません。逆に言えばミシンのセッティングが完璧にできる人は縫製に技術がなくても(ある程度は必要ですよ(^_^))縫えちゃうんです。
そのためにはミシンの構造をちゃんと把握する必要があります。
構造を知るといろんなアタッチメントが使えて非常に縫いやすくなります。
個人的に欲しいのはハスクバーナですね。
ジグザグって意外に使うんですよ。その中で職業用に近い馬力で色んなものが縫えちゃうっていうのは魅力ですね。
ロックも欲しいなと思いますが、何種類かに分けて欲しいですね。最近はTシャツやカットソーを縫う機会も増えてきたので2本針のロックミシンも欲しいところ。
ミシンだけではなく色んなことを試したり企画することが好きな方なので、作業スペースもあり、過去にも色んな講義をされていたようで、外部の方を招いて「下着の講義」もされていたようです。もしかしたら私も講義させてもらうかもしれませんね。
ではこれから意見交換で連携して皆さんの服作りの手助けが出来れば と思います。
ではでは
カットソー講習③
関東でも梅雨入りしましたねえ。皆さんパターン持ってくる時は防水に気を付けて(´д`)
(私はビチョビチョにしてパターン引き直しって事をしたことがあります・・・)
では続きです。
袖が付いたところですね。
ファスナーを取り付ける前に裾リブを付けます。
今回は生地の厚みや生地の伸び率が安定していたのでさほど難しくなかったですが、本体の生地が薄いのに、リブが分厚い!とかは止めておいた方が無難ですね。
本体の生地に合ったリブ選びをしましょう。
家庭用の1本針では難しいかと思います。
地縫いしてロックをかけた後、表からコバステッチです。
コバステッチをかける時はあまり伸ばして縫うと糸が戻り、緩んでしまうので注意します。
袖口リブも同様です。
後はファスナーを地縫いしてコバステッチをかけ、フードを取り付けて・・・
(ちなみにコード通すホールは先にあけておいて下さいね)
完成です!!
まあなかなかな感じでカジュアルに仕上がりました。
ただ、金属ファスナーを使用して、引っかかりが気になります。
本番にはタブを付けるのと、金属以外のオープンファスナーを使おうかなと思っています。
他にもカットソーを縫って研究中です。1本針と簡易なロックでどこまで縫えるでしょうか。
今度はユルーイ生地でも挑戦してみたいですね。
持っているミシンでパターンを変え、仕様や縫い方で調整する。
家庭で縫う方もすぐに専用のミシンを買うのではなく、持っているミシンの縫い方や、生地選び、デザイン、糸選び、仕様変更、シルエット等を変更して、自分で縫いやすく、作りたいカタチを表現してみましょう!!
カットソー講習準備②
GWがあけて急に暑くなって来ましたね(^O^)
暑がりなのでそろそろきつくなってきたと思ったら、追い打ちをかける様に花粉症になりました・・・
去年はなんともなかったのですが、今年は結構目が痒くて辛いです・・・・目を取って洗いたい・・・
さてさてカットソー講習準備の続きです。
今回は縫製からですね。
前回色々試して縫ってみましたが、ロックミシンも一応確認を・・・
結果は、ボロボロとこぼれてくるので、幅を太めにして、細かめに縫う設定にしました。
皆さんロックミシンをかける際、表裏には注意して下さいね。
ポケットにロックミシンをかけて、ポケット口を縫います。
四つ折りにすると生地が厚くなりすぎてしまうので、裏はロックで始末しました。
地縫いして・・・
表からステッチをかけ・・・
ポケットを身頃に縫い付けます。もう生地端がボロボロになってきました(´Д` )ちゃちゃっと縫わないと・・・
次は先にフードを縫っておき、
身頃肩を縫います。
肩の地縫いですが、伸び止めのウーリースピンテープを挟んで縫います。ナイロンなのでポリエステルよりもちょっと強度はあります。
地縫いをして、ロック後・・・
袖も地縫いしてロックして・・・
ここまでできました(^-^)
カットソーを縫製する際の注意点は、(設備が整っていれば別ですが・・・)
今回は特に少しだけ伸ばし気味にして縫製しました。
ミシンにただ生地を送らせて縫うだけだと、生地の引っ張りに糸が付いて行かず、ブチっとちぎれてしまうのです。
だからといって伸ばしすぎると、シルエットが崩れるし、生地が戻った際に地縫いした糸がゆるく浮いてきてしまうので、難しいところです。
やはり一番の難所はミシンのセッティングとそれに適した縫製方法を生地によって見つけていく事ですね。
皆さんも1本針ミシンでゆるい素材を縫ってみて下さい。
ではでは次回完成です。お楽しみに!!