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2024 年 4月 15 日 – パタンナーズライフ

袋縫いベンツ②

皆さん、こんにちわ

 

4月期の生徒さんが入学されてから2週間程経ちました

入学された方は少しずつパターンのラインが丁寧になってきたように感じます

パターンを手引きで作製する際は寸法の確認やトレースする際に線が何重にも重なっているととても見にくいので、常に丁寧なラインを引く事を心がけてみて下さい(^^)/

 

1mm単位で拘れるようになるとトワルを組む時のシワや、縫製の細かなミスにも気が付ける様になるので製品に劣らないクオリティの服が作れるよ様になります

最初は「また修正かぁ(‘Д’)」と思うかもしれませんが是非細部まで拘って洋服作りをしてみて下さい

 

5月入学もまだまだ出来ますので、少しでも興味のある方は是非一度見学にお越し下さい!

 

 

 

 

背中心が袋縫いの時のベンツの仕様紹介の続きです

 

先月のブログで参考にした古着の解体と、パターンの解説をしていますので

気になった方は3月のパタンナーズライフをご覧になって下さい!

 

それでは今月は縫製の解説をしていきます(^^♪

 

 

 

裁断のあと後ベンツ見返しを中表で地縫いし表に返します

 

 

 

後ベンツ見返しと右後身頃の持ち出し部分を中表で縫い、縫代をロックした後

見返し側に裏コバSTを入れます

ここの裏コバSTを貫通で入れてしまうと、裾の二つ折りや三つ折りが出来なくなってしまうので間違えない様に気を付けましょう!

 

 

 

続いては右後身頃のベンツ部分を三つ折りで始末し、

CBのラインで二つ折りします

背中心を縫う前が右の写真の様になります

 

 

 

左右の後身頃を背中心からベンツまで外表で縫います

 

 

 

先程L字で縫った箇所の縫代角に切込みを入れてから

中表になる様に縫代を包みます

 

 

 

袋縫いで後ベンツ見返しを避けながら明き止まりまで縫います

 

 

 

最後に表からベンツ押さえSTを入れて完成です!

 

ほつれやすい生地やカジュアル寄りの一重ジャケットなど縫い目をどうしても袋縫いにしたいけどベンツの仕様をどうしようかとお悩みの方は選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか

 

興味のある方は是非一度試してみて下さい(^^♪

 

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