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2026 年 2月 – パタンナーズライフ

ドクターコートの運動量③

皆さんこんにちは

 

少しずつ暖かくなってきて、ようやく春の訪れを感じます。

 

毎年思いますが、年齢を重ねるごとに桜に感動したり待ち遠しくなるのはなぜでしょうか(^_-)-☆

 

 

さて、春ということで、3月8日(日曜日)から4月期入学生徒の募集スタートします。


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さて、以前ドクターコートの袖が降り戻る不具合についてご紹介しました。

 

 

 

 

 

こちらの修正を行いましたので、ご紹介していきます。

 

 

 

 

 

まず、かま底の位置がかなり前進していたので、修正しました。

 

前進したかま底の位置にAHを引くため、後ろが浅く、前が深いAHになり、さらに前振りにした袖を付けたことで、今回のような大きな振り戻しが発生しました。

 

 

 

 

また、バスト寸が小さい割には前のバストダーツの処理分量が少なく、着せ付けた時にバストが当たっていたので、AHで余り分を畳みました。

 

そうすることで前AHの寸法が減るので、袖が後ろに振ることも抑えられます。

 

レディースのサイズ感にしてはバストダーツの処理分量が少ないため、このような不具合が起こったと推察されます。

 

 

 

 

こちらが修正後のトワルです。

釜底位置を8mmほど後退させ、バストダーツを畳み、修正したAHを元に袖山作図を行っただけで、振り戻しのない綺麗な袖を作ることができました。

 

ドクターコートということで袖山自体は低めに設定されてあったので、山の高さは変えずに修正しました

 

 

今回はこの修正のみで袖の振り戻しを修正することができましたが、かま底をずらしたり袖下をずらすことで袖にひねりを入れ内巻きにすればより袖が外側に開きにくくなります

 

 

 

 

 

前回ご紹介したこのような修正も使えるかなと思いますので、ぜひ試してみてください。

 

医療の現場では腕の前振り動作が多くなるため、内巻き構造にするメリットはあるかなと思います。

 

 

 

今回修正してみて感じたのは、白衣という、ある程度動きやすさが求められる用途の衣類であるため、かま底を前進させていたのかと思いますが、人体には適切なかま底の位置というのがあるので、そこは変えずにAHや袖山の形状、かま底の高さなどで運動量を考えるべきかなと思いました。

 

 

また、メンズレディース問わず同じアイテムを着用する前提で作られているので、どうしてもその体型ぴったりに作ることが難しいために、今回のようなAHの不具合も起きてしまうのではないかと思いました。ユニフォーム系のパタンナーをされている方に聞いたところ、小柄な男性の方も着用できるようにマスターを作るため、バストダーツの処理などもそこまでできなくいつも悩むとおっしゃっており、量産での難しさを実感しました( 一一)

 

余計なしわであったり、動きにくさを感じた時、どこを直せばよいのかというのは普段パターンをされている方はイメージできるかもしれませんが、どこを直せば最も他で影響がないのか、という点も踏まえて考えていくと、修正の選択はかなり難しくなるのではないでしょうか。

 

 

オペラでは、このような修正の引き出しを増やしながら、自分の思った通りの立体にする練習を繰り返し行っているので、完成度の高いトワル作成が可能になります。

 

 


 

 

ご興味のある方はぜひ見学にお越しください!

 

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