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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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部分縫い – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: 部分縫い
裏無しベンツ袋縫い
やっと涼しくなってきましたね・・
暑かったので一気に寒くなるこの季節は温度管理に気を付けましょう。
なんか温度の管理って年中言ってる気がしますね・・
そういえばこの前雨が降った日に電車にのっていて、最近窓が開きっぱなしになっているので電車が止まった瞬間窓から雨が大量に入ってきました。危うくびしょびしょになるところでした・・皆さんも雨が降った時の電車は気を付けて下さい・・・
講習の受付も始まりました!まだ空いている座席はございますが、今後どう動くかは予想がつきません
10月期の講習は12日(月)からの開始になりますので、入学をお考えの方はお早目にご連絡ください
さて前回も紹介しましたが、アロハシャツの講習の様子をもう一度↓
パターンから縫製の様子まで解説しているので、ちょっと長いですが見てみて下さい
普段の講習に近いものがあるので、入学を考えている方も是非見て下さいね
最近編集の腕も少しづつ上げてより分かり易く頑張っております
では・・・前回ベンツの部分縫いをやりましたが、パイピング始末ということで「めんどくさい!」っていう人もいるかと思います
今回はこれ↑
すごく簡単なベンツです。
簡単すぎて、ちょっと気になるところは所々ありますが
では
パターンはこれ↑です。
裾の部分で要らない生地はくり抜いているくらいで他は簡単です。
後ろ中心の縫代は袋縫いになるので仕上がりは綺麗ですね。
裏なしの中では一番簡単なベンツかもしれないです。
まずベンツ端に三つ折りステッチをかけます。右の裾角部分は縫代厚み軽減のためカットしています。途中から2つ折りになってます。
後ろ中心を外表にして0.5cで縫います。切り込みをいれてひっくり返して・・・
後ろ中心をベンツ明き止まりまで縫います。とっても簡単です。
↑こんな状態です。
貫通のベンツおさえステッチを入れて・・
裾三つ折りで完成です・・・ めちゃくちゃ簡単!!
なのでちょっと小技を少し。裾の角で三つ折りを2回繰り返す場所が出来てしまうので、こういう時は「斜めに折る」です。
こうすると縫代の厚みが分散されるので、厚物のときなんかは有効な手です。
出来あがり!
すごく簡単なやり方ですが・・・
厚地の生地には三つ折り2回があるのであんまり向いていません。
三つ折りを袋縫いするところもあるので・・・
薄手生地で使うベンツですね でもほんとに簡単なので是非試してみてくださいね!
ではまた!
裏無しベンツパイピング始末
暑くてマスクはなかなか体力奪われますね…
ちなみに布マスクの方が汗をかいてもびちゃびちゃにならないのでオススメです 以前にパターンものせてるので、作成してみてくださいね。http://www.leopera.com/pl/?p=9637
さて、今年はコロナウィルスの影響で全体的に日程がずれ込みましたので、9/13日(日)に体験セミナーを開催致します!
除菌や換気は十分に行い、少人数での開催になります。ご予約が必要になるので東京校にお電話頂ければと思います
ご予約のお電話→ 東京校 03-5473-1519
前回の様子はコチラhttp://www.leopera.com/md/?p=5869
ではでは・・
裏無しのコートの仕様を調べていた時、最近ちょっと気になっていたディティールの部分縫いを少し。
結果はコチラ↑です ベンツのパイピング始末ですね。
凄く簡単に縫えるのでオススメの仕様です。ちょっとパターンの方が複雑ですが・・・その分縫製はラクに出来ます
ちょっと複雑なパターンです。裏に芯を貼っています。
後ろ中心を縫って・・
パイピングで始末します。カーブさせているのがポイントです。キレイに仕上げたい場合はアイロンで形をつくっておいた方がいいでしょう。
そのあと後ろ中心を一気にパイピングします。
カーブしているおかげでとてもキレイにあがりました これだとパイピングを折らなくても済みますし、すごくラク・・・
あとは端にステッチをして
裾を三つ折りするだけです。(中の縫い代はカットしています)
このあたりの三つ折りの角縫い代を薄くする方法を今度やろうかな。
ベンツのおさえstを入れて完成です
とっても簡単ですが、見た目もキレイでオススメです。
カーブのラインをもう少しゆるくしたり色々試してみて下さいね
ベンツ別バージョンも考えています。ではまた!
ゴムの戻り率➂ Tシャツ失敗①
こんにちは
コロナの感染者が増して、不安な状況が続きますね・・出来る事は限られていますが、毎日の手洗いうがい、室内の換気、衛生面ももう一度気を引き締めて行おうと思います。
引き続き動画推しです
家にいる状況が多くなっているので、動画で皆さん復習される方が非常に多く、すこしずつですが生徒さんの理解度が上がってきているなと感じます。理解度が増せばそれだけ作る事のできる服も増えるので、いろんなものを作ってくれる事を期待しています
では。
ゴム戻り率のまとめです。
前回の結果は↓
①厚い生地は戻りにくいけど縫い易い。→ステッチを減らして戻り易くする。
➁薄い生地は戻り易いけど縫いズレしやすい。→伸び率の減らして、あまり引っ張らないで済む長さに変える。
結論としては「縫わないと分からない」です まあ分かってはいますが、生地によって戻る固さや、縫製のしやすさは変わりますので、それぞれに合ったパターンにしましょうという事です。これは3Dでも縫製のし易さまでは分からないと思うので、、縫った方がいいでしょうね。
こんな事もやってみました。
A「先にゴムの下端縫代をくるんで縫う」というやり方です。
実際に某アウトドアウェアでは良く見るやり方で、ゴムの位置を気にして縫わなくていい(ゴムを入れながら縫うと横にズレやすい)のですが、以前から「難しくないか?」と思っていたのでやってみました。
うん。やり難くてしょうがないです 縫代が引っ張られるので横にずれて凄く縫い難い・・・
Bもう一つの「ゴムを入れながら縫う」の方が圧倒的に縫い易かったです・・こっちの方が主流ですね
ゴムが噛まないように奥の端に合わせながらになるのでこれでも難しいですけどね・・
ゴムの伸び率が低ければ(長ければ)難易度はぐっと下がってAの方がやりやすそうなので使いどころといった感じですね(あと設備とか整っていればやりやすいのかな?)
ただし、、、Aはステッチが1本増えて、固い生地だと戻らなくなるので注意が必要です・・・デザインだからといってステッチを増やすのはちょっと考えものです・・
まあ、ここまで予想して最初からパターンを引くのは難しいかと・・やっぱり縫わないと分からないですね。
以上ゴムを使用する場合は、ゴムの伸び率、生地、ステッチの本数、縫製のし易さ。これら全てをマッチさせないと難しいというお話でした
と今回縫わないと分からないをもう一つ・・
「Tシャツ失敗しました」
です
以前にプリントが気にいって購入した某ブランドのTシャツでどうしても気になるなあ・・というものがあって、、
新品だったのですが、衿ぐりがビロビロです・・高級ブランドなんですが、、みんな気にならないんですかね?
やりたかったのはもう1つ。袖口の折り返しの幅太!です。ここまで太いのはなかなかないので、一度やってみたいと思いました(縫代が太いことで裾や袖口にどう影響するかが見たかったのです。
・・・で出来た!・・・・・
と思ったら・・・・・あれ?
あ
あ!
ああ!・・・という失敗を、、、これは縫製でミスをしたわけではない事だけは伝えておきます ただ、試し縫いで確認怠ったせいなので、反省です・・
失敗です・・次回この失敗をちょっと説明しようと思います。
ロックの幅が・・・
ゴムの戻り率➁
こんにちは
雨が続きましたが、間に晴れて洗濯日和。1回の量が物凄くて大仕事になりますね
因みに、カジュアルシャツは、衿、前立て、カフスだけ干す前にパンっと形を整える派ですw
学校は新規の方も少し慣れてこられた感じです。
「自粛生活中にミシンを買って作ってみたら面白くて、本格的にやってみようかと思って」という方もいらっしゃいました。ミシンをせっかく買ったのであれば色々出来る事はありますし、型紙を作って自由に服が作れるようになりたい!っていう方は多いです。
好きな形が作りたいのであればパターンが引けないといけません。そのためにはやはりしっかりした理論を「理解」するべきだと思います。
そうですw動画の事ですね。「理解」するためには、何度も「考える」事が必要です。考え続けると「ハっ」と急に理解出来たりします。個人的にはこれが一番面白いと思っていますがw
動画システムならいつでも見直して「考える」事が出来るのでとても「理解」出来ると思います。
趣味の方もプロの方も必ず満足してもらえると思いますので是非
ではでは、前回またマニアックな事をしていましたが、引き続き・・
こういう細かい研究がとっても大事。生地とゴムとパターンの関係をしっかり把握しておくことで出来上がりに差を付ける事が出来るはずです。
↑前回はシーチングでステッチを入れるとゴムが伸びて結果の寸法が大きくなってしまう。という事を試してみました。
今回は生地を変えるとどうなるか見てみましょう。
固く厚い生地でキャンバスと、薄い生地でほぼローンに近いブロードです。
薄い生地から見てみましょう。
ステッチ無しの方はシーチングに比べるとそこまで難易度が変わらなかったですが、ステッチありの方が凄く難しかったです・・
理由が生地が縫っている時にズレてきて最後に余ってシワになってしまう。というものです。これは伸び率が高い(たくさん引っ張らないとダメ)場合に難しくなります。薄い素材の場合は余り引っ張らなくて済むくらいに設定しておかないと難しそうです
↑最後の端の生地がちょっとかんでしまっています
戻りはどうでしょうか?
見た目はシーチングと変わりありません。
ステッチを入れた方と比べてもほぼ寸法的に変わりありませんでした。
一定の固さを超えるとゴムが戻らなくなるのでは。と予想できます。これくらいの生地を固さの差だとほとんど変化はありませんね。
では今度は固い生地です。
まずやらないですけどねwキャンバスにゴムです。昔のワークウェアなら入っているのを見た事あります。
まず見た目のギャザーの出方が大きいですね。
ステッチありと比較します。
↑薄手の方と比較しても相当伸びてしまっているのが分かります。
結果は分かってはいましたがwそれでもここまで伸びるとは思っていませんでした。
ステッチを入れないほうは寸法的には同じでしたが、
↑こんな風に波打つ量が違います。
これでウエストとかの仕様にしてしまったらさぞお腹に刺さって痛いでしょうねw
どうでしょうか?見た目に結構違いが出てきていますし、縫製の難易度も大きく変わってきます。ゴムの伸び率を一定と考えるのではなく、素材に応じたパターンであるべきと思いませんか?
では次回まとめを少しお話して終了です。長くなってスミマセンw
ゴムの戻り率①
こんにちは
いつのまにか梅雨入りしています。雨が降るのはいいんですが、この前電車に乗っていたら、今窓が開いているのでびちゃびちゃになりましたwなんとかして欲しいですw
さて、見学の方も少しづついらっしゃるようになってきまして、街にも少しづつ活気が戻りつつあります。気は引き締めていますが、やはり嬉しく感じますね。
私がこういった中で出来る事は、皆さんには満足してもらえるように服を作る面白さを伝える事だなとホントに思います。
今後も色んな事を企画して楽しんでもらえたらと強く感じました
動画システムですが、生徒さんで「隙間時間に何度も見て、イメージトレーニングしてます」という方がいらっしゃいました
そういった使い方をすれば理解度は格段に上がると思いますし、以前やってみた事を見てみると新しい発見があるかもしれません 実際簡単に思えるスカートでも未だに発見はあります
是非何度も繰り返し見ていい使い方をして下さい
では・・
今回もちょっとマニアック路線ですw
そう、「ゴムの戻り率」です。
服にはよくゴムが入っている事があります。
以前なら「安い服にはゴムが使われている」というイメージでしたが、最近では高級ブランドにも良く使われるようになりました。
そこで、気になっていた事をやってみる事に
それが、「ゴムはどれだけ戻るのか?」です。
「あれ?ゴムの寸法は〇cmなのにその寸法よりかなり大きくなってる?」とゴムを使われる方は経験があると思います。
生地、仕様でどんな変化が起きるか?ゴムをどう扱えばいいか考えてみる事にしました。
ひとまずこれだけやってみました↓
まずは生地の違いとステッチを増やすことでどう変わるかです。
生地は3種類(薄手のブロード、シーチング、帆布)用意して「ウエストゴム」をイメージした仕様にしました。
扱うゴムはかなり固く戻り易い3.5cm幅のものです。
↑ゴムの方は分かり易くするため70%の長さで、かなり伸ばす状態に設定しています。
縫製はかなり難しいですがより差が分かり易いかなと思います。
↑かなり伸ばして引っ張って縫います。
仕様はゴムを後で入れてステッチは入れないタイプ
ゴムを後で入れて貫通のステッチを入れるタイプ
シーチングでまずはどれだけ差が出るか見てみます。
これだけ差が出ました↓
結構出ていますね
数字で見ると、22.5cm→24cm
%でみると、107%です。
貫通のステッチを2本入れるだけで寸法差がこれだけ出ます。
もし64cmのウエストにしたいなと思っても、「よし、ゴムには貫通のステッチを入れておこう」としてしまったら、68.5cmのウエストになってしまった・・・という失敗になるわけです 商品としてはとんでもないです・・・
これは正直大変です。ステッチ2本でゴムの戻る%が変わってしまうのです。
プロは工場さんに「ゴム上がり何cmでお願いします」とパターンに記入しているのをよく見ますが、はたしてそんな簡単に出来るものでしょうか?生地や仕様、縫い方によってはとんでもなく難しくなるんじゃないかなと思います。
という事で次回生地を変えて縫ってみます。マニアックですがどうぞお付き合いをw
衿ぐり角縫い
こんにちは
暑くなりましたね
私はマスク着用しながらだと熱中症になると思ったので、こまめな水分補給と着替えを持ち歩いて、体温調節に例年よりも気を使っています。窓を開けながらクーラーが聞いている施設が多いので、皆さんも体調にはお気をつけください
授業も始まり、皆さんにお会いして一安心しています。カリキュラムの動画システムの反応が本当に良くて作り甲斐があったなあと思います
新しい動画システムに関しての詳しいお話はコチラ↓
http://www.leopera.com/pl/?p=9781
より生徒さんに満足してもらえるように、そしてわざわざ対面で授業をする価値がある授業が出来るよう頑張ります!
では、では、
間に部分縫い作りました。
今回は衿なしの見返し始末についてです。↓コチラです。
衿ぐりのラインはデザイン性が高いのですが、後ろと前のラインの繋がり良くと考えると結構ラインが限定されてしまいます。なので、「サイドネックを角で縫う」というやり方をしてみようと思います。
ボートネックにしたいときに有効な縫製の仕方ですね。
衿ぐりが結構広いものは浮きやすいので、少しイセを入れるとキレイに見せることが出来ます。自分で縫うのであれば、伸び止めを貼るときに少し引っ張って貼るとイセは簡単に入れることが出来ます。お試しあれ
↑引っ張ってシワをつぶすように、アイロンをかけて貼ります。
簡単な身頃を用意しました。
衿ぐりと見返しを先に縫うので縫い代の付け方に注意しましょう。
このあたりはさほど難しくありません。
切込を入れて、、
片側だけ、仕上がりの角まで地縫いで止めました。違いが出るか、検証です。
このやり方でぬうと、裏コバステッチの返し縫いが見えてしまうなと思いました。気になる人は気になるかな?衿ぐりあとでぐるりコバステッチだと問題なさそうです。
縫う時はジャケットの衿付け止まりと同じ縫い方です。ちょっと縫う精度が必要ですね。
反対側は縫い流しタイプで裏コバステッチも入れました。
出来上がりで止めず、縫い流したタイプは切込を入れなければいけませんでした。あとは裏コバステッチが入って縫い代を押さえてしまっているので、中の縫い代をカットできず少し厚く仕上がってしまいました。
表からはさほど分かりませんが、、
片側裏コバステッチを入れているほうが、出来上がりで止めないほうです。
↑ここがやはり少し厚く仕上がってしまいました まあそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、デニムとか厚めの生地を扱う時に結構大事になってくる気がします。
やっぱりこっち↑出来上がりで止めるほうが薄く仕上げられてキレイになりました。
縫製はかなりマニアックなお話でしたが、パターンに関してお伝えしたい事は「縫製の仕様によっては衿ぐりのラインは限定されずに自由に引くことが出来る」です
こういったボートネックのような横に広がっているタイプのものは「どういう仕様にするか?」を考えておいてから衿ぐりのラインを引くようにしましょう
ではまた次回!!
フリースベスト➂
引き続き4月入学募集中です
来週3/24~28、3/31はイレギュラーな時間帯になりますので来校される前にお電話お願い致します
さて・・・手洗いうがい、アルコール消毒での予防徹底は当然行い、マスクも自作出来るとして・・・トイレットペーパーはこまりますねえ・・・ 紙を作るのはさすがに・・・作れないかちょっと考えていますw
暖かくなってきましたが、すぐに寒くなるのでコートを片付けられない状態です・・
油断してコートを着てこなかったりすると風邪を引いてしまいそうで、普段より天候と気温をかなり注意するようになりました。いつもカバンにベストを忍ばせています。
そう以外に重宝するんです。ベスト。ほんとにおすすめです
では縫っていきましょう!
まずロックをかけられるところはかけておきます。試し縫いは何度もしますし、縫ってみてパターンで寸法が縮んでいないかの確認もするようにしましょう。このパターンの確認は本当に大事です。
実際に縫っていきますが、ここでちょいテクです。
生地と生地が縫いズレしやすい場合があります。
その時はサンドペーパーなどを押さえ金の間に入れて縫うと縫いズレを減らす事が出来ます。(人によってはインサイドベルトなどを使う人もいるようです。)
特にフリースの地縫いはズレやすいのでこういったテクニックは必須になります。
先にポケットを・・・ものすごい簡易版ですw
口布を見返しにセットして、前後縦に地縫いします。(この時フロント側に口布がある状態です)
口布を切らないようにYの字に切り込みを入れてひっくり返して・・
三角布を縫って・・
周囲コバステッチで完成ですwめちゃくちゃ簡単バージョンです。理由は・・
このメッシュ生地が前身頃の裏に全面に付くので、これが向こう布代わりになります。めっちゃデカいポケットですねw
次に衿を表裏合わせて、ロックをかけときます。
衿裏のニット芯地(接着ではないです)を使ったこと無かったのですが、かなり良い雰囲気になりそうです
・・・で乗せて縫うです。ジグザグで縫いますが、幅は5mmで縫いました。これ以上細いと裏の縫代がペラペラめくれてきそうでした ちなみに片側の縫代は0mmです。(また次回パターン載せますね )
脇を乗せて縫った状態です。いい感じ!・・・しかしほこり付きやすいなあ・・・
衿です。今回は(サンプルもそうでしたが)衿回りがふにゃふにゃだと着る気が無くなるので、しっかりとしたニットテープにしました!布帛のテープでもいけるかも知れませんが、ニットテープを使う事で少し引っ張って縫い、戻る様にします!
裏衿端にコバで叩いて・・・
こんな状態です。
さああ・・次はファスナーですね。という所で写真が一杯になってきたので次回です!ミシンの設定とかは大変だけど、縫うのはラクです
お楽しみに!
マスク 子供用、幼児用 フリースベスト➁衿ぐりまわりテープ縫い
体験セミナーも終わり、4月期からの募集が始まりました!
・・例年通りですが、もう既に埋まってしまっている時間もあります
入学をお考えの方はお早目にご連絡をおねがい致します!
ではでは、前回のマスクですが、最後におまけで子供用サイズも乗せておきますね。
ちっちゃ!可愛いですね
子供用仕様、寸法↓
幼児用仕様、寸法↓
皆さんくれぐれもお体お気を付け下さい!
さあ、間があきましたが、フリースベストの続きです。
最近のアウトドアの縫い方は難しいですけど、少し前くらい(90sくらい)のものであれば頑張って家庭用で再現できると思います!
まずはロックミシンの調子を確認します。
ロックには差動送りというものがあります。
当然ですが、伸びる生地は縫っていると伸びてきます。
それを防ぐ為に縮めながら縫うという機能がある(ないものもあります)のでその調子を見なければなりません。
無しで縫うとやはり波打ってしまうので伸びているという事になります。
ただ、スパン(商品名で言うとシャペスパンとか書かれているものです)だと引っ張ると千切れそうでしたし、あまり「戻らない」状態になってしまいました。
なので使う糸を変えて「ウーリーロック糸」で縫ってみました。
差動送りも合わせて使うと、引っ張っても元に戻ってくれます(思いっきり引っ張ったら厳しいですけど(-_-;))
この生地(フリース)に関してはウーリーロックで縫う事にしました。
さて次にどうやってサンプルの縫製に近付けるかですが、、
とりあえず厚みは出したくなかったので、重ねて地縫いしました。乗せて縫うというやり方です。
・・・だめですね、ピラピラとロック端がめくれます・・・
ということでコレ↑使える縫い方「ジグザグ縫い」です。
ほんとに優秀な縫い方です。いろんな所に使える縫い方なので工夫次第では新しい縫い方も発見できるかも?しれません。
重ねてジグザグです。生地は2枚しかないので薄く仕上がり、尚且つジグザグの幅のおかげで縫代のピラピラ問題も解決です。サンプルの縫い方にも近いものがあります。
ただ、ここでも下糸を「レジロン」(ニット用とされるもの)を使ったのですが、「戻り」が悪かったので、下糸を「ウーリーロック」で試してみました。
これは良い あまり普段やらない事ですが、縫っている内に伸びてしまう生地が「ウーリーロック」のおかげでほとんど伸びなくて済みました!
採用ですw
縫い方、糸が決まったら実際少し難易度の高いところで練習してみましょう。
前端、衿の部分縫いです。ファスナーは無しで練習しておきます。一番難しそうだったので・・・
肩を縫います。もちろん乗せて縫ってみましたが仕上がりは良いです。前身頃も本番同様2重で試しています。
衿も2重でワの状態です。
ニットテープで衿ぐりの補強をして、サンプルとほぼ同じ縫い方を試してみます。
ここまでが中縫いがなく、全て乗せ縫いです・・・工場さんには嫌がられそうな縫い方ですね・・・
前端を中縫いしてひっくり返して、衿の上端をジグザグで縫うと・・いいですね!
凄く本格的w見た目にも家庭用で作ったとは思えない出来です。
縫う前にこれくらい慎重になると出来あがりのクオリティを格段にあげることが出来ます。
では次回本番です!
スウェット衿ぐり➁
体験セミナーご予約受付中です
募集開始したばかりなのでまだ空席もございます。
先着順で定員を超えると立ち見になります。
参加ご希望の方はお早めにご連絡下さいませ。
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
予約制で東京校のみ開催です。直接東京校のアトリエにお電話お願い致します。
東京校 tel 03-5473-1519
新型ウィルスの拡大しないか心配ですね・・・
ひとまず対策としては、アルコールでの手の消毒、うがいなどを行なっていますが、警戒が必要そうです。また東京ではマスクの品切れとかあるんでしょうか・・あまり情報に振り回されないように注意したいと思います。
さて、前回の続きです。
やりたかった事が↓これです。
古着のディティールで見た事があってずっとやってみたいなと思っていて、「なぜこの仕様があるのか?」不思議だったものです。
理由は「伸ばして付ける量を減らす事が出来る」からかなと思っています。
もちろんデザインとしての仕様の意味もあるのでしょうが、作ってみて「浮きを引っ張る事が出来る」という使い方が出来るなと思いました。
例えば衿ぐりのカーブをどうしても丸くしたいなどの場合は伸ばす量がどうしても多くしないと落ち着かない(前回画像のように浮いてしまう)のでこのデザインだとよりフィットさせる事が出来ます。
デザイナーの領分?に入るかと思いますが、「なぜこの仕様があるのか?」と考えるのは凄く大事な事だと思います。
ちなみにパターンは↓のような状態です。
所謂ミリタリーのMA-1のようなリブが付いてるイメージですね。
衿先でダーツが取れるので「浮き」を押さえる事が出来るという仕組みです。
生地でどうしても浮いてしまう場合はお試しあれ
次はどうしても丸く仕上げたくて上の仕様のように特殊デザインはちょっと・・・という時の仕様です。
家庭用のミシンでは難しいかなと思っていたのですが、意外にいけそうなので試してみる事にしました
↓こういう仕様です。
身頃の裁ち端まで挟み込むタイプです。パイピングをイメージしてもらえればいいかなと思います。
ただ、伸びる量が少なくなるので「頭が入らない!」なんて事が無いように「少し大きめの衿ぐりにする」が条件になります。
通常既製品は2本針で裏がロックになってるタイプですが、そのミシンが無い場合は・・・
「伸縮縫い」は家庭用なら付いている縫い方かなと思います。
因みに肩線はあと縫いにしました。
メリットは縫製がしやすい事です。見た目はちょっと綺麗ではないですかね・・
アイロンで折り返したら「ジグザグミシン」で縫います。これも家庭用なら付いてる縫い方です。
裏側を落としやすいのと生地の厚みが結構もっていかれるのでリブの幅は生地によって変更した方がいいと思います。ちなみに1回目失敗して5mmくらい厚みで幅が減りました・・・
パターンは↓こちらです
中縫いをする前にアイロンで形を作っておくとより綺麗になります。
身頃の縫代が端まであるので伸びにくいのでオススメです。多少手間はかかりますが、試してみて下さい
ではまた!
スウェット衿ぐり①
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さて・・
今年は東京にいると暖かく感じます
毎年このあたりの時期に雪が降ってもの凄く寒かった記憶がありますが、あまり寒くありません。ただ、お店の中が暑過ぎていつも汗をかいてしまうので、最近は「出かけた時脱いでも荷物にならないショート丈の服」「前がすぐに開けられて体温調節しやすい服」を着ています。
着ていくものをそんな風に気を使って見ると少し楽しかったりしますし、そこでちょっとした気遣いがある服を見ると「おお」と面白くなります
「気遣いのある服」はどうやって出来るかと言うと、やっぱり「いかに丁寧に考えてきっちりとした理論に基づいて細かく調整出来たか」かと思います。これはやはり何度も繰り返さないと身に付かないと思っています。
再度作ってみるという事は非常に大事だと思います。何度も同じ様に見える事も繰り返す事で発見する事が沢山ありますし、他の打開策が見つかったりします。
そうですw
また衿ぐりですw
すみません。前回作ったものが凄く気になっていて、もう少し突っ込んでやってみる事にしました。
以前作ったスウェットがこちら↓
前の衿ぐりが微妙に浮いているのが、気になっていました・・・
生地の固さやパターンの伸ばす分量など、いろんな要因がありますがこの時はもう少し伸ばした方が良かったかなと思います。
ただ、条件が異なると全くうまくいかない事があります。それを今回はもうちょっと分かり易い生地で試してみました(次回行うパーカの講習を受ける方にも説明したかったのでw)
①柔らかい生地(伸びて戻り易い)
生地にはある程度の厚みがあり、スウェットの中でも冬用に使用される暖かいタイプのものです。柔らかさが他と違う点です。
➁固い生地(あまり伸びない)
厚みがありどちらかと言うとかなり固い生地です。
伸びはほとんどなく動きにくい布帛に近い生地です。
➂薄く伸びるフライス
どちらかというとちょっと厚めのTシャツに使われるくらいのフライスです。
かなり伸び、戻る力もそこそこあるものです。
④厚く、固さもあり戻り易いフライス
固めのフライスで、目がかなり詰まっています。
厚みも➂よりあり、戻る力が非常に強い生地です。
以上の4種類で比べてみようと思います。
条件は前回と同じパターンでフライスの伸ばす量も同じにしています。
土台の生地①柔らかい生地のフライスを縫う前の状態です。
①柔らかい生地に➂薄いフライスを縫った状態です。
見事にダメですねw
衿が波打っているのが良く分かります。・・・たまに既製品でも「これほんとに?いいの?」っていうので見ますが・・・
①柔らかい生地に④固いフライスを縫った状態です。
ばっちりうまくいきました。特に前回前の衿ぐり側が若干浮いていましたが、それもなくぴったりフィットした状態です。
➁固い生地に④固いフライスを縫った状態です。
➁固い生地に➂薄いフライスを縫ってもうまくいかないのは分かっているので、④固いフライスを縫ってみました。
それでも衿ぐりが浮いて立ってしまっています・・・モックネックみたいな・・・
土台の生地が硬く、④固いフライスが全く動いていないので布帛に縫い付けただけのような状態になっています・・・
もちろん伸ばす量を多くすればある程度はフィットしてくるのでしょうが、縫い難くなるし、限界はあるかと思います。
しかもいろんなミシンを使える既製品ならまだしも、家庭用でとなるとかなり限定されてきます・・・・
じゃあどうしようか・・・と考えたのは次回w
お楽しみに!