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ル・オペラ スクール紹介動画はコチラ ↓ http://www.youtube.com/watch?v=azziDUpZi9w

飾り前立て②

いよいよ今週末日曜日10月期の生徒さん募集開始です!!

いよいよ服の価格が上がってきて着たいものを着る事が出来なくなる時代にある前に、是非「つくる」を視野に入れてみてはいかがでしょうか? ;-)

ただつくるだけではなく、洋服の色んな事が「見える」事もオススメの理由です!

洋服が好きな方は是非一緒につくってみましょう! :lol:

 

 

 

10月期生徒さんの受付は・・

東京 9月3日~随時*当日は17:00まで受け付け

大阪 9月3日~随時*当日は12:00まで受け付け   です!!

 

 


無料体験セミナーはまだ若干数残り席がありますので、是非お電話でご予約下さい!!

9月3日(日) 1回目10:00~12:00/2回目13:00~15:00

東京校のみの開催ですのでご注意下さい!

東京校TEL 03-5473-1519


是非お越し下さい :-D

 

 

さてそんなパターンの面白さをお伝えするのがコチラ↓

またまた「無料でいいの?」という内容です 8-O

コチラの内容も普段の授業もそうですが、「見える人には見えている景色」があると思っています。細かい事のように思えますが、ここが違うと「美しさ」に繋がると信じております。

個人的には「洋服の歴史」を学んでいるような感覚で凄く面白いと思っています(オタク気質ですね・・ :lol:

 

こういった内容のお話が授業では沢山出ます!

是非パタンナーの方も、初心者の方も一度見学にいらして下さいね!!

あと、登録、いいねもお願いします :lol:

 

 

 

ではマニアックなお話の続きです :-P

「続き飾り前立て」です

?となる方も沢山いらっしゃるかもですが、、縫っていきましょう!!

上になる方は一応芯を貼っています。硬い素材だと必要ないかなと思います。

そうですね、ただ中表に合わせて地縫いするだけです :lol:

あとはロックをかけて、前中心を縫って、表からステッチをかけるだけ!

なんて簡単なんでしょう・・・

初めて見た時は感動しました(大げさ) :cry:

ポイントはロックがかけやすいカーブの縫代にするくらいですかね。

 

 

 

さあ今度は最後の「飾り前立て、縫代袋縫い、前中心キセ」バージョンです :lol:

長!と思いますが、↓早速縫ってみましょう!

 

?なパターンかなと思います・・

先程の縫い方と同じスタートですが、袋縫いをしますので、「外表で地縫い」を気を付けて下さい!

そうですね、端が袋縫いになっているので、メンズに好まれる仕様ですね :lol:

そんな事?と思われるかもしれませんが、メンズはそういった「違い」を出している事が多いです ;-)

そして、前中心は「キセ」を入れて縫います!

まあマニアックです・・・おそらくより「前立てっぽさ」を求めた結果かな?と思います。

遠目だと実際に開くのかな?と思ってしまいますね ;-)

あとはステッチを入れて完成です!

 

 

どうでしたでしょうか?かなりマニアックな内容になってしまいましたが、こういった細かい所にパタンナーのクセや、仕事っぷりが現れると思っています。

ただ、難しくすることで縫製する方が大変になったりするので、金額とデザインとのバランスが必要になるかと思いますが・・

 

他にも変わった「飾り前立て」はあります。

今回前中心でキセは5mmでしたが、結構控えて20mmというものも見たことがあります。

 

いやあ色んな仕様があるものですね。。。

是非お持ちの服を見て確認してみて下さい!これは!というものが見つかるかもしれませんよ ;-)

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飾り前立て①

暑くて出たくないですねえ・・・ :cry:

日傘はまだ抵抗がありましたので、麦わら帽子的なものを買って対策してみましたが、効果は薄く、日陰を探しながら出勤しております(笑)

みなさんも熱中症には十分に気を付けて下さい!

 

 

引き続き9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!

http://www.leopera.com/news/20230720/1217

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!


と同時に東京校のみ

9月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

↓かなり皆さんに見て頂きたい動画UPしております!

代表が生徒さんのアンケートにお答えしていく動画になっているのですが、

・これから通う事を考えている方

・既に通われている方

・パタンナー、縫製されている技術職の方

は必見の内容になっていますので是非ご覧ください!!

 

 

 

 

さてマニアックなお話をまたさせて頂きたいと思います :lol:

スウェットパンツなどに見られる「飾り前立て」です(正式名称かはちょっと分からないですが・・)

前開きの無い、ファスナーが無いタイプの仕様ですね。

「なぜあるか」は定かではないですが、あるとちょっと固さが出てシルエットが変わる気がしてます 8-O

 

その仕様で「これは手が込んでいるなあ」と思う仕様を見つけましたので、お付き合い頂ければと思います!!

 

 

ではよくあるタイプで簡単なものから↓

まあほんとに「飾り」という感じですね。ただ開きが無く「見返し」のパーツがあるだけです。

早速縫っていきましょう。前見返しには芯を貼っています。

左パンツに見返しを叩き付けるだけですね。(見返し端にはロックをかけた方がいいかと思います。)

先に叩きつけて、そのまま右パンツと中表に合わせて地縫いするだけ。

非常に簡単なやり方ですね。

裏側はロックをかける事がほとんどですが、縫代がちょっとペラペラめくれて気にはなります

何も考えないとこんな感じの仕様かなと思います ;-)

 

 

さて続いて↓の仕様です

パターンは完全に同じです。

3枚一緒に縫います。

見返しに先には叩きません。

↑そうですね「見返しと左パンツで右パンツを挟む」という仕様です。

そのあと見返しの飾りステッチを入れます。

これだと裏側の縫代がペラペラめくれる事が無いですし、見栄えは良いですね。

色々市場調査しましたが、この仕様が多い見られ、主流のやり方と言えそうです。

 

 

これくらいが「普通」のやり方かなあ・・と思うのですが、ちょっと変わった

「袋縫い」「キセ」という凝った仕様を見つけましたので次回お伝えしたいと思います!!

 

 

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片玉縁ポケット(袋布タック)②

暑くて外に出る事が出来ないですね・・・この前スーパーに買い出しに行くだけで軽い熱中症になりました・・・皆さん気を付けて下さい :cry:

最近日傘を視野に入れています・・

 

 

そんな暑い中ですが、ちょっと涼しくなるかも?な時期

9月3日(日曜日)から10月期の生徒さん募集スタートです!!

http://www.leopera.com/news/20230720/1217

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!気になる方は見学にお越し下さい!(8/8火~8/18金まではお盆休みを頂きますので、ご注意下さい!)

 

と同時に東京校のみ

9月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

↓こんな動画作成してみました :lol:

紙で形を見てみる動画です!実際にシーチングで組み立ては絶対に必要ですが、紙で一回どんな形になるか試してみるのもアリだと思います!紙の方が形がはっきりしますので、見やすくなる事もしばしばあります!大きいサイズではなく小さいサイズだと気軽に試せ」ますよ!!

ゆるーく見るタイプの動画(笑)ですので皆さん暑いこの時期にあまり考えないで見て下さい(笑)

 

 

さて・・マニアックなお話の続きです(笑)

前回は↓ここまでお伝えしました ;-)

両サイドの中縫いが出来たところです。かなり正確に縫わないと結構ズレてくるのでこの段階で慎重に縫うようにして下さい ;-)

 

出来たら↑アイロンでプレスしてこんな状態です。

 

 

角は切り込みを入れています。裏から見るとこんな状態↑口布の裁ち端が見えていますね :roll: これは汚い・・と思ったのでしょう・・こうしてしまえば綺麗じゃない?↓

そうです。謎タックは「口布の裁ち端隠しの為」でした :lol:

袋布で口布端を被せて・・

中縫いします・・とっても簡単!!

 

考えられるメリットは

①口布が2枚重ねて一緒に縫うのでズレにくく縫いやすい

②縫うのが楽で失敗が少ない

③メリット?か難しいところですが、この部分が硬くなる(この部分が硬くなるので多少口は開き難く感じます(かなり微妙ですが)パンツのバックポケットとかいいかもしれないです。

 

デメリットとしては・・

伝わり難い・・パターンの説明を相手側(縫製する方)に伝わるか不安ですね。部分縫いとかと一緒にお願いしないと難しそう・・

②メリットの③と同じですが硬くなることです。通常薄く仕上げる方向性が多いので、より薄い仕様にしたい場合には向かないかもです。

 

上記以外にもたくさんありそうですが、個人的には非常に縫いやすく綺麗に仕上がりやすいんじゃないかと思いました :roll:

 

 

では続きです↓

向こう布と袋布の外周を袋縫いします。(ポケット口から袋布を引っ張り出して外表で地縫いあとステッチです。)

 

 

あとは切り込んだ土台の縫代を折り込んで、袋布側からステッチをいれます。

両サイドも縫って口がズレないようにします。

 

 

完成です ;-)

地縫いだけで強度的に不安な場合は周囲にコバステッチを入れたり、アレンジしてもいいと思います(カジュアルタイプならそっちかな?)

↑最大の特徴ですね ;-)

このおかげで硬く仕上がっているので、開き難く感じます。(向こう布側は柔らかく感じます)

厚みがある生地(レザーとか)でも袋布はスレキを使う事が多いのでそこまで厚くならずに済むかなと思います。

ほかにも沢山片玉縁ポケットの縫い方はありますが、選択肢の1つに入れてもいいんじゃないでしょうか?

 

是非試してみて下さい!!

 

ではまた!

 

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片玉縁ポケット(袋布タック)①

暑いですねー :cry:

熱中症に気を付けて過ごしましょう・・外で暑くて頭が痛くなったりしたらすぐ外出は避けるべきですね、、この前ちょっと危険でした・・ほんとに怖いです :cry:

 

暑くなってきたところで、来期(10月入学)の申し込み日決まりました!

http://www.leopera.com/news/20230720/1217

9月3日(日曜日)から募集スタートです!!

埋まりやすい曜日もありますので、10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!

と同時に東京校のみ

9月3日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施します!!

詳しい内容は↓の動画でどんなことをするかご確認下さい!

こちらも席が埋まりやすいので、お早目にお電話でのご予約お願い致します!!

東京校 TEL03-5473-1519

東京校のみの開催となりますのでご注意下さい ;-)

 

 

 

 

さて、お盆前に軽いものを・・・と思いましたが結構マニアックなチョイスになりました(笑)

「片玉縁ポケット(袋布で口布の縫代をタック状に挟む)」・・・というディティールです・・・マニアックすぎる?

 

趣味で、ハイブランドや面白いディティールの服を安く買って調べているのですが :roll: (ほんとに趣味です(笑))ちょっと変わった縫い方のものを紹介したいと思います!

↑まあ見た目普通に見えますよね・・見落としてしまいがちですが、箱ポケットではなく「片玉縁」です。

↑これ

 

最初見た時は???ってなりました。なんの意味が・・・

 

ちょっと縫ってみないと分からないですね :lol: ←楽しいです

では早速準備していきましょう!!

↑のパターンを裁断、印付けした状態です。

ポイントは口布が2つ折りの単純な形である事と、袋布(手前)に謎のタックがあることです(正確には地縫いします)

このままでは?だと思いますので、進んでいきましょう!

土台には芯を貼り、口布にも芯を貼っておきます。

向こう布には、あて布を叩いておきます(あとで袋縫いする事を考えて、周り2mmくらいカットしています)

土台布には袋布をセットしておきます。

出来上がり1,2mm手前で仮ステッチ(袋布を押さえる)をいれます。

これは無くても出来ますが、やりやすさを考えて入れておきました。

口布は2つ折りにしておき、↑のように地縫いします。口は縫代1cでカットしておきます。

角に切り込みを入れて・・

回転して上下を地縫いします。ものによってはここを地縫いしないで外周コバステッチを入れるものも多いですが、おそらく「綺麗さ」を優先して地縫いは絶対入れたいという意思を感じます(妄想)

ここで正確に出来ていないとかなりズレるので慎重にした方がいいかなと思います。

 

・・・とここまでで一度区切りたいと思います ;-)

謎タックはなぜ入っているのか、次回お伝えしようと思います!!

 

ではまた!

 

 

 

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インタビュー

皆さん、こんにちは

7月に入ってからとてつもなく暑くなってきましたねぇ(-_-;)

そんな猛暑で何を着れば良いかお困りの方にオススメのポシャツの縫製動画がございますので是非作製して今年の夏はポロシャツで乗り越えましょう!

 

 

今回はちょっと小話です(笑)

少し面白いお話が聞けたので、その様子をお伝えしようと思います。

「パターンの力で売り上げが伸びた」お話です 8-O

 

メンズのパタンナーの方で受講されている生徒さんがいらっしゃるのですが、

その方は徹底的に基礎を本校で学びました。

もう7,8年は通われている方です。

 

最初は外注の会社で、そこから小さなブランドのパタンナーになり、現在は大手メーカーのパタンナーをされています。

 

 

本校に来た時は、「外注の会社にいるけど、決まった寸法をただ打ち込むような作業ばかりで、全く技術が進歩している気がしない」「このまま会社で作業だけして出来る気がしない・・」と悩んでた時に見付けて来たそうです。

 

 

本校は基礎から徹底的にお伝えしています。

それこそタイトスカートからスタートですが、少し難しいのでざっくり説明すると

「筒という立体からダーツをとった時にどんな形になるか分かれば、服は基本「筒」ですからどういうアイテムでも対応できるようになりますよ~」という考え方です。

それが少しずつ複雑な立体になっていき、難易度が上がっていく。という課題の流れになっております。

その方にはかなり「目から鱗」状態だったらしく、7,8年も通う(完全に面白くてはまる(笑))ようになったそうです ;-)

 

 

そんな基礎を徹底的にされた方は今の会社に入って、最初引き継いだパターンを見て・・・

「着難そう・・・」と思ったそうです。

 

タイトめな形がメインのブランドさんの担当になったそうですが、

「運動量がほとんど無いパターン」や

「着てみると肩先に凄く当たって着難いパターン」

「袖が振り過ぎてタスキシワが出る」

などなど結構厳しいパターンだったそうです・・

基礎から徹底的にされているこの方は「忙しくてトワルを組む暇がなかったんだろうな」「専門学校上がってすぐに会社に入り、そこまで先輩に教えて貰えなかったんだろうな」とパターンを見て、また前任の方を見て思ったそうです。

パターンにその人の「意図」は慣れてくると見えますからねえ・・

 

その方はかなり意欲が高く、「パターンの力で売り上げが伸びるんじゃないか?」とずっと思っていたらしく、これを機に「ベースのパターンを着易くバランスの取れているものにした時、売り上げにどう影響するのか」という事を実験してみる事にしたそうです。(本来どのパタンナーの方もそういった取り組み方をされてる思いますが、かなり厳しいパターンを変えると、分かりやすく結果が見えるんじゃないかという事です)

 

結果・・・

見事に売り上げが伸びたそうです。

パターンの力だけで変わるかと言われると根拠に乏しい気もしますが、条件として

「ほとんどが継続したデザインであまり新しいデザインが無い」

「予算もあまり無いので広告もそこまで力を入れていない」

「SNSも大きな動きはない」

「納期、工場の大きな差は無し」

などあまり変化のないブランドさんなので検証するにはもってこいの条件がそろっています 8-O

 

唯一「販売スタッフの方の力」はあるかもしれませんが、全ての店舗で売り上げが伸びれば可能性は高いかと思います。

 

「着てみてリピートした」方が多かったそうです。ネットよりも圧倒的に店舗の方が売り上げが良いそうです。そこも「着て良かったから購入→パターンの良さ」に繋がるかと思います。

「今までと同じ価格で、デザインもあまり変わらないのに、着やすくなって、スタイル良く見えたら」売れると思います。

 

元々もう一つのメインブランドさんを超えて売り上げが伸びたそうです(今も伸び続けている)

 

 

私はパターンの力を元々信じていましたが、実際に「数字としての結果」を聞かされると、「ああ、パターンってすごく大事なんだな」と改めて気づかされました・・・ :cry:

 

そんなお話の流れで「パターン」について皆さんももう一度基礎から学んでみてはいかがでしょうか?本校ならそのお手伝いが出来ると思います。

「直ぐに使えるテクニック」ももちろん大事だと思いますが、早いサイクルでパターンを引かなければならない状況こそ「基礎」の重要性は高まっていると思っています・・

 

 

それではまたこういったお話があればお伝えしていこうと思います ;-)

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特殊袋縫い②

雨が降りながらも暑いという嫌な季節です・・

そしてもう7月に入ったので、もっと熱くなるというツライ季節に突入です・・・どちらにしても夏は昔から苦手です・・・

体調も崩しやすい季節(冷房で・・)だと思うので皆さんも気を付けて下さい :cry:

言ってる私は鼻の調子が悪いですが・・・

 

 

さて気を取り直して

またファスナーの説明ですが・・(しつこいです ;-) )色んな縫い方や仕様があるんだなと感心する内容ですので皆さん是非隙間時間にご覧ください!!

しかし、前回のアイロンがけ動画そこそこ伸びましたね・・また何かやろうかな・・・ :roll: ちょっと企画しておきます!!

 

 

では前回の「特殊袋縫いの続き」です。

 

↑こんな感じの縫い方でした!

個人的な感想ではおそらく「滑脱防止」では?と考えています。

滑脱とは、縫い目に力が加わった時、その部分の生地の糸が滑るように動いて縫い目が開いたり、縫い代が抜けたりすることを指します。

麻の生地など打ち込みが甘い生地などで良く起きる現象です。

なので、良くやる手法としては伸び止めテープを貼ったりするんですが、それは非常に手間です。

なので「ステッチを1本増やして生地の密度を上げる」という選択をしたんじゃないかな?と予想しました・・

わざわざ入れるんですからそれなりに理由はあるはずなので、そう考えると腑に落ちました。ちなみに他のアイテムではこの縫い方はされていなかったので、「滑脱防止」が有力かなと思います。

 

 

そして、それだけでは面白くないので、「ほかにもアレンジ出来ないかな?」と思い縫代幅を変えたりアレンジしてみました ;-)

↑こんな感じで幅を変えて見ました!見た目割っているみたいで綺麗ですね ;-)

あとは実際の甘目の生地で試してみました!

↑普通の袋縫いです :lol:

↑さっきの縫代幅左右均等になるようにしたアレンジ版です!

アレンジ版のメリットは

「見た目綺麗」

「左右縫代の生地枚数が同じで分量も同じ」なので捻じれも少なそうです!

 

 

 

最後は実際に引っ張ってみて確認してみましたが、正直短い距離では分かりにくかったですね :cry:

そしてもっと甘い生地の方が分かりやすかったかなと思います・・

それでも感覚的には(見た目)普通の袋縫いよりたしかに滑脱はしにくい感じがしました!(感覚ですいません

 

かなり縫製もし易く見た目もいい仕様なので是非皆さん試してみてください!!

 

 

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ミシンカバー作り②

皆さん、こんにちは

LE・OPERAのYouTubeチャンネル登録者数が2000人を超えていました!(^^)!

いつもご視聴ありがとうございます!

「意外と見落としがちな疑問」「部分縫い」「生地の特性」「PM検定

対策動画」などなど様々な動画をアップしています

なかにはかなりマニアックな内容の物もありますがとても面白い内容になっていますので是非ご覧になってみて下さい

 

↓パターンナーがちょっとしたテクニックでシワシワのTシャツをアイロンがけで新品同様に復活させる動画です

遂先日UPされたばかりなのですが既に沢山の方に見ていただいているので、アイロンがけ動画のシリーズ化を考えていますのでお楽しみに!

 

 

 

去年の年末にブログで紹介したミシンカバーのお直しで、縫製がしずらかった箇所など改善して今回2個目を作りましたので紹介致します!

 

 

↓今回お直しするのがコチラ

破け過ぎてカバーの役割を果たしていないですね(笑)

ボロボロになっている部分は破棄してそれ以外の厚紙が入っている側面のパーツは再利用しました

 

 

 

それでは縫製です( `ー´)ノ

側面のパーツを表、裏2枚ずつ裁断し、下端を袋縫いします

今回表に帆布、裏にシーチングを使用しています

前回作った時は袋縫いをする際にミシンカバーを挟んで縫ったのですが側面のパーツが縫い縮みしたので今回は帆布とシーチングのみで袋縫いしています(*’▽’)

 

 

続いて上側のパーツを縫っていきます

 

元々のミシンカバーの上側のマチの部分はホコリが入らないように閉じられる仕様になっていたので,今回作るミシンカバーもこの仕様にしました

 

 

上側マチのパーツは表、裏1枚ずつ裁断し中表に合わせてU字に縫います

その後切り込みを入れ表に返して周囲にSTを入れます

ST幅はめくれやすくなるのを防ぐ為にコバST+5㎜STを入れて少し硬くしています

 

 

 

上側のマチと横側のマチを接ぎ、端を三つ折りで始末した後、元のアイロンカバーを側面とマチのパーツで挟みながら中表で縫製し縫代にロックをかけて完成です( `ー´)ノ

 

 

 

 

完成したので早速ミシンに被せてみました!

アイロンを持ち運ぶ時は上側がペロンとめくれ、保管する時には閉じるとホコリなどのゴミ侵入を多少は防げる仕様となっています(^^♪

 

 

前回作った時は角丸が小さすぎて縫製が少し大変だったので今回は緩やかな

カーブにしたので縫製がしやすかったです(*^▽^*)

ソ-イングセミナ-で習う縫い方を応用させて縫製したのでル・オペラに通われている生徒さんも自宅のミシンカバーが破れていてお困りでしたら是非お試しください!

 

 

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特殊袋縫い①

梅雨入りしてすぐに晴れの日が続く良くわからない天気になっていますね・・

雨の日にはレインコートを着用したいですが、通気性悪くてなかなか手が伸びないです :-|

皆さんレインコート着て厚くないんでしょうか・・そして着たまま電車に乗ると迷惑・・・

長袖でもまったく暑くない服を誰か開発して下さい・・ :cry:

 

 

新規の方もスカート原型という最難関 :roll: も終わりまして、線が綺麗になってきました!正確に出来ると気持ちがいいもんですね!

新規の方も少しずつ慣れてきた頃で質問にお答えするのに忙しいです :-)

 

 

動画の方も少しづつ登録者数伸びてきており、お役立ち情報や服の楽しさが伝わっているのかなと思います!ほんとに無料でいいのか分からないレベルのものなので皆さん是非登録してご覧ください!

 

 

 

さてちょっと変わった仕様を見付けまして、やってみたくなったので直ぐ縫って確認してみました ;-) 面白い仕様です

特殊な袋縫いです。

 

そのためには先に普通の袋縫いから・・

↑2枚の生地を外表にして地縫いします(今回は0.5cm幅)

その後アイロンで割ります

毛抜き合わせにして(縫い目が真横にくるようにプレス)ステッチを入れます(今回は0.7cm)

表から見ると片倒しの状態、裏は裁ち端が無く、綺麗な状態です。

 

良く薄手の生地で綺麗な裏側の見た目にしたい時に使われます。

あとは表にステッチを入れたくない場合なんかにも有効です。

 

 

 

さてそんな袋縫いですが、、ここから変わったポイントです 8-O

先程出来た袋縫いの縫代を片倒しします↑の状態です。

その後「コバステッチを入れます!?」 8-O

↑こんな感じでもう一度片倒しすると、「割った状態みたい」に見えます 8-O

最初見た時は??とかなり混乱しました・・

 

「なんの意味が・・・?」

分からないので、 とりあえずやって見ながら考える事にしました :lol:

見た目は裏側の縫い代の見た目は綺麗ですが、「そもそも袋縫いも綺麗じゃないか?」と思い「?」が膨らみました・・

うーんもう少しやってみないと分からないですね・・・

 

実はこの生地「Aラインの麻のワンピースの脇の縫い目」に使用されていました :-P

おそらくこうじゃないかなと思う事があるので、次回お伝えしたいと思います!

ちなみに↓こんなのもやってみました!!

 

ではお楽しみに!

 

 

 

 

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2023PM2級②

皆さん、こんにちは

遂に6月に突入してもう上半期が終わってしまうのが驚きですΣ(・□・;)

ついこの間年を越したような感覚だったのですが(笑)

4月入学の生徒さん達も課題に少しずつ慣れてきて服作りの楽しさを分かってきてもらえたのではないでしょうか

これから夏にかけて体調を崩しやすくなりますのでお体に気をつけて上半期を駆け抜けましょう!

 

 

それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。

 

↓デザイン画がコチラです

3面体のダブルのジャケットです

1型目と同様にボタン間隔やポケット位置、持ち出しの幅、着丈、衿の大きさのバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 53cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 83.6cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

 

↓パターンです

ウエストダーツは後ろ中心で10mm、後ろ切替で35mm、前切替で11mm、前身頃で12mmです。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください

サイドネックは4mm削り、後肩では6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

ここの寸法は1型目と同じです。

後肩で切り開く分量とバストダーツを畳む量を1型目と同じにすると同じAHと袖が引けますので練習の段階でバランスの良いダーツ処理分量を決めておきましょう

 

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

本番で袖に不具合が生じた時に備えて袖山の修正方法も練習しておきしょう

袖付けのピン打ちは難しく時間がかかる箇所なのでたくさん練習して綺麗なピン打ちを目指しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅48mm、衿の開きは25°です。

今回のデザインは衿幅が広いので衿の開く分量は多めに設定しています。

あまり開き過ぎるとSNPあたりで衿が抜けるので要注意です!

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスが難しく私も何度もトワルを組みました( ;∀;)

衿は本番で修正する時間はないと思いますので沢山練習して対策して下さい!

 

 

↓前身頃です

 

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、すべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

特にボタンの縦と横の間隔を間違えると縦長過ぎるシルエットに見えるので要注意です

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

 

↓完成トワルです

袖丈が58cmで、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

本番でバランスを取るのは難しいのでラペル返り止まりの位置を覚えるなどして寸法のバランスをある程度決めておきましょう

今回はバストラインから15mm上の位置に設定しています。

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。

今回の3面体ジャケットはマニピュレーション展開がありますので複雑な箱ポケットの構造を理解しておいた方が試験本番にも焦らないと思いますので余裕がある方は頭の片隅に入れとく事をオススメします

 

 

今年の2級のデザインはどちらもバランスを取るのが非常に難しいので何回もトワルを組んで自分の中でベストなバランスを見つけて試験本番に臨みましょう!

それでは2級を受験される皆さま頑張ってください!

 

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着物リメイク 巾着②

皆さん、こんにちは

ラジオを聞いていると新海誠監督のアニメ映画「言の葉の庭」の主題歌が流れていていました

梅雨はジメジメしていてあまり好きではないですがこの曲が1番に合うのはこの時期なので梅雨も悪くないなと感じます(^^♪

 

 

さて少々期間が空いてしまいましたが着物でリメイクして作った巾着が完成しましたので紹介いたいと思います(^^)/

今回巾着の口を中表で縫い合わせる所からです

この時どんでん口として4㎝ほど縫い開けておき、表に返して上端をコバステッチで叩きます

あとはループに紐を通して完成です(*^▽^*)

普通の巾着とは違いループに紐が付いている巾着は信玄袋と言い浴衣を着た際に使用する事が多いそうです(^^)/

 

まず1本通して反対側から同じようにもう1本通し両側から紐を縛って完成です

信玄袋は紐を縛った時に寄るひだが特徴的ですよね

 

 

紐の先端はダイヤモンドノットと呼ばれる結び方をしました

通常の結び方とは違いダイヤモンドの様な結び目に見える事からこのように呼ばれています(^^♪

今回私が結んだダイヤモンドノットは1番簡単な結び方でしたが他にも色々あるので試してみたいと思います!

↓黒だと分かりにくかったので違う色で結んだ物がコチラです

 

ループの位置によって絞った時のひだの寄り方も変わってきますのでアレンジ方法も様々です!

梅雨が明けたら浴衣に手作りの信玄袋で夏祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか(*’▽’)

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