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2025 年 8月 30 日 – パタンナーズライフ

スラックス修正

皆さんこんにちは

 

 

お盆も終わり、夏も後半に入っておりますが、暑さは相変わらず収まる気配がありません。

 

この時期になるとラジオでは夏の終わりソングが流れるため、現実とのギャップに毎年違和感を覚えます。お盆明けの体調不良が多いらしいので皆さん気を付けましょう!

 

9月14日(日曜日)から新規の募集がスタートします!

10月から入学を考えている方はお早目に手続きをお願い致します!!


また


東京校のみ9月14日(日曜日)10時~12時まで 13時~15時までで無料体験セミナーを実施しますので、お早目にお電話でのご予約お願い致します!!


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東京校のみの開催となりますのでご注意下さい !

 

 

 

 

 

さて、私物のスラックスを修正しましたのでご紹介したいと思います。

 

縫製については『パタンナーのたまご』にてご紹介しておりますので、良ければそちらもご覧ください。

 

まず、今回型を抜き、縫製の練習もかねてそのままの形で一度縫製しました。

 


 

それがこちらです。気になった点としては、

 

・タックが開きすぎていて、〇の部分で余っている

・後ろのヒップのゆとりが少ない

・後ろのしわが多く。前が少ない

・後ろのヒップ下の斜め皺

・股ぐり形状

 

タックに関しては、元の設定の角度が大きすぎるため、履いた時に開いて太腿あたりで布が余ってしわになっている状態です。

また、タックが開くことによって脇線が後ろ側に流れています。そのためタックの角度はきつく修正します

 

後ろのヒップが足りていない原因としては、寸法を確認すると、前後のウエストの寸法差が大きすぎるからと考えられます。脇線が前側すぎるため、本来脇位置で取りたいダーツが前進してしまい、ゆとりがなくなっています。修正としては、脇線を後退させつつ後ろのヒップにゆとりを入れるためにダーツ分量を増やしました。この時、脇でダーツを取り過ぎても脇が丸く見えすぎるので必要最小限の追加にします。

 

次に前後のしわについてですが、後ろの太腿に布が当たっています。これは後ろの寝かしが多く、前の寝かしが少ないのが原因です。また、体型的にも私は反身体なので、パターンで設計した運動量以上に、体型に対して後ろの丈がより長く、前の丈がより短くなってしまい、しわがかなり目立つ状態になっています。既製品だとどれもこのようなしわが出てしまうので、反身体の人間にとってはこのしわはよく見るしわかと思います

 

 

 

原理としては上の図のように。後ろの寝かしを増やしていくと脇から見たとき、筒自体が前に振っていきます。

 

 

 

 

反身体になると腰が反り上がってくるので、余計に前に振ってくることになります。

 

このように、寝かしの不具合は体型的な問題によっても起こるので、修正の際は適宜股上の長さを調節する必要があります。

 

 

次の問題としては、後ろのヒップ下に斜め皺ができている点です。内股のカーブが強く、脇線のカーブが緩いため、中心線が脇寄りになっています。ジーンズなどカジュアルなものに見られる形状になります。開脚気味に作られていますが、スラックスなので、今回は内股線と脇線の位置を移動することで修正しました

 

最後に股ぐり形状ですが、前の股ぐりが当たっていたので、少し削りました

 

 

以上の修正を行ったパターンがこちらです。

 

黒が修正前で、赤が修正後のラインです

 

修正前と比較しながら見てみましょう。

 

 

後ろのヒップで不足していたゆとりを追加したことで当たりがなくなりました。

ヒップ下の斜め皺もさほど気にならなくなり、修正前よりスラックスらしいシルエットになりました。

 

また、後ろから見たときの皺も少し減りました

 

 

股下が少し長い点や、タックの分量や角度が左右違って見える点など、一回の修正なので微調整でまだまだ修正の余地はありそうですが、気になっていた問題はそれぞれ解消に向かったように感じます。

 

 

 

今回はいくつかの修正を同時に行いましたが、修正は同じ生地で一箇所ずつ変化させていった方が不具合に対しての修正が見えやすいので、より細かいところまで勉強できると思うのでオススメです!

 

今回のパンツは通常のベルトタイプに比べて少し変わった仕様や厚み軽減の意図が見られたので、縫製面でもとても勉強になりました。

 

自分の着ている洋服をパターンを抜き出し、実際に同じ仕様で縫ってみることは勉強に最適ですし、オペラの生徒さんは普段の授業で修正や仕様の引き出しが養われていると思いますので、自分の体型に合わせつつお気に入りの仕様やデザインに変更させることもできるかと思いますので、難易度は高いかもしれませんがぜひチャレンジしてみて下さい!

 

ではまた!!

 

 

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PM検定3級①

皆さん、こんにちは

 

9月14日(日曜日から10月期入学生徒の募集スタートします。

また、

同日9月14日(日曜日)に行われる体験セミナーのご予約も受付中です!体験セミナーは東京校のみの開催で、お電話でのご予約お願い致します。

無料体験セミナーのご案内(東京アトリエのみ) | 東京・大阪の現役パタンナーによるアパレルパターン・ソーイング・洋裁教室・学校 (leopera.com) 東京校TEL03-5473-1519

体験セミナーの空きが少なくなってきましたので、参加希望の方はお早目にお電話ください!

 

 

 

11月29日(土)に行われるパターン検定3級の1型目をご説明します

 

ちなみに、出願期間は9月1日(月)~10月10日(水)になりますので、受検を検討されている方はお早めにお申し込みください

 

1型目のデザインがこちらです。

 

 

シャツカラーの半袖ブラウスです

肩にヨークがあり、後ろ身頃にタックがあるデザインです

タックが後身頃にあるので、前後裾のフレア分量のバランスを取るのが難しかったです

 

 

 

以下が寸法です↓

 

着丈 = 56cm

肩幅 = 40cm

バスト = 97cm

裾回り = 105cm

袖丈 = 19cm

袖幅 = 36.8cm

袖口 = 34cm

袖山 = 12.1cm

 

以上になります

ボディはキプリスの9ARです


 

 

 

↓身頃パターン

原型の衿ぐりからSNPでは4㎜削り、FNPでは13mm下げました。

前後の脇線でウエストを5㎜削り、裾で10㎜ずつフレアを追加しています。

肩のイセで7㎜展開した際に処理される肩甲骨のダーツと同分量のダーツをヨーク切替線で取ります

前身頃は裾で20㎜フレア展開し、裾で5㎜の前下がりを付けています。

 

 

 

 

後身頃のタックは切替のライン上で30㎜開き、裾で6㎜展開しています。

バストダーツの角度はデザイン画を参考に決め、8度分のダーツ量に設定しています

ボタン直径は11.5mmで、FNPから1.5cm下がった所に第1ボタンを決め、ボタン間隔は93mmに設定しています。

 

 

 

 

↓袖パターン

イセの分量は14㎜で設定しています

イセ量は多く設定してしまうとピン打ちの際にイセ込み難くなるので、画像の分量を参考に練習をしてみて下さい

 

 

 

↓衿パターン

シャツカラーは衿幅、外周りのラインと展開量のバランスを取るのが難しいので、何度か練習でトワルを組みラインの形状を覚えて試験本番に備えましょう

 

 

 

↓完成トワル

トワルの練習をする際は裾廻りのフレアが均等か、衿やボタン間隔はデザイン画と同じバランスで組めているかなどを確認してみましょう

 

 

 

 

↓完成パターン

地の目、わのマーク、CF、CB、見返し線、合印、イセマーク、パーツ名称、ダーツの倒し方向、ステッチなどの必要と思われる記号は忘れず記入して下さい。

 

 

 

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも紹介します。

 

試験本番まであと3カ月あるので、今から練習すれば筆記試験、実技試験ともに十分に間に合います。

受検を考えている方は余裕を持って勉強していきましょう!

 

2型目のデザインもこちらのブログにて近日投稿しますので、是非参考にしてみて下さい(*’▽’)

 

 

 

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