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2022 年 4月 13 日 – パタンナーズライフ

㊙縫代の厚みを減らすプロテクニック!おしゃれ剣ボロ

4月期の授業が始まりました!

新しい生徒さんも2週目になり少し慣れてきたかなと思います :-P

パターンの授業は特に最初地味ですが、ここを超えると形になり面白さがぐっと増すと思います!丁寧にを心がけましょう!

 

入学は現在も受付中ですのでご興味ある方はお気軽にお電話下さい ;-)

 

 

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生地の厚みについて動画を作製してみました :lol: ブログのほうでもかなり触れている内容ですが、縫製だけでなくパターンの事にも触れているので是非ご覧ください!

 

 

では、前回も剣ボロでしたが、今回も剣ボロで ;-)

といっても同じではなく、「ドレスシャツに見られる剣ボロ」です。

パターンを先にお見せしますのでどんな形になるのか予想してみて下さい ;-)

レディースのパタンナーの方はあまり見ない仕様かと思います。

下が三巻になっている仕様で剣のカタチがL字にカットされていないやり方ですね。

イタリア等のドレスシャツによく見られる仕様です。

 

 

まず裏に切り込み位置を記入して

切り込みます。

多いのは「裏に三巻の縫代を出す」ですが、断ち切りが見える状態は嫌だったので、私は「表に縫代を出す」でやってみました。

出来上がりはカーブさせて最後まで極力縫うようにしましょう。

短冊はこんな感じで折っておきましょう。斜めに折られているので厚みが分散され薄く仕上がるのがポイントです。

裏から土台に地縫いします。

高さが合っていないように見えますが・・

切り込み先はこの位置での高さで合っていれば大丈夫です。

折るとこんな感じになります。

表に返して開くとこんな感じの見え方です。

あとはぐるりと縫って完成です。

裏から見るとこの位置に隙間が空いている状態ですが、この中から糸が出てくることはないかなと思います。

最初にも言いましたが、ドレス系のシャツに多くみられる仕様で、理由は「薄い」からかなと思います。生地が硬いとその部分のシルエットを崩す恐れがあるので、剣ボロの明きはこの仕様が多いのかなと。

3つ巻きの幅が狭く切り込み先がほつれやすいですが、ここも「ほつれても気にしない」で「薄くなる事が優先」と考えた仕様かと思います。

雑とみるか、それでいいじゃないかとみるかは好みかと思いますが・・

個人的にはこの仕様は好みです。ステッチがあまり入らないので吊りシワが出来ないですから仕上がりもスッキリします。

 

このやり方で尚且つ「剣ボロ裏を控える」という仕様もあります・・いろんなやり方がありますね・・・

次回はヘンテコ剣ボロを紹介したいと思いますのでお楽しみに!

 

 

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