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パタンナーズライフ

メンズカジュアルシャツ(長袖)①

一気に寒くなりましたねー!
どのタイミングで衣替えしたらいいか分からず、クローゼットがパンパンな時期です。

油断して薄着をすると風邪を引いちゃうので、皆さんも気をつけましょう!!


なのでこの前半袖を作りましたが、早速長袖を作っています!!早く着たい一心です・・・



今回使う生地はウール リネンの記生地です。
シャリ感があり、カジュアルなモノに向く生地ですね!

リネン(麻)が入っているので、強度は申し分ないのですが、肌触りがちょっと・・・

ということで、直接肌に触れる部分はコットンにして、不快感を軽減しようと思います。古着なんかでよく見る仕様ですね。


コットンの生地は前回Pコートの裏地で活躍したものを使います。ヘリンボーンの生地なのでカジュアルで粗野な印象の生地によく合います。



早速裁断です。微妙な修正はかけています。(生地がぼろぼろとこぼれてくるので、脇では1mmほど縫い代を足す。などしています。)


先に仕上がりに近い状態の写真をお見せしますが・・・

ヨーク裏、台衿裏、カフス裏、右前立裏をコットンの別布を使用しています。


結構縫製中にシームパッカリングを起こしやすい(縫製時に縮む)ので、注意しながら縫うたびにアイロンをかけています。(距離が長い箇所は2から3㎜程度縮むことはよくあるので、縫うたびにパターンを置いて確認します

前立ては顔になる部分ですから、特に注意して・・・


ポケットは前回と同じ四角にしました。(もちろんペン差しありです)

後、今回試してみたことが、
衿先の簡単な返し方
を実験してみました。

返りにくい衿先に地縫い後ミシン縫いをして、その糸足を表に引っ張り出すという方法です。


少しだけ縫って、糸足を残し・・・


縫い代を多めにカットして縫い針なので糸足を表に返すと・・・


こんな感じです。何より良かったのは2、3分で衿先を返すことができたのが、効率良くて良かったです。ただ、
こぼれやすい生地は引っ張り出しすぎると中の生地が出てきてしまうので、力加減に注意!!

打ち込んである(織りの密度の高い)ものだと非常に簡単に返るし、あまり弄り回さないから汚れもつかず綺麗に仕上がります。

皆さんも試して見て下さいね!!

では、次回サクっと身頃、袖、衿と付けてしまって、着ちゃいましょう!!



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