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2013 年 7月 22 日 – パタンナーズライフ

2013パターンメーキング技術検定試験 2級②

こんにちは K です。

皆様、更新遅れまして申し訳ありません!パターンメーキング2級のもう一型を上げさせて頂きます。担当は私、Kです。

検定の結果もお手元に届き、実技に向けて目下勉強中の皆さんに参考になればと思います。

ではまず絵型から

形は4面体のショートジャケットですね。

けっこうウエストがくってる形になると思います。

寸法は以下の通りです。(10MISS使用)

着丈=51cm
肩幅=38cm
バスト=93cm
ウエスト=79cm
裾廻り=97.7cm
袖丈=58cm
袖幅=32cm
袖口=24cm
袖山=14.8cm

袖のイセは3.3cmです。


以下トワルです。

個人的に苦労したと感じるのはやはりバランスだと思います。

ショートジャッケットの場合、本体のウエストラインうんぬんではなく、デザイン画の丈感のバランスに合わせてウエストの削る位置を決める必要がありますが

何処でそれを決めたらいいのか?


比率で見る目安は袖丈ではないかと思います。

2級の問題は袖丈が指定のケースが多いので、その袖丈の設定の時着丈はいくつなのか?を比率で割り出し、さらにその着丈の何処が一番削られているのか?をさらに比率で割り出すと、さほどデザイン画からずれないはずです。

なので最初にそのバランスの寸法をデザイン画に書き込んでしまうと良いでしょう。(デザイン線も然り)

その削り位置も後ろと前では、微妙に前のほうが削り位置が高かったりするので、よくデザイン画を確認する事が大事です。

後でトワルを修正する時間はおそらくないので、ここでほぼ完璧に決めといたほうが良いです。

削るべきダーツ寸は事前に実物トワルでよく練習をしてバランスを確認しておきましょう。

 

 

それともう一つ注意すべきは衿もとですが、今回は衿の返り線が長く、BL下まであるので前の天幅の展開を1、0cmぐらいと気持ち多めにしておきます。

衿の幅はあまり大きくとりすぎず、シャープなラインが望ましいでしょう。

襟の形は大事ですので、ちょっと時間を多めに配分しても良いかと思います。

後ろに抜けた形にならないように気をつけましょう!

袖は授業で教えている方法で、高めの設定にしていただければ問題はないかと思います。

実技試験は時間との勝負です。その時間を短縮させるには練習で経験を積み、時間配分を考え、仕上がり時間に余裕をもたせる工夫が必要です。(最後にチェックできるようにね)

 

試験で提出するパターンには縫い代が必要ありませんが、完成形として工業用パターンを載せておきますので、参考になさってください。↓↓↓

自分の得手不得手を知り、対策を立てて万全の状態で望めるようにしましょう!

 

 




 

 


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