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パタンナーズライフ

三つ揃えスーツ

こんにちは K です。

いやぁ…つらい天気が続きますね。

暑くなったり寒くなったり、体がついていきません。

多少若い(?)私でこれだけ辛いので、うちのおじいちゃんとか体調大丈夫なのかなぁと気になったり、

けどわざわざその為に連絡するのも照れくさいなと思うと出来ずじまいでもんもんとしてしまいます。

 

さて、まあそれはそれで置いておいて…

私の別ブログ(パタンナーの卵)で前に少し触れてたのですが、そろそろ自分のスリーピーススーツが作りたいなと思い、今回から何回かに分けて作る工程をアップしていこうかと思います。

 

何故?作ろうかと思ったのは、単純な理由で「市場にないから」です。

一度学生のとき、なけなしのお金でポールスミスでスーツを購入したのですか、小さいサイズを選んでもどうもしっくりきませんし、なんというか本当に「スーツ」って感じで普段からカジュアルな服装の自分には本当に数回しか着ませんでした。

けっこういいお値段したんですけど、もったいないと思いました。

 

なので今回自分が目指すスーツは

●なるべく普段から着用できるような形

●だが作りはそれなりにしっかりしたものを

●長方形っぽい形のシルエット

を満たす仕様にしようとおもいました。(断じて駄洒落ではない)

そして、それを反映したデザイン画がこれです↓

 

肩パットなどはあまり入れず大きくても5mm程度のナローなライン。

全体のシルエットはメンズっぽいシルエットで、フィットはしているが運動量などはしっかりいれる。

※これは個人的にそのシルエットが好きなので…というか市場にそういうシルエットの三つ揃えってなかなか見ないとおもいませんか?

 

そして、作図とトワル組を進めたのですが、なかなか進まない、どうやったらメンズっぽくてちょいゆるなシルエットになるだろうかと授業時間の合間も色々やりました。

そうして結局作り直すこと×回くらい、微調整につぐ微調整でした。

色々悩んだポイントは多いのですが今回は自分の肩まわりについてお話しようかと思います。

まず、自分は猫背で、肩が前に出ています。それもなかなか大きく…

 

 

しかしこの形態はこういった前かがみで作業される方には多い形態です。

とくにオペラに来ていただいている生徒さんの大体はみんなこの形の肩形状をしていました。(※何人かの方に肩を触らせていただいた結果)↓肩パットで前肩をつくってみました。

 

その肩形状に合わせて作ろうとすると背幅をもっとだしてAHの形状自体を傾けて修正していくのですが、どんどんメンズ袖っぽくなっていくんですよね。

あまりやりすぎもいけないのでほどほどにしましたが…

 

右側(袖をつけてるほう)の形でいきます。

AH回りの身頃のゆとりも残して動きやすく意識しました。

また本縫いのときに微調整しながらあわせていきます。

 

 

 

 

 

 

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